ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 市政情報 > 市長の部屋 > 地域と市長の対話会 > 地域と市長の対話会 > 二丁通での意見交換全文(第6回地域と市長の対話会)

本文

二丁通での意見交換全文(第6回地域と市長の対話会)

ページID:0062060 更新日:2024年3月29日更新 印刷ページ表示

公園の草刈り

市民:

毎年、自治会で草刈りをしていますが、市でもしていただくようになり、負担が少なくなってきました。しかし、5月ぐらいに自治会で草刈りし、その後、ちょうど子どもたちが遊ぶ8月には足の踏み場がないぐらい雑草が生えて、かわいそうです。自治会から市に依頼すると10月末頃に草刈りしていただき、子どもたちに笑顔が見えます。

二丁通には児童公園があるので、子どもたちが遊びたい時期、夏休みの時期に草刈りを考えていただきたいです。8月前あたり、9月になったらもう生え放題になりますので、ぜひお願いしたいと思います。

 

市長:

ありがとうございます。

まず、日頃から自治会でも草刈り等にご協力いただき、感謝申し上げます。ありがとうございます。

この件は他の自治会からもいただいており、どういう対応をしているかといいますと、1つは、定期的に毎年1回とか2回、シルバー人材センターに委託をさせていただいています。また、緊急で対応しなければいけないときは、職員が出向いて対応するという、2つです。

当たり前ですが、どの地域もきれいになってほしい時期は一緒で、どこの地域も、おっしゃっていただいたような時期にきれいだといいとなるのですが、シルバー人材センターにお願いしているため、順繰りに行っていただくことになります。

市には大体90か所ぐらい公園があり、そのうちのある程度の箇所をシルバー人材センターに任せているので、順に対応いただいているのですが、当たり前ですけれども、1か月の間に全部とかになると大変なので、春頃から秋ぐらいにかけて、地域ごとにタイミングが異なってくるという状況です。

皆さんがやって欲しいと思うタイミングに民間事業者さん等にも委託すればできないことはないと思うのですが、シルバー人材センターとしても、働かれている方の職を確保していきたいという思いもあるので、市としては何とか委託させてもらいたいと思っていますし、一斉に同じ時期にとなると、大量の人員が必要になり、コストとしてすごい額になると思います。今でも数百万円かかっていて、夏の一斉草刈りに新たに数百万円とかを使っていいよというのであれば考えられないことはないと思いますが、それだけの予算をかけていくのが良いかというと、色々な議論があると思います。

財政が厳しいと、公園や道に草が茂って通行の妨げになっていると市民からの通報をいただき、切りに行くという、事後対応になります。いざというときに事故が起きてしまうだろうとか言われてからやるという対応です。しかし、これだけしっかり財政が安定化してきたので、今、この考えを転換しようと思っていて、事後対応ではなく、予防保全に変えていくことを考えています。

具体には、ただ切っているだけでは数か月したら生えてくるので、防草シートと言われるようなもの、1回張ると5年から10年ぐらいは草が生えてこないものを敷けば、その間は防げます。最初は予算がかかりますけれども、それを使うと職員が何回も何回も除草する手間が減ります。防草シートで対応することで職員の手間が減れば職員による直接的な対応が必要な部分に注力できる。

来年度からは、言われて行くのではなく、そのような予防的対応をしながら、引き続き、年1回か2回をシルバー人材センターに委託させていただき、必要な箇所に市職員が直接対応できる状況を作りたいと考えています。

 

出会いのサポート

市民: 

先ほど市長からお話を伺いましたが、四條畷市は北河内の中で少子高齢化が一番少ないと。だけど、日本全体でいいましたら、少子高齢化が非常に大きな社会問題になっています。

今、政府としても子育て支援とかをいろいろな形でやっていて、新たな施策も出ていると思うのですが、9月だったか、ある新聞を読んでいると、静岡県のほうの記事が載っていました。行政が結婚の支援をするという記事です。

静岡県内の35市と町で運営する「ふじのくに出会いサポートセンター」というのが始まって1年半がたっているそうです。それで1年半の間に24組が誕生していると。子どもを増やそうと思えば、子ども手当とかがあっても、まずは結婚しないことには子どもが生まれないわけです。なかなか縁に恵まれないという男女が私の周りにもたくさんいます。40歳、50歳になっても結婚したくないというのではなく、したいけれどもなかなか縁がないという方もかなり多かろうと思うのです。

