ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 保健センター > 高齢者の帯状疱疹の予防接種について

本文

高齢者の帯状疱疹の予防接種について

ページID:0081633 更新日:2025年9月29日更新 印刷ページ表示

令和7(2025)年4月1日から、65歳の方などへの帯状疱疹ワクチンは、予防接種法に基づく定期予防接種(B類)となりました。

帯状疱疹ワクチンによって、帯状疱疹やその合併症を予防できます。接種を希望する方は、対象となる年度に接種機会を逃さないようご注意ください。

1.帯状疱疹について

 帯状疱疹は、幼少期などに水痘・帯状疱疹ウイルスに感染(みずぼうそう)したのち、知覚神経節、脳神経節に生涯にわたり潜伏感染します。
加齢、免疫抑制その他の原因により、水痘・帯状疱疹ウイルスに対する免疫(特に細胞性免疫)が何らかの原因で低下した場合にウイルスが再活性化し、その結果、潜伏感染をしていた神経支配領域の皮膚に水疱を伴う紅斑が帯状に集まって出現する疾患です。

 水痘帯状疱疹ウイルスの再活性が起こる原因には、水痘帯状疱疹ウイルスに対する細胞性免疫の低下が関与しているといわれており、85歳以上の人の約50%が帯状疱疹の罹患歴があると報告されています。また、80歳までに3人に1人が帯状疱疹を経験すると推定されています。

 症状は、痛みを伴うことが多く、3~4週間ほど続きます。また、皮膚症状がなくなった後も、50歳以上の約20%の人に帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる長期間にわたる痛みが続くことがあり日常生活に支障をきたすこともあります。

2.帯状疱疹ワクチンの定期予防接種について

厚生労働省作成 帯状疱疹定期接種 [PDFファイル/309KB]

令和7年度 接種期間

令和7年4月1日~令和8年3月31日

令和7(2025)年度 接種対象者

下記の(1)、(2)の人へは、4月初旬に『接種券兼接種記録』を発送しています。(3)の人は、『接種券兼接種記録』の発行申請が必要となりますので、保健センターまでお問合せください。

(1)年度内に65歳になる人

令和7年度の接種対象者
65歳 昭和35年4月2日生まれ~昭和36年4月1日生まれの人

(2)年度内に下表のいずれかの年齢になる人 ※5年間の経過措置

令和7年度の接種対象者
70歳 昭和30年4月2日生まれ~昭和31年4月1日生まれの人
75歳 昭和25年4月2日生まれ~昭和26年4月1日生まれの人
80歳 昭和20年4月2日生まれ~昭和21年4月1日生まれの人
85歳 昭和15年4月2日生まれ~昭和16年4月1日生まれの人
90歳 昭和10年4月2日生まれ~昭和11年4月1日生まれの人
95歳 昭和5年4月2日生まれ~昭和6年4月1日生まれの人
100歳 大正14年4月2日生まれ~大正15年4月1日生まれの人
101歳以上 大正14年4月1日以前生まれの人(令和7年度のみ対象)

(3)接種日当日、満60歳以上65歳未満の人で、ヒト免疫不全ウイルスによる機能障害を有する身体障がい者手帳1級所持者

【注意】すでに一部の接種を任意接種として行った場合は、残りの接種を定期接種として接種できます。(接種完了者は対象外)。

【注意】接種日に四條畷市に住民票のない方は対象外となります。(市外へ転出された方は転出先の市町村へお問い合わせください)

【注意】接種券がない場合は接種を受けることができませんのでご注意ください。

令和7年3月31日以降に四條畷市に転入された人で接種対象にあたる人、また紛失などで『接種券兼接種記録』が見当たらない人は、発行・再発行の手続きができます。

高齢者の定期予防接種の接種券(発行・再発行)について

帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹ワクチンには、生ワクチン、不活化ワクチンの2種類があり、接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なりますが、いずれも帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。

帯状疱疹ワクチン
名称 乾燥弱毒生水痘ワクチン
「ビケン」
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン
「シングリックス」
種類 生ワクチン 不活化ワクチン
接種回数(方法) 1回(皮下に接種) 2回(筋肉内に接種)

接種

スケジュール

1回目の接種から2か月後に2回目の接種を行う。※接種間隔にご注意ください
※病気や治療により、免疫機能が低下したまたは低下する可能性がある人等は医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。

接種できない人 病気や治療によって、免疫が低下している人は接種できません。 免疫の状態に関わらず接種可能です。

接種に注意が

必要な人

輸血やガンマグロブリンの注射を受けた人は治療後3か月以上、大量のガンマグロブリン療法を受けた人は治療後6か月以上置いて接種して下さい。 筋肉内に注射するため血小板減少症や凝固障害を有する人、抗凝固療法を実施されている人は注意が必要です。

