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市長への意見箱

本文

市内中学校採択教科書について

受付日: 平成31年1月22日
回答日: 平成31年1月30日

意見・提言内容

平成31年度市立中学校入学の子どもを持つものです。
社会(歴史)・社会(公民)に、育鵬社の教科書を採択されていることを知りました。
(様々な観点から議論の多い教科書ですが、歴史観や政治信条に基づく議論はこの場では差し控えたいと思います。)
家庭での学習について検討していたところ、複数の大手通信教育会社で、対応教科書にこの出版社の教科書は入っておらず、調べると、採択率が全体の約6%と非常に低いことを知りました。
大学入学共通テストが本格実施される学年でもあり、いままでのように知識を問うものから、より思考力・判断力を問うものになるといわれる中、もし他の教科書とあまりに異なる解釈の教科書であると、今後の学習や高校・大学入試で不利になることはないのかと、少々不安に感じております。
(もちろん、教科書に書いていることが全てではなく、様々な観点から物事をみるよう教えるのも家庭の役割であるとは思っていますが。)
これまで実績のあるものや採択率の高い教科書でなく、この教科書を採択された理由について教えていただければと思います。

回答内容

​この度は、市長への意見箱に意見をくださり、ありがとうございます。
ご意見いただきました小中学校の教科書の採択については、教育委員会の専決事項でありますので、教育委員会から、お答えさせていただきます。

四條畷市長 東 修平

 

平成31年度に本市中学校で使用する教科用図書につきましては、すべて文部科学大臣の検定を経た教科用図書から採択しております。
ご質問の、社会(歴史的分野及び公民的分野)については、以下の理由のもと、教育委員合議のうえで決定いたしました。

(歴史的分野)
・我が国の歴史の流れの記述がわかりやすい
・国の成り立ちについての記載が明確
・四條畷市にゆかりのある人物の記載があり、郷土教育の推進が図れる

(公民的分野)
・時間軸のつながりや空間軸の中で、自分の立ち位置をしっかり持つことができる
・国民の義務について、ていねいに記載している
・本市観光大使が関わる「まいど1号」に触れる等、労働や働くことの意義について、記述されている

今後も教科用図書の採択にあたっては、本市の子どもの実態に合うように調査研究し、教育委員会で十分審議を行って進めてまいりたいと考えております。
引き続き本市の教育行政に対しまして、ご理解、ご協力賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


四條畷市教育委員会 教育長 森田 政巳