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岡山(忍ケ丘会館)での意見交換全文(第6回地域と市長の対話会)

ページID:0062062 更新日:2024年3月29日更新 印刷ページ表示

代替え公園・新池堤防の草刈り・道路の補修・環境づくり・高齢者の福祉・防犯・防災・空き家・子どもの虐待

市民: 

すみません。一応、岡山自治会で質問書をやっていただいて、まとめた案件は市長のほうへ行ってると思いますが、ざっくばらんに言うと、この西地区では公園がないのです。今さらん公園が廃止になって子どもの公園がないので、要は新池のところに公園を造ってくれないかという要望、代替公園、それを造ってほしいというのが来ています。

あと池の堤防の草刈り、これはこの前してもらってるのでいいと思いますが、要望としては年2回ぐらいで草刈りをしてほしいと。

あと水道工事の件で出てますが、水道工事をする予算があるのであれば、劣化した道路の補修工事をしてほしいという要望も出ています。

それとあとは環境づくりの件で、高齢者の福祉の件と、あと防犯と防災の件で、空き家が目立つので、この辺の家を把握してほしい、危険な建物をどうにか対応してもらいたい。

あと子どもの虐待の件とか来ていますが、これは幼稚園とか保育所の問題等はありますが、なかなか一般市民には目につかないところでされてる可能性があるので、その辺のことをちょっとお願いしたいなと思います。

 

市長: 

順にお答えいたします。ありがとうございます。

まず、公共施設再編計画に記載がありますが、小学生は、危険なので放課後は原則的に校区外に出ないようにということになっています。そうなりますと、当たり前ですが、子どもたちの遊び場が小学校区に1つあることが理想的です。

田原地域には公園が多いので少し状況が変わってきますが、西部地域については、忍小校区と畷小校区、南小校区とくすのき小校区、そして岡部小校区と5つの校区がありますが、明確な方針として各小学校区に1つはある程度の規模の公園、小さいお子さんから高齢者の皆さんまで様々な方が伸び伸びと利用していただけるような公園を整備していこうとしています。現に今、南小学校の南側にくすの木園跡地という場所があり、そこにある程度立派な規模の公園を整備しており、南小学区は確保済みです。

さきほどのお話ですと、青少年グラウンドが東小学校区に移った際には忍小校区に公園が一つできる。畷小校区につきましても旧南中学校の東側がその公園に該当します。くすのき小校区には市民活動センターと旧北出小学校がありますが、その機能を現在の総合センターの場所に集約する予定ですので、市民活動センターの跡地に公園ができます。この4か所は決まっておりますが、岡部小学校区に関しては現在、候補地はないという状況です。

というのも、公園となる土地がどのように発生しているのかといいいますと、公共施設を再編していくさなかで新しく生まれた土地が該当します。この岡山でいうところの西地区、岡部小学校校区での公共施設は岡部小と岡部保育所のみで、両方とも未来に残こしていく施設になりますので、新しく土地を生みだせない環境の中で、公園にするための場所については苦慮しているところです。

なので、今おっしゃったように、新池も底地はもちろん市の所有になりますが、水利組合さんとの調整もありますし、岡部小学校の校庭を開放したらどうかという議論もあるのですが、裁判になった事例もあるように、放課後の子どものけがに対して誰が責任を負うのかという問題があります。学校の先生方が、放課後も見守りを続けるというのは難しく、授業時間以外の業務も多忙な上に、見守り業務まで加えるとなると残業時間がさらに増えることが予想され、現時点では鋭意調整中です。

ただ、やはりさんら児童遊園が廃止になったことで、国道163号線以北、JR以西地域と呼ばれる地域の公園面積が四條畷市域内では最も少ないことは理解しております。この地域の校区だけ公園がないというのは、本市としても釈然としませんので、さまざまアイデアをめぐらせて前に進めたいと考えておりますし、諦めることなくしっかりと進めていきたいと思っています。

2点目の堤防の草刈りについて。もちろんこちらも水利組合さんと調整させていただきながらにはなりますが、高齢化も進む中、どの程度の頻度で行うのか。草を刈っていかなければならない場所は他にもございますので、草を刈る頻度についてもどうしていくのか。年2回にというご希望も理解はできますが、全ての場所でそうできれば理想的ではありますが、今後のため池管理自体をどう考えていくのかとセットにして、新池だけをというよりは、四條畷市内にあるため池の維持管理を水利組合さんと行政でどう役割分担していくのかということも含めて考えていきたいと思っています。

ただ、草の生え方によっては道路が阻害されたり、カーブミラーが見えにくくなってくるようなことであれば危険を伴いますので、行政で至急に対応したいと思っております。ありがとうございます。

3つ目は、水道工事のことをおっしゃったのだと思いますが、ご存じのとおり上水道については、平成29年度から大阪水道企業団に事務を移管しており、市の予算で運営していない状況です。なので、水道工事を減らしたとしても道路の予算に回せるわけではないのです。上水道も非常に重要でして、水道管の中でも、重要な管から末端給水の管までさまざまな管がありますが、順に耐震化を進めています。

市の借金が少ないということは、あまり事業を進めることができなかったということの言い換えでもあります。逆に言うと、市の借金が少ないということは、一定程度投資に回せる余力があるということですし、冒頭お話しさせていただいたように、市の財政状況は健全になってきておりますので、これから魅力あるまちにするために道路工事等のインフラ整備に力を入れていきたいと思っています。

