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市民:
市長の話の中で一番気になったのは市の財政状況、それが一番気になっています。おっしゃったように、あと何年で夕張市になるというぐらい悪い状況を聞いていました。それが今や、すごく上昇したのに、私としてはそんなにしんどい思いで、あれも取られた、これも取られたみたいな感覚があまりないので、そこら辺のやり方の上手さというのか。
前回の対話会のときに、四條畷市と門真市の給付金のあり方について発言しました。みんな一緒で似たりよったりのことをやっていると思っていたら、全然違う状態でした。前回の時にも言いましたが、皆さん知っておいてほしいと思いました。
今の話を聞いても、それだけ財政を立て直して、一番いい状態にまでされた手腕といいますか、これはもう皆さん認めるところで、できることなら、ほか3市、4市でも手直ししてあげたらどうかと。そういうこともみんな知ったほうがいいと思うのです。市長を好きとか嫌いとか、そういうのではなしに、手腕と言いますか、能力と言いますか、それは認めるべきで。
私はたまたま地区会長協議会で色々な話を聞いたりしますが、ほかの人はめったに市長から直接話を聞くこともないですし、そういう意味ではこの対話会もすごいやり方だと思っています。
市長:
ありがとうございます。おっしゃるとおり、平成11年とかの、本当に赤字で貯金がなく、来年度の予算をどう組むかという時代からすると、今は財政が健全になっていると思います。しかし、それは多くの市民の皆さん、そして職員の努力がようやくここで結実したのだと思っています。
ただ、色々な工夫をしているのも事実で、前も少しお話したかも知れないですが、例えば電気代。公共施設の電気はたくさんあるのですごく電気代がかかります。これを個々の施設で電力会社と契約するか、複数にして競争入札をして、競り合わせて契約するか、同じ電気を供給するのもやり方を変えるだけで、年間3,000万円程度の費用を抑えることができるのです。10年でいうと3億円になります。こういう工夫は、実はまだまだ余地が残されていて、私が就任して7年ぐらいになりますが、この間、色々な工夫をしながら少しずつ財政の改善に努めてきた状況です。
ただ、財政が悪かった時期が長いのも事実で、他市と比べ、道路や公園の整備が遅れている部分がありますので、本年度から5年間は、しっかりと投資期間と定め、皆さんにより良いまちと思ってもらえるよう、取組みを加速化させたいと思っています。
市民:
介護保険をくすのき広域連合から離れて単独でやるというのは非常に良いと思います。保険料も多分安くなると思うのですが、介護施設は守口市や門真市と違いが出てくると思うので、その辺も充実してほしいというのが願いです。
国民健康保険については、大阪府で一括すると保険料がすごく高くなると思います。今、四條畷市の国民健康保険料は安いほうだと思います。大東市なんかも安いみたいです。そういう意味では、大阪府で一括されるのはしんどいなと思うところがあります。大阪府は全国に比べて高いです。何でそんな高くなったのか分かりませんが、東京とか大きな都市に比べてもずば抜けて高いです。その意味で、市民の立場からしたら非常にしんどくなる面があります。
それから、財政の好転というのは市長さんの力量と言うか、そういうのがあって上がってきた。将来に対する展望を聞くと、ありがたく思っています。
ただし、総合センター敷地への8施設の複合化というのが本当にやっていけるのか。市役所は現地建替えが筋じゃないかと思うのです。守口市のように旧三洋電機の本社を使ったところもありますが、大体は建替えが主流、大東市も複合化を考えておられましたが、それは否決されています。
そういう意味では、本当にできるのか。財政が豊かになっている中で、今ある施設を大切にして欲しいというのがあるのです。特に、この地域は学校もなくなっていますし、南中跡地の整備は非常にありがたい提案だと思います。南中と東小の跡地を充実させて欲しいというのが我々の願いです。
畑中はちょっと寂しくなっています。子どもの声が。ぜひ畑中にも力を入れて欲しいので、よろしくお願いします。
市長:
ありがとうございます。幾つかいただいたのですが、介護保険サービスについては、おっしゃっていただいたとおり、市単独でできるようになるので、充実したいと思っています。
ちなみに、介護保険サービスは、大きく分けて3種類あって、いわゆる在宅系というヘルパーの方に来ていただくものと、居宅系と呼ばれるもの、あと、施設系と呼ばれるものがあります。多分、施設系は一番皆さんになじみがある、特養とかと言われるものです。
