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「結核」は過去の病気ではありません

ページID:0104427 更新日:2025年9月22日更新 印刷ページ表示

「結核」は現在も重大な感染症です

結核は、現在も年間で、全国で約1万人、大阪府で約1,100人以上が新たに発病している重大な感染症です(2023年時点)。大阪府は、全国に比べて感染者の割合が高い状態が20年以上続いています。

 結核は、感染や発病した場合でも、毎日きちんと薬を飲むことで完治が可能な病気です。

 結核を「過去の病気」とあなどらず、定期的な健診を受け、軽い症状でも気になる症状が続く場合には病院を受診しましょう。早期に発見し、適切な治療を開始することが、周囲の人への感染を防ぐことにもつながります。

 結核の5大症状

  1. せき
  2. たん
  3. 微熱
  4. 血痰
  5. 胸痛

 これらの症状のほか、倦怠感(だるさ)寝汗2週間以上続くような場合には、放置せず病院を受診しましょう。

結核の「感染」と「発病」

 結核は、患者の咳やくしゃみの飛沫(しぶき)に含まれる結核菌を肺に吸い込んで感染します。感染しても多くの場合は免疫力の働きで発病せずに済みますが、結核菌が肺の中に根をおろし、病気の巣を作り、活発に活動するようになると、咳や痰、微熱などの症状が出現(発病)します。

結核の発病を予防するには

 免疫力が低下しないように、規則正しい生活を心がけ、栄養バランスの良い食事と十分な睡眠、適度な運動を心がけましょう。

 学校や職場で行われる定期健康診断を、毎年きちんと受診しましょう。

 結核健診は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づいて、1年に1回の受診が義務付けられています。65歳以上で職場等で定期健康診断の機会がない人は、市の肺がん検診を受けることで結核健診を兼ねていますので、そちらを受診しましょう。

 結核についてのQ&A(結核予防会ホームページ)<外部リンク>

 結核の治療には、大阪府の医療費公費負担制度が適用されます

 結核と診断された場合には、医療機関から保健所に報告がなされるとともに、患者は保健所に申請することで治療に係る医療費の助成を受けることができます。

 大阪府結核対策情報(大阪府ホームページ)<外部リンク>

毎年9月24から30日は「結核・呼吸器感染症予防週間」です

厚生労働省では、毎年9月24日から30日を「結核・呼吸器感染症予防週間」と定めて、地方自治体や結核予防会などの関係団体と協力し、結核に関する正しい知識の普及啓発を図るための様々な活動を行っています。期間中は、全国各地で様々なイベントが行われます。この機会に、結核に対する知識と理解を深めましょう。

結核に注意!古くて新しい感染症、日本では毎年10,000人が新たに発症!(政府広報オンライン)<外部リンク>