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市民:
いつもお世話になっております。ありがとうございます。
前回も参加して、総合センターのことでお話を聞いて、今日は3点ほど言いたいことがあり来ました。行政に振り回されるのはうんざり、未来に希望が持てないという観点からの3点です。
1点目、万博に子どもを無料招待するという件ですが、市の予算として1,000万円が組まれていると思います。まず、万博のことは、かなり報道していますので現実を行政の方もご存じだと思います。あの場所でメタンガスが満ち満ちていて、本当に工事も危ない状態で、大爆発が起きその大爆発も隠蔽されたり、災害時の避難計画もまだ一切立てられていないなど、どんどん報道でぼろが出てきていて、到底行ける場所ではありません。また、現場工事をしている方も、とても恐ろしい場所ですよと証言をマスコミにリークされているような場所です。
そこに聞いているところでは、各学校一学年を必ず参加させるみたいなことを教育委員会が決めているそうです。教育委員会案件で市長はご存じないのかもしれませんが、私の子どもは高校生1人で、一応無料チケットの対象になっていると思いますが、子どもを利用した政治利用です。そういうことを考える行政に、うんざりしています。恐ろしいです。ほぼ私の感覚では、特攻隊と同じです。子どもをそんなところに連れていくことはデメリットしかないと思います。それは必ずやめていただきたいです。
2点目、マイナンバーカードについてですが、国策として推進されていて4月時点で80%の方が作られている。ポイントで貴重な税金をばらまいて、ポイントを配ったから申請されたと思いますが、私は踏ん張って作っていないです。
ちなみに、市長は作っておられますか。
市長:
私は作っています。
市民:
マイナ保険証も持っておられますか。
市長:
全て連動させています。
市民:
そうですか。市長は率先して作られているということは危険を感じられていないと私は認識します。私50代ですが、マイナンバーカードを持ち歩くのが危ない。詐欺も実際たくさん起きているし、マイナンバーカードの偽造もたくさん見つかっていると認識しています。例えば高齢者、子ども、全て持たされるわけです。そこをマイナ保険証ということで保険証との一体化で強制的に持たせるという流れになってきています。どんどん問題が噴出していて危ないと分かっていて、なぜ行政は推進するのかという疑問があります。
実際、私は不動産業で証明書としてマイナンバーカードでとおっしゃる方がいますが、本当に無防備です。例えば不動産で賃貸を借りるのに、今まで多くの方は運転免許証を使われていますが、マイナンバーカードが写真つきなのでぽんと出されます。高齢者の方は特にそうです。マスキングといって番号を消すのは不動産業者です。私も何件もやりましたが、大丈夫なのと思っています。私の目にはもちろん触れるし、それをコピーして賃貸保証会社にファクスで送るのです。もしくは、ウェブで申込みが最近できるようになって、そのものをスキャンして送るのです。本当に怖いです、この恐ろしさを、皆さん分かっていらっしゃるのかなと思っています。
私は善意の者だと思っているので、本当に気をつけて扱っていますが、ずさんなところが多いと思います。皆さん、気をつけないといけないし、ポイントをぶら下げられ、そこに乗って、後で大変なことになるというのはよくあることだと思います。それを国や地方自治体という行政が率先してやることの恐ろしさをもっと自覚してほしいです。
デメリットのほうがメリットより確実に大きいし、銀行口座、保険証の結びつけから始まり、先々考えられている運転免許証やマイナカードを持ち歩かなくてもスマホで手続きができる等。来年4月から運用になるらしいですが、この状況は本当にみんな気が狂っていると思います。
デジタル化というのは非常に恐ろしいことで、ずさんな人が管理すれば、ずさんになるに決まっています。そこは本当に行政が真摯に考えていただきたいです。
3点目については、先ほど市長がおっしゃった8施設の統合です。私は最初から、そのようなこと無理ですよという考えで、いろいろ教えてもらったり調べたりして、以前も申し上げましたが、また行政のずさんさが露呈したわけです。計算ミスはあり得ないです。民間会社なら、市長がごめんなさいと謝って済む問題ではないです。市長が対話会で地区を回って、ごめんなさいと言って済む問題ですか。済まないと思いますが。
