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みなさんこんにちは!山口です。
今回のブログは「プロフェッショナルなわての流儀・子育てスペシャル!」第二弾。先日は第一弾として「市立忍ケ丘あおぞらこども園」の先生座談会をお届けし、四條畷市の子育て環境を最前線で担っているプロフェッショナルに迫りました。それに続き、今回は「市立岡部保育所」の先生座談会をお届けします!
市立岡部保育所はJR忍ケ丘駅の西へ徒歩13分、イオンモール四條畷の南東に徒歩4分ほどの距離にある保育所です。
薄いピンクの外観がかわいい建物です。
岡部保育所では保育を必要とする0~5歳児の乳幼児を預かり、養護と教育を一体化した保育を実施しています。
園内は子どもたちの作品で飾られていたり、季節感を取り入れた内観が施されていたりと、居心地の良さを感じる雰囲気です。
この岡部保育所には、2018年3月現在、89人の子どもたちが通っています。
そんな岡部保育所からご協力いただいたのは、青木亜理所長を含め、スタッフの方6名です。
大人には小さい児童用の椅子に座り、インタビュー開始です!
※以下、インタビュアー=山口
―それでは、本日はみなさんよろしくお願いします!まず最初にお伺いしたいのですが、なぜみなさんは保育士になろうと思ったんですか?
中尾さん 私は小さいころに近所の子どもたちと一緒に遊ぶのが好きでした。小学校卒業のときのタイムカプセルには、保育所の先生になりたい、と書いて、そのまま夢がかなった感じですね。
浜端さん 私は、引っ込み思案だった自分を助けてくれた幼稚園の先生みたいになりたいと思っていましたが、中尾さんみたいに真っすぐ保育士になったのではなく、ピアノの先生になりたいと思った時期もありました。ただ、将来のことを考えて保育士の学校に行ったらピアノよりも保育が楽しくて。それで保育士になりました。
米丸さん 中学・高校とクラブ漬けだったので、大学を選ぶときにやりたいことが決まっていなかったんですけど、学部の勉強で実習に行ったときの先生が素敵な方で、その影響で自分も保育士になりたいと思いました。だから、中高の友達にはびっくりされます(笑)
―なるほど、みなさん経緯はそれぞれですが、子ども好きだったり、先生に影響されたという方が多いですね。実際保育士になられてやりがいは感じますか?
浜端さん 今担当しているのが0歳児クラスなので、1年を通して成長が明確に分かるのでやりがいがあります。来たときはハイハイもできなかった子が走り回っている姿を見ていたりすると、すごくうれしいですね。
中尾さん 昔だったけど6年間全く会っていなかった子が、小学校の卒業文集に私のような保育士をめざしたいと書いてくれていた、ということを聞いてとても感動しました。一生忘れません。
岩倉さん 日々の振り返りの中で、自分が子どもたちの成長において非常に大事な時期に関わっていると感じることが多いので、非常にやりがいを感じています。
―保育士として働く中で、普段、子どもや保護者の方とのコミュニケーションについて気をつけていることはありますか?
小路さん いろんな年齢の子がいるので、一律にこうしたほうがいいというものは自分の中にはありません。ただその人のことをもっと知りたい、もっと理解したい、という気持ちだけでやっているかもしれません。だから話を聞くことが大切ですし、普段の様子をすごく見ます。コミュニケーションをとるタイミングまでアンテナを張ってます。
岩倉さん お母さんであれ、お子さんであれ、何を伝えたいのか、何を訴えたいのか理解しようとすることが第一歩なのかな、と思いますね。
―四條畷の子育て環境についてはどう思いますか?
小路さん 保護者の視点からはちょっとずれるかもしれないですが、みんな顔が見える小さな市だからこそ、地域で子育てを支援しやすい環境なのではないかと思います。
岩倉さん 大型ショッピングモールもできて、いろんなものが揃いやすいと思いますよ。分度器も揃えられるようになりましたし。
米丸さん 100均にもあるよ?
岩倉さん あ、揃ってました。
(一同爆笑)
―では最後に、みなさんの保育士としての理想像を教えてください。
中尾さん 子どもの姿も、親の姿も、自分のコンディションも日々違う中で、たとえ家でうまくいかないことがあったりして気持ちがふわふわしていてもプロとしてカッと引き締めて、何があっても子どもに対応できる保育士でありたいですね。
浜端さん 私はまだ1年目ということもあって、余裕がないので、次の目標としては、先のことも見通し逆算した保育ができるようになりたいです。あとは子どもたちに、あの先生といて楽しかった、と言ってもらえるような先生になりたいです。
米丸さん やっぱり毎年毎年違うので正解もなくて、何年たっても悩みは尽きないなかで、私は常にいろんなことを学べる保育士でありたいですね。あと対人間の仕事なので人間性を磨いていきたいです。周囲のことがよく見えていたり、一人一人にちゃんと向き合える人になりたいですね。
岩倉さん 私は変化に気づける人になりたいですね。気づいて一緒に共感する。同じ感情を共有して一緒に遊べる。子どもが悩んでいることにも寄り添って、一緒に取り組んで一緒に達成感を味わう。子どもと同じ目線に立てる保育士でありたいです。
小路さん 常に探求し勉強する保育士でありたいです。昔の保育所は、日中親が仕事しているちょっとかわいそうな子が預けられているイメージがあったと思います。そういうものではないということを、保育士をやりながら地域に伝えたいです。また、いつもみんなに助けられてやってこれているので、感謝を絶対に忘れない。常にみんなで泣いたり笑ったり怒ったりできるような熱い心を持ち続けていられる保育士が理想かなと思います。
―すごくアツいですね!確かに保育所は単に子どもの預け先という認識を僕も持っていましたが、最近は保育所、保育士の役割が変わっている印象があります。
小路さん そうですね。保育所も素晴らしい教育をしているということを示していきたいです。そのなかで今自分たちに足りないのは計画立てたり、教育について理論立てて説明する力。子どもを見ることはもちろん、もっといい保育・教育ができるためにはどうすればいいか、考えていきたいです。
最後の小路さんの言葉で涙する方もいるほど、みなさん日々悩みながらも一生懸命子どものために働いていらっしゃることが伝わってきました。また、インタビュー中は笑いが絶えず、スタッフの方々の仲の良さ、人の良さが非常に印象的でした。まさに岡部保育所の「人」が所内の居心地の良さを創り出しているのではないか、と思いました。
改めて、岡部保育所の青木所長をはじめスタッフの方々には本当に貴重なお時間をいただきました。ありがとうございました!
以上、「プロフェッショナルなわての流儀子育てスペシャル!第二弾~岡部保育所先生座談会~」でした!