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中野新町での意見交換全文(第6回地域と市長の対話会)

ページID:0062020 更新日:2024年3月29日更新 印刷ページ表示

公共施設再編(市民総合センター)

市民: 

先ほどの話なんですけれども、総合センターに統合する話ですが、舞台ホールはそのままの大きさで行うっていう感じですか。結構最近ダンスのイベントがあるとみんなが舞台に入れないことが多くて、結局寝屋川市民会館で開催しようといって四條畷の舞台には入らないので、結局他市に行ってイベントをしてるんですよ。このままだと四條畷市も盛り上がらないので、みんなでイベントができるもう少し大きな施設が欲しいんです。

あと、個人的に市役所移動は反対です。お願いします。

 

市長: 

それはそれでとても大事な貴重なご意見だと思います。ありがとうございます。それでは、まず順番にいきます。

そうなんです。実は総合センターの舞台って狭いんです。他市のホールを見ていただくと奥行きがあったりしますが、本市のホールは少し浅いといいますか、全体的に広くないんです。これは非常に課題だと思っています。 

それだけではなくて、恐らく造ったのはもう40年ぐらい前になります。なので、座席についても車椅子や足の不自由な方に対して明らかに配慮された造りにはなっていません。

また、最近では音楽とかを楽しむときに、子連れで鑑賞したい方が多いですが、防音ガラスに囲まれた赤ちゃんが泣いても一緒に鑑賞できるというような造りになっていたりするホールもあります。そういった意味では、足の不自由な方や子育て中の方も、誰もが楽しめて、舞台もしっかりと広いというのが段々とスタンダードになってきているんです。

今後ホールを改修していくというよりは、根本的に建て直さないとスペースがないので、建て直すという方向に行くのが今の考えです。なので、そのときには様々な利用団体の方から意見を頂き、今みたいな使い勝手の部分は改善していきたいです。

ただ、私として考えている問題は座席数です。今、713席あるんですけれども、実際埋まっている日はほとんどないです。成人式でも埋まらないです。商業、要するに有名歌手とかを呼んできて、興行を成り立たせようと思うと700席では足りないです。でも、市のイベントとかで全座席を使い切ろうと思うと、なかなか余ってしまう、正直そんな絶妙な席数になっています。

 

市民: 

でもすみません。フラダンスのイベントは人がかなり。

 

市長:

入るということですよね。

 

市民:

全然足りないんですよ。

 

市長: 

分かります。今これから僕が申し上げたいのは、建て直すなら興行も成り立つサイズ感にしないといけないし、市民の皆さんがより使いやすくしていくなら小ホールのような施設が必要だしというルールをみんなで決めていかないといけないということなんです。

やはり私としては、奥行きも取りたい、バリアフリーも整えたい、子育て中の皆さんが利用できるようにもしていきたい。となったときに、さっきの建て直しの話がポイントになります。

とはいえ、そこに市役所や総合センター、教育文化センター、福祉コミュニティーセンターなど様々な施設を集約させて1つの土地に集約したら、ではホールのために十分な面積が取れるのかという問題が今度出てくるんです。これはやはりそれぞれ施設の機能を縮小していくのか、別に全部を1か所にまとめずに少し分散化させて整備しませんかという議論にもなっていくと思うんです。これは今後決めていくことなので、今回のような意見をたくさんいただいて、我々としては反映させていきたいなと思います。また、今みたいなもっとたくさん席があれば盛り上げていけるんだというお声をいただけるのもすごくありがたいなと思います。ありがとうございます。 ありがとうございます。そのほかいかがでしょうか。

 

市民 

今言った公共施設の件ですけれども、市議会で様々な話を聞いたら1つに集約するとおっしゃっていた。とにかく建設費用の安上がりということでコスト面を考えていくので多くの報告が進んでいるようですけれども。ただ、1か所へ集約すると言っていましたよね。

今、市民ホールの大きい会場もあり、例えば駐車場もどこにするのかという問題もあるので単に1か所に集約する案だけで実際本当にコストが安くなるのかという問題もあります。例え安くなったとしても、本当に実現できるのかという心配もあります。

なので、多くの市民が利用するから全て1か所に集約します。とすぐに決めるのではなくて、もう少し時間をかけて多くの意見も聞く中で実現すればいいのではないかと思います。仮に何年後かに出来上がってしまったら、こんな少ない面積かと落胆するのではないかと心配ですが、市長の意見もお聞きしたいです。