※1 免疫不全である人、免疫機能が低下した人、または免疫機能が低下する可能性がある人に対しては、予防効果を長期に観察することを目的した試験は実施されていません

【注意】抗がん剤治療中やステロイドホルモン剤を使用しているなど高度な免疫低下が認められる場合には生ワクチンの接種ができない場合があります。

いずれのワクチンも治療中の疾患によっては、接種できない場合がありますので、必ず主治医に確認の上ワクチン接種の計画を立てるようにしてください。

帯状疱疹ワクチンの効果

帯状疱疹ワクチンの効果(厚労省説明書より)
名称 乾燥弱毒生水痘ワクチン
「ビケン」
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン
「シングリックス」
接種後1年時点 6割程度の予防効果 9割以上の予防効果
接種後5年時点 4割程度の予防効果 9割程度の予防効果
接種後10年時点 7割程度の予防効果

※合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。

帯状疱疹ワクチンの安全性

帯状疱疹ワクチンの安全性(厚労省説明書より)
主な副反応の発現割合 乾燥弱毒生水痘ワクチン
「ビケン」
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン
「シングリックス」
70%以上   疼痛*
30%以上 発赤* 発赤*・筋肉痛、疲労
10%以上 そう痒感*、熱感*、腫脹*、疼痛*、硬結* 頭痛、腫脹*、悪寒、発熱、胃腸症状
1%以上 発疹、倦怠感 そう痒感*、倦怠感、その他の疼痛

*ワクチンを接種した部位の症状 

3.接種費用(自己負担額)

接種費用(自己負担額)を医療機関の窓口でお支払いください。

乾燥弱毒生ワクチン:2,100円

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン:1回あたり 5,400円

※過去に任意接種として、接種を完了した人は基本的に定期接種対象外です。ただし、接種を行う必要があると医師が判断した場合は定期接種の対象となりますので、かかりつけ医にご相談ください。

当日は『接種券兼接種記録』、マイナ保険証・資格確認書、健康保険証等、下記に該当する人は無料接種券、各種手帳の提示をお願いします。

接種費用の免除について(必ず接種前に申請が必要)

下記(1)~(4)に該当する人は、事前に保健センターに無料接種券の発行申請を行うことで、無料で接種を受けていただけます。

(1) 生活保護受給者
(2) 身体障がい者手帳1級・2級
(3) 精神障がい者保健福祉手帳1級
(4) 療育手帳A

詳しくは、高齢者定期予防接種の無料接種券の発行のページをご覧ください。

4.接種医療機関

医療機関によっては、事前予約制の場合や実施曜日を限定している場合がありますので、必ず事前にご連絡のうえ、医療機関へ出向いてください

使用するワクチンにつきましても、接種を希望する医療機関にご確認ください。

(1)北河内5市(四條畷市、大東市、守口市、門真市、寝屋川市)の医療機関で接種する人

【高齢者の定期予防接種の実施医療機関一覧】をご確認ください。

(2)上記以外(北河内5市以外)の市町村の医療機関で接種する人

事前に、予防接種実施依頼書の発行申請が必要です。

詳しくは、《四條畷市(北河内5市)以外で予防接種を受けたい人》をご覧ください。

(3)施設(特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム、介護老人保健施設、養護老人ホーム)で接種する人

接種の際に予防接種実施依頼書が必要な場合があります。保健センターにお問合せください。

5.よくある質問

質問内容

Q1 過去に帯状疱疹にかかったことがあるのですが、定期接種の対象者になりますか?
Q2 予防効果は何年まで確認されていますか?
Q3 1回目の接種から2か月後に2回目の接種ができなかった時はどうすればいいですか?

Q1 過去に帯状疱疹にかかったことがあるのですが、定期接種の対象者になりますか?

 過去に帯状疱疹にかかったことがある人も対象です。

Q2 予防効果は何年まで確認されていますか?

 50歳以上および70歳以上の成人を対象にした試験において、乾燥組換え帯状疱疹ワクチンの免疫原性の持続と長期有効性を評価した結果、帯状疱疹に対する有効性はワクチン2回接種後、最長10年目まで確認されています。なお、免疫不全である者、免疫機能が低下した者に対しての予防効果を長期に観察する試験は実施されていません。

Q3 1回目の接種から2か月後に2回目の接種ができなかった時はどうすればいいですか?

 1回目の接種から2か月を超えた場合であっても、6か月後までに2回目の接種を行います。

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)