市民の皆さんから多くいただくご意見に、道路の拡幅があります。これまでは家などを建て替える際に、道路際から下げてほしいとお願いすることしかできなかったのですが、なんらか予算をつけながら、なるべく住みよい住環境にしていくというところを拡充したいと思っているところです。

いくつかご意見をいただきましたが、空き家については定期的に一斉点検しております。前回は平成29年度に行いまして、本年度にも一斉点検を行っています。空き家を3つの項目にランクづけをし、まだ健全、少し危険な状態、とても危険な状態という3つのランクに分けて、とても危険な状態の空き家については、持ち主を特定し指導などを行っています。

最終的な法的枠組みでは、行政代執行といって市が危険な空き家を取り壊し、取り壊しにかかった費用を持ち主に請求するという制度がありますが、これについてはとても強大な権力の行使になりますので、行政代執行をおこなうまでにはいくつかのステップが必要とされています。なので、特定空き家、いわゆる危険な空き家については市として常に把握をしておりまして順次対応しています。

空き家については、全国的な問題となってきておりますので、法律が変わり、2ランク目の少し危険な状態にある空き家についても対応していかなければならないということで、より危険な空き家に対応していくために、来年度には空き家の計画を拡充していきたいと思っています。

最後に虐待について。当たり前ですが、日本全体で人口が減っていますから、転入者の数が増えていても子どもの数というのは特に増えているわけではないです。どちらかというと子どもの数は減ってきておりますが、虐待の件数は変わっていない。ということは、発生率は増えているということになります。

では、行政としてはどのような取り組みをしているかといいますと、妊婦の方が保健センターで健診を受けられたり、母子手帳を取りに来られたりするのですが、そういった機会にいろいろな問診をし、少し不安を抱えられておられるかもしれないと思われる方々をチェックしております。お1人目のお子さんが生まれた後などに訪問させていただいて様子を確認させていただいたり、お悩みなどをお伺いしております。さらに数か月後にも訪問させていただき様子を確認させていただくなど市の職員が相当きめ細やかに対応しております。

現在は子育て支援のサービスもかなり充実してきておりまして、家事や育児に疲れてしまって、ストレスの矛先がお子さんにむかってしまい危険だと感じるご家庭には、行政のほうで家事ヘルパーのようなサービスの提供や、産後鬱で家事や育児ができないという方には、外部の宿泊施設で滞在していただけるような制度などがあります。そういった支援を拡充させていきながら子どもの虐待を防いく取組みを進めております。

ただ、やはり全国的に虐待の件数が増えていることは間違いないです。四條畷市は5万人という規模ですので、大阪府の子ども家庭センター、保健所も四條畷保健所とはいいますが、四條畷保健所1つで大東市、交野市、四條畷市を所管しており、虐待を専門に対応する組織というのはどうしても大阪府の組織になってしまいます。

中核市以上、例えば寝屋川市や枚方市は1市1つの組織を持っているのですが、四條畷市は少し規模の小さい市になりますので、どうしても大阪府と連携して対応していく形になります。そこは小さい市の弱みではありますが、その分、市の子育て総合支援センターがきめ細やかなケアで対応してくれているかと思います。

すみません、長くなりましたが、以上がいただいたご意見に対するお答えになります。ありがとうございます。まだまだ時間ありますのでご意見、ご質問がございましたら挙手をお願いいたします。マイクをお持ちします。

 

図書館の機能、あり方・コミュニティーステーション

市民: 

2点ほどお願いとお考えをお聞きしたいと思います。

1つは、図書館と生涯学習センターというのを魅力ある図書館、例えば寝屋川の図書館ね。

 

市長: 

寝屋川市駅前にある図書館ですね。

 

市民: 

というのは、図書館に行っても、じっと黙って本を読んでいるだけの人しか今の四條畷の図書館にはいないのです。そうではなくて、学びと語らいというのはセットです。友達と2人で図書館に行って、語らいの場がすぐ横にある、お茶を飲みながら今日読んだ本について、今日学んだことについて学生が語り合う、そういう能動的な図書館というのが今や普通になってきている。

今の四條畷の図書館をそういうふうに変えようと思うと、場所的にもかなり無理があると思うので、生涯学習センターというのを今の公民館機能から取っ払って、生涯学習センターと一緒に能動的な、若者、高齢者もそこで生き生きする、そういう学びの場をつくっていただきたいというのが大きな願望としてあります。

2つ目は、これから超々高齢者化社会になっていくわけですけれど、その人たちを支える支え手というのが、公助、自助・共助・公助のほうではほとんど破綻していくと思う。何が求められるか、自助と共助ですね。それで自助はフレイルを防いでいくという、そういう活動をする。人をこれも担い手としているわけ。自分で集めてこんなことを開催する、そういう担い手がいないとこんなことは広がらないんです。これが共生社会の基本です。高齢者が一人で何でもできるようにしていこうとするならば、それを助けていくようなことを組織していく人、これが絶対必要になってくる。これは大きな目でできないんです。小さなコミュニティーでないと無理なんです。

だから、まだ岡山は大きいです。岡山のこんな大きい単位でそんなことを考えようとすると、イメージが湧かない。班ぐらいの規模で考えたら、あそこのおじいちゃん、洪水のときどうするだろうという発想が行き渡るけれど、そこから共助というのが生まれると思うのです。

