ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

7. 雁屋遺跡 その4

今回は、雁屋遺跡出土のシャーマンが描かれた土器をご紹介します。雁屋遺跡は、雁屋南町、雁屋北町、江瀬美町・美田町にあり、弥生時代(約2500から1750年前)のはじめから終わりまで続く、北河内地域(きたかわちちいき)の中心となるムラです。
この土器は、四條畷高校の建物を立てる際の調査で見つかりました。神と人々の仲立ちをし、占いで人々を導くシャーマンが、目を見開き、手を振っている姿で描かれています。同じような土器は枚方市の星丘西遺跡(ほしがおかにしいせき)でも見つかっていて、羽飾りをつけ鳥の姿をしたシャーマンが描かれています。有名な邪馬台国の女王卑弥呼のようなシャーマンが、2000年前の四條畷にもいたのでしょう。

広報四條畷 平成23年10月号掲載