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国道163号の堀溝交差点南側の住宅街のなかに、瓦屋根の小さな建物があります。建物の前の石碑には「奉納」と書かれています。建物に向かって右上には、「鶯地蔵尊大菩薩(うぐいすじぞうそんだいぼさつ)」という文字が確認できます。これが、うぐいす地蔵です。
うぐいすが鳴く竹藪にいらっしゃったことから、「うぐいす地蔵」と呼ばれるようになったといい、なぜかお酒好きとのいわれもあります。また昭和48年に大阪府立四條畷高等学校の生徒が調査した記録では、うぐいす地蔵におまいりすると、子どもの夜泣きに効果があるといいます。
地蔵を年に一回おまつりする行事、地蔵盆を知っていますか。ここでは、8月23日・24日に行われ、以前は焼餅、関東炊き(おでん)、綿菓子などの夜店が出たといいます。
うぐいす地蔵の近くには、石の道標などもあります。よければ、一度、訪れてみてください。
うぐいす地蔵(東から)