四條畷市は、過去からの経緯でいきますと、施設系は人口に対して用意してある数が平均より多いほうです。もちろん、待機も出ていますが、割合は多いほうで、これからはなるべく健康寿命、元気で長生きしていただける方の生活にしっかりアプローチしていきたい。四條畷市はそこに力を入れていきたいと思っているので、そういう意味での独自サービスを拡充していきたいと思っています。
国民健康保険料の統一は、平成28年、29年ぐらいに決まった法律で、私が就任した頃にちょうど決まっていたものです。保険料が高い原因は色々あるのですが、四條畷市民の方は大変ありがたく、保険料を納めていただいている方の割合が非常に高いです。一方、府内では、特に大都市、大阪市とかになると、納めていらっしゃる方の割合が我々の市と比べると下がるというのが実態です。
払われていない方がいると、その分、保険料が高くなってしまうので、協議の場で、ちゃんと納付してもらえるよう努力をして欲しいと伝えています。真面目に頑張っている側が損をするのはおかしな話なので、そういうことはないようにお伝えしていますが、制度上そうなっているので、あとは改善を促すしかないと思っています。
施設の集約についても、全ての対話会で説明させていただいているのですが、やはりそんなに機能を集約させて良いのかという意見をたくさんいただいています。なので、それはしっかりと検証をしていきたいと思っています。
市役所の現地建替えが多い一番の理由は、ご存じの方もいるかもしれませんが、予算や提案を市が議会にさせていただき、半分以上が賛成の場合に成立するのが議会のルールなのですが、市役所だけは特別に多数の賛成が必要で、3分の2以上ないと位置を変えられないというのが法律に記載されており、すごくハードルが高いです。全国を見ても、これを満たすのが難しく、枚方市も大東市も否決となっており、なかなか難しいです。
ですので、本当に移転するのかということについては、これからもお声を聞かせていただく必要があります。
ただし、同じ機能を持つにも「コストが安く済んだほうが良い」「将来に借金を増やすことは良くない」というのは皆さんにも合意いただけると思うので、それを基本的な考えにしながら、どういうふうに整備するかは一緒に考えていきたいと思います。
南中跡地については、来年度にかけてワークショップなどを開催し、皆さんにご参加いただき、お声を寄せてもらいたいと思っています。
多機能型体育館なので、四條畷市には小さいお子さんが屋内で遊べる施設がないので、そういうのを造ったほうが良いのではなど、そういうお声もどんどん聞かせていただいて、整備していけたらと思っています。ありがとうございます。
市民:
南中跡地と東小跡地の整備は、国の承認が要るので、まだ二、三年かかると聞きました。今、市長が来年からと言われて、少し安心しました。
東小跡地については、青少年グラウンドを使用している立場なので、ぜひとも早くして欲しいと思っています。この間も、田原小の子がプロ野球(ベイスターズ)に2位で行っています。小さな市の割に、プロに行く子が出ているので、やっている者からすると早く着手してほしいと思っています。
市長:
ありがとうございます。先般もドラフト2位がありましたし、その前もソフトバンクでドラフト1位の方、また、今、NOMOジャパンといって、日本で野茂さんがやっているオールスターみたいなのがあって、日本で15人が選ばれるのですが、田原中の生徒がキャプテンで選ばれていたりして、野球はすごく充実していると思っています。地域の皆さんが指導者としてご活躍いただいているからだと改めて思いました。
南中跡地のことですが、今触れていただいたことはすごく大事なことで、皆さんに少しご説明させていただきたいのですが、まちづくりをする際や、新しく家を建てる時には都市計画というものをつくります。どういうことかというと、家がたくさんあるのに工場とかができると生活環境が乱れるので、ここは住宅のエリア、などということを都市計画に定めます。
例えば、四条畷駅前は商業地域といって、主に商業施設を建てるとか、外環沿いには大きな倉庫がありますが、あの辺りは都市計画上でいうと紫色になっていて、工場とかを建ててもいい地域とか、エリアごとに分かれて設計されています。当たり前ですが、ここの地域のエリアは住居地域になっていて、少し大きな箱物を新しく造るというのは都市計画上、一定のやり取りが必要で、それを今おっしゃっていただいています。