 

市長: 

ありがとうございます。本来、令和元年度の段階で行政側として考えていたのは、分散的に整備をしていくことだったんです。例えば、総合センターの位置は位置でいいんですけれども、我々が提示していたのは、南中学校跡地などにホールを整備していくことでした。その利点は、総合センターの場所に総合センターを建て直すと、当たり前ですが閉館して使えない期間が発生します。それだけ大型施設になれば、半年や1年では全然完成しないんです。なので本市として長期に利用できない期間が発生することを考えると、順繰りに整備をしていけば絶え間なく市民の皆さんに利用していただけるという利点があると考えていました。

ただし、我々は行政機関ですけれども、市議会も市民の皆さんの意見を行政に伝える一つの機関ですから、やはり市議会の意見もしっかり大切にしていきたい。市議会の議論では、やはりコスト削減というのが一番大切だということで、今は1か所に様々な施設を集約することがいいのではないかという意見がありました。もちろん利点もあります。

例えば、今、福祉施設は総合センター周辺にはないので、市役所や福祉施設が一体化すれば、1回で用事が済むなど様々な利点はあるのは間違いないと思います。他にも福祉施設と音楽施設とかがあることで、様々な相互の利用が可能になるのはメリットですが、問題としては、総合センターの土地がそこまで広くないということなんです。駐車場だって地下を掘るとなると莫大な費用がかかる可能性もあります。それをまさに今、調査をすることがポイントになってきます。

何が最も難しいかと言いますと、すぐそばに家が建っているんです。ご存じのとおり、四條畷の町並みはほとんど住宅が建っていますよね。まちづくりは都市計画法という法律で、どこに何の施設を建てていいということを決めています。つまり、この辺りは戸建て住宅を中心に建てるなど決めないと、戸建て住宅の町並みに突然商業施設が建ってしまって騒音問題が出てしまいます。だからこそ住環境を守るため、ここは商店街で商業店を集め、ここは住宅にするとかルールが決めてあるんです。そして昔から、総合センター周辺は住居地として設定されていたところなので、今後もし建て替えようと思うと周辺住民の皆さんの合意が必要になります。

ただ、近隣住民にとっては今でさえ多く人が来るのに、そこにさらに施設が集まり、当たり前ですがビルを上に伸ばすしかないため、高さも上がります。高さも上がりさらに人も集まるとなってきたときに、それでは近隣住民は認められないと言うとそもそも実現できない仕組みになっているんです。そのため、近隣に住んでいる方のご理解が得られる範囲で集約していくことになります。もしかしたら、今様々な施設を集めると言っていることを、市役所の場所などに分散的に整備をしていく可能性はあると思います。

それがいつ頃分かるかがご質問だと思いますが、先ほど申し上げたとおり、南中跡地に避難所機能を備えた多機能型体育館を今後整備していきます。これを次年度、その次年度にかけて住民の皆さんとワークショップをして、こんな感じのものがいいという意見を踏まえて建てていきます。

その間に総合センターの場所の可能性調査をしていくので、実際どんなものができるかというのはさらにその後になります。つまり、3年後、4年後に何かが決まっていることはないです。それまでの期間、皆さんから意見を頂きつつ施設を分散してほしいという意見だったら分散するかもしれません。そんなスケジュール感で進めていきたいと思っています。よろしいですか。ありがとうございます。

 

公共施設再編(市民総合センター)・小中一貫校・公共施設再編におけるスケジュール

市民: 

すみません。この話以前に、コロナ禍前に市長からまとめて、ある程度の近隣の方に公共施設に関する資料を配布したと思うんです。

その際に、開始時期ではなくて総合センターの場所のことや地質調査で危険だということで南中を廃校にして計画を変更していますよね。それで計画概要は聞いていますが、南小の小中一貫校にしても、いつから始まるのかが住民側に伝わってこないんです。

総合センターに様々な施設を集約すると言われましたが、先ほどの女性は市役所が移動するのは反対と言っています。僕も市役所移転は反対です。この辺のスケジュールを、もう少し詳しく聞かせていただけたらと思います。よろしくお願いします。

 

市長: 

ありがとうございます。本当に市内に公共施設はたくさんありますので、皆さんに関連性の高そうな施設から順次お話をさせていただきます。

まず、南小学校があって、その向かいに今空き地になった旧くすの木園という、くすの木園等があったんですけれども、この土地を今公園に変えていっています。これは令和6年度からオープンです。これも皆さんとワークショップをして造っていきました。

