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この墓碑は田原城主の菩提寺である千光寺跡から出土したもので、墓碑の人物は宣教師ルイス・フロイスの書簡にも記述のある、田原城主である『田原礼幡(レイマン)』です。
墓碑の下半部分には3列の縦書きで右から順番に『天正九年 辛巳(かのとみ)』・『礼幡』・『八月七日』と刻まれています。天正九年は1581年にあたり、現在確認されている日本最古のキリシタン墓碑です。
発掘調査による考古資料と文献史料に登場する人物とが一致した数少ない事例として大変貴重なものであり、日本キリシタン研究においても重要な歴史資料です。
墓碑は歴史民俗資料館で常設展示しています。また、出土地には土地所有者の阪奈サナトリウム様の厚意により案内板・説明板を設置していただいております。
交通:(出土地) コミュニティバス・奈良交通田原台センター停留所下車東へ徒歩5分
(歴史民俗資料館) JR学研都市線四条畷駅下車北へ徒歩15分
コミュニティバス・京阪バス・近鉄バス塚脇停留所下車北へ徒歩3分
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