だから、そういう共生社会、本当に支え合うのは、近隣の人同士が基本になっていく。そのためには小さなコミュニティーをどうつくっていくかというのをモデルケースとして、僕は生駒で見ます。生駒の中で、地域のそういった自治会がコミステというのをやっておられます。コミュニティーステーションでごみを捨てに来るという、月に4回、再生可能ごみをみんな持ってくるわけです。その日はそこで体操をしたりお茶を飲んで語らったり、子どもたちには遊びの場を用意したり、そんなふうにしてコミュニティーを活性化させているわけです。こういったことから地域の連携などが生まれているというのをつぶさに見てきました。

これはすばらしいと思うのですが、こういったことを市も、生駒市は年間何百万かの補助金を3年間か出して、そういうことを進めることを勧めているのです。だから、生駒は環境先進市なのですが、四條畷市も負けないように、それを追い求めていくことによって、地域のコミュニティーを生き生きとしたものに変えていくと。今まで地域コミュニティーに参加しなかった人も来てもらうようにできる、そういうことをモデルとしてやっていってほしいと思います。

 

市長: 

ありがとうございます。先に2つ目のご意見にお答えいたします。

まさにおっしゃるとおりでして、この時間の前の地区が砂地区でしたが、砂地区でも似たようなお話をされておりまして、これからコミュニティーというものがより大事になっていくというお話でした。

まず、当然ながら公助、行政側がしっかりとサービスを充実させること。行政としてはまずそれが最優先ですので、先ほど少し説明いたしました、くすのき広域連合が大きな目、門真市、守口市、四條畷市で何が必要かという視点になってしまいます。これを四條畷市のみの目線に移し、よりきめ細やかなサービスを充実させていきたいという思いがあります。

いまおっしゃったように、介護保険事業、介護事業の根幹は自立支援、あくまで自立を支援するというのが根本の考え方です。今後は四條畷市単独で運営していけますから、まず、公助の部分も充実をさせていただきたいと思っています。

その上で、生駒市のコミステさんにつきましても、何年も前から何度もお話を伺っており、とても素敵な取組みだと思っています。

一方で、高齢者大学などはそういったコミュニティー、まさに模範のような存在かと思っています。高齢者大学も市の公募型補助金をご活用いただいて、コミュニティーを立ち上げられて活動されていると思います。我々もどんな事業であっても公募型補助金の中で3年は補助させていただく制度もございますし、コミステのような組織を立ち上げていくという機運が高まっていくことを期待していきたいと思っています。

難しい点は、コミュニティーとなりますと立ち上がる人が必要で、行政が全て行いますとやらされている感が出てきてしまいますので、なるべく立ち上がろうとされている方々を応援できる行政でありたいと思っています。

1点目の図書館については、本当におっしゃるとおりです。私も高校3年生の大学受験の際には図書館でよく勉強していましたが、静かで、席の取り合いも大変でした。おっしゃるとおり、図書館での電源の使用は基本的に不可ですが、時代も変わりパソコンやタブレットを使用も不可欠ですし、議論をしながらいろいろな学習活動を進めるような時代になってきましたが、どうしても古きよき図書館を踏襲しているところがあります。

実は本年度、子ども読書活動推進計画の改定年としております。素案を確認いたしますと、図書館も時代に合わせ、読書だけでなくこれまではなかったような作業やワークショップなどのイベントがおこなえるスペースも必要になってくると考え、改定する計画に盛り込まれています。

子ども読書活動推進計画の改定を考えていく中でさまざまなアンケート調査をおこなった結果、コロナ禍を経た影響かどうかは不明ですが、直近の二、三年は、子どもへの絵本などの読み聞かせについては激減しているようです。

当然のことながら読み聞かせをしてもらった習慣がない子どもは、本を読む習慣が定着しにくい傾向にありますので、子どもの読書を推進するのであれば、大人の読書推進も必要だろうと考えます。大人の読書推進となれば、黙々と本を読むだけではなく、いろいろな議論をする場も必要かと思います。そういう場やスペースも今後整備していかなければならないのではないかということで、計画に追加を検討中です。

なので今後、総合センターの整備を進める中で、そういったスペースを整備する可能性もあり得ますし、旧南中跡地に整備する多機能型体育館に、図書館の機能がもちろんあってもいいかもしれないですし、なるべく歩いて行けるところに簡単な図書館機能を持つ施設があれば、外出のきっかけになるかもしれないです。今後、公共施設を再編していくなかで一緒に考えさせていただけたらと思っています。ありがとうございます。

そのほかいかがでしょうか。

 

忍ヶ丘あおぞらこども園・子どもの学力・道路の拡幅

市民: 

いつも四條畷のためにありがとうございます。

私から大きく分けて3点の質問と要望とあります。

私には今現在4人の子どもいまして、周りも4人子どもがいてたりするご家庭が多くて、四條畷は子だくさんなところもあっていいなというふうに肌で感じております。

その中で、子どもに関して、こども園のことと小学校のことを2点と、あとはまちづくりのことを1点、大きく分けて質問させていただいて、あとは要望させていただけたらと思います。

まず、1点目なのですが、こども園、いま公立のこども園は忍ヶ丘あおぞらこども園のみになっていると思いますが、もう一つは岡部保育所で、幼稚園はない状態だと存じております。