南小学校については、この土地の活用と含めて、将来的な可能性として小中一貫校の可能性を残していくことを考えています。要するに、この土地だけでは小中一貫校は設置できないので、土地と合わせて可能性を探ります。現在流行りで様々な小中一貫校ができていますけれども、小学校と中学校は別々の設置がいいのか、小中一貫がいいのかの見解は市によって異なります。

これを教育委員会でも小中一貫で整備するほうがいいのか、小中とそれぞれ分かれて、2つの小学校から1校の中学校に行く方がいいのか意見が決まりません。つまり、小中一貫校を本当に建てていいのかは、教育的観点で見ないといけないんです。国が小中一貫校を進めたのは、当たり前ですが施設が1箇所になり箱が少なく済めば公共のために使う税が減るので推し進めてきた背景もあるんです。

なので、本市としてはなるべく教育の観点から小中一貫校を本来建てるべきかという視点で調査をした上で、建てる場合もどの順番で実施するかを決めた後に土地の議論に入るので、小中一貫議論というのはまだ目の前にはないという状況にあります。

目先に迫っているところで言いますと、南中と東小はこれから順次進んでいきます。南中については今後、基本構想や基本計画を来年、再来年と作っていくので着実に進んでいきます。今おっしゃっていただいたのは、この辺りまで土砂災害警戒区域で校舎がその上に建っています。そしてここに体育館があり、ここには小さい活断層も走っています。やはり土砂災害警戒区域内に避難してもらうことを行政から発信はできないので、こちら側に公共施設を整備していき、何かあったときに南側のエリアの人が逃げていただける拠点かつ地域活動の拠点を整備していきます。ここに体育館ができれば、ここの体育館が必要なくなる。その場合にご存じですかね。今、市にグラウンドは青少年グラウンドと市民グラウンドと2つあるんですけれども、なぜか岡山の北側に2つあります。市域全体で見たら、ものすごく偏った箇所に2か所グラウンドがあります。しかも両方山の上にあります。なので、2つのグラウンドのうち青少年グラウンドはこっちに下ろしていって、山を上らないでもグラウンドを使えるように整備していこうという考えがあります。

なので、今後数年で南中跡地に多機能型体育館が完成し、体育館の機能が移り、こっちにグラウンドが移ってくるというのはもう決まっていることなので、着実に前に進めていきたいと思っています。そこでどんなものを整備するかは皆さんと一緒に考えたいです。

そうしている間に、総合センターの土地の可能性の調査をしていきます。可能性の調査というのも、実際どのような施設を入れていくかを決めないと箱のサイズが決まらないので、先ほどおっしゃっていただいたように、もう少し大きいホールが必要ではないかや図書館をもう少し立派にという意見もあるかもしれないです。そういった意見を市民の皆さんから聞いて、難しければ分散も考えていきます。今はもちろん集約する方向です。

今はもちろん集約する方向で同時に進めているので、何を何年ときっちり言えたらいいんですけれども、それぞれ前提条件があるためこんな感じでスケジュールを進めています。実際さらに西側には旧北出小学校の市民活動センターなどがあり、他にも動いているのですが市役所の周りの施設でいうと今後数年かけてこうして動いていくスケジュールになります。

本来であれば何年に何と言えたらいいのですが、やはり状況によって一概には言えないのでイメージとしてはそうして進んでいきます。

ちなみに、南中についてはすごく広いスペースができるので、周辺エリアの住民にとっては遊歩道だったり、気軽に体動かせる環境など自由に遊べるような場所や施設を整備していきたいです。もしかしたら芝生を敷いてもいいかもしれないですし、様々な意見を取り入れて環境を整備していけたらいいなと思っています。ありがとうございます。その他、別に施設のことでもいいですし、施設ではないことでもいいですし。マイクをお持ちします。

 

市民: 

今回、話には出てこなかったんですけれども、そこに体育館がありますよね。

 

市長:

総合体育館。

 

市民:

はい。総合体育館を改築することは考えていませんか。市役所を移すのであれば総合体育館の土地の方が場所的にはよさそうな気はするのですけれども。

 

市長:

確かに、西部地域でいうと、総合体育館はたしか中心の辺りにありますね。

 

市民: 

そして道路の問題なども考えると、利便性はよさそうな気がします。

 

市長:

