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市民:
初めて参加させていただきましたので、少し様子が分からないんですけれども、市長に意見を先に質問事項を送っておいたほうがいいかなと思ったんですけれども、書くより話したほうがよいと思って来ました。市政の大きな話を聞くと、畑中地区の問題は小さいかと思いましたが、住んでいる町だから、やはり畑中のことが大事かなと思って、3つか4つ、5つぐらい私は質問を持ってきているんですけれども、今日、市長に聞いていただきたいと思います。
まず、畑中の公園のことですね。公園は市の管轄か知りませんけれども、日々は畑中が使っています。私、毎年、誰かに言いに行くんですけれども、返事はなく、雑草で荒れているんですね。例えば、建設課がブルドーザーできれいに対応してくれとは言っていません。児童公園だから、運動場みたいにしなくてもいいんですけれども、小さな草がつくぐらいで、小さな子が遊びに来ても遊べるような公園にしてほしいんです。もう盆踊りのときだけですわ、児童公園をきれいにしているのはね。それに毎年私は怒っているんです。何とかしてほしいと思ってね。
そして、町の予算を見てみたんですね。スマホで撮って保存して、今日印刷してきました。令和4年と5年分の、予算と報告なんですけれども、町会費も福祉費も200万ほど毎年かどうか知りませんが、200万円ぐらい地域で毎年繰越ししているんですわ。
市長:
自治会の予算の話を。
市民:
そうです。
市長:
なるほど。
市民:
町会費は1人月350円なんです。そしたら、年間1軒で4,200円かかりますね。でね、これ読み上げたら時間がかかるのでお見せしますけれども、結局、町会費を全部使って活動しているんだったら、私も言いません。それだったら寄附でもしますけれども。町会費が残っているんですわ。それで来年に200万円繰り越して、福祉の予算も170万円ほど残っているんですね。
これは悪いことをしているわけではないですけれども、公園が荒れていて、みんな草抜きするのが嫌だったら、シルバー人材センター等にお願いしてほしい。もし1か月に1回はもったいなかったら、二、三か月に1回でもシルバーにお金を払って来ていただいて、せっかく公園があるんだから、みんなが憩えるような公園にしていただけないかなと毎年思い、夏近くなったら、私は家が一番近いから言うんです。そこで理事の方などに言いに行きますが、時々婦人会や育成委員会などの予算をみると、90何万円を福祉に使っているんです。それに草刈りは二、三万しか予算使っていないのですわ。
もし90何万円も取っておられるんだったら、シルバーに来てもらってお金を払って草刈りをしていただけないか。そしたらシルバーの人も助かるし、みんなボランティアしなくていいし、そういった考えはないのかなと思って聞きたいんです。
市長:
ありがとうございます。もちろん、ほかの質問も後ほど聞かせていただくんですけれども、ほかの方もいらっしゃるので、順番に回させていただいてもいいですか。
市民:
結構です。
市長:
ありがとうございます。まず公園の件、おっしゃるとおり、別に名称が児童遊園だからではなくて、どの公園においても使える状態に維持管理していくというのが市の責務であるというのは間違いないかなと思います。まず、それはお伝えさせていただきます。
ただ、後半にいただきました自治会の予算をどう使われるかというのは、これはもう市の関与できる分野ではないです。
市民:
そうなんですか。
市長:
はい。
市民:
でも、払っているのは私たちですよ。
市長:
いえ、市には1円も頂いていないです。
市民:
入ってないんですか。逆に市から補助してはるからね。こんなにお金がある地域に補助することはない。
市長:
順番にお話しさせていただいていいですか。
市民:
はい。
市長:
自治会という組織自体は、自治会員の皆さんが自治会費を払われて、自治会の中で予算の使い道を決めていただくという仕組みになっているので、そこに市が介入するということはまずないんです。
市民:
はい、そうです。
市長:
公園の管理自体につきましては、大体、今、公園は四條畷全体で88個くらいあるんですね。この88個に対して、おっしゃっていただいたとおり、シルバーさんとかに予算を使って、この草刈りだけで年間数百万円ですね。もっと多いですかね。その予算を使って刈っているんです。当たり前なんですけれども、シルバーさんも人数の限界というのがあって、特に、例えば春とか刈ってしまうと、夏になればすぐに生い茂ってしまうんですね。とはいえ、皆さんが同じ時期に刈ろうとすると、人の数は決まっているので、少し秋まで待ってくださいよとかなると、今度は夏とても使えない状況になっています。
