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インターンブログ2nd#004「ナワテは誰かの仕事でできている。第一章 使った水はどこへ?」(柳将博)

ナワテは誰かの仕事でできている。

~第一章使った水はどこへ。~

ナワテは誰かの仕事でできているの画像

こんにちは!インターン生の柳です。

突然ですが!

日常の中で何気なく使っているもの。例えば、トイレ、電気、水道、風呂。

家を出たらそこら中にある道。魔法のように当たり前に存在するそれらはどうやって作られ、

維持されているのでしょうか。そこには、見えない「誰か」の「仕事」があるはず。

僕らの日常生活を支えてくれている「スゴイ」仕事を解明していくブログ企画。

「ナワテは誰かの仕事でできている。」略して「ナワ誰」

をはじめます!よろしくお願いします!

さて!そして記念すべき第一章は「使った水はどこへ。」ということで、

私たちが料理やお風呂、トイレなどで水を使ったあとの水を綺麗にして川に戻す仕事をしている、「田原下水処理場」にお邪魔させていただきました。

仕組み

今回ご案内してくださったのはこの下水処理場を運転管理されている株式会社カンキョウの松山政也さんと四條畷市役所田原処理場長の清水寿浩場長です。

基本情報のコーナー

-下水処理とは

使われた水のことを下水と呼びます。主に家庭排水か工場排水に分かれています。田原処理場は主に家庭排水の処理を行っています。

-規模

田原地区、約9000人の汚水を処理しています。

24時間で平均約2300トンもの水が集まるそうで、一人当たり約250リットル水を使っている計算になります。多いか少ないか今一つピンと来ないかもしれませんが年々減っている傾向にあるそうです。節水の効果ですね。

そして、下水に含まれている汚れ(汚泥)は1日で約2.6トンもでるそうです。

基本的な仕組み

  1. 家庭排水を集める。(ポンプ棟へ
  2. 大きいゴミと砂を取り除く。
  3. 微生物によって水の汚れをとる。(エアレーションタンクにて
  4. 水をろ過、消毒して川へ。
  5. 汚れ(汚泥)は汚泥処理をして固めて脱水し、平らにして焼却or一部は肥料に。

基本的な仕組みを詳しく説明すると同時に、それぞれの「すごいポイント」と

「どうしても知ってほしいポイント」を紹介していきたいと思います。

1.家庭排水を集める。2.大きいゴミと砂を取り除く

家庭排水を集める。2.大きいゴミと砂を取り除くの画像

(排水が集まってタンクに送るポンプ棟)(取り除いた大きいゴミを絞って乾燥)

すごいポイントその1

本来は下水に大きいゴミなんかないはずだから、2.の作業もないはずなんです。

しかし大きいゴミがあったら機械が詰まってしまうので、

手作業で大きいゴミがあったらとって絞って乾かしています。これにはものすごい手間がかかっています。

どうしても知ってほしいポイント1

大きいゴミとはなんでしょうか。それは、ティッシュやビニールです。

これらは下水の中で小さくならずに残ってしまいます。

つまり!私たちがティッシュやビニールを流してしまうことで、下水処理場では大きな手間がかかってしまっているのです。僕は見学させていただいて初めて知りました。

もし僕と同じような方がいたら、これからは水の流れつく先を想像して、「あ、これは流したらあかんな」ということを考えていただけるようになれば幸いです。

3.微生物によって水の汚れをとる。←この処理場のメイン☆☆

☆どのように汚れがとれるのか。

微生物によって水の汚れをとる。この処理場のメインの画像1

仕組みとしては、

微生物が汚れを食べて、重くなって沈殿していきます。

そうすると、きれいな水と汚れが分離していきます。

上がきれいな水、下が汚れの塊という風になります。

上の水はきれいに消毒して川へ、下の汚れは固めて燃やすor一部は肥料へ

となっています。

なので綺麗になるかどうかは「微生物」にかかっています。

この「微生物」はとても奥が深いです。約20種類くらいいて、それぞれに特性があります。いかに特性を把握して微生物が働きやすい環境を作るのか、ということが処理場の明暗を分けるといっても過言ではないそうです。