そこで、まず、公立のこども園なのですが、忍ヶ丘あおぞらこども園、今2棟にわたって開業されておりますけれど、そこの1棟のしのぶ棟と言われているほう、元旧忍ヶ丘保育所、あとは、もともと幼稚園だったあおぞら棟、これに関しては道路をまたいで2棟に分かれている。いずれ公共再編の中で、まとまって今でいう総合センターのあたりにいくかもしれないみたいな話が多分出ていたとは思いますが、今お話を聞かせていただく中で、その話はどうやらなくなったのかとは思ったのですが、それがまず1点分からないというか、今後、忍ヶ丘あおぞらこども園はどのような形で継続されていくのかというのと。

そもそも園舎自体が大分古いものでして、床も本当に穴が空いていたり、修繕がされていないで、踏まないでくださいというようなのが多数あったりして、子どもが安心して過ごせる場所なのかというのは疑問です。あと災害が起こったときに、この子たちはこの場にいて大丈夫なのかというのはすごく不安を感じております。

岡部保育所に関しましては、前の市長にもお伺いしたのですが、こども園になる予定はあるのですかというのと、あちらもやっぱり古い建物になってくると思いますので、そちらに関して、今後どのような形で考えていらっしゃるのかというのも、市の広報を読んでいる限り、私が見ている限りにはなってしまいますが、今後どのようにされていくのかというのは発信が少し弱いのかなというふうには、すみませんけれど思ったりしています。

子どもを安心して預けられるというところは、子育て世帯を呼び込むには非常に魅力的な発信力になると思うので、その辺はもう少し力を入れていただけたらと思います。公立の幼稚園がなくてこども園が1つ、保育所が1つというのも何とかもうちょっとできないのかなというふうには正直思います。

あと私ごとなのですが、当時あおぞらこども園になる前に、保育所と幼稚園が合併する際に、保護者会とPTAをどうするかという中で、保護者の代表として保育所の代表として、幼稚園さんとお話しさせていただく中で、働くご家庭、働かないご家庭とかで話が合わないということで、PTAも保護者会も立ち上げないということの話の中心にいた人物なのですが、それでその経緯もあって、そのときのお話しさせていただいた市の方々と両園長さんにもお願いしたのですが、自己評価アンケートみたいなものを多分学校はやっているのですが、そういうアンケートをやってほしいと、保護者の意見を聞けるようなアンケートを作ってほしいといと。それを要望してそれはしますというふうにはおっしゃっていたのですが、その後、こども園になってからずっとうちの子どもが在籍しているのですが、1回もそのアンケートがなされていないということは、保護者の意見を聞く機会がないということになってしまっていて、そのようなアンケートを取ってほしいと、ずっと園長さんにも言い続けているのですが、考えています、考えていますというだけでもう5年以上たっています。その辺も早急に整えていただけたらと思っております。

以上がこども園についてのお願いと要望です。

次は小学校なのですが、広報を見させていただいていたら四條畷市の学力、見ている限り全国、府どちらも低い状況かと思います。

ですので、学力が低いことに対して、どのような対策を取られているかというのがあまり分からない。どのように考えていらっしゃるかというところ、今後どのような対策を取られるかというところもお知らせいただけたらと思います。やっぱりこちらもすごく大事なことかと思いますので、子育て世帯を呼ぶということは働き世帯、働ける、お金を四條畷市に入れることができる人口を増やすべきだと思うので、この2点、小学校とこども園に関してはやっぱり力を入れていただけたらなと思います。

最後、まちづくりなのですが、JRの駅前からグルメシティのほう。

 

市長: 

忍ヶ丘駅のほうですね。

 

市民: 

そうですね、あおぞらこども園に向かっての道がすごく狭い。バスが通るところです。歩行者のガードレールもない状態ですごく狭いので、子どもたちが安心して通ることができません。グリーンベルトみたいなものはあるのですが、あれは自転車用です。歩道用には特になくて、歩行者用には特にそういうのはないのでとても危ないです。周りを見たら結構空いているおうちだとかがあるので、その辺は整備するにはチャンスかなとか思ったりはします。その辺も整備していただいて、四條畷市はすごく狭い道が多くて、子どもたちが安心して通れるかも、点検して整備できるところはしていただけたらと思います。

以上、たくさんすみません。

 

市長: 

ありがとうございます。

1つ目の忍ヶ丘あおぞらこども園の件。まず、申し訳ございません、情報発信が足りていないことについては我々の反省すべき点ですので、しっかりと改善し発信していきたいと思いますが、今から少し補足をさせてください。

まず、南側に旧幼稚園部分があり、北側に保育所部分があります。保育所機能と園庭、段が下がって駐車場がある、そういった構造になっています。私もここの卒業生ですが、私が通っていた当時からあまり変わっておらず、おっしゃったように相当老朽化が進んでいます。

岡部保育所を先に申し上げますと、現在、整備を進めており、かなりきれいになりました。岡部保育所は今後少なくとも20年は残すと定めた施設になりますので、急ぎ整備いたしました。

現在、民間園を含めて13園あるのですが、子どもの数が減ってきて、将来的に公立園だけを残すとなると民間園の事業へ影響が出てきます。そういった場合、民間園さんの運営を考えると、公立園はどちらかというと民間園が廃業にならないように縮小させていかなければならないので、将来的にはあおぞらこども園1園だけを残していくという考えを持っています。

なので市域のなるべく中央部分、総合センター付近に公立園を設置するのがいいのではないかという議論でしたが、さきほどお話しましたように、市役所や総合センターなどの公共施設を一カ所に集約できるのかなど多くの調査をしないことには、すぐに着手はできません。しかし、老朽化も進んでおりますし、耐震化についても懸念がありますので、子どもの安全を考えるのであれば調査結果を悠長に待つことはできず、計画を別建てにして、同じ場所に建て直すことに決め、来年には基本計画をつくるという状況になっています。

