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災害時の感染症予防について
洪水や内水氾濫による家屋の浸水、土砂災害、地震などの復旧作業では、災害時特有の感染症が起こりやすくなります。これらは適切な対策によって、予防することが可能です。
被災によるストレス、避難生活の疲労などにより、日常に比べて体の抵抗力も弱くなっている可能性があります。感染対策にも気をつけながら、無理せず安全に復旧作業をすすめましょう。
災害後に起こりやすい感染症
- 破傷風・・・がれきやガラス・陶器片などを処理中のけが
- レジオネラ感染症・・・汚水や汚泥の処理中の飛散、不十分な手洗いなど
- 結膜炎・・・飛散した汚水や汚泥が目に入る、作業中に汚れた手で目をこするなど
- 肺炎・・・汚泥やがれきが乾燥後、ほこりや粉塵を吸い込んでしまうなど
その他、マダニや蚊に咬まれて起こる感染症もあります。
復旧作業での感染症を予防するために
- 作業中は長袖の衣服、厚手の手袋、長靴を着用
- ゴーグルやサングラス、マスクで目・鼻・口をしっかり保護
- 浸水・土砂災害後の汚水や汚泥は流水で十分に洗い流す
- 清掃後は、床下も含めて十分に乾燥
- 消毒作業をする場合には消毒薬の取り扱いに注意し、目や口に入らないよう気をつける
- 作業中は定期的に休憩をとり、水分補給や食事の前には丁寧にせっけんで手洗いを
- 破傷風はワクチンで予防が可能です。受けたことがない場合は災害に備えて予防接種を検討しましょう
関連情報
- おおさか防災ネット(大阪府下の最新の防災情報が確認できます)<外部リンク>
- 災害と感染症(大阪府ホームページ)<外部リンク>
- 被災した家屋での感染症対策(厚生労働省ホームページ)<外部リンク>
- 災害時の避難所での感染症対策について