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市長への意見箱

本文

四條畷図書館の絵本の陳列方法

受付日:令和3年2月24日

意見・提言内容

先日子供が「◯◯という絵本が読みたい」というので図書館へ行きました。
絵本の棚は出版社別に並べられており、タイトルしか控えていなかったので探すのに苦労しました。
その場で出版社をスマホで調べましたが、その出版社の棚では見つからず、館内の端末で再度調べたところ「昔話」という棚にありました。
本のタイトルや作者名は覚えますが、出版社名まではなかなか覚えられません。
また出版社名から、あいうえお順に並べられているようでしたが、この順だとシリーズものなのに、バラバラに置かれている絵本がいくつもありました。

例ですが、「じごくのそうべえ」「どろんこそうべえ」という絵本は同じ出版社の同シリーズですが、タイトルの頭が「し」「と」なので離れて置かれています。
ぱっと見たときに、シリーズ全てが揃っているのかなどが分かりません。

図書館のなかで、なぜ絵本だけがこのような並べ方なのでしょうか。
利用者の探しやすさという観点において、絵本を出版社名順に並べることにどんなメリットがあるのでしょうか。
もし可能であれば、本の陳列方法についてご一考いただければと思います。

 

回答内容

この度は、市長への意見箱にご意見をくださり、ありがとうございます。
いただきましたご意見につきましては、教育委員会の専決事項でありますので、教育委員会から、お答えさせていただきます。

図書館における図書の陳列方法については、一般的に分類法に則りジャンルごとの分類を基本としています。
分類法においては、昔話は一つの独立した区分があることから、一般的な創話とは別分類となるため、絵本の形態であっても一般的な創話の絵本(以下、絵本という。)とは分けて陳列しております。
そのうえで、絵本の陳列方法についてですが、絵本は作者名よりも作品名でお探しになられる方が多いこと、また絵と文で作者が違うことが多く、どちらの作者を採るか難しい場合があることから、作品名順の陳列を基本としています。
しかしながら、全絵本を作品名順に並べると同シリーズ内の作品同士がかなり離れて並ぶことになる場合があるため、その点の対策として、まず出版社ごとに分けて、そのなかで作品名順に並べることにしています。
その他にも、出版社ごとに分けるメリットとして、絵本は定評かつ人気のある出版社が明確であり、それらの出版社から本を選ぶようにしている方が多くいらっしゃること、また作家によっては作品を出す出版社がある程度固定していることなどがございます。
以上の理由から、絵本の陳列については、作品名順、作者名順ともに一長一短があるため、どちらの短所も最小限にすべく現在の様に陳列している次第です。
それでも、確かにお探しの本がなかなか見つけにくいというお声をいただくことはございますが、その場合は職員にお気軽にお声掛けいただければと存じます。
なお、小さいお子様向けで作品数の多いシリーズについては、一か所に集めてコーナーを設置していますので、よろしければご覧ください。
この度は、貴重なご意見をいただきまして、有難うございました。
今後も、ご利用しやすいように努めてまいりますので、ご理解のほどお願いいたします。


四條畷市長 東 修平
四條畷市教育委員会教育長 植田 篤司