ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 市政情報 > 市長の部屋 > 地域と市長の対話会 > 地域と市長の対話会 > 美田での意見交換全文(第6回地域と市長の対話会)

本文

美田での意見交換全文(第6回地域と市長の対話会)

ページID:0062018 更新日:2024年3月29日更新 印刷ページ表示

防災訓練

市民:

よろしくお願いします。最近、災害がちょっと早めに来ています。今年でしたら6月ぐらいからあります。ここ3年ほど防災訓練がなかったのですが、行政で予定されているなら来年度からで構いませんので、我々、年をとるとすぐ忘れてしまいますので、早めにやっていただけたら記憶に残り迅速に対応できると思います。また、7月、8月には線状降水帯や、色々な風水害がありますので、すぐにはできないと思いますが調整していただければと思います。

 

市長:

ありがとうございます。コロナにより市民や自主防災組織の皆さまがご参加いただく防災訓練をしばらくできていません。ようやく今年度から再開をさせていただこうと思っており、今年は12月に予定しています。

コロナを経て、防災備品の整備が大分と進みました。これまででしたら体育館に仕切られていない状態で避難していただくことになりましたが、今は、パーティションといって、ワンタッチで個別空間が作れ、簡易ベッドも中に置けるというものをコロナ対策も含めた観点から整備しましたので、どこの避難所でも使っていただけます。こういうものを自主防災ネットワークの皆さんを含め、使えるようにする訓練を一緒にやらせていただき、毎年開催していた防災講演会という啓発イベントの開催も考えています。 

春先に市が何をやっているかというと、市の職員は4月に人事異動があります。春に異動があり、異動後に新たに担当となる災害対応の訓練を行い、夏を迎え、一旦落ち着いたぐらいで市民の皆さんと訓練を行う周期になっています。今おっしゃっていただいているのは、夏には台風が来るので、春先に市民の皆さんとの訓練ができたらいいのではないかということですので、それは防災担当にもお伝えし、話しをしながら考えたいと思います。職員の訓練は早朝6時とか7時とかから市役所に参集し、行っているのですが、市民の皆さんとの訓練は少なくとも12月ぐらいのタイミングでは毎年やっていきたいと思っております。貴重なご意見ありがとうございます。

 

河川沿いの樹木

市民: 

そこに清滝川が流れています。あそこは川底がぶくぶくとなっている。オーバーフローすることはないと思いますが、美観的にも良くないですね。考えられないような災害来た場合、全部浸かってしまうし美観的にも汚いです。一級河川なので市が対応できる話ではないし、府にも言っているのですが、なかなかです。また、〇〇の車が置いてあるところですが、市がいつも木を切ってくれていますが、あそこは通学路なので、子どもが事故に遭わないか心配です。あそこを何とか、あの川をもう少し美観的にもと思います。春になったらたくさん桜が咲くので。

 

市長: 

そうですね。南側ですね。

 

市民: 

南側です。あれも小さいときは良いが、大木になったらのり面が崩れてしまうと怒られたので、農道のところと、今の場所に全部持っていきました。美田は四條畷で桜が一番多いです。あれが大きくなってしまって川が汚い。何とかならないか。

 

市長: 

ありがとうございます。雨が山に降って、水が寝屋川や淀川に流れ、最後は大阪湾にたどり着きます。清滝川はそれなりの河川ですが、一昔前に分水と言いまして、二つに分けていて、結果、国道163号沿いの清滝川にはほとんど水が流れていないはずです。分水したので、ほぼ水が流れていない。ここが氾濫するようなときは、実はもっとこっち側でやられているので、災害の関係でいくと、あふれてどうこうというのは考えづらいというのがあります。逆に言うと、水があまり流れないから砂がたまって木が生えるという構造になっています。

ただ、この川のひどいところは、川が流れ出て、ここがアスファルトで壁になっているのですが、外環状線の手前のここだけに土のエリアがあります。ここが歩道で、ここできゅっと曲がるのをご存じですか。西中学校や総合体育館がある場所でいうと、ここで曲がって、ここが土なのです。ここから生えているというのがあって、今回、ご意見をいただいて、隅々まで見たら、これは問題だと認識しました。一級河川なので川底なら枚方土木事務所に浚渫してもらう時にそれなりの処理ができるのですが、根深く木のように、こっちの桜と合わせて並木みたいになってしまっているのです。

