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二丁通での意見交換全文(第7回地域と市長の対話会)

ページID:0097712 更新日:2025年3月31日更新 印刷ページ表示

都市計画税・砂地区のまちづくり

市民:

ある議員さんがちらしをポスティングされたときに、砂地区について書いてありました。市長さんはご存じかもしれませんが、固定資産や税金の対策をすると、市に年間約1億円の利益が上がるとありました。四條畷市でその対策をすると大きな税収になり、市の様々な施策ができるということが書かれていました。それが公共的なものになるのかどうかは分かりませんが、行政として何か考えがありますでしょうか。

 

市長:

ありがとうございます。

まず、何の話をしているかを共有させていただきますと、四條畷市には外環状線があり、北の方には四條畷イオンがあります。この外環状線を挟んで向かい側のエリアと、四條畷イオンの南側のエリアが、今おっしゃっていただいた市街化調整区域というように呼ばれているものです。市街化調整区域とは何かと言いますと、基本的にあまり建物を建てたりしないエリアです。車が停められている場所や田んぼなどはありますが、何も箱物は建っていません。

まちづくりをするときは、むやみに開発行為が行われないように市街化区域と市街化調整区域というものを設定し、ここは主に人が住むエリア、ここは企業が集まるエリア、ここは商店が集まるエリアと最初に定めます。それに沿ってまちづくりを行いますが、この2つのエリアについては何のエリア設定もされておらず、基本的には何も建ててはいけないという地域です。今おっしゃっていただいた砂地域はこの地域です。

この市街化調整区域を市街化区域にすることで、市に都市計画税というものがその面積に比例して入るため、一定の大きな税収が毎年入り、市の財政が潤うというお話です。市としてどのようなことを考えているかということでしたが、基本的に今、国ではどちらかというとコンパクトシティーというものを目指していて、新しく市街化区域をつくることは、原則的には認めていないという方向性です。ただし、理由があれば認められます。

この市街化区域、市街化調整区域は、実は市では決められるものではありません。大阪市などの大きい市であれば市で決定することが可能ですが、四條畷市の場合は大阪府さんが決定する権利を持っています。市街化区域にする条件として、市街化したまちにする必要があるため、周辺の道路は何メートル幅でしっかり整備するなど、「まち」としての整備をしなくてはなりません。

このエリアにある最も大きな公共施設は旧四條畷北高等学校さんで、現在は交野支援学校さんの四條畷分校になっています。そこの在り方が決まり、周辺道路などを整備できた場合は、もちろん当該土地所有者のご理解もあってのことですが、市街化区域に変えていけるかと考えています。そのようなことを議論するための、砂地域に砂まちづくり協議会という住民参加の協議体があり、そこの皆さんと市や大阪府が一緒に議論をしていくことになります。

なぜこれまではそのままの状態で置いておかれたのかといいますと、この交野支援学校は大阪府の施設であり、暫定利用という形で一時的に支援学校として使うということになってたため、いつどうなるかが分からずなかなか協議に入れませんでした。当時は、もしかしたらなくなるかもしれないという話でした。しかしながら、ようやく大阪府がここを永続的に使っていくと決められたため、この地域のまちづくりを考えられるようになりました。まさに今年度からまちづくり協議会の皆さんとここの利用を考えて、おっしゃるとおり、やはり数千万単位での税収増に毎年つながってくるため、これから歩みを進められていくという状況です。

 

市民:

分かりました。

 

市長:

ありがとうございます。そのほかいかがでしょうか。

 

道の駅の整備・圃場整備

市民:

もう一つあります。私は趣味で道の駅回りをしています。また、下田原のほうで遊びながら畑をしています。ご存じと思いますが、国道163号から田原に入ったところで開発をしています。今年、ある議員さんと、ここを道の駅にしたら面白いという話を少ししました。そうすると、何かできるのか、はたまたできないのか分からないというような話をされていて、今は宙ぶらりんのようですが、あの場所を四條畷道の駅にすると、魅力的なものができるのに思って話したことがありますが、何か聞いていませんか。

