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年を取って気力や体力など心身の活力が低下した状態を「フレイル」と言います。
多くの人が健康な状態からフレイルを経て要介護状態になると考えられています。
フレイルは健康な状態と要介護の中間状態ですが、適切な対処で再び健康な状態に戻ることが可能です。そのためフレイルにならないための取り組み「フレイル予防」が必要です。
以下の5項目のうち、何項目があてはまりますか?
➀6か月で体重が2~3kg減った ➁身体の活動量が減った ➂歩くのが遅くなった
➃疲れやすくなった ➄筋力(握力)が低下した
健康なからだ作りは、3食バランスよく食べるのが理想です。中でも、肉や魚などのたんぱく質をしっかりとることが大切です。
栄養バランスチェック表を活用してみてください。
1日のタンパク質の目安
足の筋肉は大丈夫ですか?
体を動かさないと、知らず知らずのうちに筋肉が衰え、動くこと、運動することがおっくうになり、
転倒の原因にもなります。寝たきり予防には1日2000歩(約20分)、歩くことが目標になります。
1日の活動量を増やしましょう。
人との「つながり」は、心身の健康にとても大切で、社会参加の機会が減るとフレイル状態になりやすいことがわかってきました。趣味・スポーツ・地域活動(ボランティア)、シニア大学などに参加するなど、自分に合った活動を行うことが大切です。
年1回は健康診断を受けましょう。生活習慣病の早期発見、重症化予防につながります。体の状態に合わせた健康づくりを行い、かかりつけ医など専門家からのアドバイスをもらいましょう。病気のある人は、定期的な受診や保健指導を受け重症化を防ぎましょう。