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【考古資料第11号】
昭和60年度に雁屋遺跡内での畷生会脳神経外科病院(現遊々館)建設工事に伴う発掘調査で1号・2号方形周溝墓の共有する溝から出土したもので、弥生時代中期のものです。 土器は水銀朱が塗布されており、墓上祭祀で用いられた後に溝内に遺棄されたものと考えられます。 水銀朱は基本的に片側にのみ塗布されており、土器の正面が意識されていた可能性があります。