これが国道163号だとして外環状線だとしたら、西中はこの辺りで、総合体育館、給食センターなどがあります。

総合体育館については、今から28年前にできているので、まだ比較的若い施設です。大体、公共施設は40年ほどで経過を確認するんです。そこで長寿命化といって長く使用するか、40年で見切りをつけて改築、移転するか判断しますが、やはりまだ総合体育館を取り壊したりするにはまだ造って日が浅いという意見があります。そのため現実的な方向性としては、今総合体育館を取り壊していくことはあまり考えていなくて、改修して長持ちさせていくというのが現状大きな方向性だと考えています。もし既に総合体育館が40年から50年が経過していたら、建物を移す考えもあったかもしれないです。

 

市民:

確かに考え方は分かるんですけれども、場所や道路の事情、その周りが住宅であることとかを考えると、総合体育館を潰して新しい市役所やホールを造ったりするほうがいいのかなと思いました。

 

市長:

アイデアとしてはすごくあると私も思います。難しいところですよね。今後、総合センターや市役所、南中があって、JR線沿いでまちづくりを考えるのか国道163号沿いでまちづくりを考えるのかというのは非常に難しいなというふうに思っています。

今、世の中の大きな流れとしては、線路があるエリアについては、なるべくこの線路沿いで様々な施設を整備していく考え方があります。我々としても、なるべく今の市役所や総合センター、南中の場所は大切にはしていきたいです。他にも南小学校とか福祉コミュニティーセンターなども。ただ、総合体育館をメインと見るなら、市役所を持ってきたらいいのではないかという考えは、案としてはあるのかなとは思います。

 

市民:

私はその線路沿いに整備していく考え方は知らなかったんですけれども、車での来所が多いと思うので、総合センターよりは総合体育館のほうがよさそうな気はするんです。

 

市長:

特に、おっしゃるとおり総合センターを出て右にかつやさんとか、国道163号へ向かって行くと右折もないですしあそこを曲がるのが混雑して大変なんです。そういうことを考えると本当にあそこに人や車が多く出入りしたときに集約することが現実的なのかという課題は、本当に要検討です。

 

市民:

あそこに信号ないので、信号を立ててもいいのではないですか。

 

市長:

そうですね。また、大きな問題があります。私は今の市役所の位置がすごくいいと思っているんです。中野本町1丁目1番ですし。ただ、正直車でも入りづらいですよね。恐らくよくサイレン音を聞いておられると思います。

もちろん様々な歴史的経緯があって市役所はあの位置にあるので、別にそれを決して否定はしないです。なじみのある場所でいい場所だなと思いながらも国道を移動することはできないので、実際車でのアクセスがいいかと言われると難しいです。国道163号を東側から下りてきて、右折して市役所に入ることが苦手という人も結構いらっしゃいます。そのため何回も左に曲がって市役所に来られる方もいます。そういった意味では、いい場所ですけれども車のアクセスがよくないという意見はあるのかもしれないなとは思っています。

 

市民:

市役所北側の道路の手前に小さい橋があると思いますが、あれを広げたらどうなんですか。

 

市長:

よくいただく意見です。ありがとうございます。今おっしゃっていただいたのは出る側、川側の方です。実は橋は意図して狭めているんです。というのも、市役所側から入っていただいて川側に出るということを想定しています。理由としては、両側から通行すると車両が対面で通行できなくなってしまうことがあるからです。

また、反対側に建物が何軒か並んでいると思うんですけれども、当時はお住まいの方たちが道路を広げていくことに対して、交通量などを考えた場合になかなか難しいというご意見もあり今のサイズになりました。なので、橋が徐々に先に向かって細くなっていっていると思うんです。あくまでこうした交通の流れを想定して細めているというような理由が一応あります。つまり、運転が上手な人だけが入って、多くの方は通行を避けます。橋を狭くしている理由としては基本はこの流れで来てくださいという意図になっています。ありがとうございます。

まさかこんなに施設の話になるとは思わなかったんですけれども、施設のことでも他のことでもご質問ください。

 

南小学校の和式トイレ・なわてふれあい教室・運動公園

市民:

すみません。いっぱいあるので。

 

市長:

いっぱい言ってください。

 

市民:

端的に言います。まず、南小学校の中の体育館の前にトイレがあるんですけれども、コンクリートで造られているような感じで和式しかないんです。体育館を利用する際に、兄弟で小さい子も連れていかないといけませんが、小さい子は和式ができないので和式を洋式に変えてもらえたらなと思っています。