ただ、無秩序な工場とかではなく、あくまでも公共施設なので、一定の措置を取れば、特例としてそういうものを建てて良い制度があります。昨年、一昨年まではそれが適用されるかどうかが分からなかったので、もう少しかかるかもと申し上げていたのですが、国と調整したところ、その特例制度でいけるということだったので、以前よりは前に進めやすい状況になってきていると思います。
ただ、特例でも、近隣住民の方の合意が必要になります。さすがに高層なものは建てないので、日照権とかは大丈夫だと思うのですが、住環境としては変わるので、近隣住民の方の合意を得ながら、しっかりと整備を進めさせていただきたいと思っています。
基本的には、来年度にかけて、基本構想、基本計画へと着実に歩みを進めていく予定です。
市民:
東小もですか。
市長:
東小は地震のときに体育館を避難所として使うことになっているので、南中跡地の体育館整備が完了した段階で、次のステップとして進める考えです。
市民:
まだ時間がかかりますね。
市長:
ちょっとかかります。ただ、同時に潰してしまうと避難所がなくなってしまうので、それは避けたいと思っています。
市民:
子どもたちが住みよいまちという形の四條畷市をつくろうと思ったら、今は、教育現場の先生たちが不足しています。大阪府をはじめ、四條畷市においても、どこの学校も教員不足です。子どもたちの教育を充実しようと思えば、それなりに先生たちが必要だと思います。
今、不登校が全国でも29万人、四條畷市にも不登校の子どもさんたちがいらっしゃいます。先生たちにしてみたら、学校が終わった後、不登校の子どもさんの家庭に行くという、時間外の勤務が多く、学校を辞めてしまう方が増えているという状況を聞きました。
子どもを守ろうと思ったら、先生を充実していかないと子どもたちに影響が出てくると思うのです。先生たちがどんどん減っていく状況になれば、四條畷市に住もうというご家庭が減るのではないかと思います。教育が目的で、良い学校があるというので引越しされてこられる方が多くなれば、人口も増え、税金も増えていくのではないかと思いますが、四條畷市の教育現場として、先生方の増加が見込めるか、市長さんにお聞きしたいです。
市長:
ありがとうございます。おっしゃるとおりだと思っています。先ほど、本年度から5年間かけて未来への投資をしていくと申し上げました。それも無秩序にやるわけではなく、大きく3つの基本方針を立てていて、その1つが教育への投資です。なので、堅実になってきた財政を教育の分野にしっかりと投資していくというのは、市の大きな考えです。
その上で、先生の不足とか労働環境というのは、ニュースとかでもご存じのとおりです。本市の小中学校の先生は大阪府の職員なので、大阪府で採用して市に配置されます。ただ、大阪府自体、先生の確保ができていないという現実があって、本来配置していただきたい人員から不足しています。根本的な問題については、もちろん大阪府さんに解決していただかないといけないのですが、それだけ言っていても仕方がないので、我々としても様々なことを考えています。
まずは、先生の業務をなるべく手放していけるように、直近で入れたのは校務支援システムと呼ばれるものです。出欠簿とか、紙でやっていたものを、なるべくパソコンでできるようにして、単純作業にかかっていた時間を減らしていくデジタル化が他の市に対して進んでいます。しかし、それでもやはり根本的に人員が足りないという問題があります。
今、不登校等の問題を出していただきましたが、市の教育委員会の中に教育支援センター、市長部局の中には子育て総合支援センターと乳幼児とかをカバーしている保健センターがあります。保健センターには乳幼児健診とかに行かれると思いますが、そこで育児不安とかご家庭の環境とかの確認をしています。
これまでは、保健センターと子育て総合支援センターが連携して、妊娠されている方から未就学児までを切れ目なくサポートし、子育て環境をカバーしてきたのを、今、子育て総合支援センターと教育支援センターと学校現場が連携し、新しく子ども家庭総合支援拠点というのをつくっています。
これは何かというと、ここ(子ども家庭総合支援拠点)に人を配置のうえ、連携しながら、専門家を学校現場に派遣して、トラブルや不登校の問題に応対できるようにしています。先生方がスクールソーシャルワーカーや臨床心理士さんといった専門家の知見を利用できるように。