それで、この新聞を見たとき、良い方法だと思いました。ここに申し込まれてカップルになった男性、女性のコメントが載っていて、30代の男性は、「自治体でこういうサービスを始めると聞き、良い人に出会えると良いと思い登録しました」とおっしゃっています。また、30代の女性は、「良縁に恵まれることができました。これから二人で笑顔の絶えない温かな家庭を築いていきたいと思います」と。女性は30代ぐらいじゃないと、お産するにも高齢出産になり、なかなか大変だと聞いております。そういうことで何か非常にうまくいっているみたいです。

同センターは、昨年4月にビッグデータを活用したマッチングシステムによる出会いのサポートを開始し、入会条件は県内在住もしくは通勤している二十歳以上の独身者で、将来、静岡県に移住を検討している人も利用できますということが書いてあります。今年8月末時点で214組の交際が成立し、24組のカップルが成婚に至ったようです。24組が結婚し、例えば1組の夫婦が1.5人の子供を産んだとしたら、36人の赤ちゃんが生まれるわけです。24組が2人ずつ赤ちゃんを産んだとしたら、48人の赤ちゃんが生まれます。

登録会員はスマートフォンやパソコンから希望の相手を探し、お見合いを申し込み、その後、お友達期間を経て双方が合意すれば結婚に向けた交際へ発展していくという仕組みのようです。

私の提案ですが、四條畷市は今、北河内で一番若い人が多いということですが、これも言うなれば未来への投資に当たるのではないかと思うのです。人口が減れば国力も弱まるので、市としても一回、たしか愛媛県でもあったと思うので、市長に多少でも興味があるようであれば、試算なりで一回検討してみて、四條畷市を本当に魅力ある、子供の声が聞こえるにぎやかなまちにしていただけたらと思います。

 

市長: 

ありがとうございます。ご提案をいただき、また、記事のご紹介もいただき、ありがとうございます。

お示しいただきましたとおり、特に地方部というか、愛媛県もとおっしゃりましたけれども、そういった形の事業をやっている自治体を私も見聞きしたことがあります。東京、大阪等に比べ、非常に若い世代の方が出ていくといいますか、職がないので都心部に引っ越しをされてしまうというのを大変危惧していて、地元に残っている人になるべく定住してもらうために、自治体としても何とか引き止めようというご苦労の中で、そうした事業をされています。

一方、大阪や東京の場合、どちらかというと30代の方が転入してきてくださっている。増えているのは30代と、0歳から4歳とかなのです。要は、お子さんと一緒に来てくださっているということだと思うのですが、今の四條畷市の状況を鑑みた場合、どちらかというと選んでいただいている状態にあるので、より積極的に住み続けたい、あるいは引っ越してきたいと思ってもらえるというのが非常に重要な施策なのかなと思っています。

これは本当に難しい問題ですが、世代によっては、結婚するとか子供を産むかどうかというのは個人の価値観の世界だという方がいらっしゃるのも事実なので、行政としてそれをやみくもに推奨するのはだんだん厳しくなってきているのが事実かと思います。

ただ、ご提案の趣旨はよく分かります。若い世代に住み続けていただく、あるいは子供の笑顔あふれるまちになっていくのが良いというのはそのとおりなので、選んでいただける、あるいは定住していただけるような施策、例えば、今日は子育て世代の方にも来ていただいておりますが、四條畷市は自治体規模の割に子育て支援に相当力を入れていて、給食費や保育料の第2子以降の無償化とか、あと、本市が他市より優れているのは、小・中学校のエアコン整備とかトイレの洋式化率が断トツ高いです。大阪府内のトイレの洋式化率は50%を切っているのですが、四條畷市は8割を超えていたり、エアコンも普通教室、特別教室、体育館にまで入っていて、そういうところにしっかりお金をかけていて、積極的に投資していきたいと考えています。

