本文
阪神・淡路大震災のあと、全国にある主要活断層の活動履歴調査が行われました。四條畷市では国道163号拡幅予定地の城遺跡で生駒断層が調査対象となりました。 調査の結果、断層の痕跡がある層(図1)や、その上の層からは奈良時代の須恵器(図2)がみつかっています。
断層内の炭化物の年代測定結果や、須恵器の年代観から、約2000年前より新しく、奈良時代より古い時代にこの断層の動きにより地震が起きたことがわかりました。大阪中で大きな被害が出ていたと考 えられます。
この土器は、四條畷市立歴史民俗資料館で令和5年10月3日(火曜日)から12月10日(日曜日)まで開催する特別展「天ニ不時之災害ヲ起ス有リ 後ノ記憶ト為ス ―遺跡と記録にみる災害と防災―」で展示しています。
図1 見つかった断層
図2 断層の上の層からみつかった須恵器
広報四條畷LIFE 令和5年11月号掲載