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受付日:令和4年1月20日
今年度50歳のため、胃カメラを市の補助で受けようとしたところ、ピロリ菌の検査はできないということで、自費にしました。
ピロリ菌の検査を自費で追加できる又は、最初からセットされているようにして頂けないでしょうか。
利用されない制度となっています。
この度は、市長への意見箱にご意見くださり、ありがとうございます。
いただきましたご意見について、回答いたします。
市のがん検診は、厚生労働省における「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」に基づき、がん検診の種類、検査項目、対象者、受診間隔を定めております。
令和2年1月に開催された第30回厚生労働省がん検診のあり方に関する検討会において、ピロリ菌検査について「死亡率減少効果のエビデンスが十分ではないため、胃部エックス線検査や胃内視鏡検査と組み合わせた検診方法の構築や死亡率減少効果等について、引き続き検証を行っていく必要がある。」とされていることから、安全で精度の高い検診の提供の観点から、現時点で胃内視鏡検査にピロリ菌検査を追加して実施する予定はございません。
ピロリ菌検査の方法としましては内視鏡検査時に生検し組織を調べる方法や、呼気・血液・尿・便等を採取し検査する方法がございます。
また、平成25年2月にピロリ菌感染の診断及び治療に関する取扱いについて改訂され、内視鏡検査において保険診療が可能となりましたので、検査を受けられる際のご参考になさってください。