一方、全然そういう事業をやっていないというわけでもなく、四條畷市には、協力事業申請という枠組みがあります。団体から申請をいただいて、市としても積極的にやってほしいと思える事業の広報等を手伝う仕組みですが、その事業の中に、そういった婚活イベントもございます。民間団体さんが提案してくださり、市として発信させていただいていたりもするので、そういった提案もいただきながら、より選んでもらえるような政策を進めていきたいと思っています。ご提案としてしっかり受け止めさせていただきます。

 

市民: 

だけども、四條畷も……

 

市長: 

マイクをお持ちします。

 

市民: 

いや、もういいです。

 

市長: 

何でマイクを使うかといいますと、耳の不自由な方とかのために議事録を作るのです。昔はこれを全部聞いて文字起こしをしていたのですが、今は技術が進みまして、このマイクでしゃべると文字に出てくるので、ぜひ職員のためにマイクを使ってください。

 

市民: 

はい。ご説明は分かりました。一般の方がやっているということもちらっとお聞きはしております。だけど、それでどのくらいのカップルが誕生しているのかということもあるし、何というか、とにかく市長の意見は個人的な意見として、多分それをお聞きになっている一般の人、これ、〇〇さんという方です。たしかやっている方は。それは分かっているのですが、どのぐらいのカップルができたかということと、それと私が言いたいのは、私の周りでもやっぱり30代、40代、50代の独身の男性、女性が結構いるのですよ。その人たちは必ずしも結婚したくなくて独身を貫いているわけじゃないと思うのです。昔だったら、おせっかいおばあちゃんがいて、あの人とこの人を結びつけてと、見合いをさせたりとかありましたけれども、今は人と人のつながりが薄くなってきているし、うまくいっても当たり前、紹介して離婚でもしたら後で恨まれるとか、そういうこともあるでしょうし、だから、行政のほうとしてバックアップをもっとしてあげたら、結婚願望がある人の夢が膨らんでくるのではないかと思うのです。

私の娘も30過ぎて結婚したから、やっぱり不安でした。30までに結婚してほしいとしょっちゅう言っておりました。冗談で。そういう40代、50代の人がいるのは確かです。だから、その人たちにもっと光を当てるというか、それも大事じゃないかなと思ったので、この記事を取り上げさせてもらいました。

 

市長: 

ありがとうございます。思いはしっかりと受け止めたいと思います。そのほかいかがでしょうか。

 

空き家対策

市民: 

事前に質問させてもらったのが2件ほどあります。1つは、全国的に問題になっている空き家対策で、10月でしたかね、市が空き家調査に来られていたのに出くわしまして、そのとき質問はしなかったのですが、空き家の植木が異常に伸びて、台風とかが起きた場合に近所に被害を及ぼすような状態になっている家とか、ベランダのひさしが台風で飛ばされて道路に散乱するようなところもあったりするので、伸びて邪魔になるような木を切って良いのかということ。個人のおうちで既に空き家になっていて了解も取れないので、そういうときの対策を市に問い合わせたらできるのかというのが1点です。

 

市長: 

ありがとうございます。一個ずつお答えしてもいいですか。

 

市民: 

はい。

 

市長: 

ありがとうございます。空き家、これはもう本当に全国的な問題なのですが、空き家対策と言われるものの考え方には2種類あります。

1つ目は、今おっしゃっていただいた、危険な空き家の対策。これを特定空家といいます。法律上の名前です。2つ目は、危険じゃないけれども、空いている家がいっぱいあるのも問題になる、普通の空き家の対策です。これらは対策がそれぞれ違います。

特定空家については、数年ごとに一斉調査をやっています。どうやって調査しているのかというと、水道管の開栓状況から使われていないであろう家を特定し、職員が見て回って現場を確認するというやり方です。すごい数があるのですが、それをA、B、Cというふうにランクづけしています。健全なAと、Bはちょっと危険になってきたもの、完全に危険で台風とかがあった際は周りに迷惑をかけてしまうであろうというものをCと置いています。

危険空き家に選ばれたものについては、我々としてもリストを持っていて、第三者の検討会で、どう対応するかというのを決めていただいて、持ち主に指導をしています。個人の所有物なので、市が勝手にやると裁判したら負けますから、個人で対応してくださいとなります。何度やっても是正されない場合は、法律の規定で行政代執行というのができて、市が代わりに家なりを取り壊し、持ち主に費用を請求してもいいと認められているのですが、それってすごい権限なのです。人の家をある日突然取り壊すって、普通だったら考えられない権利です。それをするために、何度も何度も周知をして、それでも改善が見られないときしかやってはいけないと定められています。