私、個人的にもそれについて、コピーを取ったり資料を取り寄せたり、時間、お金の損失もあります。簡単に建て直すことになりましたと言われても、あきれというか怒りというか、あきれのほうが強いです。
冒頭申し上げたように、行政のずさんさが私は一番の問題点だと思っていて、国もそうです。なぜそこまでずさんになれるのだろうと疑問しかないです。国や地方自治体というのは我々から税金を集めて運用しているわけではないですか。そのことを分かっていますかと問いたいです。そのことが分かっていないから、いつも上から目線で、ずさんなことが起きてもごめんなさいと謝って終わり。何かきちんとした対応が取れないのではないかなと改めて、今日も思っています。
市長:
3点、ご意見ありがとうございます。
3点目から順に回答させていただきます。謝って済む問題なのかというご指摘ですが、済む問題、済まない問題ではなく、それ以前に、本当にあってはならないことで、直近ようやく判明しましたが、10年以上猶予があったのなら、どこかで誰かが気づけたはずです。誰も気づけなかった、その行政のずさんさというご指摘は、私は言い逃れの余地がないと思っております。
繰り返しの発言になりますが、真摯に、行政全体として同じことが起こらないように、反省し続けるしかないですし、私としては判明した時点での市長であり、最高責任者です。こういう場でもちろん謝罪させていただきますとともに、市民の皆さんからしかるべき評価を受けることが私の取るべき責任だろうと思います。
2点目ですが、マイナンバーカード、おっしゃっていただきましたとおり、国策として進めておられます。お示しいただいたように、賛否両論がある政策ではあろうかと思います。本市でも実際100%にはなっておらず、7割強という普及率です。
今、危険とおっしゃっていただきましたが、よい部分、よくない部分、両方あるのも事実です。先ほど公金口座のお話もいただきました。6月から定額減税が始まりますが、引き切れない方の差額給付について、公金紐づけしている方だと即座に給付完了します。しかし、そういうものがない方に関しては、紙でまず送っていただいて、市で確認し金融機関に問合せ、全て市職員としての仕事が労務として発生します。実際に公金紐づけがされていた場合は即座、個人認証は終わっているので、振り込ませていただけます。
やはりコロナ禍の特別定額給付金10万円で、地方自治体職員も、とてつもない労力だったので、公金受け取り口座と紐づけることのメリットがあるかと思います。特に、個人情報は市町村しか管理していなくて、国がしていないのが基本的で、皆さんの住所も、大阪府でも簡単に教えない。そういう仕組みになっていますので、それがマイナンバーを通じて個人情報を国が管理することがどうなのかという視点からのご指摘かなと思いました。
ただ、保険証についても詳しくご存じだと思いますが、紙だからこそ偽造して詐欺が起きていることもあります。デジタルになった結果、それを悪用して詐欺が起きるのかもしれません。どのみち悪いことをしてくる人たちはいますので、どちらのほうが被害を減らせるかが重要だと思います。悪い人がいる限り、全てゼロというのはなかなか難しい。
そのためこの問題は、何につけても国の信頼性がなければ成り立たない制度です。安全をしっかり管理できる。こういうのは基本的には国外から狙われます。ちなみに、市もブロックしているので大丈夫ですが、国外からの不正アクセスがあります。それを国が国民に信頼していただいて安全性の強度を上げていく、説明を尽くすというのは我々としてもしないといけないことは同じです。市としても、その情報をしっかり聞いて、市民の皆さんからご不安な点があれば、説明を尽くしていくことが市町村の大事な役割であろうとは思っています。
1点目の万博子ども無料招待につきましては、教育委員会が強制的にとお話もありましたが、少なくとも私はそうは聞いていません。そういうふうに校長会で説明した記録はないと思っています。
まず、四條畷市のスタンスを言わせていただきますと、この万博子ども無料招待は、もちろん行きたい子ども、行きたい親御さんを止めるのはまず行政の役割ではない。行きたいということまで駄目だというのは少し違うかなと思っています。
その上で、私は教育委員会に指示、命令する権限はもちろんありませんが、私の思いは教育委員会にも伝えました。やはりこの事業は様々な考えがあり、子ども、保護者、先生も、この万博事業に対して思うことはあるだろうと思います。校長会にぜひ伝えてほしいというのは、決して行かないといけない、行きなさいという観点でこの事業を捉えないでほしい。でも、もし先生が教育的観点で子どもたちに校外学習として行かせたいなら予算措置はしておきます。予算がないから行かないということにならないようにとの思いで、教育長、教育部長、校長会にも伝えていただいたと思っています。
