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こんにちは!インターン生の柳です。
日常の中で何気なく使っているもの。例えば、トイレ、電気、水道、風呂。
家を出たらそこら中にある道。魔法のように当たり前に存在するそれらはどうやって作られ、維持されているのでしょうか。
そこには、見えない「誰か」の「仕事」があるはず。
僕らの日常生活を支えてくれている「スゴイ」仕事を解明していくブログ企画。
「ナワテは誰かの仕事でできている。」
略して「ナワ誰」の第二章をはじめます!よろしくお願いします!
記念すべき第二章は、「道を支える。」と題しまして、当たり前にありすぎて意識しない「道路」について取り上げ、道路を補修する方々を取材させていただきました!
(おしゃれに撮ってみました)
いきなりですが、少し考えてみて下さい。もしも道路がなかったら。
まず車がつかえません。長距離移動が全くと言っていいほどできなくなります。
もっと言えば、ちょっとその辺までドライブなんてこともできませんし、いつも自転車で行ってる近所のスーパーに歩いていかないといけない、なんてことになってしまいます。物流も大幅にストップします。消防車、救急車、パトカーも駆けつけることができません。大変ですよね。
そして、この記事を書くにあたって少し道路の歴史について調べてみました。
そもそも舗装道路というものは紀元前4000年前から始まっており、ギザのピラミッドを作るときなどに利用されていたそうです。
舗装道路ができる前の世界というのは、人間が狩猟採集民族だった時までさかのぼります。その頃は「けもの道」があるくらいでした。
そんな時代、私たちからすると想像も難しいですよね。
改めてそう考えると道路ってとてもとても重要だと思いませんか?
でも意外とそんな道路がどうやって維持されているのかについて、僕も含めて、あまり知らない方が多いと思います。
というわけで行ってみましょう!
道路はアスファルトでできていて頑丈そうに見えますが、よくよく意識して見てみると、ひび割れがいっぱいあったりします。
四條畷市役所建設課では、道路の補修工事には大きく2パターンあります。
の2つです。
今回は1つめの比較的簡易で応急的な補修工事の取材をさせていただきました。
比較的簡易で応急的な補修工事の中にも草刈りや側溝の掃除、街路樹の剪定などがある中でも「舗装工事」を取材させていただきました。
平成28年度だと、年間414件、月平均35件ほどあります。
1日に1回以上は道路補修している計算になり、そう考えるととても多いですね!
市民の方からの通報やパトロール中での発見が主になってます。
それらと並行してテレビにも取材され注目された、全国初のLINE@から道路の破損の通報ができるというシステムを四條畷市では行っています!
非常に好評でLINE@からの通報も最近は増えています。
四條畷市LINE@についてはこちら!
実はトラックが良く通るところに多いらしいです。
なぜかというとトラックのような重い車が通ったり、特に曲がったり、止まったりするときに圧力がかかって割れてしまうそうなんです。
四條畷市役所建設課のプロの方の手順を見させていただきました。
今回の穴はこちら!
水が溜まっていたら水を抜いたり、穴の深さによってどれくらい砕石や簡易アスファルトを入れるのかを検討します。
今回の穴は少し深かったので、砕石をいれて補填しました。
浅い場合だと簡易アスファルトのみで行ったりもするそうですが、深い場合だと道路として必要な厚みになるよう、砕石を入れます。
砕石の上からくっつきやすいように、粘着性のあるスプレーを塗ります。
そして上から簡易アスファルト(レミファルト)をまんべんなく、平らになるようにかけていきます。転圧(上から力をかけて固めること)をしたときに、平らになるようにかけるのがプロの技です。
写真のような転圧機によって、ローラーの要領で簡易アスファルトを平らに固めていきます。
この作業が弱くなってしまうと、すぐにまた割れたりしてしまうので一番大事な作業です。入念に入念に固めていきます。
淵の部分を綺麗に固め、周りの砂利などを片付けたら完成です!
それでは、劇的ビフォーアフターをどうぞ。
穴がきれいに埋まり通りやすくなりました!
ここまで約30分。仕事が早すぎてとてもびっくりしました。
建設課の方々に
「この仕事のやっていてよかったなと感じるのはどういう瞬間ですか」
とお伺いしたところ、素敵なご回答をいただきました。
【現場で作業をしているときに「お疲れ様です」と声をかけてもらえる瞬間】
あなたは、道の途中で音を立てて作業中の方の横を通るとき、何を考えますか?
「通りづらいなあ」と思うときもあるかもしれません。
しかし取材が終わった今、これからは感謝の気持ちを持って、「お疲れ様です」とお伝えしようと思っています。
「お疲れ様です」というささやかな感謝の声かけによって、受け取る側はとても嬉しい気持ちになります。受け取る側は嬉しい気持ちを分かち合いたくて、また他の誰かに感謝を伝えていく。
そうして感謝がまちじゅうで循環していくと、「あったかいまち」が生まれるのではないかな、と今回お話をお聞きしながら強く思いました。
少しでもこの記事から「あったかいまち」づくりに貢献できたら嬉しいです。
取材協力してくださった建設課のみなさん、誠にありがとうございました。
今回埋まったのはこちら!!
「移動」にスタンプが押せました!
まだまだ頑張っていきます。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
今日も皆さま一日お疲れ様です!
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