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皆さん、こんにちは。四條畷市マーケティング監の西垣内渉と申します。
四條畷市には5人の観光大使がいらっしゃって、その皆さんには日ごろから折に触れてさまざまな形で四條畷のPRをしてくださっています。観光大使をご紹介すると、フリーアナウンサーの角淳一さん、落語家の桂南光さん、 お笑い芸人の山口智充さん、人工衛星「まいど1号」の開発プロジェクト発起人の青木豊彦さんと、今回スポットライトを当てる絵本作家の谷口智則さん<外部リンク>です。
谷口智則さんは1978年に本市で生まれ育ち、四條畷高校を卒業後、大学在学中の20歳の時にボローニャ国際絵本原画展を見て、独学で絵本を作り始めたそうです。日本画を専攻しながら絵本の制作を続け、日本画の持つ空間や色調を活かした今の作風を確立したそうなんです。他の絵本とは一線を画したタッチや画風はこのような経歴によるものなのですね。
そんな谷口さんが、去る11月9日に本市田原地区にある田原図書館にて、「谷口智則さんと絵本を楽しもう!」というイベントで、ご自身の体験などから絵本の素晴らしさをお話になり、自ら絵本の読み聞かせをされていたのです。
動画の最後にもありましたが、今回谷口さんの絵本を読んでの感想文または感想画を募集するという企画もスタートしています。どうしてこの企画をしようと考えたのかなど、谷口さんに直撃してみました。
マーケティング監(以下、マーケ監):
絵本作家になられて15年、これまでにのべ20冊以上を発表された方に対しての質問としては素朴すぎて恐縮ですが、谷口さんはなぜ絵本を描こうと思ったのか、きっかけは何ですか?
谷口さん:
絵と文章で子供から大人まで世界中の人々に想いや感動を伝えられると思ったからです。大人になってから見た海外の絵本原画展で、絵本は子供のためにあるだけじゃないんだなと思ったことがきっかけで、世界中の人に自分の絵本を届けたいと思いました。
マーケ監:
絵本そのものに可能性を感じられたのですね、そのエピソードに谷口さんの独創性を感じます。谷口さんにとって、今の時代における絵本の役割や位置づけはどんなものだと思いますか?
谷口さん:
人間が初めて出会う本であり、なおかつ芸術作品だと思います。絵本によって子供たちが本を好きになるきっかけになったり、想像力や創造力が生まれると思います。読み聞かせによって親子のコミュニケーションにもなります。
マーケ監:
おっしゃるように誰しもが最初に読む、もしくは読んでもらうのが絵本ですね。谷口さんの作品はただ読んで終わりではなく、考える力も育めるものが本当に多いように思います。
今回、谷口さんの絵本を読んでの感想文だけでなく、感想画も募集する興味深い試みがありますが、なぜ感想画コンクールをしようと考えたのですか?
谷口さん:
絵本から感じたり、想像したものを、自分の言葉で文章にすることはとても大事だと思います。それによって、絵本の楽しさや魅力を感じてもらえたら嬉しいですし、本を読む楽しさに気づいてもらえたら嬉しいです。
感想画については未就学児の部門もありますので、字がまだ描けない子でも、絵で何か伝えてもらいたいなと思いました。
マーケ監:
たくさんの子どもたちに参加してもらいたいという思いから、こうした面白い試みに至ったわけですね。最後にこの記事を読んでくださった方にメッセージをお願いします!
谷口さん:
図書館にもたくさんの絵本がありますし、僕の店zoologique(ズーロジック)<外部リンク>ではお茶を飲みながら、絵本の世界を体感していただけます。ぜひ、子どもも大人も絵本をたくさん読んでほしいです。
マーケ監:
僕も何度もお邪魔していますが、こんなにおしゃれで楽しい空間が四條畷市内にあったのかという場所であらゆる方におすすめできます。谷口さん、ありがとうございました!
いかがでしたか?絵本作家という希少な職業になられたきっかけなどは、なかなか聞けないことではないでしょうか。谷口さんが生み出す絵本の世界に触れたくなる方が増えることを私も願っています。
動画やインタビューでもご紹介しました、「感想文・感想画コンクール」への応募は12月15日まで田原図書館・四條畷図書館で受け付けていますので、谷口さんの作品を読んでどしどし挑戦してみてください!
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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