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市長への意見箱

本文

ALT(外国語指導助手)授業の充実とスクールバスの導入

受付日:令和2年6月18日

意見・提言内容

市長及び市職員の皆様には、いつも市民の為働いてくださり誠に有難うございます。
さて、この度は市立中学校につき、以下二点のお願いがあります。

・ALTについて
私の子どもが畷中におりますが、英語の授業において、ALTによる実技授業をもっと充実させて欲しいと本人が願っております。
一部の英語の先生の授業において、ALTがあまり活躍できないように授業が進められているとのことで、その先生の発音がカタカナ英語の為、せっかくALTがいてくださるのにネイティブの英語をあまり聞くことができないとのことです。
是非とも改善をお願い申し上げます。

・スクールバスの導入について
畷中には、南中廃校によりとても遠くから通学するお子さんが多くいらっしゃいます。
距離基準の該当者は、路線バスや電車を利用可とされましたが、どちらも大変利用しにくい状況だとお聞きしており、私の子どもの友人も大変な思いをしながら通っています。
路線バスについては、大学生等の乗客が多く乗せてもらえないこともあること、学校に近いバス停から学校までの道が暗く危ない、また遠いこと等不便さを聞いております。
その為、40分から50分もかけて、徒歩通学せざるを得ない子もいます。
今年3月末、生徒会より通学バスについての要望書が、教育委員会宛てに提出されたとお聞きしました。
子どもたちが意見をまとめて提出するとは、なんと素晴らしいことでしょうか。
私は、学校統廃合当時よりスクールバスを導入するべきだと意見して参りましたし、そのような意見は沢山あったと思います。
やはり、路線バス、電車の利用では、畷中の立地的に無理があるのではないでしょうか。
大人の都合により統廃合となったが為に、心身共に負担が大きく、危険で公平さを欠く通学を強いられている子どもたちの為、是非ともスクールバスの導入をお願い申し上げます。

以上二点につき、ご回答の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

回答内容

この度は、市長への意見箱にご意見をくださり、ありがとうございます。
学校教育については、市長部局でなく、教育委員会の専決事項でありますので、教育委員会から、お答えさせていただきます。

四條畷市長 東 修平

日頃より、本市教育行政並びに学校の教育活動にご理解、ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

・ALTについて
本市では、英語科教員を補助し、児童生徒に本物の英語に慣れ親しむ機会を増やし、身近な事柄について外国語を使ったコミュニケーションを図る資質・能力を育成することに資する役割を趣旨にALTを任用し、英語教育のさらなる充実に向けて令和元年度、令和2年度とALT1名ずつの増員する施策を行っております。
この度のご意見を受け、当該校を含め市内各校と共有のうえ、教育委員会といたしましては、英語科教員の資質・能力の向上とともに、ALTの活用が充実したものとなるよう引き続き取り組んでまいります。

・スクールバスの導入について
本市で育つ子どもたちにとってより良い教育環境と充実した学校生活の実現をめざし、四條畷市学校再編整備計画の策定を行いました。
策定にあたり、解消すべき緊急課題として、「少子化に伴う学校の小規模化」、「同一小学校からの進学先の相違」、「校舎の老朽化」の3点があり、地区や保護者皆様方のご意見をも伺いながら、議論を重ねてまいりました。
その過程のなか、四條畷中学校の通学につき、四條畷南中学校の休校による転籍に伴う通学路の遠距離化対策の検討を重ねた経過にあり、対策の一つとして一部地域の生徒対象に公共交通機関の利用を可能といたしました。
ご指摘のスクールバスにつきましては、旧南中校区の生徒の利便性や安全性が確保できることから俎上には上がりましたが、

(1)バス停や待合場所の設置ができないこと(法令により既存のバス停は使うことができない)。
(2)旧四條畷中学校生徒が毎日坂を上る中、その横を南中学校の生徒がバスに乗って通り過ぎることは教育的に課題があること。
(3)対象者全員を短時間の間に輸送することが困難なこと。

以上3点に加え、国の示す学校適正な規模として通学距離が小学校ではおおむね4km以内、中学校では6km以内以上とされており、本市状況に照らしても、それらを満たさないことから、スクールバス導入を見送った結果にございます。
しかしながら、教育委員会として、通学路の遠距離化に伴う安全対策の必要性は重々認識しており、防犯カメラ、防犯灯等の設置や路面表示実施、通学路安全誘導員の配置など、新たな安全対策を講じるとともに、新設したクラブ棟の運用等により、生徒の通学に関する負担を減ずる対策を講じてきたところでございます。
現状において、当時から状況に大きな変化がないことから、スクールバス導入に向けた再度検討には至りませんが、引き続き、生徒皆様の安心安全な登下校の維持に向け、取り組んでまいります。
今後も、学校教育の充実に努めてまいりますので、ご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。

四條畷市教育委員会
教育長 植田 篤司