また、次年度以降に教育委員会が考えているのは、事務的なことをサポートしてくれる支援員を少し拡充するとか、学校の先生が先生以外の人でもできることに手を取られ、子供に向き合う時間が減っているので、先生の不足を大阪府さんに何とか頑張っていただく一方で、一人一人の先生がもう少し現場に、子供たちに向き合う時間を増やせるように、デジタル化とか人の配置とかを工夫して、そこに予算をしっかりと割いていきたいと考えています。
根本的には、先生がたくさん来てくださるというのが望ましいのですが、それだけ言っていても仕方がないので、市としてできる範囲のことをしっかりさせていただきたいと思っています。
市民:
ちょっと細かいところ、4点ほどなのですけれども、まず、畑中の地区ではなくて田原地域になりますが、用事で行くことが多々あります。夕刻頃、バイクで田原小の辺りを走っていると、幹線道路沿いを子供たちが、サッカーであったり野球であったりと、小学校の校庭のほうに向かって歩道を走ってくるのですが、歩道を照らす明かりがなくて、突然子供が飛び出してくるというような状況になります。
車で走っていればヘッドライトがあるし、高い位置には街灯がありますが、歩道の足元を照らす明かりが本当に少なくて、車から視認しにくいです。例えばバイクもそうですけれども、気づいたときには当たっているというようなこともあり得ると思うので、足元が見えるような明かりを、京都の精華町とか、大通りに行ったらちょこちょこ見かけるのですが、そういうものを。夕方4時半でも冬になると暗いので、何か整備していただいたら、子育てがしやすいのかなというふうに感じたので、お伝えできたらということがまず1点です。
市長:
ありがとうございます。
市民:
あと、実家が西中野なのですが、○○さんの前の道がとても狭いです。すごく大きなトラックが対抗で来たときに、車線内を走れないという。離合がままならないという状況が多々見受けられるのに、どうしてあそこだけ規制がかからず大型が通れるのかと。
こちらの道みたいに、3トン規制がかからずに、工業地域だから通れるようになっていると思うのですが、道路の幅に見合わない大きなトラックを入れるのだったら、せめてもうちょっと道幅を、水路があるので難しいのかもしれませんが、広げていただくとかしないと、自転車も走る、車も走る、大型も来るだと、事故が起きやすいのではないかというのを常日頃感じており、その点をちょっと申し上げさせていただきます。
あと、先ほど南中跡地と東小跡地の整備のお話をいただいたと思いますが、私には小学生と中学生の子どもがいて、大きな公園等々がないので深北緑地であったり、寝屋川公園であったりというところに遊びに行きます。すると、その地域の子供たちから「何でおまえら来てるの」というトラブルになりやすくて。
申請をすればグラウンドを借りることができるのは知っていますが、なかなかまめに申請もできないですし、子どもだけであんな大きなグラウンドを借りるというのも難しいと思うので、整備していただくに当たって、フリーで使えるようなバスケットのゴールをつけていただいたり、申請せず子どもたちが自由に、自由というより、利用目的とかは限られるとは思うのですけれども、使いやすい、遊びやすい施設を整備していただきたいというのがあります。
4点目は中学校の教育についてです。今、畷中に通っているのですが、畷中の2年生の遠足の場所が、校外学習という形で鶴橋なのです。必ず鶴橋、毎年鶴橋です。長男もそうでしたし、次男も鶴橋で、例年鶴橋なのです。
市長:
この15年ぐらいのことですね。
市民:
もっとだと思います。学校の新聞を見たら全部が鶴橋になっていましたので。
市長:
そうですか。20年の間ぐらいかな。
市民:
はい。
市民:
どこの学校もでしょうか。
市民:
いえ、違います。西中は違います。西中は遠足に普通に行きます。毎年違うらしいですけど。
鶴橋に行くに当たって、お金を1,500円まで持ってきて良いと言われます。それは買食い用らしいです。私、それがどうしても疑問で、学校の制服を着た状態で買食いしながら歩くと、トラブルを起こしやすいですし、行儀という面からもどうかと思います。わざわざ学校の制服を着て買食いをしないといけないのかと疑問に思って、教育委員会にお伺いして、教育委員会から学校に問い合わせていただいたら、お土産用と回答があったのですが、私に送られてきた学校からのマチコミというお知らせメールでは、買食い用だと書かれていました。
言っていることを場当たり的に変えてらっしゃるというのをすごく感じます。校外学習で鶴橋に行くというのは、考え方次第では、なかなか自分で行かない子もいるだろうというのは良い考えだと思うのです。でも、買うものを限定され、この通りでしかお金を使ってはいけないというふうに子供たちに規制をかけてまで、どうしてそこでお金を使う必要があるのかということにすごく疑問を感じるのです。