そのため、行きたいという学校があれば、私としては別に止めるようなことはしないですが、市として強制的に行かせるという考えには立っていません。
私も現地を見ないといけないので先月行ってきましたが、実際にまだ工事が進んでいませんし、実感としては本当に来年開催できるのかなという印象がなかったかというと、それはうそになります。まだ何も建っていないような状況であるのは間違いないのかなと思います。
今後も、市民の安全を預かる市長としては定期的に現状や大阪府からの説明を求めていき、本当に開催直前になって安全性が確保されていないのであれば、私としても考えないといけない。今後も工事の進捗等を注視していきながら、やはり行きたいという先生たちの課外学習としての行為を止めることはないのかなと、私の考えではあります。
市民:
万博の件でニュースにもなっていますが、大阪府教育庁から各教育委員会に来たアンケートには、「参加しない」という選択肢はない。「参加したい」か「検討する」。それをもってして75%でしたか「参加したい」という発表を府がしていますが、本当に学校というものの強制力を肌身で感じている私からすると、もう強制です。
ちなみに、先生たちというのは、非常に上から来た命令は断らないです。なぜそれを実感しているかというと、少し遡りますが、学校統廃合のときに、私の子どもが通っていた学校の校長先生とお話しました。「四條畷小学校をなくすということ、こんなこと止めないと駄目じゃないですか」と直接お話ししたら、「いや、私は教育委員会から下りたことをそのまま行うだけです」とおっしゃいました。「なるほど。子どもの教育、子ども一人ひとりを考えるような学校教育ではない」と私は本当にその一言で実感しました。
ずっと子育てをしてきて、学校の先生と話をしていても、やはり上から下りてきたものは、そのままイエスマンです。断る先生は、いないです。そのため大阪府教育庁から来たもの、市の教育委員会も、構造としてすべてイエスマンで、最後、子どもにしわ寄せが来ます。
子どもはまだ判断能力は持っていないので、親が行きたい、行きたくないを判断すると思いますが、その親も十人十色、千差万別で、様々な考えの方がいらっしゃるのは分かります。きちんとした情報をもって判断できるかと、学校から言われたらそうしないといけないと思い込んでいるという観点があります。それは、昔ながらの綿々と日本である上から来たものをそのまま飲み込んでしまう。そうしないといけないと同調圧力であると思っています。
例えば、私の子どもが小学生で先生が遠足で万博を企画しましたと言われたら、行かせないです。でも、ほぼ全員が95%ぐらいの子どもは行くと思います。それは、行きたいから行くのではなくて、学校が遠足で行くというから行くのです。そこに意志はないです。これは断言します。
結局、学校行事としてやるということが問題です。学校行事として万博に、私は連行と言っていますが、子どもを連行するということを組み込むこと自体が、間違っています。そこに意思はなく各自の意思は、出せないです。
市長:
ご意見ありがとうございます。あくまでご意見として受け止めさせていただくしかないかなと思っています。
今おっしゃっていただいたとおり、各学校の教育編成権は最終的に校長にありまして、たとえ教育委員会や市長であっても、本来的には、どこに行きなさい、どういうことをしなさいということは決して言えないですし、私はそのようなことを一度もしたことがありません。
ただ、本市の教育委員会の味方をするわけではないですが、私は少なくとも、学校現場の校長先生に対して、今おっしゃっていただいたような市の教育委員会の言うことを聞きなさいみたいな言い方をしたことは、断じてないかなと私は思います。それは彼らの名誉のために言わせていただきたいと思います。それを基本的には学校長として受け止めて判断するとなっています。
