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59. 拠点集落雁屋遺跡の変遷1 弥生時代前期

雁屋遺跡(かりやいせき)は、雁屋南町(かりやみなみまち)、雁屋北町(かりやきたまち)、江瀬美町(えせびちょう)、美田町(みたちょう)にあり、弥生時代(約2500~1750年前)のはじめから終わりまで続く、北河内地域の中心となる拠点のムラです。

 弥生時代前期の雁屋遺跡は、直径100mほどの小さな集団がいくつかに分かれて活動し、中でも市道雁屋畑線(かりやはたせん)建設時の調査ではムラが溝に囲まれていました。弥生時代は環濠集落(かんごうしゅうらく)が展開した時期で、ムラを溝で区画していくことを意識するようになった可能性があります。

 みつかった土器には播磨系(はりまけい)や瀬戸内系のものが含まれ、石器には香川県産の可能性がある石材が含まれており、このムラはすでに近隣との交流の拠点となっていたようです。

 歴史民俗資料館では、10月1日(火曜日)から12月8日(日曜日)まで、「重要拠点KARIYA―雁屋遺跡弥生時代拠点集落の変遷―」と題して特別展を開催します。特別展では、これまであまり紹介できなかった資料を含め、雁屋遺跡が拠点であったと示すものを多く展示します。ぜひ歴史民俗資料館で、通常非公開の貴重な資料をご覧ください。

広報四條畷LIFE 令和元年9月号掲載

雁屋遺跡のムラを囲む溝の写真

図1 弥生時代前期のムラを囲む溝