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「男」「女」だけじゃない 人それぞれの性別(セクシャリティ)(LGBTについて)
「性は多様である」と近年よく言われるようになっています。
性や愛には様々なかたちがあることを知って、一人ひとりが自分らしく生きられみんなが認めあえる社会を作っていきましょう。
目次
四條畷市LGBTパンフレット「性はグラデーション」ができました
性のあり方はグラデーション
性はからだの性・こころの性・好きになる相手の性・性表現(服装や持ち物、口調など)の4つの軸で表現されることがあります。
でも、別に性別を決めなくてもいいし、人を好きにならない(恋愛感情をもたない)人もいます。
人によって違い、人の数だけ性別があると言ってもいいかもしれません。
LGBTについて
L・・・レズビアン(女性を好きになる女性)
G・・・ゲイ(男性を好きになる男性)
B・・・バイセクシャル(男女どちらも好きになる人)
T・・・トランスジェンダー(生まれもった体の性とこころの性があっていないと思う人など)
自分の性のあり方を決めない人、決めたくない人など性的マイノリティを総称する言葉として、LGBTQやLGBTQ+と表現することもあります。性的マイノリティは人口の約10%の割合と言われており、左利きの人と同じぐらいの割合です。
このページではLGBTをセクシャルマイノリティ全体をさす言葉として使用しています。
参考:電通ダイバーシティ・ラボが「LGBTQ+調査2023」を実施<外部リンク>
こういう言い方はもうやめよう
「いつも同性同士で仲良くして『そっち系』ちゃう?」
「オカマみたい」
「おんなおとこ」
「男が泣いたらアカン!」
「女やのに料理できなモテへんで」
こういう言い方はもうやめましょう。
これらの言葉はすべてハラスメント(嫌がらせ)。当事者だけじゃなく不快に思う人がたくさんいます。
アライになろう
困りごとや問題を抱えている人がいる時、「自分の問題」として一緒に考え、行動する人を「アライ(ALLY:英語で『同盟者』という意味)」といいます。
LGBT当事者じゃなくてもアライになってサポートしましょう!
例えば、LGBTを象徴する6色レインボーを身に着けたり、今までの言い方を次のように変えてみましょう。
今までの言い方 | これからの言い方 |
---|---|
男らしい・女らしい | 〇〇さんらしい |
レズ | レズビアン |
ホモ | ゲイ |
彼氏・彼女 | 恋人・パートナー |
父母 | 保護者・おうちの人 |
パートナーシップ宣誓証明制度
大阪府ではLGBTの人がお互いを人生のパートナーと宣誓したことを公に証明することができます。
もちろん、四條畷市民も対象です。
大阪府パートナーシップ宣誓証明制度<外部リンク>
もしカミングアウトされたら?
誰でもカミングアウトを受ける可能性があります。
きっとそれは相手に「あなたならわかってくれそう」「あなたにわかっていてほしい」と信頼や期待をされているから。
1.最後まで相手の話を聞く
うまく話せなかったり、話が長くなってしまうかもしれませんが、途中で遮ったり、聞かれてもいないのに自分の意見を言うのはやめましょう。
2.「話してくれてありがとう」と伝える
話をするかどうかとても悩み、話したことによってこれまでの関係が壊れるのではと心配している場合もあります。
カミングアウトした人がほっと安心できる言葉を伝えられたらいいですね。
3.相手の考えや状況を勝手に決めつけない
本人の性のあり方やこころの状況を決められるのは本人だけです。相手が感じたことを否定したり、笑いとばしたりしてはいけません。
4.これまで通りの関係を続ける
カミングアウトをしたからといって、その人のなにかが変わるわけではないので、これまで通りの関係を続けましょう。
同時に、「これからは〇〇と呼んでほしい」など希望を伝えてくれたら応えるようにしましょう。
5.勝手にほかの人に広めない
性のあり方について、本人が望まないかたちでほかの人に伝えることを「アウティング」といいます。
カミングアウトを受けたら、そのことを勝手にほかの人に話してはいけません。悪気がなくてもアウティングしてしまうことがあるので、注意しましょう。
6.困ったり悩んだりしたら相談してみよう
LGBTやアライの人たちが相談したり交流したりできる場所や、電話相談を実施しているところもあります。カミングアウトを受けたことでしんどくなったり、わからないことがある場合も相談してください。
相談窓口
どの相談窓口も、LGBT当事者だけでなく家族や先生の相談も受け付けています。
人権なんでも相談(四條畷市人権協会)
月~金(祝・12月29日~1月3日は除く)
午前10時~午後4時
072-803-7355
性のこと、学校のこと、進路のこと、どんな悩みでも話してみてください。
よりそいホットライン(一般社団法人社会的包括サポートセンター)
https://www.since2011.net/yorisoi/<外部リンク>
24時間 365日受付
0120-279-338
どのような人の、どのような悩みにもよりそい、一緒に解決する方法を探します。電話をかけると音声ガイダンスが流れ「4」を押すと「性別や同性愛などにかかわる相談」につながります。
携帯電話や公衆電話からでも無料でかけられます。
AGP「こころの相談」
http://www.agp-online.jp/Welcome.html<外部リンク><外部リンク>
毎週火曜日午後8時~10時
050-5806-7216
医療や教育などの専門知識や技術をいかして、LGBTを含むセクシャルマイノリティの人たちに必要な情報やサポートを提供している団体です。医師・臨床心理士が相談に対応しています。
他にも相談窓口を開設している団体や自治体があります。
インターネットで「LGBT 相談」などと検索してみてください。
このページを作るにあたり参考にした本など
「ふつうってなんだ?LGBTについて知る本」(学研プラス)
「LGBTQってなんやろ?~なんか聞いたことあるけど!~」(淀川区役所)<外部リンク>ほか