実際に、少し話が逸れるかもしれませんが、市の防災の取組みでも学校に備蓄品を置いたりするわけです。置けないものは防災倉庫や他のところに置いていますが、地震等があった場合はもちろん学校に置いている備蓄品を使ったり、防災倉庫から運んでいく。市としては、学校に防災備品、何かあったときは運ぶ時間も大変なので置いておいてほしいと再三お願いしています。恥ずかしい話ですが置けているかというと、置けていないです。まったくイエスマンでもなくて、校長が教室の使い方や子どもたちの学びを考えて、校長判断でそれはできませんと。決して上下関係ではなくて、やはり事柄に応じて協議をさせていただいているので、市がお願いしたらそれをすべて聞くような、そんな不健全な組織体には私は今のところなっていないと思っています。ご意見ありがとうございます。
市民:
中野2丁目の側道工事ですが、いつから始まりますか。すみません、163号線の東中野の交差点から四条畷駅のほうに曲がる府道の。
市長:
旧170号線の件ですね、ご質問ありがとうございます。
側道工事につきましては、名前を出すのもよくないですが田中医院さんまで歩道が整備される予定で主に東側に拡幅をされます。ガソリンスタンドさんからずっと住宅が張りついていて、ご想像いただけると思いますが、皆さん生活されておられますので、ようやく大阪府も予算がついて、実は買収に入っており着実に進んでいるところです。ただ当たり前ですが、他者の生活を奪う行為なので非常に厳格な手続きがございまして、価格も大阪府の土地の価格を決定する委員会があり、そこに諮って、そこのお金が出て、ではこの金額でというやり取りをします。でも、進めていくのはこの沿道の方の生活が確保されてからになります。
まず、本年度予算として確実に確保していますが、本年度、来年度と、予算上では2か年かけて買収をさせていただく。そこから整備。ただ、相手さんがあることなので、今日、明日というのはなかなか難しくて、まずは買収から順にさせていただいているという状況にはなります。
市民:
以前の対話会のときに、家、反対の右側ですが、バスの往来で震動がすごくて、マンホールの周りを業者さんにお願いして工事していただきました。それからしばらくは、しっかりとしていましたが、去年ぐらいからすごい震動がありまして、先にそれを言うべきなのか、そちらの拡幅工事が先なのかというので待っていました。今日、この機会があったのでお話を聞こうかなと思って、よろしくお願いします。
市長:
ありがとうございます。
今日、明日、あそこの拡幅工事に入るかといえば、そのような状況にはないというのはご理解いただきたいとは思います。
市民:
そしたら、また枚方土木事務所にお願いしないといけませんか。
市長:
そうですね。あそこは大阪府さんの道路になりますので、管轄としては枚方土木事務所さんになるかなと思います。
市民:
分かりました。ありがとうございます。
市長:
ありがとうございます。
市民:
今の話ですが、私、道路拡幅工事対象の当事者です。行政の区画整備ということで協力させていただいています。
市も、市の整備局も、順次手続きを経てやっておられますが、やはり私の場合は建屋にかかってしまうので完全に移転しないといけないのです。更地にしてお引き渡しくださいと言われていますので、実は来週4日に正式に契約するところまできています。
今、住んでいるところをまず更地にして移転することは、どこかに住まいを求めないといけないので、工事には相当時間がかかると思います。ただ、着実に進んではいると思いますので、市も決して遅らせるなどそういうことではありません。やはり市長もおっしゃったように住まいのことがありますので相当かかるかと思います。
市長:
ご発言いただき、ありがとうございます。
本当にこの事業につきましては、沿道の皆さんのご理解、ご協力がなければ決して成立しないものです。先ほどの説明でも何度か言わせていただきましたが、やはりそこにお住まい、暮らしがあって、その方の生活を奪ってしまうことには変わりない事業ですので、ご理解、ご協力いただいておりますこと、感謝申し上げます。ありがとうございます。そのほか、いかがでしょう。
市民:
すみません。マイナンバーのことですが、前の人がおっしゃったようなそれを使ってどうのこうのというのは私、主婦でよく分かりませんが、紙の保険証の場合、例えば、外国人が日本で働いて家族を扶養し紙の保険証として申請する。日本は国民健康保険があって、もし大きな手術をしても保険で治療するようになっていますね。限度額のお金を払えばよいとなっていて、平気で外国人が大きな手術をして帰国します。私たちは健康保険料を一生懸命払っているのに、外国人のためには払っていないです。マイナンバーカードだったら個人のものなので、他人に使われないという点が私はよいのかなと思っています。