基本的な考えは、広さを確保しながら、反転工事というのでしょうか、しのぶ棟、あおぞら棟の機能を寄せて、園庭の広さも確保しながら、道路を渡っての活動がなくなるような形で整備をしていくという考え方です。

保護者の皆さんにもアンケート調査で意向をうかがいながら、もちろん保育士さんの考えも取り入れつつ、今後少なくとも50年は使用していく施設になりますから、公共施設のための基金もございますので、よりよい施設にしていきたいですし、そういった発信もしっかりしていけたらと思います。

同時に、保育内容についてのアンケートです。平成29年度からこども園となり、確かに7年ほど経過しておりますので、定期的におこなうかは別にして、一定期間振り返るだけの期間はたっておりますから、保護者の方へはどういう考えで運営しているかをお伝えする時間が持てるかどうかは議論させてください。

建物については確かに不安ではありますが、あおぞらこども園は今後、来年度に基本計画を立てて着実に進めていきます。ただプロジェクト型保育というのは、大学の先生も入っていただきながら、近隣市にはない魅力的な保育ということで取り上げていただくこともあり、そういったことには力を入れていますが、今後は建物の整備なども考えていきたいと思っています。

次に、学力。広報誌をご覧いただければお分かりのように、偏差値については大阪府平均や全国平均から下回っているのは事実です。

どういう状況なのかお伝えさせていただきますと、学力を1から5と表し、1が低く5が高いとした場合に、学力の分布でいいますと平均的な学力の子が多く、とても学力が高い子が少し、なかなか難しい子が少しという構造になります。四條畷は学力の高い子の割合がとても少ないという構造になっています。なので、平均すると全国平均より下回る。要は学力が低い子がたくさんいるというよりは、学力の高い子の数が少ないので、平均値が下がってしまうという構造なのです。みんながみんなできていないというよりは、よくできる子が少ないというのが四條畷の重要な課題です。

学力の結果は平均でしか表さないので、みんなができていないようなイメージを持たれますが、実はそういうわけではないのです。いわゆる中間層が1などに偏っているということでは決してありません、それはまずお伝えしたいと思います。

原因の分析については、学力調査に併せて生活実態調査という調査を行っておりますが、四條畷の最大の特徴、他市と比べて著しく低い項目があります。それは自宅学習時間が30分未満という子の割合がすこぶる多い。それこそ先ほどの生駒市と比べますと、比較にならないぐらい自宅学習時間が短い。これが四條畷としては他市と圧倒的に違う点、これを改善しないといけない。学校でももちろん授業で教えますが、やはり自宅での勉強習慣がないと学力というのは上がっていきませんので、それをどう対策するのかが教育委員会の基本的な方針です。それをあまり発信できていないというお声もいただいたので、それをまずしっかり伝えていきたいと思います。

例えば、非常に高額ではありますが4,000万円ほどの費用をかけて昨年度にはAIドリルを導入しまして、今後、中学生や小学校高学年で活用していく予定なのです。どのようなものかといいますと、子どもの難易度に応じた問題が出題されます。現在、1人に1台のパソコンを配布しておりますが、演習問題を解いていきますと、問題を解いていく力がある子どもには、どんどん難しい問題が出題され、問題が解けなかったり、時間を要する子どもには、学力にあわせた易しい問題をAIが導き出してくれます。以前は、学力の高低に関わらず一律で同じ問題集に取り組ませていたと思いますが、AIドリルであれば、子どもの能力に合わせた問題が出題されます。本市では、多少費用がかかりますがAIドリルを導入し、活用することで、学校からプリントだけを渡されて解答に困った場合に、易しい問題、解答できる問題から取り組めるようであれば勉強に集中できるようなるかもしれないと考え、そういう部分により力を入れていきたいと思っています。

ちなみに良い部分もお伝えしますと、四條畷の小中学校の環境整備、トイレの洋式化や空調設備の整備については、府内でも群を抜いております。トイレの洋式化率については、直近の府内の平均データでは48%と5割を下回っているのですが、四條畷市は83%を超えています。しかし、洋式化率を100%にする予定はありません。衛生観念上、和式を希望する子どももおりますから、100%にしてしまうと和式を希望する子どもに対応できませんので、一定和式のトイレは残します。 

エアコンについても、普通教室、特別教室、体育館の全てに空調設備を設置しているのはかなり珍しいです。こういった環境整備はさせてはいただいておりまして、今後もご指摘のとおり働き世代の方にとって、公教育の部分がしっかりしているというのは大事なことかと思いますので、冒頭にお話しした未来への投資の3本柱のうちの一柱、教育の部分に投資していくということはしっかりとやっていきたいと思っています。

3つ目のJR忍ケ丘駅近くのグルメシティ、以前はサカエと呼ばれていたスーパーの横の道路について。これまで道を広げる場合、土地は個人資産になりますので、土地の所有者さんにお願いすることしかできず、それにも限界がありました。財政の厳しい時代は、建物の位置を下げていただけるのならば相応の協力金もお支払いするので、市民の安全のために道幅を広げることに協力してもらえませんかという交渉が難しかったのです。今後は、予算として交渉資金も確保し、道路を広げていく準備をしていくことは考えていきたいと思っています。ただ、安全面では原則的にJRから枚方信用金庫前の道を通り抜けてほしい。意図としてはそちらが歩道ということです。

