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こんにちは!インターン生の中原です。
最近は日中が暖かくなって、四條畷の桜が美しく咲いていますね!
1月に、大阪府立交野支援学校四條畷校で開催された「有機野菜販売会」を見学してきました。
販売会では、生徒たちが農薬や化学肥料を使用せずに栽培した野菜が販売されます。
今回は、収穫から販売までの様子をお伝えしたいと思います。
雪が降る中、生徒たちは協力し合いながら、大根を収穫していきます。
とても太いものから手のひらサイズのものまで、さまざまな大きさの大根があり、
生徒たちはどんな大根が出てくるのかと楽しみながら収穫していました。
収穫した大根の葉を切り落としていきます。
生徒たちはハサミを使い、大根を傷つけないように慎重に処理していきます。
次に、葉を取り除いた大根には土がついているため、お湯で洗います。
当日は気温がとても低かったため、生徒たちは口をそろえて「あったかーい」と言っていました。
珍しい形をしたものや手のひらサイズのものなど、いろいろな大根を見せてくれました。
葉と土を落として、きれいになった大根を近くの公民館まで運びます。
当初は、公民館で販売会を行う予定でしたが、雪が強く降り出したため、
販売会は中止となり、お渡し会に変更となってしまいました。
昨年12月にも販売会を取材していたので、そのときの様子をお伝えします。
地域に住んでいる多くの方々が訪れ、たくさんの大根があっという間に売り切れになってしまいました。
訪れた人たちからは、「大きすぎて持って帰れるかな」と不安の声も…「学生たちが作った野菜は安心して食べることができる」という常連さんの声もありました。
生徒たちも、大きな声で「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」と言っており、賑やかな販売会でした。
販売会終了後、生徒たちに感想を聞いたところ、
「一から育てた愛着のある野菜が売れたことは嬉しかった」
「全部売れたときに、嬉しい気持ちだけでなく、達成感も感じることができた」と語ってくれました。
中原:何の目的で販売会が行われているのですか?
小阪先生:簡単に言うと、経験を積ませるためです。
生徒たちは普段、学校やデイサービス、家で過ごす時間が長いので、外でさまざまな経験を積ませないといけないんです。例えば、販売の仕事や新しい人とのコミュニケーションなどを経験することで、社会的なスキルを身につけることができるんですよ。
また、販売会に参加することで、生徒たちは新しい場所で活動する機会が増えて、そこでの状況や人との付き合い方を学ぶことができるんです。
こうした経験を通じて、生徒たちは社会的スキルを身につけるだけでなく、人とのつながりを広げたり、新しい環境に慣れる力を身につけることができるんですね。
中原:貴重なお話をありがとうございました。