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市長への意見箱

本文

人権教育に力を入れてほしい

受付日:令和4年12月21日

意見・提言内容

貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
憲法では“公共の福祉”に反しない限り、個人の自由(幸福追求)を保障しています。
自由な社会は良いイメージですが、“影”にも注目してほしい。
自由な社会の懸念と人権教育の大切さを力説します。
大事だと思いますので、ぜひ聴いてください。
●【1.自由とエゴは仲良し】
まず、『1)自由とエゴは仲良し(表裏一体)』ではないだろうか。
例えば「喫煙の自由」はありますが、吸わない人はタバコの煙を迷惑に感じます。
今は分煙に厳しいが、喫煙者が多かった昔は≪非喫煙者の権利(嫌煙権)≫は軽視されていました。
昨今、「おしゃれの自由」を行使してタトゥーを入れたり、髪を明るく染めている人は多い。
ただ、≪不快感を覚える人の権利≫を軽視していませんか。
世界に目を向けます。
コロナ禍でマスク着用が常識になりましたが、欧米では「マスクをしない自由」を掲げ、マスク着用を拒否する人たちがいるそうです。
ただ、≪マスクをする人の権利≫も同じく考えなければならない。
このように『2)“迷惑のものさし”は全員が同じではありません。だから自由(幸福追求)は「他者の権利(幸福)」を侵害する』のです。
●【2.だから人権教育は大事】
自由がない社会も、エゴが多い社会も、どちらも暮らしにくい社会だ。
戦後の憲法は個人主義に立脚(全体主義への反省)しているが、個人主義と利己主義は似ています。
個人主義は≪自由・権利・責任(思いやり)≫のトリオがそろい、利己主義はこの中で“責任”が欠けている。
自由がふつうになると利己的になりやすい。
『3)≪個人を尊重する“自由”な社会≫と≪他者の権利を考える“責任”(思いやり)≫は必ずセット(両輪)』だと思います。
だから人権教育は大事です。
憲法は「自由及び権利は、国民の“不断の努力”によって保持し、これを“濫用”してはならない(第12条要約)」と戒めています。
ぜひとも「思いやりと人権教育」に力を入れてほしい。
思いやりは「相手の立場で考えること」です。
自由とは何か。
責任とは何か。
大人とは何か。
とくに高校生にはじっくりと考えてもらいたいです。

回答内容

この度は、市長への意見箱に意見をくださり、ありがとうございます。
いただきましたご意見について、回答いたします。
人権教育の大切さについては、ご意見のとおりかと存じます。
子どもたちも含めた市民全体への人権意識の向上について、「四條畷市人権行政基本方針」を定めており、その方針に沿いながら一人ひとりの人権が尊重されるまちづくりの実現にむけて、啓発等に取り組んでおります。
また、教育委員会におきましては「四條畷市教育振興基本計画」を定め、一人ひとりを大切にする人権教育や、教育活動全体を通した道徳教育を行い、豊かな心の育成に努めております。
今後とも本市の行政施策にご理解をいただきますようお願いいたします。