ここで本当に市と皆さんとで一緒に考えないといけないのが、例えば民間の事業者を使えば、恐らく2000~3000万とか使えば、同じ時期に全部草をきれいにすることができます。でもそれは毎年行うことなので、その予算を使って継続的に実施していくのか、シルバーさんにお願いして、時期を調整しながらきれいにしていただいて、合間に使うときは、地域の皆さんのご協力とかをいただきながら一緒にきれいにしていくのか。これはどれが答えとかはないと思うんですね。
今、多くの地域では、今おっしゃっていただいたとおり、盆踊りとか使われる際は、地域の皆さんが積極的に地域の公園ということでお力添えいただいたり、あるいは市のシルバーさんに委託させていただいているのでお願いしたり、あるいは緊急でどうしても必要なときは、市の職員が直接行って一気に草刈りをしてしまいます。
ただ、ご理解いただきたいのは、公園は88個あるので、これを全部市の職員で実施となると、あまり現実的ではなく、難しいのかなと思います。なので、草の問題については、同じ時期に各方面から刈ってほしいという依頼が来ているのは、これは事実です。なので、たくさん税金を投入して、同じ時期に全てきれいにしていく未来を選ぶのか、時期をずらしてシルバーさんにお願いをしていって、難しい場面では地域の皆さんにお願いするのか。今は後者を選んでいるので、どうしても草が生えてしまって、後手に回ってしまうことがあるというのが今の現状です。
市民:
それは分かります。地域の方がもう少し協力的にね。いや、私も若かったら、草刈りぐらいしますよ。でも、年いってしまったからね。去年か、おととしにある夫婦が、朝から若い夫婦がやって来て、奥さんが草刈りをして、10分ぐらいで刈った草の袋をつくって、それで帰った人がいるんですわ。私、ずっと見ていたんです。まあ、奇特な方だなと思って、本当に声をかけたかったんですけれども、ああ、畑中も協力的になったのかなと思っていたら、それ一回限り。
どこのどなたか分からないんですけれども。草刈りしようと思えばね、私草刈り機でも買ったらどうですかと提案したら、草刈り機はあるんですよ。ただ、メンテナンスもしていらっしゃるんです。どこに予算を使っておられるのか知りませんけれども、簡単にすれば、私も全部根から取れとは言うてませんよ。
市長:
ありがとうございます。少し繰り返しになってしまうんですけれども、あくまで市の公園で、責務としては市がやらないといけないものを、地域の皆さんにご協力をお願いしている身なので、市の地域の皆さんのお金の使い方とかは、やはり地域の中で決めていただくことになるというお答えにはなってしまいます。
市民:
そうですか。
市長:
ただ、おっしゃっている意図はよく分かります。やっぱりきれいにいつでも使える公園であるようにするのは、基本的には市の責務ではあります。
市民:
そんな畑中のような恥ずかしい公園はありませんよ。子供はもっと楽しく遊んでいるし、本当に情けないなと私は思うんです、畑中であれば遊具もないし。だから、誰もいないときはボール遊びもいいよとか言える。そんなん、今の子が、小さい子が来たからといって、ボール投げたりはしないです。譲り合って、みんなが集えるような原っぱにしてもうたらいいと思います。それが私の意見です。
市長:
ありがとうございます。会長、お話しされますか。
市民:
先ほど下水道の話が出ていましたね。例えば能登、あそこで下水道、もちろん上水道ももうずたずたになって、すごく時間かかって、やっと今、上水道が通じたかなみたいなことを聞いたんですよね。それで、今、四條畷では私が少し気になっていたのは、川崎池公園からずっと向こうまで、あれは下水道なんですかね。
市長:
下水です。まず、今おっしゃっていただいた、どちらかといいますと、詳細に書き始めると切りがないんですけれども、地下河川みたいな考え方がありまして、今は大阪の地下には巨大な空洞が空いているんです。それによって、集中豪雨とかがあっても、地下に水を流して、最終的には大阪湾に流すことで、床下浸水をなくしていく。基本的には大きい国道の下などに、大きい空間が空いています。
今、川崎池公園で工事しているのは、あそこから横に巨大な幹線につなげる増補幹線という名前なんですけれども、その工事をさせていただいています。