これはちょっと対応しなければならない。切ってしまうかアスファルトでやってもらうかしなければ育つ一方です。私も担当者と現地に行き、これは確かに倒れるというので、ただし、底ざらいは、清滝川はご存じのとおり北出町とかに続いていて区間が長いので、枚方土木事務所が順に、今年度はこのエリア、今年度はこのエリアとやっていただいて、最近ちょっと気候が良いのか、特に砂がたまって生えてしまっている状況です。

ただ、美観と言われてしまうとおっしゃるとおりです。一方、危険度でいうと、未だこれによってあふれてどうこうというのはない。大阪府も川がたくさんあって、管理している川の長さは777キロメートルらしいです。ここから東京より長い距離がありますから、やはりそれを毎年全部やるのは現実的ではないので区切ってやらせてほしいと言われるのはしようがないなと。

ただ、毎年必ず1回、所長さんと直接お会いする機会があるので、地域のお声として、ここを急ぎで順番を回してもらえないのかというのはお願いできるので、いただいたお声も伝えたいですし、根本的対応も急ぎ考えたいと思います。全部を一気にきれいにしますとは言えないですが、先ずはそういう対応からさせてもらいたいと思います。ありがとうございます。

 

国民健康保険料

市民: 

こんばんは。国民健康保険が大阪府一律になりますね。そしたら多分、保険料が上がると思うのです。

 

市長: 

基本的には。

 

市民: 

基本的にはね。どれぐらいという大まかなことでよろしいですので、そこら辺をちょっと教えていただきたいのと、上がれば年金生活がしんどくなる場合があると思います。そこら辺の、市としての対応をどのように考えているのか聞かせていただきたいです。

 

市長: 

ありがとうございます。国民健康保険ですけれども、おっしゃるとおり、特に年金を主とする生計で暮らしておられるご家庭にとって保険料の増額は本当に大きいです。

先ほども少しお話ししましたが、特に直近3年は、これまで積み立てていた基金を積極的に使って、1.5億とか1.6億とか入れて、1万5、6千円単位で値下げをしてきたという状況にあります。

保険料がどれくらい増えるかというと、最悪のケースでは10%ぐらい増えます。さすがに高くなり過ぎるので、それを避けるべく、なるべく大阪府が持っているお金の中で、例えば、インセンティブ予算といって、市町村ごとの色々な健康に対する取組み、要は予防医療とかを頑張っている自治体に積極的にお金を渡す予算があったりするのですが、それって地域差があって、そういう仕組みがたくさんあるとお金をもらいやすくなっていて、四條畷はそこに強みがある訳ではないので、そういうお金をなるべく保険料を下げるほうに使っていただけないかなど、色々な交渉をしていて、一番ひどい状況だと10%ぐらい上がってしまうのを何とか最小に食い止めるよう、国、大阪府に要望し、上がり幅を抑えようとしている状況です。

年金というのは正直な話、市からは完全に切り離されていて、国の年金機構でやっておられるので、市が何かを付け足してというのはできないのです。物価高騰とかも含めて直近ずっとやらせていただいている商品券事業とかの生活支援、市としてああいうものの中でやらせていただく。こういった別の対応を考えていきたいと思っています。

せっかく国民健康保険のお話をいただいたので、保険料の説明をさせていただきます。国民健康保険に加入している皆さんが病院にかかられたら、3割の負担で済みます。残り7割を保険料から出しているのですが、これの半分は税金です。税金なので皆さんからいただいています。

実は、保険料のここの部分(税金以外の部分)は働いている皆さんからいただいています。民間企業で、例えば30代、40代の人は保険料を払っています。そのうちの4分の1ぐらいはここに入っています。なので、働いている人の保険料は、自分の保険料のほかに、国民健康保険の人と、あともう一つ、後期高齢者医療保険の方の保険料にあてられます。保険料の半分は、高齢者の皆さんを支えるために払っていただいているという状況です。