ただ、これには相当な項目があります。何度傾いているとか、屋根の状況がこうであるといったチェックシートがあって、それに当てはまると特定空家になる。何年か前の一斉点検では、Bの段階(経過観察)でひどいもの、おっしゃっていただいたような程度がひどいものは、持ち主を特定、不動産登記とか税の状況から持ち主を見つけ出し、手紙等で対応してくださいというのを順次やっています。

また、道路とかにはみ出てしまっていたら、道路管理に支障を来すので、市として切ったりもしています。ただ、おっしゃっていただいたとおり、勝手に切って、大事に育てていたものだと訴えられたら確実に負けますから、勝手に手を出すのは非常に難しい。我々ができるのは、あくまで持ち主に是正を促していくということです。

何が難しいかというと、所有者が亡くなられて、お子さんが相続される場合がありますが、それをやられていないと、持ち主全員の了承を得ないといけなくて、それが全国に北海道とかにいらっしゃる場合などです。一番難しいのは、土地と上物の持ち主が分かれている場合。市で突き詰めて、それぞれの人にアプローチをしています。なので、本当にひどい場合は、生活環境課におっしゃっていただいたら、Cに該当しているかどうかまでは言えないですが、程度がひどいようであれば、所有者を見つけ出し、周知するということをやらせていただきます。

一方で、普通の空き家については、家の持ち主に対し、どういうふうに人に売るのか、きれいにするのかなど相談の場を設けています。

いろんな市で若い世代の方に移り住んできてもらう、空き家に引っ越してきてもらうための施策を打っているところが現れていて、四條畷市としても、空き家を活用して若い世代に移り住んでもらうことを応援する制度の検討に入っています。例えば、子育て世代の方が新しく空き家へ移り住まれるときに、リフォーム費用を市で補助しますから移り住みませんかとか、そういうことで人口をしっかり確保するような施策を考えたいと思っています。

なので、危険な空き家については市で管理しているので、ぜひ問い合わせていただければと思います。

 

違法駐輪の啓発

市民: 

もう一つは、これは考え方もいろいろあると思うのですが、高齢化の中で救急車の出動が結構増えていると思うのです。どこでもそうですが、道が狭くて、その割に皆さん、古いおうちは駐輪場を造っていなくて、道路上に自転車とかバイクとかを置かれています。バイクは駐車違反になると思いますが、自転車の駐車違反はなかなか微妙なところもあると思います。

見ていたら、救急の方が来られて目的地まで入るのにかなりの苦労をされています。救急を呼ぶというのは一分一秒を争うような事象もあるかと思うので、取締りは難しいかも知れませんが、何らかの啓発をやっていただけたらと思います。

 

市長: 

ありがとうございます。深刻な問題ですよね。それによって間に合わなかったということがあれば、人命につながることだと思います。

今、市のほうでやらせていただいているのは、防犯委員会の皆さん等のお力をいただきながら、春と秋に自転車に関する啓発キャンペーンをやらせていただいていています。年に四、五回ぐらいはやらせていただいてはいるので、全く啓発事業をやっていないということではないのですが、なかなか皆さんに行き渡っていないのも事実です。

おっしゃっていただいたように、道路上に個人の所有物を置くのは普通に駄目なので、過度にそれが常態化していて、それによって道が制限されているようなことがあれば、これも生活環境課になるのですが、連絡していただいたら持ち主に指導させていただきます。事前に市全域を見回るというのは、なかなか難しいので、これに関しては言っていただけるほうがいいのかなと思います。それが個人の住宅の敷地内だったら市も何も言えないのですが、道路などの公共施設の上にあるものは、しっかりと指導させていただきたいと思います。

過去、忍ヶ丘駅の違法駐輪がすごかったのですが、一斉キャンペーンをやりまして、今、ほとんど自転車とかもなくなっているような状況です。粘り強く持ち主に訴えさせていただくしかないのかなと思っています。ありがとうございます。

そのほかいかがでしょうか。せっかくですので、どんなことでも聞いていただければと思います。

 