最近、四條畷市は浸水被害がそこまでというか、ほとんどないです。私も市長に就任させていただいてから、浸水被害って聞いてないですけれども、また100年に一度の大雨みたいなときでも、しっかり地下に逃がせられるようにというので、今工事させていただいていて、間もなく終わります。もうすぐ戻ります。すみません、長い間。
市民:
公園に戻るんですか。
市長:
戻します。あれは想像いただいたらいいと思うんですけれども、まずものすごく縦に深く掘って、そこから施行していく工事なので、拠点みたいなものが要るんですね。やはり公共用地となると、大阪府の事業なんですけれども、ご協力してくれと言われた場合に、やはり市民の安全を守る工事なので、それは駄目ですとは言えないので、今、長い間なっていますけれども、もう終わりますので。6年度中には終わる予定なので、公園に戻ります。
市民:
ああ、そうですか。期待しています。
市長:
ありがとうございます。そのほか、いかがでしょうか。
市民:
質問したいんですけれども。
市長:
ほかにいなければ、もちろん、お話しいただければと思います。
じゃ、すみません。
市民:
すみません、私、畑中町会で連絡員という役をさせていただいていて、お世話になっています。
畑中の町会には95名の組長さんがいらっしゃるんですけれども、私が少し確認したいのは、毎年、黄色い地図が配布されていたと思うんですけれども、令和4年度を最後に、5年度と6年度は作られてないんですね。それで、少し今年度の末に、5年の末に市役所のほうに確認の電話を入れましたら、直接地図屋さんに聞いてくれということで、天王寺にある地図屋さんに、私直接電話したんですけれども、そうしたら地図屋さんも人手不足とお金の問題で、大阪府でも幾つかの市はもう作ってないんですというお返事で、令和6年度も作る予定はありませんと言われたんですね。作っている市と作られてない市があるみたいで、四條畷は私どういう理由で選ばれているのかは知りませんけれども、作られてないほうの市に入れられているということです。
私は今、役をやらせていただいていて、仕事の都合上、とても必要なものなんですね。私だけじゃなくて、地域の独り暮らしのお年寄りの方とかを見られている民生委員の方とかもそうだと思いますし、やはりないと非常に困るものなので、どういう理由で四條畷は作られなくなったのかは存じ上げませんけれども、復活できるなら復活していただきたいなと思います。
市長:
ありがとうございます。恐らく市が出しているものではなくて、その地図屋さんが広告等を載せることで利益を上げておられて、各地域に配られていると思われます。私も岡山の地図を何年分かは持っていて、旧の地名とか書いてあるものかと思うんです。
今おっしゃっていただきましたとおり、今日も様々なビラを入れさせていただいているんですけれども、確かにどこもかしこも人手不足といいますか、日本全体の中で、大阪の中に市って33個ありますけれども、人口6万人を切っている市って3つあって、うちがその1つということで、恐らく地図屋さんからしたら、人口規模的な利益を考えて、人口が少ない市から、もしかしたらやめられていっているのかなというのは、今の推測です。
ただ、市で発行しているものではないので正確には分からないですから、今せっかくご意見をいただいたので、どのような状況なのか。私も便利な地図だと思っているので、本当に今後再開する可能性はないかは、確認をさせていただきたいと思います。ただ、最終的には、民間企業さんが発行されているものなので、なかなか強制できるものではないです。
もしその地図会社が困っている点があって、それが市と協力し合うことで解決できる問題であるならば、何か道はあるかもしれないので、それはまた確認させてください。ありがとうございます。
市民:
お願いいたします。
市長:
そのほか、いかがでしょうか。マイクお持ちします。
市民:
畑中は特に公民館周辺にかなり家が建ってきています。それで、ご存じのように道が狭くて、特に私の家のクランクになっているところなんて、毎日のように車のすれ違いができなくて難儀しているような人が多いです。少しどうなのか、あの小さな川が暗渠にはできないかと思うんです。暗渠にしたら広くなるので、それは市が関わるのか、水利協会か、あらゆる問題もあると思うんですけれども、その辺はどうかなと思いました。お願いします。
市長:
まず四條畷市、住まれている皆さんの実感として、道が狭いという印象があると思うんですけれども、実際調べてみました。本当にそうなのかということで。