 

市長:

ありがとうございます。実は、道の駅の議論は、いっとき全国的に道の駅がはやったことがあり、その結果、道の駅が多くの地方にあります。この道の駅は、国土交通省が積極的に推し進めているもので、全国的に国の補助をいただきながら整備しており、実は、その補助を受ける要件というものがございます。前面道路の通行量なども要件の一つになっています。今から、10年以上前になると思いますが、一度やはり道の駅がはやったときに、四條畷も一定整備するのであれば田原地域ではないかと議論したことがありました。しかしながら、その要件に当てはまらず、建てられないことはないですが、道の駅を建てる場合は全額市の負担で建てる必要があるという状況でした。全国で道の駅が建てられているのは、様々な国の財源を使いながら建てられており、10年前の当時は、まだ四條畷市の財政が非常に厳しい時期で、単独で道の駅をつくるには至りませんでした。

現在、田原地域の特に下田原地域では、圃場整備ということをしておられます。圃場整備とは何かというと、田んぼが入り組んでいるところを、地方に行くときれいに区画整理されている田んぼがありますが、その整備を下田原地域でしております。国から莫大な支援をいただいて整備します。現在も小麦をつくられていますが、圃場整備をすすめることで、恐らくこれからすごく計画的に生産されていくものと思います。結局、道の駅はつくるためのお金も重要ですが、できたとしても、中で何を売るかが非常に重要であり、今の四條畷は専業農家の方がいらっしゃらないため、毎日安定して四條畷産のものを納品することはそう簡単なことではありません。そういう意味では、建物ができても何を提供するかとなったときに、今の状況ではなかなか難しいのではないかと考えています。

現在は、圃場整備が進んでいるなか、現在は圃場整備を進めつつ小麦などの様々な製品を考えておられるところです。そのため、現在の市の考えは、そのような出荷できるものができたときに、四條畷をPRする、あるいは農家さんを支援していくという意味で、その段階において改めて考えることができるかと、そのように考えているところです。

お示しの土地自体は全く市の土地ではなく、全て民間の方が持っているもののため、行政から何かアクションをすることはできない土地です。何となく伝わりましたでしょうか。

 

市民:

分かりました。ありがとう。

 

市長:

ありがとうございます。そのほかいかがでしょうか。

 

追徴課税の件

市民:

市長が先に説明されたほうが、私が説明するよりも早いかなと思いますが、一応書いてきたので書いてきたとおりに言います。

四條畷市が課税誤りを起こし、私と私の家族に23万円の損害を与えました。そのまま返還しようとしません。本件については、私は有給休暇を合計11回取って、四條畷市役所に足を運んで解決を求めました。また、何十回もメールで説明を求めていますが、結構うそをつかれたり、子供だましの屁理屈を言われるだけで、きちんと対応してもらえない、説明してもらえないことが多いです。前回11月の市長との対話会において、本件について初めて市長と直接話をして、本件について、質問に対しては説明すると約束していただいたと思いますが、その後半年間、その機会を一度もつくってもらっていません。

今回、質問としてもう一回説明を求めたいと思います。今回は話の発散を防ぐために、私の父の後期高齢者医療保険料に絞って話をしたいと思います。事実と違うところがあったら、途中でそれは違いますと言ってください。

まず、本件のさわりを言います。2015年8月に、四條畷市が住民税の計算を誤って、私の父に後期高齢者医療保険料を多く納入させました。すぐに計算が違うのではないですかと申し入れましたが、市の見解は間違いないと門前払いされました。3年以上経過した2019年2月になって、四條畷市がやっぱり間違えていましたと連絡してきました。正しい法的根拠がなく、他市に事例もないことから、保険料の返還ができませんと説明されました。しかし、その後、法的根拠がないというのはうそで、地方公務員が過失で損害を与えた場合は、地方自治体が補償するという法律があるということを私は確認しました。また、他市に事例がないということもうそで、他市の事例が複数、返還しているという事例があることが判明しました。これら事実にも関わらず、いまだに四條畷市はうそを言ったり、屁理屈を繰り返して返還を拒否している状態です。