国費が半分入っていて、ここの部分(税金)ですが、これまで何をしてきたかというと、ここの部分(働く世代からの保険料)を増やしてきました。要は、現役世代の保険料を上げて、なるべく国民健康保険と後期高齢者医療保険に回してきました。今、働いておられる方の保険料の半分ぐらいが高齢者の方を支えるお金になっていて、さすがに半分を超えると、もうおかしくなってしまうので、ここが限界となり、広域化して、お互いに助け合うことからやりましょうねという構造です。

保険料に税金が半分入っているので、これ以上増やすと保険というより税を使ったサービスになってしまうという過渡期になっています。税を半分入れて高齢者の皆さんを支えていただいている。だから、ここ(国民健康保険加入者の保険料)は皆さん負担してくれませんかという制度になっているので、さらに税とか、働いている人の保険料を入れて下げるというのは、あまり現実的でなくなっている状況です。

ただ、何とかいろんなお金の使い方の工夫で、最初の質問に戻りますけれども、令和6年度から四條畷市としては大きく上がらないように着地させる。また、年金で生活を主とされている方にとって大きなダメージになるので、生活支援という観点で、この国民健康保険料の増額に対して何かできないかというのを併せて考えていく。そんな考え方になります。ダイレクトに年金に何かできるとか、そういうことではないのですが、何となく伝わりましたでしょうか。

そのほかいかがでしょうか。あまりこういう構造って聞く機会ないかなと思います。

 

防災行政無線と水道菅

市民: 

こんばんは。2点聞きたいことがあります。まず1点は、防災無線についてです。お昼と夕方6時の放送は内容がよく分かります。言葉がはっきり聞こえます。でも、大雨警報などで避難を要するときは何をしゃべっているか分からない。何か放送しているなというのは家内と話すのですが、細かい内容が分からない。もう1点は、四條畷市は大丈夫だと思うのですが、時々、水道管破裂のニュースがあります。ここら辺は大きい工事をやったと思うのですが、各家庭の水道関係は大丈夫でしょうか。

 

市長: 

各家庭の水道管ですね。

 

市民: 

メーターの外側は市が対応していますね。

 

市長: 

家庭の外のことですね。

 

市民: 

はい。そこら辺は市の管轄ですよね。水道は。

 

市長: 

ありがとうございます。では、2つについて、順にお答えさせていただきます。

1点目の防災行政無線について、1年ちょっと前に新しくして音が大分とクリアになりました。もともとの世帯カバー率が6割ぐらいで、それ以上ボリュームを上げると近くの人から勘弁してほしいというお声もありました。今のクリアに聞こえる設備に変えて、8、9割ぐらいはカバーできるようになりました。なので、昼とか夕方の放送がものすごくクリアになったと思います。

ただし、肝心の大雨の時に難しいのが、雨が降っていると皆さん閉め切りますので、同じ音量で流すと全然聞こえないということになります。「小」、「中」、「大」と音量を選べるようになっており、緊急時の「大」の音量は本当に大変な時に使用するので、「中」でもいつもよりは大きく放送しています。

それでも聞こえないと危機管理課に問合せが入ります。同時に、防災行政無線に近いご家庭から、いつもよりうるさいという意見がセットで届きます。命に関わることですから聞こえたほうが絶対に良いので我々としても音量を上げていきます。届かなかったら意味がない。

ただ、難しいですね。夏場はしょっちゅう大雨が降るので。近くにお住まいの方のご意見も聞かないといけないという狭間で、なかなか最大音量に踏み込めていない実情があります。なので、前にお話ししたことがあると思いますが、0120‐474(しじょうなわてし)‐575(ご しち ご)にかけていただくと、放送内容を聞いていただけるサービスがあります。

 

市民: 

一応、放送があった時に四條畷市のLINEを見るのですが。

 

市長: 

ありがとうございます。LINEでも必ず。

 

市民: 

じゃあ、それで。

 

市長: 

ありがとうございます。

 

市民: 

ただ、僕はそういうのがありますけれど、ほかの人はどうなるのかなと。

 

市長: 

そうですね。今、おっしゃっていただいたように、まず無線があります。無線は広く全体をカバーしています。おっしゃっていただいたようにLINEはだいたい1万人以上の登録があるので、それを見ていただいている方もいます。