多文化を学ぶ、日本に住んでおられる外国人の話を伺うというのだったら、中華街などほかにもあるし、ベトナムの方もいらっしゃるし、学校に招いて話を聞くというのが難しければ、総合センターとか、幾らでも場所を借りてすることはできると思うのです。それでも毎年必ず、何度お伺いしても「伝統ですから」というような回答なので、それはちょっと違うのではないかという感じしかしないのです。
言ってしまえば、押しつけになっている気がするのです。学校の教育が。韓国の方の話も聞く、ベトナムの方の現状も聞く、中国の方も聞くというように、ニュートラルにいろんな方の話を聞くという機会を設けていただくほうが、子どもたちも疑問を抱きにくいと思うのです。
私の子供も、「ここでは買ってはいけない」「この通りでしか買ってはいけない」ということを言われると、違和感しか抱かなかったようです。また、当日、現地におられる方に、「この通りのものは高いから買わないほうがいいよ」と言われ、「ほかのものを買い」と勧められたということもあったようです。
「コンビニでは使ってはいけない」「ここは使ってはいけない」ということで、修学旅行などで親にお土産を買うとかならお金を持たせるのも理解できるのですが、正直、大阪府内で、どうしてお金を持ってまで鶴橋に、必ず鶴橋に毎年行く必要があるのか疑問です。ちょっと考えていただけたらと思います。
市長:
分かりました。ありがとうございます。
4ついただいて、一番前からと思ったのですが、最後のものからの方が皆さん記憶に新しいと思うので、最後のものからお答えさせていただきます。
遠足の行先やお金の使い方の前に、大前提として、学校が保護者の皆さんに発信している内容と教育委員会がお答えした内容に齟齬があること自体、これはおかしな話なので、教育委員会と共有させていただきます。同じことを伝えるべきですし、そこはまず改善したいと思います。ありがとうございます。
その上で、校外学習の内容は、実は教育委員会でも決められず、校長先生の裁量となります。僕もこれには何も言えません。ご存じのとおり、政治家が恣意的に遠足に行く場所を指示するのはよくなくて、学校の独立性を守るため、非常に強い制度になっていて、学校現場、特に校長先生に裁量が与えられています。これは大変良いことだと思います。特定の偏った場所に市長の命令で行かせてしまうと、それはおかしなことになるので大変美しいことですが、校長先生に是正の指導ができないという、逆にも強く働くということです。
なので、対話会でこういうお声がありましたというのはもちろん伝えさせていただきます。恐らく、人権学習を含めて行っているのではないかと推察しますが、伝統ももちろんあるのかも知れませんが、時代はどんどん変わってきているわけですから、こういった意見があったということをお伝えします。
これが教育委員会でなく、ほかの部局でしたら、私から「それはおかしいからもう変えよう」と言えるのですが、教育委員会はそれができない組織体なので、そこはまずご理解いただきたいのと、今のお話をしっかりと伝えさせていただいて、より良くできるものはやっていけるのではないかかという話を、教育委員会を通じてしっかりさせていただきたいと思います。ありがとうございます。
1点目では田原のお話いただきました。ありがとうございます。道の明かり(防犯灯)には2種類ありまして、道路灯と防犯灯とに分かれます。道路灯というのは、車、要は車道を照らすために道に出ているもので、市で道路を一括して、一斉に設置しています。防犯灯については、地域の方にご協力いただき、市は年間で予算を持ち、自治会から申請をいただいて設置しています。費用は市がみて、電気代は地域と市で折半させていただくという、そういう制度になっているので、設置する年間台数は限られていますが、ある程度の予算があるので、申請いただけたら設置できる状況です。
当該の場所は恐らく、田原小の前なので、中央線のことだと思います。歩道沿いのことかと思いますが、おっしゃるとおり、田原は西部地域に比べて車道も歩道も広いので、逆に光が散っているというか、狭かったら一つで広く照らせますが、そういうことをおっしゃっていると思います。
申請いただくのは、今のルール上、地域ごとになっていて、あの場所は二丁目とか三丁目とか四丁目ぐらいになるので、そういう話があったというのを当該地域の方にお伝えさせていただきたいと思います。ありがとうございます。