最後にグリーンベルトについて説明いたします。グリーンベルトは自転車専用という意味ではなく、車を運転されている方に、ここは歩行者等が通る部分ですので緑の部分は避けて注意して運転してくださいという警告なのです。自転車専用レーンとは少し意味合い違います。様々いただきましてありがとうございます。

 

公共施設再編計画・空き家対策

市民: 

すみません、施設再編で8施設を1つに集約するというのが方向性として出たということなのですが。施設再編については、以前、市長からの計画があって、それに異論が出て、市民を交えた協議をして、昨年度に市議会議員のほうでも検討委員会か何か、その名前は分かりませんけれどされたということで、一定の方向性が出たということなのですが、先ほどのお話では、可能性を調査してという形で、流動的な部分があると思いますが、そのロードマップというのでしょうか、どのくらいを目標に決めていくのだとかがあるのかどうかというのがまず1点お伺いしたい。

それから、先ほど空き家について、会長からこういう意見がありましたということでお答えいただいてますが、空き家については、私も三、四年前でしょうか、国交省の補助事業で、大阪不動産コンサルティング協会というところとタイアップさせてもらって、私が委員長というような形でさせていただきましたが、結局、特定空き家の一応の点検はされているというお話でしたが、特定空き家の指定というのか、それが数として上げられているのか。上げられていないのであれば、なぜまだそういうものが上げられていないのか。それから、今度、空家法が改正されたので、管理不全空き家というのが出てきていると思いますが、それについての指定というか、特定していく計画がどのように進んでいるか、数をお話ししていただきたいと思います。

 

市長: 

ありがとうございます。いつも様々ご協力いただいてありがとうございます。

公共施設の再編について。もちろん集約できるかどうかということもありますが、ご存じの方もおられると思いますが、まちづくりというのは都市計画というものに沿って行われます。都市計画で、このあたりは住宅エリア、ここは工場の建設が可能なエリア、ここは商業可能なエリアという区分けがされており、大阪府の権限で決定される制度になっています。

この都市計画上、総合センターの周辺は住宅のエリアになります。なので、実はそもそも公共施設のような大型施設を建てるには、近隣住民の合意がなければ建て替えすらできないというのが今の法律上のルールです。

それを踏まえて建て替えなどをするには、当然、大阪府や国の許認可が必要になってきます。旧南中跡地についても実は総合センターと同じように住宅エリアですので、多機能型体育館を建てるには都市計画の変更が必要になります。しかし、旧南中跡地については具体的に内容が決まってきていますので、特例を使って建て替えができるという大阪府の確認は得ています。ただ、総合センターについては、いろいろ機能を集約しますという漠然としたことしか決まっていない状況ですので、大阪府にも国にも、詳細が決まっていないので許可が出せないと言われている状況です。

なので、まずこれからすべきことは、可能性調査を進めることです。それにより、おおよその配置や機能を決めた後に、大阪府や国と協議して、それであればということで特例で認めていただく。しかし、近隣住民の合意も得てくださいということで、初めて次のステップに進めますので、正直なところ、1年、2年後に動き出すかというととてもではないですが難しいと思っています。

なのでまずは、旧南中跡地、あおぞらこども園の整備について最優先ですすめていますので、その間にイメージを固めていく作業を行っていきます。ロードマップについてお答えをさせていただくと、現在2023年度ですが、2020年度代の後半にならないと、具体的に物事が動いていくようなことにはならないのかと思います。具体的な年数といわれますと、国との調整などに1年、2年かかりますので、いまから何年後とはお答えづらいですが、イメージ的にはそういったスパンです。

空き家については、特定空き家に指定している危険な空き家についてはおよそ10戸弱ほどです。逆に言うと、10戸弱ぐらいしかないのかということかもしれないです。危険な空き家の指定には、いろいろなチェック項目があり、屋根が取れている、家屋が何度以上傾いているなどの項目に当てはまる建物になります。

何が一番大変かというと所有者の特定です。土地と建物の所有がお一人であればいいのですが、1つの空き家があったとして、土地を所有されている方と建物を所有されている方が違う場合や、土地があって、その上の建物がいくつか連なっている住宅で一戸一戸の所有者が違っていたり、その所有者が亡くなっておられ、相続された方は県外にお住いといったケースなどもあります。こうなってしまうと一つの問題を進めようとしても、権利関係を一つ一つ確認し、相続の確認も一人一人に確認し、それぞれに対応をお願いしていきますので、相当の時間を費やす作業となります。

中間の空き家、危険な空き家ではなく、危険な空き家になりそうな物件をどう管理していくのかは、法律も変わりましたので、そういった中間部分の空き家をどうチェックしていくかという計画をまさに立てるところで、これから庁内で検討していきます。来年度ぐらいには枠組みをつくり、しっかり管理していきたいと思っています。

権利関係がややこしくて難航はしていますが、中間層の空き家から危険な空き家となっていく物件も増えていくとは思いますが、それは行政として適宜対応を継続している状況です。ありがとうございます。

時間がありませんがせっかくですので、まだ意見など言えてないという方はおられますでしょうか。マイクをお持ちします。

 

住民税・固定資産税・介護保険・国民健康保険

市民: 

貴重なお話、ありがとうございました。

シンプルな疑問なのですが、最初に市長がおっしゃったように、いま転入で30代が増えているという話があったじゃないですか。四條畷市の財源の一番が住民税と市民税。

 