本当に緊急事態の時、避難指示を出す時に何をしているかというと、要支援者のご家庭を市が把握しているので、例えば土砂災害で避難指示が出た場合、土砂災害警戒区域にお住まいの方に対して健康福祉部が1件ずつ電話をしています。「当該地域は危ないので避難されますか」、「避難してください」、「医療的支援は要りますか」というのを夜中でも電話していることがあります。また、緊急の時は消防団の方が広報車というのを出してくださり、当該地域で広報活動をやっていただくなど、そういう色々な手段を駆使しています。

本当に聞こえづらいという方で、お電話をお持ちの方は是非、 この「0120‐474‐575」に掛けていただくと、少なくとも内容はリピートして聞いていただけるので、これはぜひ知っておいていただきたいと思います。

2点目の水道管ですが、意外と市民の方に知られていないのですが、四條畷市は平成27年度から上水道、いわゆる水道事業を大阪水道企業団に移管し、企業団が運営するようになっています。だからといって何も見てないわけでなく、我々も経営報告をいただいています。水道管は街中に張り巡らされているので、これを例えば「A」、「B」、「C」のような感じで3ランクに分けています。絶対に大事なライフラインとして、例えば病院とか幹線、一番メインの場所となる「A」と、そこから次に大事な「B」、最後の末端の部分の「C」というふうに、順番に分けていって、順次更新のうえ、特に重要なところは耐震化を進めたりしている状況です。

お答えとしては、今、「A」、「B」は概ね完了、「A」はもう終わっており、「B」の途中という感じです。最後にご家庭とつなぐところまで全部チェックできているかというとそうではないのですが、順に行っているという最中ですので、たまにニュースになるメインのところが破裂したといった事態は基本的には起こらないと思います。そのほかいかがでしょうか。どんなことでも結構です。

 

水道料金

市民: 

すみません。10月から水道料金に10%の消費税がかかると書いてあったのですが。

 

市長: 

ありがとうございます。詳細は確認したいですが、10月からかかるというより、もともとかかっているので、インボイス制度の案内ではないかと思います。基本的には皆さんの料金に直接関係はないので、これまでと一緒だと思います。

 

市民: 

そうですか。

 

市長: 

事業者の皆さんの料金処理の問題になりますので、一般のご家庭の水道料金に直接影響するものではないと思います。もう少し分かりやすい案内だったら良かったと思います。ありがとうございます。

 

市民: 

水道代が高いもので。

 

市長: 

これも難しいお話でして、下水は市で、水道は大阪水道企業団で持っています。電気は関西電力さんで、ガスは大阪ガスさん。ご家庭によって違うかも知れませんが、電気やガスは民間企業なので値上げをされます。もちろん国には申請されていますが。ちなみに、日本でいくと関西電力さんが1番値上げされていないので、大阪は比較的ましです。本当によそを見たらものすごい上がり幅ですので。

でも、それは当たり前で、今、資材とかも高騰していて、物価が上がっていく。しかし、上下水道は市とかがやっているので値段を変えていない。例えば下水で言うと10年以上は変えてないのですが、当たり前に老朽化対策をするお金は必要で、その費用が上がっていますが、皆さんにご負担いただく額は変わっていないのです。

電気やガスは上がりますが、水道はなかなか上げていません。市民の皆さんにとっては負担が少なくて済むのですが、当たり前ですけれどもさっき言ったような対応が遅れていくということになります。上水とか下水の料金というのは他の市の会計とは違い、皆さんからいただいた税金でサービスをするのではなく、いただいた料金で整備などをしていくのが基本的な考え方なので、市としても非常に思い悩んでいます。

今、物価高騰とかもあるので、料金が上がると暮らしに直結する。我々としてはなるべく上げないで据え置きたい。でも、おっしゃっていただいたように、水道管の老朽化は進む。ある日突然に穴が開くかもしれない。なるべくそうなる前に事前に調査したいが菅が地中に埋まっているので安全チェックは大変なのです。見えないですから。調査するだけでもお金かかります。料金を据え置くと、その分安全管理に使えるお金が減る。どっちが良いのだろうというのが本当に大きい。料金が安いのが良いに決まっていますが、安全管理とのかじ取りをどのようにするのかというのが常に悩みどころです。しかし、今日の皆さんの反応を見る限り、なかなか料金は上げづらいのだろうというのは分かりました。

