令和2年度 宿泊行事（修学旅行、林間学舎等）の中止のお知らせ

　学校教育のなか、宿泊行事は日常とは異なる生活環境において、見聞を広め、集団生活の在り方や公衆道徳、さらには自然や文化に触れるなど、児童生徒にとって貴重な学びの場となるものと考えています。教育委員会としましても、この間、学校との連携を図りながら、その教育的意義に鑑み、新型コロナウイルス感染症の防止対策を徹底のうえ、実施する方向で検討を進めてまいりました。

　しかしながら、7月中旬以降、全国および府内においても依然として感染拡大状況に収束が見られないうえに、無症状者から高齢者への感染により重症者が増加傾向となることが懸念されている状況です。このような中、寝食を共にし、長時間の活動や移動が多い宿泊行事では、あらゆる場面で感染リスクを低減させることが困難であることや、遠方の地で児童生徒に感染が疑われる症状がみられたときの対応等の課題があり、その有効な解決策が見いだせない状況にあります。

　このような状況に鑑み、令和2年8月19日開催の教育委員会定例会のなか、児童生徒の安心安全を最優先に考え、令和2年度の市立小中学校の宿泊行事を中止することにいたしました。

　児童生徒にとっては思い出深い行事であり、今回の決定に対する児童生徒の心情を思うと大変心苦しいことですが、何卒ご理解いただきますようお願いいたします。