また、なわてふれあい教室を利用していますが、学校で給食があるときは、放課後帰宅に間に合うように働いています。ふれあいでは夏休みの特別対応があると思いますが、冬休みと春休みも実施すればずっと放課後に入らなくて済みます。結構同じような意見の親が多くて、ふれあい教室で7万円ぐらい無駄に払っているのでふれあいの利用料が安くなればさらに嬉しいです。大阪市であれば500円とかで入れたりするので四條畷もう少し安くならないのかなと思います。

あと最後に、グラウンドで遊べない件です。昔も1回聞いたんですけれども、やはり見守りの人がいないからや、けがしたら危ないという意見があるからというのは理解しています。でも野球とか子どもたちが練習する場がなくて、家の前で練習していて車に当たったりします。深北緑地までは遠くて行けないし、市としてしっかりとうまく対応してほしいという意見です。色々言ってしまいすみません。

 

市長:

いえ、全然。10個ぐらい覚悟していたので、3つだったなと思いました。ありがとうございます。

僕の記憶が正しければですが、この南小の体育館の和式トイレというのはずっと議論になっていて、洋式にしていくという話だったと思うんです。

基本的に、四條畷市内のトイレは順次洋式になっていて、現在は全国の洋式比率よりもかなり高いです。ただ、色々な事情があって、全部を洋式にはできないんです。やはりお子さんによっては接触が嫌と感じる子もいるため、意図的に和式を残していたりします。公共施設を設置するときも1つは和式を用意しています。やはり年代によっては和式がいいという方もいらっしゃるので100%洋式化していくことはないんですけれども、児童や生徒以外の方もよく利用されるようなトイレについては、基本的に洋式化を進めていっています。今おっしゃっていただいた南小体育館のトイレは、洋式化する予定だったと思いますので、また確認させてください。

2点目のなわてふれあい教室についてお答えします。これは本当に様々なご意見をいただいています。市の全体的な方向性としては、これまでも子育て支援に力を入れるため今年度も第2子以降の給食費無償化や第2子以降の保育料無償化等にかなり予算をかけていて、近隣に全く劣らない子育て支援の額を使っているかなと思います。その方向性からすると、ふれあい教室もさらによりよくしていきたいというのが今の大きな考えです。

ただ、ふれあい教室の指導員の先生というは資格が必要でして、この方々には今でも十分にたくさん働いていただいているんですけれども人材確保が非常に難しいんです。子供の安全に関することなので誰でもいいという訳ではなくて、教員免許を持っていらっしゃる方という非常に資格が限られています。

さらに、放課後から子どもたちの帰宅までの限定的な勤務になるので、高い資格を持っていらっしゃるけれどもあまり年収にはならないという業務なんです。なので非常に人が確保しづらくて、夏休みもそうですし様々な拡充をしてほしいとか、夏休みに食事が出るようにしてほしいなど様々なお声があって我々も方向性としてはしていきたいんですけれども、それに対応できる人員を集めるのが今は難しいといった状況なんです。

ただ、難しいとだけ言っていたら駄目なので、現在は市で直接ふれあい教室の指導員を雇用させていただいています。つまり市で募集を出して、応募のうえ面接して採用しています。ただ、これだともう頭数が足りないんです。足りないとなると、もうちょっとシフト伸ばしてほしいとか今働いている人にものすごく負担が発生しています。

そのため、市の今後の方向性としてはこうしたふれあい事業などを専門にした民間事業者もあるため、直接市が雇用している指導員さんには主としてお願いしながらも民間事業者さんの力も借りて、なるべく時間やサービスを拡充していく方向性で考えていきたいというのが今の考えです。

 

なわてふれあい教室の利用料

市民:

今なわてふれあい教室に在籍していて、学校が5時間目まであるときは行っていません。先生が足りていないことは分かっているので行っていない月の利用料をなくしてほしいんです。そしたら家計も助かります。実際毎月私が何のために働いているのか分からなくなってきていて、使っていない利用料をなくすのであれば指導員の人数や勤務時間も変わらないと思うんです。学校によっては待機児童があるのかもしれないんですけれども、南小は少し落ち着いているのかもしれないですけれども、無駄なお金を払いたくないです。

 

市長:

そうですよね。いえいえ、分かります。おっしゃっていただくこと。利用した分だけ支払える制度にならないのかということですよね。この制度については、市長への意見箱にも過去何度もご意見がありました。