ただ、肝心なところが陥没したら人命に関わることですし、有事の際に大変なので、申し訳ないですけれども必要な経費は必要な経費として皆さんに申し上げる時があるとは思いますけれども、そこはなるべく行政として工夫しながら、今の料金でもできる範囲でしっかりやりたいと思っています。少し脱線しました。ありがとうございます。

そのほかご質問いかがでしょうか。どんなことでも結構です。

 

行政無線と道の駅

市民: 

返答に困るような内容かも知れませんが、私の田舎では公民館でラジオ体操がありますというような放送がしょっちゅうありました。そういうことができないかと軽く思うところがあります。田舎の場合は音量も大きかったです。それが1点と、あと、私はこの付近で運送業をやっていますが、大阪には道の駅が少ないです。四條畷市は田原の方に山があるので、千早赤阪村みたいな小さい道の駅でも作れたら面白いのではないかと昔から何となく思っています。また、今、ここに来られている方は高齢の方、年配の方が多いです。

 

市長: 

そうじゃない方もいらっしゃいますが。

 

市民: 

どこの組織も若い人が入ってくれなくて大変だと思うのですが、若い人たちに来てというのもなかなか言いにくいです。なので、若い人を誘える手段が市の方で何かないか。曖昧な質問ですが、何かないかと思っています。

 

市長: 

ありがとうございます。1点目の防災行政無線の件ですが、これは本当に常に両論あります。実は、今年度、流す内容を1つ増やしまして、というのは、四條畷市は特殊詐欺の被害者が多いのです。被害額も大きい。四條畷の方は人が良いのかもしれないですね。 不正に名簿を入手して、片っ端からかけていくというやり方をするので、警察から依頼があり、警察や市役所に通報があれば無線で注意喚起を流すということを始めました。最近はあまり起きていないので聞こえないと思うのですが、そういうのを新しく始めたりしています。

市の危機管理課が対応していますが、内容を増やすと本当に苦情の電話が鳴ります。色々なライフスタイルがあり、夜中に働いている方や、お子さんのお昼寝などもあって。家と家の間が少し空いているような地域ですと大きな放送を鳴らしてもそんなに苦情が入るということはないかもしれないですが、ベッドタウンなのでそういう訳にもいきません。人命とか安全安心に関わる部分はうるさいと言われても、こういう理由でやっていますという説明をしますが、イベント開催の告知とかになると、市としてもなかなか難しいので、お気持ちはすごく分かるのですが、このような状況になっています。

道の駅については本当にそのとおりだと思います。特に田原地域の方から、道の駅はどうかというお話をたくさんいただきます。これについては、今から10年、20年ぐらい前に市役所で検討をしています。国土交通省の制度において、道の駅を作るには人口要件とか交通量の要件が定まっていて、それが四條畷市には当てはまらない。なので、つくるのであれば全額市で費用負担してどうぞという感じです。色々な地域にありますが、実は国のお金とかがいっぱい入っていて、そういう要件に当てはまったからできているという経過があったりします。

そういう動きとは別に、田んぼをずっとやってきて、なかなか維持が難しいので、違う形で使っていきたいという方がおられます。意外と知られていないのですが、普通、こういう建物は、まちなかには建てて良いのですが、あまり建物が建っていない地域、市街化調整区域と言いますが、そこにはルール上、建物を建てられません。都市計画で主要道路の沿道に、こういう機能なら建てても良いといったルールがあるので、田んぼとかをやっておられる方が、何とかその土地を生かして地域のために使えないかといった動きをされているので、そういうことに関しては市としてもお話を聞いていきたいと思っています。

道の駅で大切になるのは商品です。道の駅を作った場合、四條畷市産の何を置くかです。ハコモノができても難しいですね。田原米とかをもちろん置けますが、米だけ置くというわけにもいきませんから一緒に置く商品も考えたい。今、圃場整備と言って、下田原の田んぼをきれいに区画整理する事業を始めていらっしゃって、農業法人も立ち上げ、色々な商品をつくろうとされている動きがあります。そういうのが軌道に乗ってきたら、例えば地場産の何々とか、地域産何々とか、そういったものが安定的に出せるようになれば、一緒に考えていくのは良いと思います。道の駅自体は良いのですが、置くものと、そういうルールのせめぎ合い。我々として決して否定しているものでもないですし、考えていきたいものの一つではあります。