北河内の道路で、国道と大阪府の府道と市道って3つあって、その国道、府道、市道ごとの平均の幅を調べたんですけれども、四條畷市、大阪府内でも確かに狭かったです。これまでは印象だけでしたけれども、事実として狭いということが分かります。
これをどう対応していくかなんですけれども、根本的には道路幅を広げようと思いますと、拡幅をしていくということになります。
例えば今、沿道住民の方の多大なるご協力をいただいて、東中野の、総合センターから南に行って、ガソリンスタンドから田中医院さんまでの道路については、今、沿道住民さんのご協力をいただきながら大幅に広がって、歩道までつく予定です。これはもう大がかりな事業といいますか、用地買収とかも何億という額で進めていきます。これが根本解決ですけれども、ご想像いただけると思うんですけれども、その方の生活を奪うことにはなるので、そう簡単にできるものではありません。となってきたときに、2番目の手法として、今おっしゃっていただいた河川とか側溝ですよね、水路を埋めて少し広げる方法があります。
まず大原則の話をして、非常に申し訳ないんですけれども、水路や河川というのは基本的には開渠といいまして、ふたをかけない。
要するに、もしかしたら大災害のときに、木とか物が流れてきたときに撤去しないと上流であふれたりします。そのため、安全管理上は閉めて詰まったら、上流で爆発してしまいます。なので開渠にするというのが大原則なんです。
とはいえ、その結果、道が狭くて事故とか起きて危ないのはどう思うのかという逆の議論もあって、これは大変悩ましい問題なんです。何十年かに一回の有事に備えて開渠にしとくのか、日常の安全のために暗渠にするのかって、要するに答えのない議論なんですね。
ただ、少し申し上げましたけれども、以前まで四條畷はあんまりお金がなく、実は暗渠にするのも結構お金がかかる事業なので、しっかりとした穴のようなものを入れて水路を塞ぎますが、やはり予算的にまず厳しいというのがありました。ただ、前にも少しおっしゃったとおり予算的には改善してきているので、市は何をしているかというと、実は昨年度から四條畷市中の水路で暗渠化できる可能性のある箇所をまずは調べて、どれぐらい予算がかかるのかというのを調査し始めました。
やはりここからはその地域の皆さんのご理解や、水路に家が張りついている人はそこが暗渠になると、車が目前まで来るので嫌だという人も結構いています、正直なところ。やはり水路があることで家との距離を保っているというのがあるので、なので、これから市としてしっかりと昨年度から5年間の未来への投資の枠組みで、水路の状況調査をして、どの地域がどれぐらい広げられるかと調査した上で、この先は、地域の中で、その沿道の方がいいよと言っていただいたら、そこを暗渠にできるといった手順になっています。
そのため、できるかできないかで言うと、今できるようにしていっている。ただ、最終的には、地域住民の皆さんのご理解が必要です。
本格的な河川みたいな大きい川については、大阪府さんの持ち物なので、市が対処することはできませんでして、基本的には災害時のために開渠しておきます。
そのため、水路とかは今後暗渠できるような環境は整えていこうとしているというのがお答えになります。ありがとうございます。
市民:
ありがとうございます。
市長:
そのほか、いかがでしょうか。どんなことでも。
市民:
地元の話は今出ましたように2件あるんですけれども、1つは総合センターとか、それから南中ね。
その計画は結構ですけれども、やはり基本的には財政が十分あるということではないので、立派な施設計画は結構ですけれども、私としてはあまりお金をかけた施設は必要ありません。いや、必要なのは必要なんですよ。立派な公園らしい木を植えた公園を作っても仕方がないので簡素でいいんです。公園だけではなくて、総合センターにしても簡素でいいんです。
例えば、それで新しく土地を買って計画するといったら大変ですけれども、僕は前の計画のときも様々伝えていたんですけれども、前の計画は総合センターという大きな新しい施設でした。
これから南海地震も考えていくと、基本的には様々な理屈はありますけれども、集中ではなくて分散なんです。市役所だけではありませんが、万が一のときにはそこが一番頑丈でお世話になる場所なんですよ。それが1か所にあるというのは、僕は反対なんですよ。だから分散にして、前の計画でもガラスで様々な工夫があるようなもの見ましたが、そんな派手なことをしなくてもいいんですよ。窓は小さなほうがいいんですよ。だから、ほかの人も考えていただいたらいいですけれども、僕は安全と財政を中心に基本的に考えていただいたらと思います。