2点目、企業名を出さないと説明しづらいですが、西中から外環状線に抜ける長い道路のことだと思いますが、おっしゃっていただいたとおり、あそこは都市計画上、紫だと思います。工業地域、準工業地域と言われるところで、工場を建てて良い地域です。北側に細めの歩道があって、車道があって、河川とかがある上に道があるという、そんな感じです。エリアによって違いますが。車道の両脇に道があるおかげで、車道自体があまり太くないという状況になっています。南側に川が走っています。地図を見ましょうか。
市民:
そうですね。歩道、車道、車道、水路、歩道。
市長:
そうですね。あそこが河川なので、ここですね。河川は基本的に災害等で物が流れてくるときや、木々とかが詰まったときに撤去しやすいよう、空けておくのが基本です。水路や河川も。ただ、どうしても道が狭いとか、まちづくりに際して道路を整備するといった理由があれば、川を塞いでトンネルみたいなのをはめて、上を道路にするという工事を行ったりします。四條畷市を流れる水路であれば市でできるし、河川であれば基本的には大阪府さんのお力添えを借ります。この場所を塞いで道にするということは、今の計画としては聞いたことがないので、直ちにできるかはちょっと調整しないと分からないです。
市民:
塞いでいただかないまでも。
市長:
交通規制の話ですかね。
市民:
半分でも水路を小さくしていただいたら。昔は全て田んぼでした。私は、この向こうに住んでいたので。給食センターや田んぼがほぼない状態です。
市民:
それは水利組合の話になるのではないですか。
市長:
ありがとうございます。実は、令和元年度から毎年、市民意識調査を4,000名を対象に行わせていただいています。もしかしたら届いた方もいらっしゃるかもしれないですが、あれに出てくる自由記述意見を含め、お声が一番多いのが道の狭さです。もう断トツ1位でお声が多い。
それに対し、今おっしゃっていただいたのですが、水路とか河川は防災上、原則は空けておこうと。何か詰まっても撤去しやすいように。それは皆さんも一定理解いただけると思います。でも、安全を考えたら水路や河川をある程度は道路化していく。側溝に網をはめているところもあれば、むき出しのところもあるじゃないですか。ああいうのも道を広げるという観点で考えれば、網の蓋をするとか、道路化してしまうほうがいいという両方の考え方があります。
おっしゃるとおり、田んぼに水を引いていたような水路だと、水利組合さんとの調整が必要だったり、水路でも、雨がどれぐらいの量降ったときにどれぐらいの水位になり、その場合だと蓋はできないだとか、ここは雨が降ってもそんなに水は流れないので蓋をかけても良いというのは、調査すれば分かることです。
実は、昨年度に予算をつけて、水路とか水が流れるところに蓋をかけることを暗渠化というのですが、暗渠化できるかどうか、全部調べているところです。あまりに道が狭いというお声が多いので。
用地を買って広げるのは、これはなかなか大変なのです。土地を買うことになるので。なので、工夫で道を広げられるところは、なるべく広げていきたい。今年度に調査をして、できるところからやっていこうという市の方向性はあります。
ただ、ここがどういう状況になっているのかは私もちょっと分かりません。色々な関係機関があるので確認させていただきます。
水路があった南側の、舗装ができていなかったところを少しきれいにはやらせていただきました。あれもお声が多かったのでやらせていただいたのですが、今のお伝えは、どちらかと言うと、根本的に車道を広げてはどうかというご提案だと思いますので、法的なものも含め、確認させていただきたいと思います。全市的な方向性としては、広げていきたいという思いがあります。
規制については、色々なまちで、何時から何時は大型車両禁止とかを行われています。あれも一応、できなくはないのですが、警察にいつも言われているのが、そこにお住まいの皆さんの合意が必要ということです。
でも、今のお話ですと、そこを利用されている方ですので、ルール上は非常に難しいかも知れません。
通学路なんかで、この期間は進入禁止とかいうのはできます。住んでいる人がみんな了解してくれるならできるのです。逆に言うと、そこにお住まいの方がその時間帯に車を使えないというのもご了承いただけるのであれば、警察はつけますというスタンスなので、もしかしたら交通規制は難しいかもしれないです。
市民:
大きさの規制はかけられないのですか。
市長:
それも合意さえあれば良いですよというスタンスです。交通規制は基本的に。