最後の若い人たちを誘う手段というところですが、先ほど少し触れていただいたLINEというのをやっていまして、あれが1万6、7千ぐらいの登録でしょうか。

 

職員:

1万9千くらいです。

 

市長: 

今、1万9千人くらいの登録があるようです。全員が市民かは分かりませんが、概ね市民と思います。一瞬で1万9千人に伝えるのってなかなかなくて、これは結構効果があるものの1つなので、なるべく積極的に使っていきたいと思っています。良いツールできたと考え、市が頻繁に情報発信したらブロックされ始めました。多分、通知がうるさかったのでしょう。それも分かります。自分に関係ない通知がたくさん来たらうるさいなと。分かりますよね、その気持ちは。

我々も知恵をひねりまして、関係ない情報が来るのはどうかというのがあるので、これから整備して、11月、12月頃にはなりますが、年齢とか関係のある対象に情報を流すとか、選んでいただく画面のメニューを工夫して、その人がたどり着きたい画面に簡単にアクセスできるようにする。そういうのをまさに今、後ろに立っている職員が中心になってやってくれていて、何とかいいものにしていきたいと思っています。

ただ、本当に難しくて、我々もお声かけするというのは悩んでいまして、対話会だけを抽出すると年齢層は上になるかも知れませんが、市では市長への意見箱というのを受け付けていて、年間に2、3百ぐらい届きますが、これは若い世代の方が送ってくださっています。そういう意味で言えば、今回のような直接の場と違う形の場を設け、そういう世代の方の意見を聞いていきたいという思いはあります。ありがとうございます。そのほかいかがでしょうか。

 

情報伝達の手段

市民: 

今の発言に関連しますが、〇〇さんが言ったのは、市長がまだ生まれてない頃に有線というのがあったのです。

 

市長:

有線、はい。

 

市民: 

ピンポンパンポンって。こんなのに集まってくださいとか、そういうのがあったのです。そういうのは町会でできたら1番良いのですが、なかなかできません。それが今、LINEとかSNSに代わっています。ただ、災害が来た時に市から電話がかかってきて、ここの避難所を開けたと言われても。

 

市長: 

伝えるすべがないという。

 

市民: 

常任役員さんからLINEで回してもらえますが。LINEでグループを組んでいて、お友達とかもありますが、個人情報もあるからなかなかです。今のお年寄りは大体LINEもできます。先ほどZoomと言われましたが、年いったらZoomって何やとなります。今、役なんかしているのは年配の人が多いです。QRコードで提出してくれと言われても、QRコードって何やと。そこから入っていかなければなりません。市役所に来て勉強してくださいと言われても、何を聞いていいのか分からないのでわざわざ行けないと。ほんで出前講座に行く。

 

市長: 

そうですね。

 

市民: 

うちら行ったって分かれへんと言っている人の中で一生懸命、それをずっと広げていく。最終的に住民の半分ぐらいができるようになれば口で説明できます。高齢化社会になれば、情報がないから不安になるのです。LINEができるようになって、市のホームページとかも見るようになってきたら情報が分かるようになる。そうなったら、どこに言いに行ったら良いかといったことも分かるようになる。フォロワー1万9千人というのは、ホームページのフォロワー数ですか。

 

市長: 

1万9千人はLINEです。LINEの友達数です。おっしゃっていただいたように、使い方の出前講座を始めたり、さっきのも市の中で議論したことがありまして、高齢者世帯の家の中に無線が流れる設備があります。そういうのを導入してはどうかというのがあって、これ実際、地方の村とかだと国からほぼ満額の費用が出るのですが、四條畷市はベッドタウンなので、やるなら自前で整備しましょうということになり、それがなかなか難しいというのがあります。

地方に行くと、防災行政無線はすごくお金がかかるので、1台ずつ家に置いたほうが良いと、日本中であれをやっているところはたくさんあると思います。ただ、大阪は「まち」なので、今おっしゃっていただいたように情報をお届けするルートを増やすのが良いと思います。本日、民生委員の方も来ていただいていますけれども、やはり最後は人の力が必要です。あの方が困っておられるかもと、きめ細やかに回っていただいていると聞いています。いつもありがとうございます。やはり、そういう人のお力と行政の工夫との両方が必要だと思います。