四條畷神社のトイレ

市民: 

1点だけ。

 

市長: 

はい、マイクをお持ちします。

 

市民:

僕はハイキングで飯盛山に行きます。週に何回か。四條畷神社から登るのですが、そこにトイレがあります。そして、そこのトイレ、皆、汚い汚いと言われるのです。大東の野崎さんのほうがきれいです。御机神社にもトイレがあるのですが、そこも汚い。四條畷神社では、大東と四條畷でイベントをやっています。土日になったらハイカーが多いので、何とかトイレをきれいにできないかと皆さん言います。

神社の人と話をしたことがあるのですが、これは神社側だけの問題ではなく、市を挙げて、府を挙げてやってもらわないと、トイレはきれいにはならないということです。大きく言えば、建替えということになります。地方から来る方がそういう目で見るので、機会があったら一回トイレの件と言おうと思っていました。

 

市長: 

ありがとうございます。まず結論から申し上げてしまうと、あれは四條畷神社さん、宗教法人の持ち物になるので、公金を入れてきれいにするということができません。それが許されてしまうと、憲法に違反することになりますので、あくまで神社さんの持ち物は神社さんでやっていただくしかないというのが第一原則です。

ただ、それだけ言っていても身も蓋もないので、神社さんも考えてくださって、神社の南側に建物がありますが、階段上がって右手側、あそこを開放して、トイレを使っていただけるようにされています。

 

市民: 

それは神社さんですが、要は登山、ハイカーの方は…

 

市長: 

使ってもいいということです。

 

市民: 

登山者は。

 

市長: 

神社さんもあのトイレを改修するとなると大変なので、南側建物のトイレを開放されています。そして、市を挙げてとおっしゃっているのは、まちづくりをするときは都市計画を定めることになっています。この地域にはこれは建てていいけれども、これは建てられないといったことを都市計画で最初に決めます。例えば、このエリアは住宅地と定めると、工場が建てられないとかいった内容です。四條畷神社の付近は住宅地域になるので、そもそもトイレ単独の建設がルール上で不可の地域になります。なので、新たにトイレを建て直すというのが都市計画上できない。大阪府さんも挙げてと言っておられるのは、その都市計画を決定する権利が大阪府にあるので、そのようにおっしゃっているのだと思います。

飯盛城は国史跡指定されて、今、保存活用計画というのをつくっています。どのような内容かというと、あの山をこれからより魅力的に周知し、知っていただくであるとか、しっかり保存するけれども併せて活用も図るといったこと、また、ハイキングされる方とか登山される方に向けてもっと魅力を発信していきたいという思いで整備するといったことです。今後、標識とか、いろいろなものを考えていくのですが、その一環としてトイレもあるのかなと思っています。

駅から神社までに公園があります。川崎池公園です。下水道管の工事で数年閉めさせてもらっているのですが、ここを復旧するとき、障害がおありの方でも使っていただけるような、きれいな多目的トイレが設置できたら、駅から飯盛山に行くまでにトイレがゼロというわけでなくなるので、案内を出すとかして使っていただくことを考えているところです。

なので、四條畷神社さんが敷地内でトイレをきれいにする分には問題がないので、それは神社さんにお願いすることになります。私が宮司さんに聞いたのは、やっぱりお金がかかることなので、周年事業とか、そういうときの寄附でできたらいいなとはおっしゃっていたので、全く頭にないわけではないみたいです。

当面の間は、神社内の建物のトイレ開放をしていただき、今後の対策としては、参道までの間にきれいなトイレを整備していけたらいいなという方向で調整しているところです。

 

広報板・道路修繕

○市民 

いつもご苦労さんでございます。毎月、市のほうから広報誌をいただいております。この広報誌にしっかり載っているにもかかわらず、二丁通には七、八か所ぐらい広報板があります。そして、あれがぼろぼろなのです。

うちは14組で、募金をしたら一番上がるところです。そこには一つも広報板がありません。ないのだったらないで、もうぼろぼろになっているのだから、それを撤去して、しっかり広報誌を見ていただくという形に変えていただいたらどうかと思います。