市長: 

住民税と固定資産税ですね。

 

市民: 

固定資産税と言っておられた。それはやはり人口が多くないと駄目ということですね、つまり。

 

市長: 

そうですね。

 

市民: 

という話で、そこから市長の話で、40代以上は介護費用というか介護保険が下がるのですね。

 

市長: 

現在、40歳以上の方全に介護保険料を払っていただいてますが、今よりは負担が少し抑えられるかと思います。

 

市民: 

という話ですね。30代以下というのは、国民保険が上がるんですね。

 

市長: 

国民健康保険は、年齢に関係ないです。国民健康保険は、自営業の方などが。

 

市民: 

全員上がるということですね。

 

市長: 

いえ、会社にお勤めの方は、別の保険、社会保険ですので、私が今申し上げたのは、国民健康保険です。農業をされている方、自営業の方が加入する国民健康保険は年齢問わず少し上がる方向です。

 

子ども手当・児童扶養手当・医療費助成

市民: 

なるほど分かりました。

それで、30代の転入が増えているのですね。

僕の知人の話なのですが、子ども手当が四條畷市は少ないから、寝屋川に引っ越してという話を聞いたりしてて、本当に30代の人が増えていくのかというシンプルな疑問なのですが、その辺はどういう感じなのですか。

 

市長: 

ありがとうございます。

子ども手当や児童扶養手当などは、法律で決まっていますので市町村による差はないです。よく誤解されがちなのですが、住民税も住んでいる場所によって違うと思われがちですが、基本的には同じで、年収などによりますので、寝屋川だから手厚くもらえるということも特段ないと思います。

差があるとすれば医療費助成、本市もこの4月から18歳まで拡充しましたが、それまでは15歳までが対象でした。寝屋川市のほうが少し早く18歳まで拡充されていたので、そのことについて差があったかもしれないでが、手当などに大きな差があるというわけではないかと思います。

どちらかというと今、現役世代の方々に住んでいただきたいという思いでおこなっている施策で、この4月からおこなっているのは、給食費の第2子以降の完全無償化です。これはまだ多くの市がおこなっているわけではありませんが、2人目以降の給食費無償化、保育料の第2子以降の無償化、保育園にお子さんを2人以上預けている方については2人目の保育料は無料など、市独自の施策をおこなっております。未就学のお子さん、学校に通われているお子さん、子育て世代に対する経済的支援をおこなっていないというよりはどちらかというとおこなっている方で、足りないとおっしゃることもあるかもしれませんが、お金をかけていないわけではないと思います。ありがとうございます。

そのほかいかがでしょうか。

 

市内在住市職員の割合

市民: 

単純な質問なのですが、十数年前に聞いた話では、四條畷市の職員の割合、市内に住んでいる人と他市から来ている人、他市から来ている人のほうが多いと。市内に住んでいた人が市役所の職員になったにもかかわらず、寝屋川とかに移転したという人が多いという話を聞いたことがあります。それは聞いたのは、市長秘書に聞いたんです、当時の。今はどうなんですか。

 

市長: 

ありがとうございます。

確かに十数年前ぐらいであれば、まだ財政も厳しい時期でしたので、そういう選択を取る職員がいてもおかしくはないかと思います。今だと市の制度的に四條畷に住んだほうが絶対お得だと思います。

そもそも都市部、大阪、東京、兵庫などの市役所職員で、その市に住んでいるのはおよそ三、四割ぐらいです。これはいろいろな市長に聞いていますが、だいたいそれぐらいの割合です。地方部、例えば友好都市の紀北町さんであれば、ほぼ100%紀北町の方だったりしますが、基本的に都心部では三、四割ほどで、四條畷市も同じような感じです。

憲法に居住の自由というのがありまして、制限をかけることはできず、住む自由が憲法上定められております。ただ、災害などが発生しますと、やはり当然ながら近くに住む職員の出動が増えることになります。さまざまご意見もあることは承知しておりますが、もちろんできれば近くにいてほしいという思いはあるものの制限はできませんから、割合としてはさきほどお伝えしたとおりかと思います。ありがとうございます。

そのほかいかがでしょうか。

 

四條畷荘跡地の活用・忍ヶ丘駅前のコインパーキングの有効活用・小中一貫校

市民: 

一つは畷荘跡、あの広い土地がもったいないなということと、それから、駅前のタイムズの駐車場、これの有効活用ということをどのように考えておられますか。

それともう一つは、寝屋川市あそこで、幼稚園、小、中か、一貫の学校。

 

市長: 

東寝屋川ですね。

 

市民: 

東寝屋川で建ててますね。万博、オリンピックの隈さんが設計してやってますよね。ああいうことは四條畷としても考えてやっているということは、今のところは考えているかどうかということをお聞きしたいし、できればああいうこともやってほしいなと。

 

市長: 

大変鋭いご質問をいただきましてありがとうございます。

四條畷荘跡地については、以前から絶えず売りに出していたのですが、なかなか買手がつかない状況で、価格もだんだんと下げてきましたが、それでも買い手がない状況です。あの土地は擁壁があり、北部地震の際に影響が出るなどの土地の問題もございますので、やはり買手のほうも、いざ自分の土地にした場合に、維持管理の額などを考えるとなかなか手を挙げづらい状況にあるというのが正直なところです。