それからもう一つは、人口が減ることは不幸なことで、日本全体の話はいいんですけれども、四條畷がこれだけ便利のいいところだから、要は努力のしようによっては人口を減らさない方法もあると思うんです。
方法としては、例えば今日の地域と市長の対話会にお集まりの方でも、これからは若い人の時代なんですよ。それであらゆることが市のこうした会合でも全体でもいいですけれども、僕は具体的に言うと、40代か50代の人が引っ張って、同じような内容をそれ以上の年齢の人とそれ以下の年齢の人、僕は特にこれからは以下の年齢の人の意見を聞かなければいけないと思うが、忙しくて行けないとか、言っても仕方ない等様々な意見があります。ありますけれども、市の方針として40代から50代で線引っ張って、このような討論会と、それからそれ以下の年齢の人へと、やはり2つ、特に僕は年配やからどうでもよいというわけではないですけれども、やはり若い人が参加してもらうという、これからはそんな時代なんですよ。だからそれが一番大切だということで、まだたくさんあるけれども、2点だけにしときます。以上。
市長:
ご配慮いただいてありがとうございます。1点目なんですけれども、これは本当に意見が分かれるかなと思います、正直なところ。
やはりまず私の考えを申し述べると、四條畷市自体はもちろん企業もあるのはあるんですけれども、すごくたくさん法人税がある町ではありません。なので、やはり住民の皆さんからいただいている税で基本的に成り立っているということを考えると、かつ土地がほとんど空いていないというのが四條畷の特徴で、よく企業誘致とか言いますけれども、空いている土地がほとんどありません。山は国定公園なので手を出せないものですから、基本的には、今後すごく税収が増えるということは見込みづらいです。
やはり一定人が住んでいただいて成り立つという町なので、財政的には常にやはりシビアに見ておかないと、今の世代が食い潰して次に託すと、今はよくても、やはり次の世代が大変なことになります。なので、先ほど申し上げたように、基金も堅実に積み立てたりとか、災害のときもためらいなく財政出動ができるようにするため、未来への投資とは言いながらも、健全な財政状況というのは維持したいというのが私の考えです。これは様々なご意見があります。いやいや、予算があるなら使ったほうがいいという方もいらっしゃるのは事実です。ただ、僕はそういう考えです。
安全をおっしゃっていただいたんですけれども、まさにそのとおりでして、有事の際に最後に集まっていただく、避難していただくのは公共施設なので、やはり民間施設のようにおしゃれなものもいいかもしれないですけれども、堅牢さというのは譲れない。それはもう間違いないです。そこは重視して、これからの案も考えていきたいという思いは一緒かなと思います。
2点目なのですが、いろんな市民の方からご意見を聞く手法ってたくさんありまして、今回の対話会のように直接足を運んでいただくというパターンもあれば、市長への意見箱のようにメールとかで送ってきてくださる方もあり、様々な種類があります。電話でいただくパターンもあります。
やはりどうしても対話会の場合ですと、市民全体の構成から20代、30代の方がたくさん来られるかというと、そうではないんです。ただし、どちらかというとメールとかで意見もらう方は若い世代もたくさんいらっしゃるので、一つの方法で全ての世代の方の声を聞くというよりは、いろんな手法を組み合わせて意見というのは聞いていただきたいなと思います。
本来、もう少し私に魅力があれば、若い世代の方も来てもらえるのかもしれません。これは反省点なんですけれども、もう少し参加してもらいやすい空気づくりというか、雰囲気づくりは考えていきたいなと思います。
市民:
手法はおっしゃるとおりです。だからこそ、手法はたくさんあって、合計したら年齢で線引きした際に、若い人とやはり同じぐらい集まることができる方法を考えたい。また、ここに集まるだけではなく、メールでも色々と方法を考えて。
だから、僕は基本的な考え方としては、いろんな本を読んでいても、やはり若い世代が、僕らは割に高度経済成長期の時代に生きていたけれども、今の人はバブル崩壊を知っているから、ばからしいと他人事ではなく、やはり年齢で線引きしてあらゆる方策を考えていくと。こういう手法がよいと思うんですけれども。
市長:
本当にいろんな市のワークショップ等も含めても、やはりまばらに世代の方が役割を担っていただくように調整したいと思います。ありがとうございます。
そのほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。もしほかになければ、あるとおっしゃっていたので、ぜひ。自治会のことやとなかなかお答えするのは難しいんですけれども。
市民:
やはり自治会も若い人に世代交代してもらうと、意見も違ってくるし、それはあるんです。いや、市長に言っているわけじゃないです。役員の人がたくさんいてはるからね。
年寄りがずっと10年も15年もいたら、若い人も言いにくいし、新しい意見も出てこないです。そこを思い切って世代交代したらよいのではないかと思うんですね。
コロナ禍でも、他の町会は自治会費が半額になったところがあるんですね。でも、ここは350円から変わらない。町会費の話です。コロナの時代はね。
市長:
繰り返しになるんですけれども、町会費の設定は市がしているわけではないです。
市民:
知っています。いや、少し市長に知っておいていただこうかなというだけ。私たちは意見を言う場所がないのでね。質問しても答えてもらえないので言っています。
やはり町会費を安くする地区もあるんですね。そしたら、やはり変わらない町では苦情が出ます。行事も何もしないのに同じ350円を徴収していると。私は写真を撮って保存しておいたんですけれども、100万も200万も繰越ししているんです。そんなに繰越しするのであれば、もっと全体の会費を下げていただきたい。
市民:
ここで言う問題と違うよ。
市民:
それでも聞いといてください。
市民:
それやったら、また別の機会で言ったら。
市民:
分かりました。別の機会で言います。そしたら、もうその話はいいですけれども、もう一つ言うのは、老人会がなくなっています。
市民:
これも分からへん、市長は。
市民:
いや、違います。市長に訴えたいんですけれども、私はグラウンドゴルフをしているんですけれども、あれは大阪府老人会主催の大会があるんです。そしたら、四條畷市は老人会がないから、参加してもし優勝しても大きな大会、全国大会とか出られないんです。それが福祉や介護が必要のない元気な年寄りは、今グラウンドゴルフなど様々な活動をしています。だから、市の老人会を作ってもらって、うちの主人は四條畷の老人会の会員にしてもらったら、大会に出て、ずっと表彰されたり活動することができるんです。でも老人会がないから、老人会主催のものに参加して優勝したとしても、代表メンバーになれないです。だから、市が老人会の活動に力を入れてくださると。
市長:
ありがとうございます。趣旨はよく分かりました。
まず今、市全体で市老連という形で、各地域の老人会の皆様の連合体が市老連という形であって、その会長にもよくお話を伺うんですけれども、地域ごとの老人会が維持できなくなってきているのは、よく聞いております。
ただ、組織の話をすると、全国の老人会というのがあり、大阪府の老人会というのがあって、その下に四條畷市の老人会があります。なので、市や国の組織というより、老人会という組織体があって、ずっと大阪府、四條畷市、各地区と繋がるので、どちらかというと地域で老人会を組成していただくものになります。もし市の組織となると、それは行政組織になってしまいます。
老人会は、あくまで地域の老人会の連合体が四條畷市の老人会であり、各市の老人会の集合体が大阪府の老人会となっています。なので、市の老人会を設立した場合、それはまた全く別の組織になってくるので、結局恐らく大きな大会などは無理かなとは思います。
市民:
うちは町会の傘下に。
市長:
基本的に地区単位の老人会として存在されているところが、各市とか府に恐らく大会があれば、全て同じ考え方になると思います。例えば、スポーツ少年団なども同じ考え方かなと思いますが、そういった形態になっているのかなと思います。ありがとうございます。そのほか、いかがでしょうか。
ただ、今の問題は非常に重要な問題でして、やはり地域ごとなんですけれども、あらゆる組織体が現在も維持できなくなっています。これは地域の問題というよりは日本全体の傾向ではあって、今日もビラを入れさせていただいていますけれども、民生委員、児童委員さんもそうですし、各種様々な側面で人手が不足している。それ以外にも市ではいろんな形で役割を担っていただいている方々が今日もいらっしゃいますけれども、なかなか難しくなってきている。おっしゃる通り、地域の皆さんと行政の関わり方を見直していく時期に入っているというのはご指摘のとおりなのかなとは思います。ありがとうございます。そのほか、いかがでしょうか。お願いします。
市民:
