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インターンブログ8th #07「四條畷で『一番激しい祭』、畷祭の撮影・取材をしました!」

四條畷で「一番激しい祭」、畷祭!

こんにちは、長期インターンシップ8期生の王です。

みなさん、突然の質問ですが、四條畷市で「一番激しい」といわれる「畷祭」をご存じでしょうか?四條畷市にお住いの方なら、このお祭りに馴染みがあるかもしれませんね。畷祭とは、四條畷青年団と畷祭保存会が主催する、丸太神輿を担ぎながら市内を練り歩く四條畷市独自のお祭りのことをいいます。

畷祭には、前夜祭である宵宮と、本祭である本宮があります。今年、その本宮は9月17日に行われました。私はこの畷祭がなぜ「一番激しい」といわれるのかを探るため、お祭り当日に丸太神輿を追いかけ、撮影と取材を行いました!

約1トンの丸太神輿がまち中を練り歩く

当日の朝9時に、丸太神輿は四條畷市役所を出発しました。経路は、

四條畷市役所→忍ケ丘本通り商店街→忍ケ丘駅ロータリー→市民総合センター→四條畷市役所→楠公通り商店街→四條畷神社→四条畷駅前→四條畷高校前

の順番です。

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こちらは、実際の丸太神輿がまちを練り歩く写真です。神輿の上には白いはっぴを着た男性が乗り、その掛け声と囃子の音とともに、黒いはっぴを着た青年団が神輿を担ぎながら進んでいきます。この丸太神輿は約1トンの重さがあると言われています。たくさんの人が担いでいても、バランスが崩れるとケガの危険があります。実際に、進行中に崩れそうになる瞬間が何度もあり、その都度、声をかけ合いながら肩の位置を調整する場面がありました。

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こちらは「差し上げ」という行事の一部です。丸太神輿が練り歩く途中、特定の場所に到達するとストップします。その際、ホイッスルの音が鳴り響き、先導役が「さすで」という掛け声を入れます。この掛け声とともに囃子の音が一段と激しくなり、参加者たちは何度も神輿を高く持ち上げます。そして、タイミングを合わせて、神輿の上に乗る白いはっぴを着た男性が力強く飛び上がります。

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ちなみに、丸太神輿に乗る役は、2人で午前と午後に分かれています。四條畷青年団の中で特に熱意のある団員が選ばれるそうです。「差し上げ」を初めて見たとき、迫力がすごく、驚きのあまりシャッターを切ることを忘れてしまいました。私が住む京都はお祭りが多いことで知られていますが、これほどの盛り上がりを見せる祭りは初めてでした。そのときの熱い感動は、今このブログを書きながらも鮮明に思い出してしまいます。

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畷祭のクライマックスは、四條畷神社での神輿奉納です。この神社は山の麓、坂の上に位置しており、特にその最後は急勾配です。1トンもの重さを持つ丸太神輿を担ぎ、坂を上るためには、一気に担ぎあげなければなりません。「気を抜いたら大事故やぞ」との声が飛び交った後、「行くぞ!」という掛け声が響き渡り、場の緊張感と熱気が頂点に達しました。

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坂を上り切り、神輿が指定された位置にしっかりと置かれると、会場全体が開放感に包まれ、見に来ていた人と団員たちから拍手が沸き起こりました。休憩してしばらくした後、神輿奉納の儀が執り行われ、続いて獅子舞と餅まきが行われました。なお、餅まきは忍ケ丘駅ロータリーと四條畷神社の2ヶ所で実施されました。神社でのすべての儀式が終了すると、神輿は再び担がれ、四條畷高校方面へと向かい、帰路につきました。

新五代目団長を取材

畷祭を主催する四條畷青年団の団長が、今年度から新五代目団長として山口さんが務めることになりました。そこで、新団長にお時間をいただき、インタビューしました。

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:では、まず自己紹介をお願いします。

山口さん:四條畷青年団、五代目団長の山口と申します。今年の1月から団長を務めています。

:団長になった経緯を教えてください。

山口さん:現在28歳なのですが、16歳の頃から12年間、このお祭りに参加してきました。先輩たちの姿が非常に魅力的で、自分も将来団長を務めたいとずっと思っていました。それが実現できて嬉しいです。

:実際に団長になってみて、いかがですか?

山口さん:確かに大変な部分もありますが、非常に楽しいです。友達や同級生との再会もあり、この年齢ではなかなか集まる機会が少ないので、お祭りをきっかけにみんなが集まるのは嬉しいですね。

:主に地元の人や同級生が団員として参加しているのですか?

山口さん:地元の人が多いですね。ただ、団員の中には仕事で四條畷市に来ている人もいます。

:私は現在、長期インターンシップ生として四條畷市に来ているのですが、このまちの魅力を教えていただけますか?

山口さん:四條畷市は小さな街ですが、その分、一致団結の精神が強く、何かを成し遂げるときの協力の力は大きいと感じます。

:コミュニティの結びつきが強いということですね。最後に、団長としての抱負を教えてください。

山口さん:前回までの四代目団長の後を継ぎ、今回から私が五代目として務めさせていただくわけですが、やるからには最も印象深い代にしたいと思っています。

:ありがとうございます。応援しています!

山口団長には、私の初インタビューで緊張していたなか、笑顔で寛大に応対していただきました。この場を借りて、心より感謝申し上げます。

撮影・取材を通して

畷祭が、なぜ市で「一番激しい」お祭りと称されるのかを実感しました。当日の午後、天気は快晴で強烈な日差しの下、神輿を持ち上げる「差し上げ」が連続して何十回も行われ、その場にいた全団員の熱気を体感しました。また、ただの体力勝負ではなく、その背景には四條畷青年団と畷祭保存会のメンバーの一致団結した意志が見えました。四條畷市の長期インターンシップ生として、このような体験ができたことを大変嬉しく思います。

畷祭は通常、9月に開催されます。「畷祭をもっと知りたい」と感じたり、「神輿を自分も担いでみたい」と思った方は、四條畷青年団のホームページやSNSアカウントで情報を探してみてください。

  1. ホームページ: 「四條畷青年団」で検索
  2. Instagram: 「四條畷青年団 Instagram」で検索
  3. Facebook: 「四條畷青年団 Facebook」で検索

当日のインタビュー・撮影にご協力いただいた四條畷青年団および畷祭保存会の皆さまに、重ねて心より感謝申し上げます。