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受付日:令和6年6月10日
2024年5月28日、降雨の中(午前)、私が飼っている黒柴(以下:マロ)が自宅から逃げ出しました。
脱走防止のため扉とゲートを2重にしていたのですが偶然が重なり隙を見て逃げたようです。
その当時自宅にいた妻と母が周辺を探し回ったようですが見つからず、自宅が寝屋川市につき、その日のうちに寝屋川市警察署と寝屋川市保健所に迷い犬の届け出を電話にて入れました。
翌日には迷い犬を探している旨のポスターを作製し周辺住民に配布したり張り出して情報提供を求めましたが見つからず、5月31日になってから5月28日以降犬が轢かれていないか周辺市役所と警察署に改めてあたってみました。
すると5月28日に四條畷警察が国道163号線で車にはねられて死んでいた黒柴を回収し四條畷市役所に届けたという情報を入手することができました。
結果として四條畷市役所の●●●課はそのまま飼い主に連絡を入れることもなくマロを償却処分したようですが、マイクロチップ、個体識別札(首輪に装着)、狂犬病予防接種(2024年)の証明札の3点識別できるものが付いていたにも関わらず、飼い主に連絡もなく焼却処分され残念で仕方ありません。
法律的に犬はモノ扱いのようですが、警察署、市役所共にモノであれば識別できるものが付いているにも関わらずどうして飼い主に連絡を入れてくれなかったのでしょうか。
犬を飼っている方なら分かると思いますが、犬とはいえ自宅内で一緒に日々過ごしており家族同然です。
家族同然のマロを少し調べれば飼い主が分かるにも関わらず、焼却処分されるという行為は業務としてのマニュアル的には問題ないのかもしれませんが、人の対応としては本当も間違いないのでしょか。
当日、轢かれたマロを道路の端まで移動してくださった●●●という喫茶店のマスターに話を伺いましたが、轢かれたマロは血も流しておらず外見上は損傷もなく首輪も付いていたため首輪と体をもって道路の端まで移動したと話されていました。
●●●のマスターは、マロが警察に回収された後、飼い主に連絡しているのか心配になったようで四條畷保健所に「飼い主に連絡を入れたあげて欲しい」と電話を入れてくれたようです。
(結果的に動物愛護管理センターが担当ということでしたが●●●のマスターとしては保健所に連絡を入れたので伝えてくれたと思っていたようです。)
四條畷市●●●課にも足を運び話を伺いましたが、マニュアル通りの業務的な話をされるだけで私や私の家族、応援してくださっている周辺の方々が抱いている今回の対応への不信感や不満に対して全く耳を傾けようという姿勢が感じ取れませんでした。
四条畷警察の担当課でも話を伺いましたが、四条畷警察では「黒柴」を回収したと記録されているのですが、四条畷市役所では「黒い大きな犬」としか記録されていないとのことで、その点にも疑問を抱かざるを得ません。
少なくとも国策として実施しているマイクロチップの装着、狂犬病予防接種(それによる証明札)、この2点だけでも行政の行っている事業でマロを識別できたはずです。
迷い犬として届け出ていますし、落とし物扱いであっても人の物を勝手に焼却処分する行為は正しいのでしょうか。
結局のところ、縦割り行政の典型的な悪例を一番出て欲しくないところで私の家族同然のマロの扱い方に出てしまったと私は受け止めております。
車にはねられて死んでしまった事実は変えられなくとも、せめて最期くらい自分達の手で葬ってあげたかったですし、私の子供達はマロがまだ帰ってくるのではないかと期待しているのが心苦しくいたたまれない気持ちになります。
このようなことが2度と起こらないよう、首輪のついている動物くらいはせめて飼い主に連絡を入れてください。
また、飼い主といしては迷い犬として警察と保健所に届け出ていれば仮に車に轢かれて死んでも飼い主には連絡が入ると思うのが一般的な人の感覚ですし、行政が完全に縦割りで横の意思疎通が全くできていないとは思いもしません。
その辺りにおいて部署が違っても情報共有をもっと行えるようにしてください。
この度は、市長への意見箱に意見をくださりありがとうございます。
いただきましたご意見について、回答いたします。
はじめに、この度●●●さまの飼い犬のことについてご家族の皆様の心中をお察しいたします。
また、当市に持ち込まれ回収した犬が●●●様の飼い犬と確定出来ていない旨をご了承いただきますようお願いいたします。
●●●課では、飼い主様から事前にお問い合わせをいただいている迷い犬・迷い猫等につきましては課内で共有し、市役所から動物の死骸を回収へ行く際は留意しております。
状況により確認が難しい場合もございますが、今後は事前の情報がない場合や、関係各所より持ち込まれた場合においても、ペットと認識し得る死骸につきましてはより一層留意してまいります。
今後とも市政へのご理解、ご協力をお願いいたします。