それと、私も二丁通に来て40年になりますが、当時は川沿いの土手がまだ地道でした。1年ぐらいしてから舗装していただきましたが、もうぼろぼろで、小学生が通るのに足元が悪いんじゃないかと思うのです。そこをもうちょっと整備していただけたらといつも思っています。そういうことを2点、よろしくお願いします。

 

市長: 

ありがとうございます。2点いただきました。

1点目の広報板、これ、いろんな地域からご意見いただいております。結論から言いますと、四條畷市は北河内の中で広報板の数がとてつもなく多い市の一つです。200弱ぐらい。百数十あるのですが、人口比率でいったら断トツ1番で、多過ぎるといいますか、結果として、自治会の皆さんにポスターを貼っていただいたりする中でご負担をおかけすることにもなっています。我々も調査して気づいたのですが、40万人住んでいる枚方市さんでも広報板は4つしかないらしく、どれだけ多いかというのが分かります。門真市や守口市はゼロとかなんですよ。明らかに多いのです。

おっしゃっていただいたとおり、維持管理にもお金がかかりますし、在り方を考えないといけないと思っています。今、我々が検討しているのは、令和6年の夏頃までに結論を出し、おっしゃるとおり、撤去するなら撤去するでしっかり整理していく。ただ、何で今議論しているかといいますと、4年ぐらい前から市民意識調査というのを4,000人ぐらいの方へランダムに送らせていただいていて、その回答では広報板で情報を取得する人が年々減っていて、広報紙で見るという人がすごく多いというのがあるのと、自治会の皆さんにいろんな労力をお願いしてしまっているということを考えたら、撤去するのも一つの案かと思っています。

ただ、自治会長の皆さんのご意見をしっかりと聞きながら方針を定めたいので、6年度の夏ぐらいまでに結論を出し、対応していきたいと思います。

あと、もう一個考えないといけないのは、その百数十か所全部に避難地域を表示しています。このエリアの避難所はここですとかというのを。それが一斉になくなるというのは防災対応上、どうなのかと。他市では電柱を使ったりしているところもあるので、いろんな代替手段や施策を併せて検討し、7年度には実行していきたいと考えています。

予算の枠として、壊れた広報板を直すための数台分の予算を取っているので、令和7年度まで待てないということであれば、企画広報課に言っていただけると、予算があれば対応させていただきます。

根本的対応については、しっかりと市の意見をまとめて実行していきたいと思います。方向性として、多過ぎるというのは分かっているので、撤去していく方向で考えているところです。ありがとうございます。

2点目の舗装、これは一番最初に説明させていただいたとおり、財政が厳しく、行財政改革が必要なときに一番後回しになっていくのがインフラです。まだ使えるやろうと。穴が空いたら事後対応をするというのが続いてきた。いざ事が起こってけがをしたらよくないので、財政が安定化してきましたから、さっきの雑草のように、道路についても予防保全の対応をしていきたいと思います。

市の中で、命に直結するような、例えば橋とかは、5年に1回、安全度をチェックして、危険なものとかを順に対応していますが、道路は多過ぎまして、全数調査をして傷んでいるところからというのができていなかった。今、財政が変わってきているので、今後は、劣化度や、よく使われる道路に優先順位をつけて、予防保全への方針転換を考えています。聞かせていただいたお声とか、市でも調査をさせていただきながら、しっかりと優先順位をつけて取り組んでいきたいと思っています。ありがとうございます。そのほかいかがでしょうか。

 

登下校時の車両・コミュニティバスの活用状況

市民: 

時間を超過しておりますが、熱心にありがとうございます。いろいろと聞かせていただき、質問もいただきました。

2点だけ。学校のお迎えに来る車両が3時頃とか、朝とかに多いのです。1人のために1台が来たら、10人来たら10台並びますので、その辺、各小学校はどうなっているのでしょうか。あと、コミュニティバスの活用状況について、時間を超過していますけれども、よろしくお願いします。

 

市長: 

ありがとうございます。実は120回ぐらい対話会をやっているのですが、学校の朝の送り迎えの車の状況というご意見は初めていただきました。これについては私も現状が把握できていないといいますか、情報収集不足で、間違った発言をしてもいけないので、教育委員会に確認させていただき、正確な情報をお伝えできればと思います。申し訳ありません。