これまで四條畷市にメールや面談で何回も質問していますが、肝腎なところは無視されて逃げ回るだけで、一切回答をいただいておりません。その質問について回答をいただきたいと思っています。

質問です。四條畷市がこのようなミスを発生させ、市民に負担を負わせたままであるにも関わらず、東市長は、2019年2月に本件が発覚して以来約5年、2023年11月に開催された、前回の対話会で私がこの話を出すまで、直接謝罪されることはありませんでした。さすがに前回は空気を察して謝罪をされましたが、これまで直接謝罪をされなかったのはなぜですか。これが1つ目の質問です。

 

市長:

全て言っていただいてからでもいいですか。

 

市民:

でも質問の数は多いです。

 

市長:

ほかの方との兼ね合いも見てお答えしますので、先にすべてのご質問を言っていただければと思います。

 

市民:

分かりました。では2つ目の質問ですが、なぜ返還していただけないのでしょうか。返還しないと決定したのは誰で、いつどのように決定されたのでしょうか。直近では、返還しない理由として、私にも瑕疵があるという説明を継続して受けています。つまり、四條畷市にも過失はあったが私側にも過失があり、そしてその割合が分からないため、1円たりとも返還できないと言われています。四條畷市が計算を間違ったにも関わらず、私の過失は一体何なのかと聞いていますが、それは言えないという一点張りで、四條畷市が決めたことですと言われるだけです。そこで、私の瑕疵とは一体何なのかということが2つ目の質問です。

3つ目の質問です。法的根拠がない、他市に事例がないなどと言われましたが、法的根拠はあり、他市事例もあります。調べ続けた結果、他市の事例が200件以上集まっています。それにも関わらずなぜそのようなことを言うのかということです。

4つ目の質問です。先日、くすのき広域連合で同様の事件が発生しています。くすのき広域連合は解散したため、報道発表などはなかったと思いますが、その件では2015年まで遡って介護保険料が返還されたという事実を私は確認しています。くすのき広域連合の連合長は、東市長です。職員は、四條畷の出向者が多いです。同じようなことが起こり、くすのき広域連合はすぐに返還されたにも関わらず、なぜ四條畷市は返還していただけないのでしょうか。これが4つ目の質問です。

 

市長:

ちなみに全部でどれぐらいありますでしょうか。

 

市民:

5つありますが、5つ目は少し話の系統が違うためまずは4つです。

 

市長:

分かりました。これを全てお話ししてしまうと、恐らく時間がなくなってしまいます。ほかの方もおられるため、少し繰り返しになってしまうこともありますが、お話しさせていただければと思います。

これを聞いておられる方が、何の話か分からない状況にあると思うので、せっかくご参加いただいているため、詳細ではなく大まかな状況をお伝えしますと、今おっしゃっていただいたとおり、課税誤りということが実際にございました。住民税等に課税誤りがある場合は、他の保険料等に影響があります。それは住民税を根拠にして社会保険料が決まるため、連動して影響を受けるためです。そうすると、課税額が異なることによって社会保険料額が変動してしまい、多く払ってしまうということが起きています。

今おっしゃっていただいたことは、2015年の課税誤りを基に算定した保険料に関することのため、我々に間違いがあったことはそのとおりです。前回の秋の対話会でも申し上げたと思いますが、本来、市としてこのようなことはあってはならないため、大変申し訳ないとお伝えさせていただいたと同時に、本日もその思いに変わりはございません。

 

市民:

前回初めて謝られました。これまでの5年間は謝罪がなかったです。

 

市長:

