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皆さんこんにちは!
インターン4期生の柘植健生です。
今日は「コミュニティバス」の話題をご紹介します。
市民の皆さんの中で、通勤通学に、日々のお買い物に、バスを利用したことがある人は多いのではないでしょうか。
でも...
「買い物に行きたいのに昼間のバスの本数が少ない」
「バスが近くまで来てくれない」
「地域と市長の対話会」でも、そんな声が多く聞かれます。
実は、そんな声に応えて四條畷市のコミュニティバス(以下コミバス)が変わろうとしているのです...
※四條畷のコミバス
平成12年度から実施した公共施設巡回バスに代えて、東部地区と西部地区を結ぶ公共交通の利便性の向上、交通不便地の解消、公共施設の利用促進等によるまちの活性化を主な目的として、平成16年度から運行を開始しました。
現在、忍ヶ丘駅から忍ヶ丘小学校方面を巡回するルートと四条畷駅からくすのき小学校方面を巡回するルートの西部線、忍ヶ丘駅・四条畷駅から田原方面を巡回するルートの東西線を運行しています。
コミュニティバスの運行情報等はこちらの市役所HPコミュニティバスのページから
これまでのコミュニティバスを含む公共交通改善の試みについてはこちらの市役所HP四條畷市地域公共交通会議のページからご覧ください
では、コミバスはどのように変わるのでしょうか。
要点は2つです。
1東西線の見直し
2西部線で効率化の検討
それでは、この2点について少し細かくご紹介していきます!
東西線の中でも、田原地域から四条畷駅を結ぶ路線は、昼間の便数が40分に1本程度で、最大で47分かかります。自家用車であれば20分程しかかからないのに、これでは便数が少なく、時間がかかって不便ですよね。
そこで!
・直通便の増便を検討し、田原から四条畷駅まで24分
普通便を維持しつつ、田原~四条畷駅間の速達性を高めるため、直通便を増便し、直通便と普通便を交互に運行するダイヤを検討しています。直通便は緑風台から四条畷駅までを最短24分で結び、所要時間が最大23分短縮されます。昼間のお買い物や通院にコミバスがもっと便利になります。
現在東西線で運行されている車両(四条畷駅にて撮影)
※四條畷市ではコミュニティバス車両に掲示する広告を募集しています。
詳しくはこちらの市HPをご確認ください。
西部線では、1便あたりの利用者が平均1~3人程度であることに加え、道が狭い地区が多く、大きなバスが入ることのできないバス空白地帯があります。
この現状に対応するために、車両の小型化による効率化を目指しました。
現在西部線で運行されている車両(忍ケ丘駅にて撮影)
車両を小型化すると、バスが入っていけないほど道が狭い地域にも路線を伸ばすことができます。つまり、これまでバスのなかった空白地帯にも路線を回せるようになり、より多くの方に交通手段を提供できる可能性があるということです。
地域ごとの高齢化の現状や土地の高低差、バス空白地帯などを考慮しながら、延伸するルートの検討をしています。
その過程で、より効率的な対応手法のひとつとして浮上したのが「デマンドタクシー」です
...いきなり「デマンドタクシー」と言われてもなじみがない言葉ですよね(笑)
「乗り合いタクシー」をイメージしてもらうとわかりやすいのですが、決してバス路線がなくなるわけではありません!これまでのコミュニティバスと同様に停留所から乗り降りを行います。ただ一つ異なるのは、事前に予約をすることで利用が可能になる、という点です。事前に予約をとることで、効率良く市民の方のニーズに対応できるのがデマンドタクシーの大きな特徴です。
デマンドタクシーは、まだ検討している段階ではありますが、有力な対応手法の一つです。
車両小型化の実証実験は令和元年度第3四半期から1年間程度を目指して調整しています。
つまり、「車両の小型化」は西部線の抱える課題を解決する可能性を秘めた対策手法というわけです!
コミバスがどう変わろうとしているか、少しわかっていただけましたか?
今後、西部線では実証実験を通して効果検証を行い、東部線ではコミバスに関わるワークショップを開催予定です。
詳しい情報は四條畷市役所建設課にお問い合わせください。
今後もコミバスに関する情報を発信していく予定ですので、こうご期待!
それでは次回もお楽しみに!