それから市長が先ほどおっしゃったように、今回の定額減税ですが、銀行口座にひもづけさせていればすぐに完了すると。では、なぜ低所得者の場合、わざわざ手紙を出して、それに名前等を書いての手続きの往来は考えてほしい。無駄を市はもう少し賢くなってほしいと思っています。
また、お姉さん1人で住んでいるので、ほかの人から聞いて、わざわざそこの家に行って通知が来ているかを見てあげて、お姉さん、ではここに名前を書いてと。書いてもらって私が送ったらお金はもらえます。でも、それを誰も気づかずにスルーしてしまったら困っている人、高齢者の人は1円のお金ももらえないです。
去年5万円給付ということがありました。その通知を見てあげたら、一つも入っていなかったです。それで私はケアマネジャーさんに聞きましたが、ごめんね。締切り日までに送ってくださいというのを見られなかったと。そして、市役所に送ったがすでに締切りが過ぎているから駄目で、その5万円は頂けなかった。その後3万円、そして今年7万円でしたか、何か給付があったときは、私は知っている人に聞いて、そのお知らせが来たら言ってねと伝え、教えてもらい、お姉さんのところに行き書いてもらい送付し、もらえるようになりました。
でも、そんな面倒なことを、行ったり来たりするだけでも、お金かかることではないですか。そういうところをもっと行政としてはお金のかからない申請方法でしてほしい。
また別の口座かもしれませんが、年金の口座があるのなら、少ない人にはわざわざ申請しなくてもお金を送ってあげる。3万円だったら3万円。四條畷市全体で見たら、お姉さんのように対象の人にお金が行き届いているのかなと少し不思議です。
市長:
ありがとうございます。
1点目の件、外国人が短期間日本で働かれてという保険料の話をいただきましたが、保険料だけではなくて税も一緒です。地方税は1月から12月分を計算して翌年に課税するため、外国に戻られたら賦課できないことになります。要はごみを捨てようが税を払わずに済むということになる問題も同じような考え方ではあります。
2点目について、これは少し複雑な話になるかもしれませんが、話をさせてください。マイナンバーカードというのは、個人の番号です。今おっしゃっていただいた低所得者向けの様々な給付、これは世帯によって変わるので額は変わってきますが、世帯で計算するため、マイナンバーカードが使えません。世帯情報でやらないといけない。これは国の制度設計がおかしいと思っています。
今回の減税というのは所得税等の個人で、マイナンバーカードが使えます。これまでの給付は世帯だったのでマイナンバーカードがうまく使えないので、結局は紙の申請でした。
あと、おっしゃっていただいた把握している口座については、これは法律で、民法上の市が何かを給付するというのは贈与契約に当たるので、勝手に送ると法律違反になります。
市民:
でも他市は、口座番号を変えるのなら送り返してくださいと。
市長:
そうです。法律が変わり、例えば通知をして2週間たって返送がなければ同意したと判断をして、贈与契約が結ばれて送るという行為になっているので、通知はしないといけません。これは民法も変えない限り起きてしまうことで、必ず通知はしています。
コロナ禍の最初の頃はまだそういう解釈ができなかったので、必ず返送が必要でした。でも国も対応を考えて、さすがに2週間待って不要ですとなければ、同意したとみなさないと手間で仕方がありません。そういうふうに変わってきており、一応ルールになっています。
市民:
四條畷市では、でも返しますよね。
市長:
いいえ。口座の必要がなければ。
市民:
ああ、そうですか。
市長:
はい。次の定額減税のときも、それでいかせていただこうかなと。
市民:
では極端に言えば、私がお姉さんのところへわざわざ行って調べてあげなくてもよいのでしょうか。送ってきました、口座を変更する必要がなければ。
市長:
その通知書をまだ見ていない中でうかつにイエスとは言えませんが、基本的に市の考え方としては、まず公金受取口座がある場合は、一定期間待った後で給付完了。それ以外に、例えば過去のおっしゃっていただいた7万円や10万給付のときの口座でいいですかというのを送らせていただくパターン。そして完全にそれでも追えない人は一から書いてくださいねと、このおよそ3パターンです。
でも考えていただきたいのですが、結構大変で昔は1つの手順ですべて終わっていたのが、3つの手順にまた分類されているので、またややこしくはなって難しいです。全員がマイナンバーカードを持っていたら実はワンルートで終わりますが、今ご意見があったように、やはり嫌な方もいらっしゃるので、強制的な手段は市としても取るつもりはないので、様々なやり方を残すしかないかなと。ただ、選択肢が広がった結果、逆に手順としては複数になっているというのはご理解いただきたいと思います。