ありがとうございます。いろいろ今おっしゃっていただいたなかで、例えば一切やり取りがなかったということはないと認識しております。一つ一つのやり取りでも、言った、言っていない、やった、やっていないということは、私は避けたいと思います。我々四條畷市役所は組織で仕事をしているため、税の問題、社会保険の問題、あるいは道路整備の問題、教育の問題、日常、様々な事象があります。その個別の案件について、私が一つ一つ全て直接謝ることができている状況かというと、幾ら5万5,000人のまちでも難しいです。だからこそ、市役所組織には部があって、課があって、それぞれの部長の権限、課長の権限において、様々な対応や決裁をして、そして謝るべきときは謝らせていただくという、職業として分担をして行っているところです。

そのため、この何年もの間、謝罪がなかったということに関しては、間違いなくなかったです。私としては、このような直接お話しさせていただく場で、遅かったかもしれませんが、謝罪させていただいたということになります。

 

市民:

11回有給を取って、四條畷市役所に足を運んで、面談をしているので、そのときに一回でもそこに出てきて、ごめんなさいという機会はなかったのですかとお聞きしているのですがなかったのですね。

 

市長:

はい。お答えとしてはなかったということになります。

2点目について、改めてなぜ返還しないのか等々、あとは他市の事例云々ということをおっしゃっていただいたと思います。これは本当に行政機関として。

 

市民:

3つ目、4つ目の質問も一緒に答えていただいたほうがよいと思います。くすのき広域連合は返還していますというのをまとめてもらったほうが。

 

市長:

大丈夫です。記録しているので、全て答えさせていただきます。

2点目のなぜ返還しないのかということ、瑕疵があったのか云々ということかのご質問と認識しています。今いろいろと説明いただきましたが、全く会っていないということではなく、当時の税務課長や税を担当する部長など、恐らく一度ならずとも直接お話ししてご説明させていただいたという事実はあろうかと思います。いただいたメールに対しても、返信等をさせていただいた経過、一切ないというような表現を使われておりましたが、直接お話しして、こういう理由ですということを一度ならずとも複数回、今おっしゃっていただいたように、有給使われて何度もとおっしゃっていただきましたが、それだけの数、職員としてもなぜかをお示しさせていただくという対応をさせていただいてきたと思っております。

取りあえず4つ目までは答えさせていただいていいですか、最後まで。すみません。

その中で、ではなぜくすのきは返還されたのかというお話ですが、基本的に税や社会保険料の返還云々という話において、特に社会保険料の場合は保険者が判断することになります。保険者というのは、国民健康保険ならその当時は市町村、介護保険料であればくすのき広域連合、後期高齢者医療であれば後期高齢者医療広域連合というところです。それぞれの保険料はそれぞれが所管をしているため、返還するかどうかは、そこの組織体が決定することになります。

そのため、後期高齢者医療の広域連合については、私は所属ができていない組織のため、今おっしゃっていただいたくすのき広域連合の話に限ってさせていただきますと、このいろんな課税やそれに関する返還を、私が一つ一つ決めているということはありません。例えば道路の整備を一つとっても、ここの道路一つきれいにするかどうかを全て私が決裁していたら、とてもではないですが市役所業務というものは回りませんので、部長や課長がその権限内において、状況を鑑みて良し悪しを判断しております。

このくすのき広域連合の事象はそれぞれの所掌において判断して、その状況を鑑みたときに、この場合は返還をすべきであるという判断のもと行ったというもので、それ以上でもそれ以下でもなく、それ以外の答えにもならないです。そのため、保険者が違うために対応が異なるということはあり得るというお答えになってしまいます。四條畷市の職員が多いとおっしゃられましたが、3市で構成しているため、半分以上が四條畷市の職員であるという状況でもないと思います。

いただいた3点目です。法的根拠や他自治事例がどうかというところが、質問だったと思います。もし他市事例がないというところについて、他市事例をどこまで当てはめるかということもあるかと思いますが、ないかと言われると確かに様々な自治体で独自のルールをつくられて、返還している事例はあると私は認識しています。本市の職員がそのように説明をしたのであれば、十分な調査不足であったかと思いますので、これは申し訳ないと思います。

