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5. 南山下遺跡(みなみさげいせき)出土 馬形埴輪

【考古資料第5号】

昭和61年度に忍ヶ丘駅前整備事業に伴う発掘調査において、幅約3.5メートル・深さ約40センチメートルの大溝から発見しました。同時に発見した須恵器壺・土師器甕(はじきかめ)などから古墳時代中期のものと考えられます。
埴輪の特徴は、朝鮮半島から運ばれた古代の蒙古系の馬と同じく、足が短くずんぐりとした体形をしており、胴体には粘土で轡(くつわ)・辻金具・手綱・鞍・障泥(あおり)・輪鐙(わあぶみ)などの馬具(乗馬の際に馬を制御するための道具)を付け、足元は蹄を表現しています。
近年、蔀屋北遺跡からこの埴輪に装着されているものと同じ形で実際に使われていた漆塗りの木製鞍や木製輪鐙、青銅製轡が発見されており、この埴輪は当時の乗馬の状況を忠実に表現したものであることがわかった貴重な資料のひとつです。

南山下遺跡出土 馬形埴輪・写真と地図