まず実現のための課題としては、徴収の手続をどう対処するかという問題があるんです。世の中デジタル化がかなり進んできていますよね。今保育所とかでも、延長保育の管理も含めてデジタル化を進めていただいているんです。このふれあい教室の仕組みについても子どもたちの出欠とかの管理も含めて、デジタル化を考えていく大きな方向性にあります。

例えば、現在は家庭ごと月当たりの利用回数を紙で集計していますが、今後はしっかりとデジタルで管理されるようになっていきます。ただ指導員の先生とかも含めて常に後ろに結局この人何回でいくらという計算の事務料が発生します。払っていただく側の方にとってはそちらがいいと思うんですけれども、常に市役所の事業にはその後ろに事務量というのが存在するので一緒に考えていかないといけません。そして、デジタルを最適化した先にもしかしたら利用した分だけ支払う制度があるかもしれません。このデジタル化は次年度以降国の予算が下りるので、国にしっかりと要望してデジタル化が実現した際に利用した分だけ支払うといった制度があるかもしれません。

ただ、我々が進めていきたい方向性としては、もちろんお1人お1人に1日ごとの利用料で還元していく制度も進めていきたいですが、それよりもどちらかと言えばお話にもあった待機児童が出ている学校があり、忍小とかがかなり待機児童が出ています。なので、まずは学校には入れていないご家庭がある学校に人員を拡充していく予算をしっかりとかけて、待機児童問題が解消したときにさらなる利用料の最適化など利便性の向上といった順番になってしまうのでそこはご理解いただきたいと思います。

3点目のグラウンドで遊べない問題もよくいただくご意見です。どちらかというと南小学校の向かい側が大きな面積で十分なスペースになります。あまり他の地域にない広さの公園にもなるので、なるべく今後は様々な世代の方に使っていただきたいという思いがあります。また、先ほど少し触れた南中の半分が今後かなり膨大な面積の公園になっていきますし、南小学校の南側も公園になっていきます。今後数年の間に結構環境としてはよくなると思っていますので、ぜひ活用いただきたいと思います。

むしろ、エリアによっては公園が整備できないエリアがあるので、そのエリアについてはいわゆる学校グラウンドの開放を検討していかないといけないと思っています。ただ、どちらかと言えば南小は結構グラウンドも使っているスポーツ団体等も使っておられて、周りには公園が整備されていく予定なので、グラウンドはこういった公園が整備できない地区を先に開放していくのが現在の市の考え方です。ありがとうございます。

はい。マイクをお持ちします。

 

南小学校のプール

市民:

今、体育館前のトイレの話が出ていましたね。南小学校体育館前のトイレとプールは一緒ですね。プールは今後利用するんですか。どちらですか。それとも、取り壊すんですか。僕、プールのすぐ隣に住んでいるので、今年も自治会長に水を抜いてくれと、とにかく臭くて耐えられないと言いましたけれども。せっかく小学校のトイレを直しても、プールを取り壊すのであれば何にもなりません。プールと併設しているのでどう対応するのかと思いました。プールもあのまま置いておきますか。

 

市長:

ありがとうございます。

まず、水を溜めておいたことが原因で、近隣の皆さんにご迷惑かけてしまいましたことは、もうこれはお詫び申し上げたいと思います。失礼いたしました。

その上で、プール授業については本市の今の大きな方向性として、全国的に同様なんですけれども、プールがかなり老朽化していることや水泳の授業中の悲しい事故が起きています。

今何をやっているかというと、民間事業者の施設へバスで行き、たくさんインストラクターをつけていただいた指導を行っていただいています。というのも、やはり学校の先生1人に対して何十人と生徒を見るのは非常に大変なんです。そのため、今は民間事業者の施設で10人に1人とか、何人かに1人インストラクターがいて、さらに1人その全体の安全を見守る先生がいるという体制を取っています。なので特にこの暑さや紫外線も含めて、子供の安全性を第一に考えて対応しています。

加えて、先日教育委員会から聞いたのですが、実は南小学校でこれまで水泳授業をすると怖くて顔も水につけられないという子がいましたが、民間事業者のプロのインストラクターさんに教えていただいたので学校でゼロになったようです。正直、学校の先生は悔しいとおっしゃっていたらしいです。