一方で、法的根拠というものは、ご存じ、釈迦に説法かもしれないですが、こうした返還には、遡って返還する時効のようなものがあり、それを遡って返還する場合には、それぞれ自治体でルールを定めて拠出することになるかと思います。それに関して、本市ではそのような根拠は持っていないという説明になります。

一応4点の答えとしては以上です。

 

市民:

今、時効ということをおっしゃられましたが、この間、判例を送りましたが、和歌山市が同じようなことをして、高裁で返還しろと出ている判例があったと思いますが読んでおられますか。

 

市長:

申し訳ないです。市民の方からいただくもので、市長への意見箱にもいろんなルールがありまして、基本的には全て目を通しておりますが、それに関して、今直ちに全て覚えているかというとそうではないです。

 

市民:

すみません、いいですか。あのね、これ、地域と市長の……。

 

市民:

すみません、それは私も認識しています。税務課長がここで話しなさいと言ったのです。

 

市民:

そうおっしゃっても、これは個人と市の問題です。

 

市民:

だから、個人と市の問題で、市が適切に説明をしてくれないから、私はここで話すしかないのです。前回も申しましたが、こんなところで私も話したくないです。だけど……。

 

市民:

そうしたら、もう一度、市と対話される……。

 

市民:

ごめんなさい。それで、私、皆さんが手を挙げないのを確認して挙げています。それをおっしゃるのであれば、私やめます。ごめんなさい。これ、ずっと市にメールで問い合わせている話です。一向に答えが返ってこないので。

 

市民:

失礼ですけれども、ご本人様ですか。

 

市民:

本人です。

 

市民:

この質問をされている当事者の方ですか。

 

市民:

質問している本人です。

 

市民:

そうであれば、私、思うのですが、ここでこういう長い時間を……。

 

市民:

ごめんなさい、やめます。やめますけれども、市長に、そしたらメールで回答をしてくださいというのを皆さん言ってください。いいですね。はい。

 

市民:

言うというより、多分市長の性格でしたら、こんな場で聞かれたことに対して、みんなが聞いているので答えられると思います。

 

市民:

いいえ、私は6か月前に聞いたのですが、それから返ってきていません。

 

市民:

まあ、6か月なので……。

 

市民:

6か月です。その間に私、何回も回答くださいと言っているのにも関わらず返ってきていません。

 

市民:

それでは、もう少し猶予をあげて待たれたらどうですか。

 

市民:

分かりました。あと3か月待ちます。よろしくお願いします。

 

市長:

今の件について、今おっしゃっていただいたとおり、基本的にこの対話会、あるいは市長への意見箱というものにいただいたものは、全て私、目を通しております。返信をする際には、私も確認したうえで返信をしています。そのため、おっしゃっていただいたとおり、見ていないこともないですし、返さないということはないです。

しかしながら、今ご発言された方の話ではなく、一般論として、例えば同様の内容を数十回と、数日単位で送ってこられる方が市内にいらっしゃることも事実です。これに対して全て同じ対応をしていると、市役所として機能しなくなります。

そのため、庁内のルールとして、同一系統の質問を同一の者が一定期間の間に必要以上に連続でされてこられた場合は、前回と同じ回答で、次回も同じ回答となる場合は返信をしないですという通告の後に、返信をしないという行為は行います。これは市役所の組織として、それにずっとかかりきりになり、他の市民の方の対応ができなくなるということは避けないといけないからです。

よって、返信がないというものには、返信が遅れているものと、同一内容が何回も続いた場合でこれ以降同じ質問だった場合は、返信はもうしないと通告してから返信をしていないもの、この2種類のものがあります。返信しないとお伝えしてから返信していないものがあるため、今ご発言された方ではなく、一般論として何人もそのような方がいらっしゃいます。もちろん5万5,000人も市民の方がいたら、いろんな方いらっしゃいます。そこで、そのような対応をさせていただいていることは、お伝えさせていただければと思います。

