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8. 雁屋遺跡 その5

歴史民俗資料館、特別展の様子、写真

歴史民俗資料館では、平成23年10月12日(水曜日)から12月18日(日曜日)まで、「魂はどこへ」と題して、雁屋遺跡を中心とした北河内の弥生時代に関する特別展を開催しました。今回は、その特別展の概要をご紹介します。
雁屋遺跡は、雁屋南町から美田町にかけて広がる、弥生時代(約2500から1750年前)のはじめから終わりまで続く北河内地域の中心となるムラです。雁屋遺跡では昭和60年度の調査で、方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ)という、周りに溝を掘ってその土を中央に積み上げた形をした集団墓地が見つかり、当時の棺や葬られた人骨がそのままの状態で見つかりました。今回はこれまで表に出ることのなかった資料を多く展示しました。
展示室に入っていただくとまず目につくのが、中央の人骨や棺、土器が置かれたスペースでしょう。ここは当時の墓地をイメージしていて、実際に2000年前の弥生時代にタイムスリップしたような気分で、資料を見ていただけるはずです。奥には昭和60年度に調査した墓地の大きなパネルがあり、その気分を後押しします。右手には雁屋遺跡や、周辺の集落を中心とした遺跡の資料があって、墓地に葬られた人々が2000年前にどのように暮らしていたかを知ることができるでしょう。皆さんも、歴史民俗資料館で2000年前の四條畷にタイムスリップしてみませんか?

広報四條畷 平成23年11月号掲載