そのため、プール授業の方向性としては民間事業者の施設にバスで行ってお願いをしていき、きめ細やかに児童を見守り、安全も見守っていただきます。なので、南小のプールはもう今後は活用していかない方向で考えています。ただし、単独で撤去するとどのタイミングでも結構な費用がかかりますので、南小改修工事をするときにセットで実施するなどタイミングは考えさせていただきたいのですけれども、何かの工事と合わせたいと思っている状況です。ずっと使ってもないのに置いたままという状況になってしまいすみません。

 

市民:

工事のための予算も作らなければいけないですよね。

 

市長:

もちろんです。

やはり市民の皆さんからお預かりしている大事な大事な税ですので、同じ工事でも1円でも安く済ませたいという考えがあります。

しかし、一個一個逐次に対応するのが実は一番予算がかかりますので、まとめて発注するというのが一番安く済みますから、無駄なように思えるかもしれないんですけれど我々としても効率よく実施していきたいと思っています。ありがとうございます。

その他いかがでしょうか。では、順番に後ろからでもいいですか。

 

ワークショップ

市民:

公共施設については何年か前にこんな感じになるという話を聞いただけで本当にあまり知らなかったので、今日は様々な話が聞くことができたと思っています。公園のワークショップでは、中野新町と米崎町の方を呼んでいただき、様々な議論をして方向性を決めてくださったことを大変うれしく思っています。

 

市長:

ありがとうございます。 

 

市民:

同様に、今後市長は総合センターの舞台の人数やホールの人数等、総合センターも市民と様々な話をしていくとおっしゃっていた。その場合もワークショップで意見を聞いていただけるとは思いますが、よく利用する方から様々な意見を聞くことができるかもしれません。多くの市民から意見を聞いてほしいと思いますので、市民が誰でも参加できるようにワークショップをその都度実施いただけたらなと思います。

 

市長:

ありがとうございます。実は、くすの木園跡地について公共施設、公園のワークショップを行うのは初めての試みだったんです。やはり普通に考えて、みんなで使う公園を利用者側の皆さんと一緒になって行政が考えるという方がよりよいものが僕はできると思っています。

これまではどちらかというと行政側でしっかり1つ考えてどうですかと提示しがちだったんですけれども、これからの時代は一緒に考えていくことが重要になります。ただ、何も方向性が決まっていない段階で一から考えるとなると混乱してしまいます。なので、市が大きな方向性を提示して、どう整備していくのかという部分はワークショップの開催がいいのかなと思っています。おっしゃるとおり、非常に大事なことは誰でも参加できるようにすることです。

参加者も行政側が選ぶのではなくて、大きく広く市民へ声かけをしてしっかりと市民の声を取り入れていくという形は必ず実現します。

そこでまず直近では南中の跡地ですが、できる限り多くの人の意見を取り入れていくためワークショップを実施します。特に総合センターは公園とは異なり明らかに市域全体の人が使う施設になります。そこで地域住民のみならず、様々な人が入ったワークショップを開催していくというのは、市の方向性として不可欠だと思います。ありがとうございます。

 

公共施設再編(市民総合センター)

市民:

今、南中のことは大体決まっているんですね。総合センターは施設を集約するか、分散型にするかというのはまだ全く未定ですか。

 

市長:

まずは集約をさせようという方向では決まっていますが、あくまでその理論で決めただけになります。

 

市民:

ただ、土地やスペース的にどこを取っても総合センターには全体を集約できるような土地はないと思いますが。

 

市長:

総合センターは今3階建てですが、例えば考え方としてはまだ上にも増やすことができます。また、現在会議室が2施設で、利用率が少ないものが2つあったら1個に集約しようなど効率よく集約化することを市議会議員もおっしゃっているとは思います。

ただ、行政側で全て実現可能かをチェックして決まったというよりは、まずは方向性で決まっただけなので、今後行政側で実現可能かを調査していきます。今後具体に明らかに施設が集約できないとなれば当然分散をしないといけません。まずは集約させるとして研究や調査をかけていくというような考え方です。

 

市民総合センターの駐車場

市民:

ただ、総合センターは今でも駐車場がすぐに満車になりますよ。

 

市長:

本当そのとおりです。特に新型コロナウイルスワクチン接種では、例えばワクチン接種と音楽イベントやダンスイベントなどが重なった場合、もう駐車できないという状況で本当にご迷惑をおかけしたと思います。

 

市民:

普段図書館へ行っても、総合センターの駐車場がないときもあります。

 

市長:

はい、おっしゃるとおりです。そのとおりなんです。そのため施設を集約させると、総合センターのイベントなどで利用者が重なる日が出た場合に、全然駐車場に停められません。特に、総合センター前の道路の渋滞が発生する事態にもなりかねないので、今後しっかりと議論を詰めていきます。難しければしっかり公共施設再編計画ごと変えていかなければならないので、ご指摘のとおりだと思います。ありがとうございます。

 

なわて出前講座

市民:

先ほどデジタルの話が出たので、デジタルの話をさせていただきたいと思います。

先月、2023年9月の広報紙にスマートフォンの講習会があったと掲載がありました。また、講習会については2023年12月頃に広報に掲載するような予告が書いてありました。それを楽しみにしていればいいとは思いますが、市としてどのようなことを目標とされるのか伺いたいです。その講習会も対象がごく一部の人だけだった感じがするので、もう少し対象者を増やしてほしいです。

高知県の日高村ではデジタル化100%にする取組みをされています。自治会ではお金もないのでできないですが、もし市の取組みがあれば、市民も自治会もデジタル化できたらいいなと思い質問させていただきました。

 

市長:

ありがとうございます。大きな市の方向性として、デジタル化はかなり力を入れています。国のデジタル化の交付金というのもありますが、全国で比較すると上位に入るぐらい交付いただき様々な取組みを進めてきています。その中の一つ、スマホ教室等の話がありましたが、実は市域全体で令和4年度でも100回以上開催をしているんです。実施場所は、公民館。とはいえ当然田原地区の市民もいるのでグリーンホール田原や高齢者の方が多い楠風荘などでスマホ教室を行っています。ただ、おっしゃるとおり場所が限られており、自宅から行くことも大変だという方もいらっしゃいます。

そのため、実は今年度から市の出前講座という取組みにスマホ教室、スマホ何でも相談というのを追加しました。例えば市に申込みいただければ市内であれば職員が来て、スマホの話をすることが今年度からできるようになりました。それも電話ではなくて、電子申請フォームでご応募できるような形になっています。

 

市民:

知らなかったです。

 

市長:

いやいや、周知不足で申し訳ないです。なので、ぜひよかったらよく分からないところがあれば職員が来ますので、中野新町さんでも出前講座をご活用いただきたいと思います。ありがとうございます。

 

四條畷市DX推進計画

市民:

デジタル化の方針って、具体的に何かありますか。

 

市長:

はい、あります。

デジタル化については市でDX推進本部を立ち上げていて、私がトップになりますが、様々な大きな方針を立てています。内容としては市民の皆さんの利便性の向上や私たち職員の働き方改革もあります。大きな方針の一つに、デジタルディバイド、つまりデジタルの格差をなくすという取組みも大きく掲げていて、その一つが今のスマホ教室の取組みにあたります。

さらにはアクションプランというのもつくっていて、市のホームページに全部出ています。先ほどの例えばふれあい教室のデジタル化も掲載しています。実は、アクションプランは二十何項目ありますが市の手続も順次電子化が進んでいます。もう我々のひとえに周知不足なんですけれども、順次実現していけたらいいなと思っています。

中野新町さんは自治会長がデジタルのプロなので、恐らく今後、他の自治会の模範になっていただけるのではないかと期待しております。ありがとうございます。もしよかったら、ぜひ市のDXの推進計画ありますので一度ご覧いただければと思います。ありがとうございます。

 

最後に

市長:

最後に、お手元に幾つかビラがあるためぜひご覧いただければと思いますけれども、1点だけ案内させてください。ピンクのビラに「消費生活連続講座」と書いてありますが、四條畷市が特殊詐欺被害が多くかなり被害に遭われています。何百万円とか被害にあってしまうことが特に四條畷は多いです。

 

市民:

件数は分かりますか。

 

市長:

直近のデータ持っていませんが、昨年度は普通に10件以上被害に遭っていました。1件当たり数百万円被害にあったりしているので、ぜひ気をつけていただきたいです。特に1件被害にあうと不正に名簿を誰かが入手していて、周囲のエリアの固定電話に一気に電話がかかってきます。市からお金を還付することはないので、なるべく相互に声をかけあってぜひ気をつけていただきたいなと思います。そのビラはそういう講座の案内です。ありがとうございます。

もしほかになければ、アンケートをご記入いただけたら幸いです。本日は出づらいお時間帯にもかかわりませず、ご参加いただきましてありがとうございました。