ただ、ごめんない。現物を見ていないので、必ずどういうものになっているかというのは言えないので、やはりしっかりと届くかどうかはチェックしていただきたいと思います。
市民:
分かりました。
市長:
ありがとうございます。
市民:
もしも、そのままでよかったら、もう返さなくてもいいと。
市長:
となっているかどうか、まだ現物を作っていないので、すみません。もう少し後になります。
まず、ややこしくてどの方が4万円引かれる、3万円引かれる、2万円引かれると分かれますが、2万円しか引けなかった方には2万円を市が給付する。まず、個人がどれに当てはまるかをすべて調べるという作業、これまた大変でシステムでやった後、今度はこの人は1万、2万、3万円と分けた後、それぞれが公金受け取り口座か、既存の口座か、口座がない人かと作業をします。
ただ、すべて職員の人件費も税金ですから、こんな大変なことは我々としてもあまりやりたくないというのは本音ではあります。ありがとうございます。
市民:
今日はお話合いの中での感想ですが、教育のことについて、かなり辛辣な意見が出ました。私は教育に関わってきて、四條畷市についてもそれなりに働いてきた人間として、上意下達のような校長はほとんどいません。こういう話を広めていただくと困ります。私たちは、子どもを育てるというか育ってもらうという意味で、やはり一定の教育者としての尊敬の念のようなものを持って私もやってきました。
例えば、私が就く前に、学校を2学期制にしようとしました。それを3学期制に戻しました。それは、やはり学校長等の賛成もあったからこそできました。決して、おっしゃったような上意下達の人だけではありません。むしろ、ほとんどいません。教育に対して私は自信を持っておりますし、そして自信のある管理職が多かったように思います。もう少し四條畷市の教育も、行政と同様、褒めてやってほしいと思っております。
市長:
ご意見ありがとうございます。
今ご発言いただいた方が教育長に就任されて、現場の先生の後押しもあって、2学期制に戻したときのエピソードをおっしゃっていただいたのかなと思います。
様々なお考えもありますし、今日は時間も過ぎてしまいましたが、やはりこの対話会をさせていただいている一番の意味は、例えば先ほど道路の話をいただきましたが、広げていただきたいという方と、実際その当事者になっておられる方がいる。
教育としてよくないと思われる方もいれば、教育のここはよいと思っている方がいる。やはりそういう方が同じ場でいろいろと話すことで、よりよくしていける部分があるのではないかなというのは、私はこの対話会の意味で、どちらが100%正しいということではないと思います。それぞれ、そういう考えがある、こういう考えがあるというのを積み重ねた先に一歩でも前に。
今日3点目にご指摘いただいた面積の件は、本当に大いなる過ちで反省しないといけないと思っています。でも、そこで立ち止まってしまうと、やはり全てが遅れてしまうので、二の手、三の手と考えていくというのも重要なのかなと思います。
そのため我々としては、できていない部分、至らない部分も皆さんにお示しもしながら、少しでもよい四條畷市政にしていきたいと思って、この対話会を開きたくさんのお声を聞けたらと思います。また今後も、我々至らない点多々ありますが、ご指摘いただきながら、そういうことを重ねながら前に一歩でも進めていけたらなと思います。ぜひ今日、アンケートのスペースはあまりないかもしれませんが、様々なご意見いただきながら改善につなげていけたらと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。
そのほか、いかがでしょうか。
市民:
少し時間が押していますが、なるべくというところで。
ホームページの市民からいただいた質問に回答する市長の意見箱についてです。市内に産婦人科がないという話が出ていましたが、医師会のほうに要望して検討をされていたと思います。なかなか難しいかなとは思うので、市で何か独自でできないのかと。
私も子どもが欲しいなと思っていて、ただ、市内に産婦人科がないというのが、今後産みたいと思っている方に大変デメリットになっているとも思います。それに先駆けて不妊治療、国では保険適用にもなっていますが、お金以外に市でできること、そういったものにアプローチできるものがないのかなというところが聞きたいと思います。
