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昭和9年(1934)9月21日、日本列島に上陸した室戸台風は記録的な規模・勢力で、各地で甚大な被害をもたらし、当時の四條畷村・田原村では合計114棟の建物が全壊しました。
市内の被災状況は、これまで当時の大阪府立四條畷中学校の被害を写した写真が知られていましたが、新たに岡山地区の忍陵(しのぶがおか)神社の被害状況写真がみつかりました。これまで「室戸台風で社殿が倒壊した」との記録や言い伝えは残っていましたが、詳しい被害の様子を写した写真がみつかったのは初めてのことです。
この写真は、四條畷市立歴史民俗資料館で令和5年10月3日(火曜日)から12月10日(日曜日)まで開催する特別展「天ニ不時之災害ヲ起ス有リ 後ノ記憶ト為ス ―遺跡と記録にみる災害と防災―」で展示します。
忍陵神社の室戸台風被害状況
広報四條畷LIFE 令和5年9月号掲載