ご存じのとおり、旧北出小の場所と等価交換、5億円で取得してはいますが、2億円台で売りに出してもいまだ買手がつかない状況です。どこまで価格を下げていくのかということにもなりますが、擁壁の管理なども含めて、さらに価格を下げてでも有効活用していただいて、それこそ固定資産税などを納めていただかないと、本当に不毛な土地になってしまいます。

市の公共施設の方向性が出ましたから、今後は市で使うにしても、傾斜の上部になり人が集いにくい場所ですから、恐らく売りに出す方向にはなると思いますが、2億でも売れないとなると、もう少し価格を下げいく方向で考えています。

逆にタイムズについては、場所的に言えば市が持っている土地の中で最高の土地の一つです。一般的に公共施設の意見交換などでいただくお声で多いのは、東西の行き来の難しさが何とかならないのかというご意見です。忍ヶ丘駅を挟んで西と東の行き来が難しいというお声をいただいており、そういうことも含めて四条畷駅については、大東市を中心に再開発を進めております。もちろん忍ヶ丘駅前も一定年数が経過してきた中で、今後は駅周辺をどう考えていくのか。特に整備当時に植栽された樹木の根上がりも目立ち、弁当屋さんの前などは地面が盛り上がっている状態ですので、そういったことも含め見詰め直すタイミングは必要かと思っています。

では、タイミングとはいつなのかという話になります。現在、大東市と一緒に高架化の可能性調査をおこなっています。要は住道駅から忍ヶ丘駅間で、線路が上空から一旦地に下りて、また上に上がっている状況ですので、安全性を考慮した場合、忍ヶ丘駅から住道駅まで高架化できるかどうか。その際に忍ヶ丘駅から住道駅までの高架化を実現するためには163号線を跨がなければならないとういうことが最大の難所なのです。それができるのかどうかという可能性調査をおこなっておりまして、物理的には可能だという調査結果は出ました。

しかしながら、実現には莫大な費用がかかりますので、かけたコスト分の経済効果がないとなかなか税の投入はできません。今は経済効果の計算をして、もし高架化が可能となった場合は、機運としては、タイムイズも含めた忍ヶ丘駅周辺の土地の整備を考えていこうと思っています。タイムズ単体で考えていくというよりは、もう少し大きなまちづくりの一環で考えていきたいと思います。なので、市の方向性は決まりましたが、忍ヶ丘駅周辺については今後引き続き検討していきます。行政的なお答えで大変恐縮です。

 

市民: 

東西、やはり南北をやってもらわなあかん。

 

市長: 

そうですね、でも考えていきたいと思っています。

すみません、時間長くなって申し訳ないですが、最後に、東寝屋川に、隈研吾さん設計の学校が建設中ですが、万博の影響なのか建設費用が今一番上昇している時ですので、かなりの費用がかかっているようです。

四條畷市として今考えていることは、市内の小学校の中で四條畷小学校の歴史が一番長く、築50年を超えてきていますが、整備をしてきれいにしていきたいと思ってます。

ただ、四條畷小学校は、校舎が敷地の西側と南側にあって、東側に体育館、そのお隣あたりにシルバー人材センターさんありますが、生駒断層が敷地内を走っている可能性があります。地図上には示されていないのですが、断層なので、すこし考えれば旧南中学校跡地から交野市のほうへまっすぐ走っている可能性が高い。今後、四條畷小学校を整備しても、何十年と使う施設ですから、やはり断層の真上に箱物を建てるのというのはどうなのかと。なので今後、しっかりと断層の位置などを確認しながら、なるべく断層を避けた位置に本市の誇るべき学校というのを整備していきたいという思いはあります。まずはこの調査を進め、場所を特定していきます。市の考えで最優先はやはり畷小で、歴史が古いため劣化もございますので整備を進めていきたいです。その学校を小中一貫校にするかどうかはまだ議論中です。

小中一貫校は、学校の数を減らすことで、施設整備などの費用を抑えるという側面もありますが、教育効果としては、小中一貫校と小学校、中学校が別の場合とどちらがいいのかは賛否両論ございます。小学校の最高学年として6年生でリーダーシップ教育をして、中学校に進学する方が良いという考えもありますので、小中一貫校がいいのかどうかは、教育委員会で議論中ですが、学校は整備していく方向で考えています。ありがとうございます。

時間がかなり長くなってしまい申し訳ないです。遅い時間にご参加いただきまして本当にありがとうございます。

 

最後に

すみません、時間が過ぎているのは承知しておりますが、最後に1点大事なお願いがございます。四條畷市は特殊詐欺の被害が多い市になっておりまして、人口規模に対して昔でいうオレオレ詐欺、特殊詐欺が令和4年度にかなりの被害件数が発生していました。お1人当たり数百万円の被害に遭われている方が複数人おられるということですので、十分ご注意いただきたいです。

特殊詐欺に関してはエリア、地域一帯に詐欺の電話がかかってくることが多いようですので、詐欺の疑いのある電話がかかってきた場合は、すぐに切っていただくことと、できましたら市役所や警察に、詐欺のような電話があったと教えていただけますとありがたいです。ご連絡をいただければ警察さんもATMなどを巡回して警戒態勢に入れるかと思います。被害件数がかなり多くなっていますので、少しでも被害を減らしていきたいのでご協力いただけたらと思います。

最後に、次回以降改善につなげていきたいと考えておりますので、アンケートはぜひご記入いただけたらと思います。

大変時間が長くなりましたが、これで第6回の対話会を終了させていただきます。ご参加いただきありがとうございました。