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清滝峠(きよたきとうげ)付近に位置する農家の屋敷です。
石垣で造成した敷地の中央に南面して主屋(おもや)が建ち、北西に内蔵(うちくら)と離れ(はなれ)が接続し、敷地南辺東寄りに巽蔵(たつみぐら)、庭入口に中門(ちゅうもん)を配しています。
主屋は入母屋造(いりもやづくり)の東西棟で、周囲に下屋(げや)を廻らしています。東側は土間、西側は前後二列に三室を配し、座敷と納戸の境に廊下状の部屋を設けています。
離は西側に二室続きの座敷、東側に一室の土間を設け納屋とし、乾蔵と一体となって敷地北東の景観をつくります。
乾蔵(いぬいぐら)は内蔵で二階建、置屋根(おきやね)形式の桟瓦葺(さんがわらぶき)で、妻に屋号(やごう)を掲げ、集落の歴史的景観を形成します。
巽蔵は米蔵で、二階建置屋根形式の本瓦葺(ほんかわらぶき)、北側に下屋を付し、石垣上に建って旧家の屋敷構を整えています。
中門は一間腕木門(いっけんうでぎもん)で北側に袖塀(そでへい)を付し、小規模ながら庭の景観を演出します。
登録有形文化財には1件ずつ全5件登録されています。
清滝峠付近に位置する農家の主屋。
大規模民家で屋敷構えとともに農村集落の歴史を伝えています。

乾蔵の東に接続する離れ棟。
平屋建切妻造桟瓦葺の東西棟で南に下屋を付し、外壁は漆喰塗仕上で腰は竪板張(たていたばり)としています。
主屋の北西に接続する内蔵。
南面して建つ二階建切妻造平入、置屋根形式の桟瓦葺で、外壁は漆喰塗仕上とし、腰は竪羽目板を高く張っています。戸口には主屋との間に畳敷の部屋を設けて蔵前とし、南東に廊下を通しています。
敷地南辺東寄りに位置する米蔵。
外壁漆喰塗で軒蛇腹を廻らし、腰はモルタル洗出仕上げです。戸口に漆喰塗引戸を建てており、小屋組は棟木と桁に野地板を流板に張っています。
主屋南側の庭入口に位置する門。
屋根は桟瓦葺、土台上に立てた柱で棟木を受け、軒桁を腕木で支持しています。門口に片引戸を建て、欄間は吹寄の襷桟を入れています。鯉などを飾る銅製雨樋も印象的です。
国登録有形文化財(建造物)
【登録年月日】2026(令和8)年2月10日
大阪府四條畷市大字逢阪