そして、公共施設では南中と東小をどうするのかが少し聞きたいと思いました。
市長:
ありがとうございます。せっかくですので、全てお話しさせていただければと思います。
まず医療は大変難しい領域でして、民間のようですが準公的な保険料でしていますので位置づけもあります。そのため、開業する自由はもちろんお医者さんのほうにありますが、やはり税が投入されている以上、様々なルールがあります。
医療というのは市町村ごとで見なくて、実は医療圏というので見るのです。四條畷の場合、北河内が1つの医療圏になります。その中で急性期、手術はこれぐらいできる量を確保、入院はこれぐらいのベッド数を確保しようと、北河内単位でしています。
例えば四條畷にはとても有名な脳外科の病院がありますが、他市からすると、うちにも欲しいという話になります。でも、それは四條畷にあるので四條畷に来てくださいみたいな、北河内で都合をつけ合っている。そうしないと、1市1市でやっていくと過剰な医療設備ができてしまうので、1市で全ての機能を賄う、そもそもの仕組みになっていないのが構造の問題です。
ただ産婦人科、全ての緊急オペがそうですが、やはり何かあったとき急に駆けつけたい。構造上は四條畷市にというのは難しいですが、そこは医師会さんとの話合いの中でどうにかお願いできないかというベースでの話になってしまう。そういう制度なので、もし開業される方がいたら四條畷市を選んでいただけるように、市にこういう協力があればというのであれば、それに積極的に我々としては乗っていく、そんな考えです。
2点目、不妊治療いただきました。全て話すと時間がなくなってしまいますが、やはりとても重要なことで、四條畷でも子ども・子育て世帯にアンケートを取ると、もう1人子どもを産みたいがためらっている方がいらっしゃいます。
今年度からこの分野で始めたのは、まず多胎妊婦さん、双子ちゃん等を妊娠された方。通常、妊婦健診は14回ですが、数が多くなる可能性が高いので、多胎妊婦さんに対してこの14回からはみ出てしまう分を助成しよう。あとは低所得妊婦さんで1回目の健診をためらってしまう方がいるので、そこの助成を始める等、いわゆる保健センターが担っている役割を拡充させていっている方向にあります。
直近も、寝屋川市さんが不妊治療、独自で助成制度を始められたようで、先週保健センターとまさに話していたところですし、他の地域でもこのご意見はいただきました。市としてどういうことができるのか。妊産婦さんに対してこういうことをしてほしいとたくさん要望をいただいているので、もちろん優先順位づけにはなりますが、予算が許す限りしっかり拡充させていけたらというのが市の考えです。
最後3点目、南中学校につきましては、すでに方針は決まっておりまして、防災機能を持った設備が土砂災害警戒区域にしかないエリアなので、土砂災害警戒エリアから外れた部分にしっかり避難もできるようなスペースを持った体育館、地域コミュニティースペースに。では、土砂災害警戒区域にかかっている南中の東側半分をどうするのか。これは四條畷にあまりない都市公園で広々としたボール遊びもできる、あるいは高齢者の方も憩えるような大きな公園を整備していくことで使っていただきたい。
東小学校については、全面土砂災害警戒区域にかかっているので、新しく建物を建てる考えはありません。何を持ってくるのかですが、四條畷市内にグラウンドは市民グラウンドと青少年グラウンドがありますが、北側の山のほうに偏っています。2つ偏ってあるのはどうなのかというご意見があるので、やはり163号線を挟んで北側に1つ、南側に1つあったほうが市全体で考えるとよいだろうということで、青少年グラウンドを東小学校側に移してくることで南北に1つずつ施設があるという状況。青少年グラウンド近辺は、子育て世代がいっぱいいますが、あまり広い公園がないので、青少年グラウンドは公園にしていく、そういう考えで取組みを進めているところです。ご意見ありがとうございました。
そのほか、大分時間が来てしまいましたが、よろしいでしょうか。
市長:
本当にご参加いただきまして、ありがとうございました。
なかなか休日の出づらい時間帯だったと思いますが、引き続き、私この任にあらしていただける限りは、こういう対話会を通じて市政をよりよくしていきたいと思っております。ぜひまた機会があればご参加いただけたらなと思います。
本日は、ありがとうございました。