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四條畷市は、古墳時代中期に日本で初期の馬の飼育がおこなわれていた場所です。市内の遺跡からは、馬やその飼育にかかわるものが多く見つかります。
子馬形埴輪(忍ケ丘駅前遺跡出土)と馬形埴輪(南山下(みなみさげ)遺跡出土)はその一つで、その愛らしさからか国内や海外でも注目され、多くの展示会で出品されています。他地域の方に見ていただける一方、歴史民俗資料館での展示期間が少なくなっていました。
この課題解決のため、大阪電気通信大学総合情報学部の授業「社会プロジェクト実習」への協力の中で、子馬形埴輪と馬形埴輪の3Dデータを撮影、同学の3Dプリンターでレプリカの作成をおこないました。
今回、完成したレプリカと、撮影した3Dデータを同学から寄贈いただきました。完成したレプリカや3Dデータは、歴史民俗資料館での展示や市内小中学校の学習などに活用していきます。
図1 3Dプリンターで出力される子馬形埴輪(レプリカ)
図2 できあがった子馬形埴輪(レプリカ)大阪電気通信大学学内散歩中
図3 筆で色塗りをされる子馬形埴輪
図4 瓜二つの子馬形埴輪たち(左レプリカ・右本物)
図5 贈呈式のようす
広報四條畷LIFE 令和6年2月号掲載