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オープンファクトリー体験記
FactorISM(ファクトリズム)とは?
「こうばはまちのエンターテインメント」を合言葉に、地域の工場が自らの仕事や技術を一般公開するイベントです。
単に見学するだけでなく、職人との対話や、実際に機械に触れるワークショップを通じて、ものづくりの奥深さや楽しさを肌で感じられるのが大きな魅力です。
当日のハイライト:「オリジナルグラス作り(サンドブラスト体験)」(有限会社秋山産業様)






金属やガラス、樹脂などの表面をなめらかに整え、手触りや質感を劇的に変える「研磨」の専門企業である秋山産業。「『人』と『モノ』に“真面目”な商い、『社会』と『社員』に“オモロイ”商い」をモットーに掲げる同社では、ものづくりの楽しさを直感的に味わってもらおうと、工夫を凝らしたプログラムで来場者を迎えました。 当日の工場内は、幅広い世代の参加者による和やかな笑い声と熱気でいっぱいに。中でも大きな盛り上がりを見せていたのが、サンドブラスト機を使った「オリジナルグラス作り」のワークショップです。
- 体験の流れ:
- グラスに施すお好みのデザインやシールを選ぶ。
- ガラスの表面に専用のシートやデザインを準備する。
- 実際の工場でも使われている「サンドブラスト機」を自分の手で操作し、研磨材を吹き付ける。
- ガラスの表面が削られてマットな質感や美しい模様へと変化していく様子を目の当たりにし、世界に一つだけのオリジナルグラスが完成!
- こだわりのサポート:
小さなお子さんでも安全に、かつしっかりと作業できるようにと、足場用の踏み台が用意されていたり、スタッフの皆さんがつきっきりで優しくサポートしてくれたりと、温かい雰囲気に包まれていました。自分の手で素材の質感が変わる瞬間を味わい、子どもたちからは大きな歓声が上がっていました。
「研磨」という一見すると地味に思われがちな工程こそが、製品の質感やデザイン性を決定づける重要なプロセスであることを、参加者は楽しみながら学んでいました。
当日のハイライト:「サンタクロースづくり」(株式会社エムズコーポレーション様)






家電や自動車などの新製品開発に欠かせない「試作品」を、さまざまな素材から削り出して作る、ものづくりの縁の下の力持ちのような会社です。こうしたイベントを通して会社の認知度を高めるだけでなく、「四條畷市にこういうものづくり企業がある」ということを市外の方にも知っていただく機会になれば、との熱い思いをもたれています。
当日は、試作品の役割や切削加工の流れを実物サンプルでご紹介いただきました。製品が複数の部品から成り立つ仕組みを学んだあとのワークショップでは、3Dプリンターで作られた、絵本作家・谷口智則さんの「100人のサンタクロース」を仕上げるものづくり体験を実施しました。
あわせて工場見学もさせていただき、普段は見ることのできない機械の中で、さまざまな素材から形が切り出される様子に、大人も子どもも興味津々の様子でした。また、本格的なものづくりを楽しみたい方向けに、シリコン製のゴム型へ樹脂を注入して作る「真空注型体験」も行われていました。
- 体験の流れ:
- 3Dプリンターで作ったサンタクロースから、不要なサポート材をペンチで取り外します。
- バリ(余分な部分)をきれいに整えます。
- エアーで細かなくずを飛ばす機械を使ってきれいに仕上げ、完成です。
- こだわりのサポート:
安全に作業ができるよう、各テーブルにスタッフが配置され、力加減のアドバイスなど優しくサポートをしてくださっていました。そのため、小さな子どもでも気軽に楽しく体験できていました。自分の手で完成させたサンタクロースを、うれしそうに保護者の方に見せている姿がとても印象的でした。
当日のハイライト:「アルミ製コインケース作り」(吉川鐵工株式会社様)






ハサミや自動車、スマートフォンなど、身の回りのあらゆる製品の部品接身の回りのあらゆる製品の部品接合(カシメ)に欠かせない工作機械(リベッティング・マシン)を製造し、日本のものづくりの根底を支え続ける吉川鐵工。機械を作る機械メーカーとしての誇りと、地域のものづくり文化を盛り上げたいという熱い思いを胸に、当日は多くの人々を迎え入れました。
工場内は、この日多くの来場者の熱気と真剣な眼差しで包まれていました。普段は見ることのできない大型の工作機械が並ぶダイナミックな現場の裏側を見学できるとともに、中でも大きな盛り上がりを見せていたのが、専用の機械や工具を使った「アルミ製コインケース作り」のワークショップです。
- 体験の流れ:
- 図面を手がかりに必要な部品を探し出す。
- アルミの塊から削り出されたパーツの仕組みを確認する。
- 自分の手で、回転する仕組みを持つコインケースのパーツを組み合わせる。
- リベッティングマシンに組み合わせたパーツを設置し、圧をかける。
- 刻印を入れ、世界に一つだけのオリジナルケースが完成!
- こだわりのサポート:
初めて触る工具や図面に戸惑う参加者に対しても、スタッフの皆さんがマンツーマンで優しくコツを教えてくれました。単なる工作キットの組み立てとは異なり、実際の製造現場さながらの工程を体験できる温かくも本格的な雰囲気に、参加者からは感嘆の声が上がっていました。
「機械を作る機械」という、私たちの生活の根底を支える工作機械のすごさと、金属を組み合わせるものづくりの醍醐味を、参加者は楽しみながら肌で実感していました。
【おわりに】
今回の「FactorISM 2026」を通じて、四條畷市には世界に誇る高い技術力と、ものづくりへの熱い情熱を持った企業がたくさん息づいていることが改めて証明されました。普段は固く閉ざされている工場の扉が開き、職人たちの真剣な眼差しや誇り高い仕事に触れることは、訪れた子どもたちにとって未来の選択肢を広げるかけがえのない経験となったはずです。そして何より、体験を通じて見せた子どもたちの弾けるような笑顔や、世代を超えてものづくりを楽しむ家族連れの姿は、地域と企業をしっかりと結びつける温かい絆そのものでした。
「四條畷には、こんなにもワクワクする技術と人柄の素晴らしい企業がある」その魅力を市内外へ力強く発信し、まち全体のエネルギーを高める素晴らしい一日となりました。
FactorISM(ファクトリズム)公式サイト<外部リンク>
有限会社秋山産業 公式ホームページ<外部リンク>
吉川鐵工株式会社 公式ホームページ<外部リンク>
株式会社エムズコーポレーション 公式ホームページ<外部リンク>


