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18.日記からたどる戦争の先の希望

ページID:0116404 更新日:2025年11月17日更新 印刷ページ表示

 日記『“なやみ”』は兵役を終えた教師の櫻井 敬夫(さくらい のりお)さんが昭和 20(1945)年9月11日から12月31日まで書いたものです。 死ぬ覚悟を決めた兵士が日常へ戻り、感じた希望とはなんだったのでしょうか。櫻井さんの心情を示した日記からはその希望が見えてきます。

 日記の最後のページである「越年の辞」の一節、「復員、復員後の教員生活、…之に於て予の心に更に光明を見出すものありけり」という言葉には兵役の終り、そして子どもたちの未来を育む教員生活に希望を見出したこ とが読み取れます。そして最後の「昭和二十年よ永遠にさらば!!」の力強い筆遣いからは、未来への希望も感じられます。

日記『なやみ』の表紙画像

日記『”なやみ”』
著者 櫻井敬夫
昭和20(1945)年 9月11日 から12月31日

日記内「越年の辞」日記内「越年の辞」

日記内「越年の辞」
著者 櫻井敬夫
昭和20(1945)年 12月31日

 

 

 

この日記や一部のページは、四條畷市立歴史民俗資料館で令和7年10月7日(火曜日)から12月14日(日曜日)まで開催する第40回特別展「暗雲の彼方に光あり」―戦争の記憶をたどって―で展示しています。

 

広報四條畷LIFE 令和7年11月号掲載