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受付日:令和4年4月14日
私の子どもが通園している幼稚園は、室内ではマスクを着用、給食時は黙食とした上で、アクリル板の設置をしていると聞いています。
最近、気温が高くなったことから、子どもを外で遊ばせる際、マスクを着用させるのは危険だと考えたので、園に問い合わせたところ、「明日から子どもを外で遊ばせる際、マスクを外すことにする。しかし、室内でマスクを外すことに関しては、国や行政が出すマスクを外して良いという内容の通達に従わなければならないため、園だけでは判断できない」旨の回答を得ました。
新型コロナウイルス感染症は、空気感染との研究データも出ているとの情報もありますが、
(1)いつまでマスクの着用やアクリル板の設置を継続するのか。
(2)マスクによる弊害(幼児期の発達の遅れ、体力低下及び不衛生)の防止。
(3)いつまで重症化率の低い子どもに対して、黙食等の大人よりも厳しい感染対策を継続するのか。
(4)食育の観点から、子どもが楽しく給食を食べる機会を奪っても良いのか。
などについて、市としてどのように考えているのか教えて下さい。
また、罹患者の年齢等の様々なデータについて、市民が分かるように情報開示をしてほしいです。
そして、国に対しても、新型コロナウイルス感染症を2類から5類以下へ下げるように声を上げてもらえないでしょうか。
行政の皆様も大変だと思いますが、子どもたちの成長発達のため、どうぞよろしくお願いいたします。
平素は本市の教育・保育行政に対し、ご理解、ご協力をいただき、ありがとうございます。
また、保護者様におかれましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止のためにご協力いただいており、お礼申し上げます。
新型コロナウイルス感染症につきましては、国や大阪府からの通知等に基づき、各保育施設において、様々な感染対策を講じ、保育内容の工夫をしながら保育を行っていただいております。
とりわけ、オミクロン株は、これまで流行していた株に比べて感染力が高いため、感染対策の徹底が難しい子どもを中心に感染が拡大することがあり、日々の健康観察と基本的な感染予防対策を徹底することが必要とされています。
子どものマスク着用については、マスク着用により誤嚥や窒息のリスクがある子ども(特に2歳未満や障がいがある場合)は、自ら息苦しさや体調不良を訴えることが難しく、自分でマスクを外すことが困難であるため、マスクの着用は推奨されておらず、2歳以上でマスクを着用している場合でも、体調変化に十分注意し、必要に応じて外すようにすることが示されております。
マスクによる弊害については示されておりませんが、上記のようなことから、保育施設では熱中症対策も含め、息苦しさを感じていないか、体調の変化等について十分に注意をし、マスク着用が難しい場合は無理して着用させず、個々に応じた対応をしていただいております。
また、食育の視点から楽しく給食を食べることは重要と認識しており、給食は子ども達の健やかな育ちを支える重要な活動の一つでありますが、一方で、感染リスクが高い活動でもあるため、感染防止対策についてご理解いただきますようよろしくお願いたします。
また、本市の感染者情報につきましては、大阪府の報道提供資料に基づいて作成しておりますので、大阪府がその公表内容を見直した場合は、本市の感染者情報も準ずることとしております。
新型コロナウイルス感染症の対策に関しては、引き続き、国や大阪府の動向を注視しつつ進めてまいります。
最後になりましたが、お子様の安心安全な教育・保育のために、現段階では感染拡大を防ぐことが重要だと考えておりますので、何卒、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。