次に、コミュニティバスですが、時間が超過していますが大事なことなので、少しだけお話しさせていただきます。5年ぐらい前までは京阪バスに委託している赤いコミュニティバスが市に6台走っていました。田原地域にお住まいの皆さんを、国道163号を通り四条畷駅まで運ぶルートに4台、西部地域を循環するルートに残り2台という形でやっていたのですが、乗降調査をしたところ、平均1台当たり2人しか乗っていないというのが分かりました。あれ、車両と運転士さんを確保しようと思うと、ものすごく費用がかかるのです。それを2人で回し続けるというのは、やっぱり皆さんから頂いている税の使い方としていいのかというのが議論になりました。

一方で、田原では乗りこぼしというか、朝の通勤時間に乗れないという声もあったので、この3年は5台に減らし、その5台を田原からのルートで運搬させていただきながら、大きなコミュニティバスが入れない道がいっぱいあるので、事前に予約をいただいたら決まった路線を安い料金で小型車両に乗っていただき、目的地まで行けるというデマンドタクシーをやっていました。ただ、小型化したのはよかったのですが、地方と違い、タクシー事業者さんもあれば民間バスも走っているので、民間バスとかが走っているところに市の車を走らせようとすると、競合するので運輸局の許可をもらえないのです。なので、民間バスが走らないエリアしか小型車両を走らせられないという状況になったのです。

例えば、岡山東は大丈夫でも清滝は駄目とか、清滝は国道163号に出ていかないといけないので、そこが民間バスと競合になり、ご存じのとおり清滝新町とか中町はすごく坂の上なのですが、そこにはデマンドタクシーが行けないとか。でも、すぐ横の岡山東5丁目は走れるという、いびつな状態が生まれました。それを3年ぐらいやっていたときに、ちょっとそれは不公平じゃないかという意見があり、エリアによって行ける、行けないがあるのは問題だよねとなりまして、この秋から制度を変えて、「おでかけサポートタクシー」というのに変えました。これは市域、西部地域の全域で使えるもので、事前に市に登録していただくと、お安い価格でタクシーに乗って駅とかに行っていただけるという制度です。

なので、お答えとしては、コミュニティバス自体は東西線という田原と駅をつなぐルートが今のメイン。ここに2億円ぐらいかかっています。その上で、西部地域の公共交通については、全てのエリアの方が使っていただけるよう、あえて登録制。これだと民間事業者からも運輸局からも許可が出ました。この登録制というのは、例えば75歳以上の方とか、65歳以上で免許を返納された方とか、妊婦さんとか、障害のある方に登録いただけるカードをお渡しして、それを見せると格安で駅とかまでタクシーで行けるという、そういう制度です。なので、西部地域内のコミュニティバスの循環はほとんどなくなり、田原に行くバスがたまにこっちに回ってくるという、そんな状況なっています。

学校の車の件は私もちょっと分からないので、調べさせてください。時間が過ぎていますが、もしまだ言えていないということがありましたらと思いますが、いかがですか。

 

市民: 

学校の件は、下校のときがすごいですね。

 

市長: 

なるほどなるほど。

 

市民: 

下校時間、私、見守り隊をやっているんですけれども、もうずらっと並んでいますわ。

 

市長: 

最近の小学生って忙しいみたいで、下校後、習い事などにそのまま行かれるんだろうと思います。

 

最後に

市長:

そのほか、よろしいですか。すみません、時間大分過ぎました。

最後に一つだけ。四條畷市は特殊詐欺の数が大変多いまちで、被害の額も大きいです。これを抑えていきたいので、詐欺だなという電話があったら、警察ないし市役所の危機管理課に電話いただきたいなと思います。というのも、あれって不正に取得した名簿が地域ごとになっていることが多くて、1軒かかってくると大体そのエリアに順に電話かかってきたりするのです。警察のほうも、このエリアはかかってきているなとなれば、ATMに怪しい人はおらんかなとか警戒したりできるので、ぜひとも一報をお願いしたいと思います。

最後に、アンケートを入れさせていただいております。しっかりご意見をいただいて、改善に努めたいと思っておりますので、ご記入いただけたらと思います。

ほかになければ、第6回対話会を終了させていただければと思います。

遅い時間にご参加いただきまして、ありがとうございました。