 

市民:

個人的におっしゃる側の気持ちも分からないことはないです。それで、市長さんのおっしゃることもよく分かりますが、詳しい内容といいますか、感情の中のことまでは、私たち理解できないし、分からないし、聞いているのがしんどいだけですので、できたら個人で聞いていただけたらうれしいなと思います。

 

市民:

機会をつくってください。

 

市長:

これは秋のときも申し述べたかと思いますが、私が判断して決められること、決められないことあるかと思います。私の決裁の及ぶ範囲の問題で対応すること、しないことが、申し訳ないですがあります。会って直接お声を届けたいとおっしゃっていただける方はたくさんいらっしゃいます。それを私が全ての方に会って対応できればよいですが、24時間しかないので、我々の中で、課長の権限の範囲のことであれば課長に対応してもらうというように役割分担をしています。

 

市民:

最後に1つだけ、すみません。最後に1つだけです。

私は、税務課長に、このことは市長が決めたからどうしようもないと言われたため、市長にお願いしています。それはうそだったのか本当なのか教えてください。今のお話では、税務課長に権限があると言っておられるように聞こえますが、税務課長からは、市長が決めたからと聞いているため、市長にどうなのかを聞いております。すみません、これで最後です。

 

市民:

ご配慮いただいてありがとうございます。

言った、言わないのことになるのは、私は避けたいと思っているため、映像を撮らせていただいています。基本的に、今おっしゃっていただいたように、例えば複数回同じ主張をいただいて、疑義が生じた場合には、多くの場合において、課長だけで決めるということはないです。やはり繰り返し、繰り返し、おかしいのではないかと市民の方からおっしゃられたものは、より上位の者に当然報告されるのが組織かと思います。その時々で、課長や部長の見解を聞いて、また法的根拠も聞いて、私として納得した場合は、その判断でよいのではないかと決断をしているため、市長が決めたことということ自体に間違いはないかというのがお答えになります。

以上です。ありがとうございます。

すみません、そのほかいかがでしょうか。

 

公園へのベンチ設置

市民:

公園の件で、高齢化に伴い公園を必要とする人が増えると思います。足の不自由な人やリハビリをしている人もいて、公園にベンチを必要とする人が増えているため、そのような意見もあります。ここも児童公園にはもうないですが。児童公園で子どもを遊ばせるにしても、保護者が見ながらなので少し座るところがあればいいなと思います。市で公園に最低でも1つぐらいはベンチを設置する計画はあるのでしょうか。そうしたら、高齢者にとってもっと住みやすくなります。その件で意見です。

 

市長:

ありがとうございます。よくいただく意見です。

もともと私が来させていただいたときは、遊具入替え計画というのがありました。要は、例えばブランコが古くなったからブランコに変えるというような計画です。しかしながら、公園にそもそも何を設置していくべきかは、その地域によって違うと思います。高齢者の方が多いエリアもあれば、もしかしたら小さいお子さんが多いエリアもあるかもしれない。つまりエリアごとに特性が違うということです。

例えば直近に整備したところでは、今まさにおっしゃっていただいたように、椅子になっていて、かつ健康器具のように背を伸ばすことができるものや、懸垂ができるような形になっているものなど、そのような公園に設置する器具があります。行政がこのようなものを置きたいということではなく、地域の皆さんの声を聞きながら公園を整備していこうという計画を持っています。

ただ、こちらの資料にも記載させていただいているのですが、四條畷市内には公園が約90か所あり、同時には整備できないといいますか、やはり順番に整備するということになります。では、その順番はどのように決めているのかという話ですが、今から三、四年前に遊具やフェンスの傷み具合を把握する公園の劣化度調査をしました。その劣化度調査で状況の悪い公園から順に、リニューアルの内容を考えるという計画になっています。

