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田原城主の菩提寺である千光寺跡の墓地から出土したもので、もとは初代城主夫婦の墓である3号墓に副葬されていたものです。
これは中国南宋時代(12から13世紀)から元時代(13から14世紀)に青磁の優品といわれた砧青磁を製作した中国浙江省龍泉窯でつくられたもので、発掘調査で完形品が出土したのは全国でも初めてのことです。
国内の伝世品としては、国の重要文化財に指定されている出光美術館所蔵のものと、同じく鎌倉市円覚寺所蔵のものなどが知られています。
出土した千光寺跡の墓地の遺構は、隣接地に移築・公開しています。また香炉は歴史民俗資料館で常設展示しています。
交通:(千光寺跡移築広場)
コミュニティバス・奈良交通田原台センター停留所下車東へ徒歩3分
(歴史民俗資料館) JR学研都市線四条畷駅下車北へ徒歩15分
コミュニティバス・京阪バス・近鉄バス塚脇停留所下車北へ徒歩3分
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