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照涌大井戸は、下田原地域の30軒ほどの共同井戸です。石組の井戸で口は縦1.25m、横1.85m、水深 90cmで、脇には石仏が立っています。ほとんどの家にはその家専用の井戸がありましたが、照涌大井戸は枯れることがなかったので生活用水にも利用されました。
昭和62(1987)年に覆屋の修復が完了し、照涌大井戸保存会が結成されました。毎年8月末ごろには照涌大井戸水供養を行い、井戸へ感謝を伝えています。
現代人にとって縁遠くなってきている井戸ですが、貴重な水源として大切にされてきた井戸と人との関係は、この四條畷の地で現在も続いています
今も湧き続ける井戸(令和6年8月25日撮影)
照涌大井戸 水供養のようす(令和6年8月25日撮影)
この井戸については、四條畷市立歴史民俗資料館で令和6年10月8日(火曜日)から12月15日(日曜日)まで開催する第39回特別展「井戸をのぞいてみれば―考古学からみた井戸と人のかかわりとまつり―」で展示しています。
広報四條畷LIFE 令和6年11月号掲載