ただ、おっしゃりたいことは分かります。ここは中学生もよく通るところですし、広くない道なので。通り抜けで飛ばして使う方も多いところです。なので、ちょっと確認をさせてください。
最後に南中のところです。四條畷の市域全体で見ると、ここに大きな公園や飯盛霊園があります。飯盛霊園は公園に含まれ、緑の文化園もあるので、市域全体で見ると公園面積がたくさんあるように見えます。でも、ここだけ(西部地域)に区切ってみたら、四條畷は確かに、すごく公園面積が少ない市なのです。
なので、この春に決定した個別施設計画に、子どもたちが伸び伸び遊べる公園を小学校区ごとに造るというのを明記しています。その一つとして、最初にやっているのが南小の南側(くすの木園跡地)です。あれが、ワークショップも何度もやって、この4月から結構きれいな公園に生まれ変わります。
こちらのエリアでは、南中跡地のこちら側が結構な広さになるので、ここもそういう整備をしていきたいと思っています。
おっしゃっていただいた申請制については、昔、青少年グラウンドに自由に入れたのですが、ご存じとおり荒らされて、施錠して申請制になりました。でも、この場所は、申請制を全く考えていません。誰でも来て誰でも使っていただける、歩いていけるところに伸び伸び過ごせる公園があるという、そんなまちづくりを今後しっかりとやってきたいと思います。
もうすぐこれ(くすの木園跡地の公園)が出来上がるので、次、ここ(南中跡地)が出来上がることになり、それを進めていきたいと思っています。
バスケゴールとかについては、今後、ワークショップがあるので、ぜひそこで色々な声を寄せていただいて、あれがいい、これがいいとあると思うので、皆さんの声を集約しながら、整備につなげていきたいと思います。ありがとうございます。
せっかくなのでそのほか、あればいただきたいのですが、どうですか。
市民:
何年か前まで総合センターで映画を上映してもらっていたのですが、ここ最近、コロナのせいか上映されないので、また上映してもらえるようになったらうれしいです。もう大阪市内まで行けませんし。
市長:
ありがとうございます。総合センターの市民ホールでやっていた映画ですね。あれは公民館がやっていましたかね。
市民:
公民館じゃなくて総合センターで。
市長:
法律上ではあれは公民館と呼びます。ややこしかったですね。
実は、映画上映は色々な事業として既に復活しています。例えば、お手元の資料にも入れているのですが、人権に関するこの有名な映画(破戒)ですとか。
おっしゃっていただいたのは、昔、定例的にやっていた映画の放映のことかと思います。おそらくコロナで閉じたのだと思うので、今どういう状況になっているか確認させてください。お声として受け止めさせていただきます。ありがとうございます。
市民:
総合センターの映画は私もよく行きます。
市民:
私は初めて聞きました。
市長:
映画は結構、版権を買うのに意外と値段がして、公共が流す場合は字幕を買ったりもするのですが、字幕つきの映画を流したりすると、なかなかいいお値段がします。なので、何本も何本もというのはできないのですが、ちょっとそれは確認させてください。ありがとうございます。
市長:
そのほか、いかがでしょうか。よろしいですか。
最後に1点だけ。ピンクのチラシで触れているのですが、四條畷市は特殊詐欺の被害が多いまちになっています。被害件数も被害額も。多い年度は何千万とやられています。お人柄がいい人が多いのかもしれないですね。でも、それはやっぱりよくないことです。ああいう詐欺の電話は、1件かかってくると結構、近隣エリアに片っ端からかかってくることがあるのです。
よかったら、明らかに詐欺だと思われる電話がかかってきたら、警察に電話してください。そうすると、今このエリアが狙われているなと警戒態勢をしいてくれます。すると、近くのATMに張りついて様子を見ようとか、事前防止ができたりするので、怪しいなと思ったらお願いします。
市に電話をいただいても、結局、市から警察に電話しますので、もしよかったら警察に。今こんなのがかかってきましたと言ってもらえるだけでも良いです。ひどくなれば、市が警察と協定を結んでいて、防災行政無線で「詐欺被害が発生しています」とか放送させていただいています。数がちょっと多いので、減らしていきたいと思っています。
最後に、今後の改善につなげていきたいと思いますので、ぜひアンケートの記入もお願いします。ほかになければこれで終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。