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2. 四條畷の舟運(しゅううん)

自動車が普及するまで、川や水路を使った舟運(しゅううん)業は陸上以上に発達した運送手段でした。四條畷市域では江戸期~昭和初期に寝屋川筋で舟運業が栄え、蔀屋浜・雁屋浜(雁屋泊)・向二浜(むこにはま:くすのき小学校の西)と3か所の浜(河港)がありました。


大正期には片道5時間ほどかけて、四條畷からは米、麦、ムシロ、縄、竹細工、モヤシなどを大阪へ運び、大阪からはセメント、肥料、石灰、ニッキの根などを運んだといいます。船頭の仕事は荷の積み替えが重労働だったため、日給が通常の労働者の2倍ほど払われたそうです。これら舟運業はトラックでの運送が行なわれるようになった昭和初期まで操業を続けていました。


詳しくは『四條畷市史』第六巻(民俗編)に掲載しています(歴史民俗資料館、図書館などで販売中)。

広報四條畷LIFE 令和4年5月号掲載

大正末年ごろの蔀屋浜付近(個人提供)

図1 大正末年ごろの蔀屋浜付近(個人提供)

寝屋川筋での舟運の様子(大正4年ごろ)

図2 寝屋川筋での舟運の様子(大正4年ごろ)