そのため、お答えとしては、このリニューアル計画に基づき順に整備をしていきます。しかし、今お話を聞いていただき疑問に思われたと思います。90か所以上も公園があって、1年に1か所しか整備ができていないのであれば、それもう何年先になってもできないのではないかという話になると思います。今、それが我々としても課題として考えており、建設管理課というところが対応しているのですが、同じ課が公園だけではなく道路管理なども抱えているため、マンパワーの問題からこの公園改修の速度が、進んではいますが少し遅いという部分は正直あります。そこについては、今ご意見もいただき、ほかの地域からもいただくため、着実に整備計画に基づいて、地域に必要な公園の整備をしていきたいと思います。

それとは別に、市民活動センターの中に社会福祉協議会さんがありまして、その団体が「ここイスプロジェクト」ということをしています。様々な地域でほっと座れるベンチ等をまちなかに増やしていきましょうというプロジェクトをしています。どちらかというと、今おっしゃっていただいた趣旨ではこれが近いところがあると思います。公園の改修だけを待っていると時間がかかってしまうため、そのような「ここイスプロジェクト」さんと連携して、ほっと座れる場所を市として、今よりも増やしていきたいと考えています。現在市としては、この両方の考えで進めているというような状況です。ありがとうございます。

 

雁屋西町での火災対応

市民:

1点だけ質問がございます。先月、そこの雁屋西で火災がありましたが、市長の知る限り、その内容や原因を分かれば教えてほしいです。大火事だったので。

 

市長:

ありがとうございます。

雁屋西町で4月25日の早朝に起きた火災のことをおっしゃっていただいていると認識してお答えすると、直近10年ほどで四條畷市内では最大の火事でありました。それで、警察と消防で出火原因の特定をしておりますが、現在はまだ調査中でまだ分かっていないということが答えになります。

ただ、出火原因は分かりませんが、なぜ大きく燃え広がったのかは分かっています。なぜかといいますと、建設途中の建物で、まだ木材だけの骨格があったときに起きたからです。完成後の家は延焼を防ぐようなものが入っているため、燃え広がらないようになっていますが、燃えた最初の箇所が木の骨組みだけの場所で、キャンプファイヤーと全く同じ状況でした。遮るものが何もなく風も吹き込むので、勢いよく延焼し、大きな規模の火災になりました。出火原因が特定できていないため、それについてはまだ警察も調査中ということが、今知り得る限りの情報です。

 

市民:

消防署の人から消化栓の配置が少なく、水がかけられなかったということを聞いたことがあります。そのため、その辺も考えてもらわないかんの違うかな、これからはね。うん。

 

市長:

ありがとうございます。

実は、それは完全な誤解です。あのエリアにおける消火栓の数は、国基準に照らしても少ないということは全くないです。消防からは、当時の消防の配置等について時系列で聞かせていただきました。その角度等も含め詳細を聞かせていただきましたが、おかしな点は何もありませんでした。先日、地元説明会でもその点は説明されています。

では、なぜそのような誤解が広まったのかですが、これには理由があります。消防はポンプ車から何本かホースを引いて消火活動を行いますが、何本か引いているものに、激しく燃えているため、大きな火花のような火の塊が飛んでホースに落ちてきたようです。これは消防職員も経験したことがなかったと言っていました。このホースの穴は焼けないぐらい強度の高いものですが、それを貫くぐらい激しく燃えて火の塊が飛んでいました。そうして穴が開くと水圧が下がり消火活動に影響したものであり、消火栓等の設備が足りないということではありません。そのためすぐに、ここを止めて、他のところから水を引いてくるという対応をしていましたが、それを見た方が、水が足りていないのではないかと思われ、それが広まったという答えになります。

 

市民:

そういうことか。

 

市長:

ありがとうございます。

すみません、時間が長くなってしまいました。お手元のほうにアンケートを置かせていただいておりますので、ぜひ記入をいただけたらと思います。

夜遅い時間帯、出づらい時間帯にもかかわりませずご参加をいただきまして、誠にありがとうございました。