災害の時は、自治会長の皆さんに今どこの避難所を開けましたという情報を必ずお伝えしていて、あれはもちろん伝えていただけるとうれしいのはあるのですが、地域の方から1番問合せがあるのも自治会長さんだと思っているので、我々としても最低限はしっかりとお伝えしていきたいと思っています。今後、情報をどうやって皆さんにお伝えするか、これは非常に課題になっていますので、より改善をしていきたい。1万9千人で満足せず、多くの方に使ってもらえるように頑張っていきたいと思います。

 

市民:

LINEだったら大体分かるので。

 

市長: 

そうですね。使えるということですね。

 

市民: 

それを見たら、どういう状況かが高齢者でも分かるように。その件についてどうですか。

 

市長: 

それを使っていただく方もいれば、私の祖母も今89歳で、まだ携帯を持ってないのですが、今からスマートフォンは現実的に難しいという話しをしていて、民生委員さんにお世話になっていたりするので、情報ツールと人の力をお借りするところを組み合わせてやっていきたいと思います。

 

市民: 

それは両輪です。絶対に。自分もですがQRコードで提出してくださいといって何%ぐらいが返って来るのかと。

 

市長: 

QRコードによるアンケート調査は意外と返ってきます。紙のときと返答率はほぼ変わっていないと思います。もちろん、紙でくださいという方には紙のお送りを別途させていただいているのですけれども、QRコードでも基本的には返送をいただけているような状況です。

 

市民: 

進んでいますね。

 

市長: 

〇〇さんが普及下さっているからです。ありがとうございます。

すみません、お時間が大分過ぎてしまったのですが、もしどうしてもというのがあればと思います。よろしいでしょうか。

 

ふるさと納税

市民: 

つかぬことをお伺いしますけれども、流行りのふるさと納税について、四條畷市はどれぐらい入っていますでしょうか。

 

市長: 

手短に言いますと大赤字です。いただく額より市民の方が納税される額が多いので、億単位の赤字ですが、これには仕組みがありまして、それだと市のサービスが提供できなくなるので、赤字分の75%程度を国が補塡してくれていて、数千万程度の赤字で済んでいます。

これが結構問題で、当たり前ですが赤字の自治体の方が多いわけです。少ないところが大勝ちし、基本的には出ていく構造なので、国からの赤字補塡が尋常じゃないことになっていて、国が問題視しています。

結局、一番稼いでいるのは仲介会社さんです。手数料を取っていますので。税が全部あそこに流れるという構造になっているので問題だと思っています。我々も商品を増やしたりしていますが、海とか農場とか、牛とかカニとかホタテとかが1番強い。あとは、某飲料会社さんの工場などがあれば、お酒とかが幾らでも出せる。イーブンな勝負とは言いがたいと思うのです。やっぱり海があるだけでカキとかがたくさん売れますので。

ふるさと納税なのに、住んだこともないところに寄附できますよね。でも、本来はそういう制度じゃないですよね。だから、もう少し是正してほしいとか、ここまで言っていいか分からないですけれども、あれはやはり納税額の多い人ほど得をする制度。当たり前ですね。控除される税が増えるので高所得者層が有利な制度になり、それだけ赤字補塡の税を入れているという構造が、どうも税金の使い方として適切かというのは多いに疑問があります。私は、この制度自体に疑問があるので、ある以上は頑張りますけれども、是正していくよう国に訴えていきたいです。とは言え、赤字、黒字がトントンぐらいにはまずは持っていきたいと思うのですが、なかなかちょっと遠い道のりではあります。すみません、ご質問ありがとうございます。

 

市民: 

ありがとうございます。

 

市長: 

言い訳したみたいになっていますけれども。

 

市民: 

いやいや、できたときから自分も反対です。

 

最後に

市長: 

ありがとうございます。よろしいでしょうか。すみません、長時間になりました。もしよかったら、お手元に幾つか案内をお配りしています。特殊詐欺が多いということで消費生活連続講座とかも入れています。良かったらご覧ください。また、冒頭に司会者から申し上げましたけれども、アンケートをぜひお願いできたらと思います。

なければ、これで終わらせていただきます。本日もありがとうございました。