本文
逢阪地区にある高さ約180センチメートルの花崗岩で造られた五輪塔です。
五輪塔は、下から順に地・水・火・風・空の五輪からなる塔で、密教の教えに基づき造られたものです。塔は均整がとれ、地輪面に刻まれた銘文は今でも鮮明に残っています。
塔には南北朝時代の南朝の年号である「延元元年」(1336年)の銘があり、この時期この地域が南朝の勢力下にあったことをうかがわせます。
もとは現在地より30メートル北の清滝街道の最頂部にありました。塔の立つ清滝峠の街道は河内平野に通じる要衝で、逢阪の人々がここを往来する旅人の安全を願って建てたものといわれています。
交通:コミュニティバス逢阪停留所下車すぐ
大きな地図で見る(Googlemapページへ)<外部リンク>