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そろそろ田植えの季節です。現在では田を耕したり、苗を植えたりするのに大型の機械を使用して いますが、昭和35(1960)年ごろより前は、牛や人の力で行っていました。
牛に唐犂(からすき) を取りつけて田を耕し、鍬(くわ)や鋤(すき)などを人 が使い畔(あぜ)や溝を作りました。田植えは家族総出の重労働でしたが、植え付け休みに食べるあんころ 餅を楽しみに励んだそうです。
苗をまっすぐ、等間隔に植えるために、印をつけた縄(田植縄)を使い、5株ずつ植えながら後ろへ下がって植えていきました。不慣れな人や子どもたちはジグザグに植えてしまったそうです。
唐犂(牛の模型と唐犂)
田植えの様子右下のあぜの上に田植縄が置かれている(昭和51年)
広報四條畷LIFE 令和6年5月号掲載