 

微生物によって水の汚れをとる。この処理場のメインの画像2

4.水をろ過して川へ。

微生物がきれいにしてくれた水を次は川に戻していきます。

川に流すには、水質が良く、自然に害を及ぼさないことを確認しなければなりません。

水をろ過して川へ。の画像1

左の写真では、水を試験管に入れ温めながら酸素消費量を調べており、右では調べるための薬品を調合しています。この酸素消費量を調べることで水の汚れの程度を調べることをCOD測定というそうです。(難しい!)

これで大丈夫!!となった水は晴れて、戎川に流れていきます。

すごいポイントその2

水質を調べるための調合の姿に、責任感を感じました。

まさに、四條畷の水を司っているのだなと感じました。

水をろ過して川への画像2

こちらはろ過を行っているタンクです!

僕の伸長が176cm+腕(50センチメートル)というところからタンクの大きさを実感してください。ここで水質を見ながら、順番にろ過を行っています。

5.汚れ(汚泥)は固めて脱水して平らにして焼却or肥料に。

汚れ(汚泥)は固めて脱水して平らにして焼却or肥料にの画像1

左の写真は綺麗な水と分離され、運ばれてきた汚泥を、脱水して平らにしたものです。ケーキという名前だそうです。実際に触らせていただきました。

(※食べ物ではございません。)

この汚泥が蓄積して3トンくらいあるのが右の写真です。

ここまでで下水処理場で行う工程はほとんど終了です。

あとは、汚泥をトラックに詰めて持っていきます。

すごいポイントその3

通常は、ほとんど産業廃棄物として焼却されるのですが、田原処理場では、ケーキ・タワラという肥料作りを作る取り組みをしているそうです!

汚れ(汚泥)は固めて脱水して平らにして焼却or肥料にの画像2

第一章「使った水はどこへ。」

いかがだったでしょうか。

最後に、ずっと案内してくださった松山さんに

「松山さんにとってこの仕事のやりがいとは」

という質問をさせていただいたところとても素敵な回答をいただきました。

水の綺麗さと自分の心がつながっています。

水がきれいになるほど嬉しいです。水が汚いと精神状態はあまり良くないです。笑

また、下水処理場が動かなくなったら、

戎川に下水がそのまま流れていってしまい甚大な被害が生まれてしまいます。

四條畷の水を守るという使命感に動かされていたりもします。

そして常に微生物の気持ちになって、

どうすれば微生物が快適に仕事をしてもらえるかを考えています。

四季折々、条件がさまざま変わっていきます。

その時に微生物が動かなくなったら終わりです。

この微生物との連携が難しいところでもあり、一番楽しくやりがいのあるところです。

松山さんの想いを聞かせていただけてとても温かい気持ちになりました。

いつも私たちの生活を支えてくださり本当にありがとうございます。

私たちの日常をアイコン化すると、大体こんな感じだと思います。汚れ(汚泥)は固めて脱水して平らにして焼却or肥料にの画像3

日常の中で隠れている仕事を取材するごとに、それにまつわる日常にスタンプを押していこうと思います!今回埋まったのはコチラの4つ。

汚れ(汚泥)は固めて脱水して平らにして焼却or肥料の画像4

全部埋まる日を夢見て頑張っていきたいと思います。

以上、ナワテは誰かの仕事でできている。略して「ナワ誰」第一章でした!

とても丁寧にご案内くださった松山さん、清水さん、まことにありがとうございました。

改めて申し上げますが、トイレにティッシュは流さないようにお願いいたします。

そして最後まで読んでくださりありがとうございました!次回もお楽しみに!

関連リンク

四條畷市の下水道について