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手話コラム9「ろう者とマスクといろいろな工夫」
ろう者とマスクといろいろな工夫
新型コロナウイルス感染症が話題になり始めてから、もう1年になろうとしています。
今では、季節性の感染症に加えて、「新しい生活様式」を中心に年間を通じた感染症対策が推奨されています。
いわゆる「身体的距離の確保・マスク着用・手洗い」ですね。
そして新型コロナウイルスの影響で、聴覚障がい者にとってはコミュニケーションがとりにくい場面が増えました。
コンビニエンスストアやスーパー、飲食店、役所、病院などで、お互いにマスクを着けているため話が伝わりにくいのです。
例えば、口の形や表情が隠れてしまい話の内容がつかみにくくなったり、話が終わったのか続いているのかわからなかったりすることもあります。
また、ろう者自身の声もマスクでくぐもって、相手が聞き間違いをすることも。
こんなとき、次のような配慮があれば話の取り違いなどを防げます。
例えば、実物やメニュー表を指さす。数は指を使って表現する。筆談をする。スマートフォンのメモ機能を使う。音声文字変換アプリを使う。よく使う言葉を一覧表にしておく、など。
これらの方法を取り入れて、新しい生活をより快適に過ごしたいものです。
もちろん、手話で通じ合えるのが一番ですね!
~四條畷市では平成31年4月から「四條畷市心をつなぐ手話言語条例」を施行しました~