畑中地区では6月の第2日曜に一斉清掃をします。その際に、泥や草のごみは自分の家の近くで出す。それが本来ですけれども、とんでもないごみを出される方が多くて、例えば布団を出されたり、下の郵便局のごみ捨て場へ、強烈なごみが出ます。それは、やはり確かに出す人が悪いんです。
しかし、以前、四條畷は粗大ごみの日といって、年に2回ぐらいかな、出してもよろしいという日を、どんなごみでも出せる日というのがずっとあったんですよね。それが今は全然なくなって、有料でこれだけの大きさのごみを料金制で出してますわね。あの制度を実施している限りは、同じ場所へ夜のうちにごみを捨てるのも仕方がない部分かなと思います。してはいけないのは分かっていても、その人もそんなことする気がないと思いますが、どうしても処分できないごみをみたいな感じで捨てているんですよね。そういった点は、市としてもごみ問題は非常に大きな問題ですし、考えていただきたいなというふうに思います。
市長:
ありがとうございます。粗大ごみの有料化は平成29年度からだったと記憶しているんですけれども、経緯として、なぜそうしたのかお答えします。当たり前ですけれども、皆さんから普段出していただいている燃えるごみなどは、収集させていただいて、昔は四條畷市で、今は交野なんですけれども、交野に持っていって焼却をしています。当たり前ですけれども、これはすごくお金がかかるんですね。ごみの収集と焼却を合わせて、大体毎年10億円ぐらいかかっていると思っていただければ、市の中の巨大な予算の一つだとご理解いただけるかと思います。
そして、おっしゃっていた粗大ごみの無料収集などを実施すると何が起きるかといいますと、ある特定の人がとんでもない量を排出して、それを焼却する予算は皆さんからいただいた税で負担しているので、とても一部の人が利用して、結果皆さんへの負担が跳ね返っているという状況があったんですね。これは公平さに欠けてよくない。どこから持ち込んでいるか、正直分からないんですよね。どこから来たかわからないので、もう判別しようがないです。
過去の経緯として、その問題は是正するべきとの考え方から、市民の人がシール等を貼っていただいて、捨てることで問題を抑制して不公平感を解消したいと判断した。結局、その人は無料で捨てられて、それで解決と思いきや、その焼却のお金は皆さんのお金を使っているので、その平等性を考えた場合に有料化に踏み切ったと聞いています。
ただ、今おっしゃっていただいたこともよく分かります。有料化なので、結局不法投棄とかに繋がります。これは兼ね合いが難しいですね。これを無料収集に戻すと、また同じように焼却費用がすごく上がると思うので、皆さんの税からそれを賄うことになると、他の予算を諦めなければならなくなってくる。このバランスを見極めていくのが非常に重要かなと。
今、市の方向性として考えているのは、どちらかというとごみにはもう少し予算をかけていきたいと思っています。今、市全体でごみ収集、個別収集させていただけている割合が7割、こちらの南野でも、家の前に収集車が入っていけないので、ごみステーションで出していただいている世帯が3割あり、収集車が入れる道路は収集に行く。やっぱりこの3割の世帯の皆さんにとって、冬の寒い日とか朝早いのは大変というお声もあります。
今後、様々なごみ事業者の皆さんとかと、契約は5年ずつなんですけれども、見直していく中でもう少し工夫して、家の前まで収集させていただけるエリアを増やすことも重要な施策と思っています。
ただ、すごく予算がかかるので、それも踏まえて、今後のごみ行政の全体は見定めていきたいです。
根本的には、道が広かったら解決なんですけれども、そっちのほうが道のりは遠いので、将来的な施策も併せつつ、今、ご質問いただきましたけれども、全体の中で粗大ごみは、今そういう経緯で有料化に至ったというような状況があるかなと思います。貴重なご意見ありがとうございます。
市長:
時間になりましたけれども、そのほかよろしいでしょうか、大丈夫そうでしょうか。ありがとうございます。
幅広いご意見をいただきまして、ありがとうございます。この冊子の中にも実は、対話会から生まれた施策ってたくさん載っているんです。やはりこうした場でいただいて、行政が見落としている視点って多々あります。しっかりとお声をいただきながら、一つずつでも、多少時間はいただくかもしれないですけれども、改善していけたらいいなと思いますので、ぜひアンケートにはいろいろとご意見をご記入いただけたらなというふうに思います。
もしほかになければ、第7回地域と市長の対話会、これで終わらせていただきます。出づらい時間帯にご参加いただきまして、ありがとうございました。