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12. 讃良郡条里遺跡

讃良郡条里遺跡、写真

今回は、最近の発掘調査についてご紹介したいと思います。四條畷市教育委員会では、平成23年8月から、寝屋川市教育委員会・(公財)大阪府文化財センターと合同で、讃良郡条里遺跡(さらぐんじょうりいせき)で大型店舗建設に伴う発掘調査を行っています。讃良郡条里遺跡は、四條畷市から寝屋川市にかけて広範囲に広がる遺跡で、縄文時代から江戸時代まで続くムラのあとです。
四條畷市教育委員会で調査している場所では、平安時代から鎌倉時代にかけてのムラの跡が見つかりました。鎌倉時代ごろには、調査区の北側の低い土地を畑として使い、南側のやや高い土地に人々が暮らしていたことがわかりました。平安時代ごろには、調査区のほぼ中央を東西に川が流れ、その南側に人々が暮らしていた状況を知ることができました。調査では当時の人が掘った井戸や、建物の柱跡などが見つかっています。また、当時のお金が、紐につなげられていたと考えられる状態で見つかりました。
平成24年3月24日(土曜日)には、第1回目の現地説明会を開催しました。

広報四條畷 平成24年3月号掲載