ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップ > 分類でさがす > 市政情報 > 広報・公聴 > 地域と市長の対話会 > 地域と市長の対話会 > 雁屋での意見交換全文(第1回地域と市長の対話会)
地域と市長の対話会

本文

雁屋での意見交換全文(第1回地域と市長の対話会)

開催前にいただいた要望

  • 楠公墓地を盛り立てる施策の実施
  • 地車保存と地域秋祭り地車曳行への市の助成
  • 空き家対策の実施
  • 防犯灯補助金の増額
  • 雁屋北町の水路の川底を船底型に改修
  • 雁屋北町関電前の通学路にグリーン帯を作るなどの改修工事
  • 雁屋西町石原邸前の会所の改修
  • 雁屋児童公園への遊具の設置
  • コミュニティーバス利用ルートの変更とタクシー補助券への見直し
  • 防犯カメラの増設
  • 待機児童対策の実施
  • 雁屋地車保存会太鼓教室への市の助成
  • 雁屋畑線にかかる移動式イスの設置

※太字は、意見交換で議題となったもの

 

開催前の要望以外で議題となったテーマ

  • ごみ、糞などの放置への対応
  • 道路の拡幅
  • 市長のビジョン
  • 地域からの要望の取り扱い

 

意見交換全文

街灯・防犯灯の整備

市民:

いま聞きましたら、市のこれからのことを聞きましたんですけど、これは正確に申し上げたらね、自分らの力ではどうにもならないことなんです。それから、市が赤字になろうと黒字になろうと、これは自分らではどうすることもできない。だから、それ以外のことで、仮に、市長だから、文句は言いたくないけれども、嘆願したいんですよ。先ほどもこの地区の方に申し上げたんだけれども、雁屋畑線の最初に始まったのは、外環から川本産業さんのところまでが始まったんです。私がここに住んでいて、よくなったことがあるかというと、ないんです。

なぜかというと、自分らが一番、この線がよくなって、四條畷の市に対して良くなる最初の線かと思ってたら、今ではもうごみの捨て場と、それから犬の糞と。そんなので、これ市長に嘆願してるんですよ。文句は言わないです。だから、こういうものがだめだって。最初にできた線が、将来畑線までいったらどうなるかいうことなんです。サンプルが今これなんですよ。それで、自分がいま住んでるところで1年経ちました、道路が。街灯が3つついてます。去年できたんです。それがいまだについてないんです。1年たってまだついてない。これはね、建設の担当の方だったら文句を言いますよ。でも市長さんだから文句は言わない。嘆願したいんです。なんでこんなにね、1年たっても街灯がつかないんだ。

市長:

順番に、今のいただいたお声を、順番に、そうですね、最後にいただいた街灯なんですけど、街灯は今、四條畷市の街灯設置というところ、これはたぶんご存知の方とご存じではない方といらっしゃるかなと思うんですけど、防犯灯とか、この街灯っていうのは、一応、市としては年間5、60台ぐらいをつける予算っていうのを毎年持ってるんですね。去年でいうと57台つけたんだと思うんですけれども、これを各地域に、やっぱり個人の方、個人の方で対応していると57って一瞬でなくなってしまいますので、やっぱりそうではなくて、地域ごと地域ごとで優先順位が高いのはここだというふうにお示しいただいたら、市として街灯については市が買います。全て全額出して。ただその維持管理を自治会さんにお任せして電気代を折半するという、こういうシステムになってるんですね。この電気代っていうのが意外と累積すると、だいたい年間で一本あたりLEDだと2千円ぐらいなんですけど、これ市域全部のやつ全部電気代合わせると1千万ぐらい行くんです。結構かかるんですね、電気代って。一本はさほどではなくても。自治会の中でも、財布事情とか、優先順位ごとで、この地域としてはここにといただいたものは、予算自体はとってるので、順次その順番につけさせていっていただいていると。

ただ、年によってある自治体だけ20、30本みたいなことは当然できないので、そこは協議の中で、地域ごとであまり偏りが出ないような形の順に、ちょっと厳しそうだったら来年度に、とかって言わせていただきながら整備させていただいてるので。どの地域だけ全然ついてない、みたいなことは基本的には起きてないはずなんです。今のが街灯の話です。

ごみ、糞などの放置への対応

市長:

糞とか、違法なごみ捨ての話なんですけど、これはいつもこの場でご意見いただくんですけども、やっぱり大前提としては個人のマナーの話になってくるんですね。これ実は、糞対策とか、ごみ対策は市もしますけど、本当にそれを本格的にゼロにしようと思ったら、これはなかなか経費がかかります。見回りの人をつけたりとか。

では今、財政というのが、200億円だいたい使えるお金っていうことがある中で、これはあとは優先順位の話で、例えば、力点をどこに入れるかっていう話なんですね。たとえば、一斉に糞、変なゴミ捨てをなくそうと思えば、例えばそれに対してしっかり体制を引いてとか、数千万とかつけばこれは多分撲滅できます。撲滅はできると思いますが、本当に限られたお金の中で、どこまでそれに対してやるのかっていうのが、市のお財布は限られてますから、無限にはないです。その中の優先順位付けの話だというふうに思っていて。

市として例えばできることは、市の条例で生活環境に関する条例というのがありまして、そこにはペットの糞そのままにしないでくださいとか、大きい騒音立てないでくださいとか、そういう条例自体があるんです。けれども、条例に罰則はないので、破ったところで指導するっていうぐらいなんですけども、1個1個全部指導してられないっていうのがあるんで、なるべく、発見された方に注意していただくとか、やっぱり地域の中でやってもらえることもあれば、自治会によっては、特にひどいところは防犯カメラをつけたらやっぱり一気に減ったとかあったりするんですね、あるいはその、シールみたいなのを貼って、ここは見てますというものを貼ったり。

なんとか創意工夫の中でやっていただけるものはやっていただきたいですし、ただ、どうしてもこれは非常に悪質だというものに対しては当然市も出ていかせていただいたりとかするんですけども、なかなかそこは何でも全て行政でやるって言うと、どこかが予算として削られるということになるので、それはなかなか全てをっていうのは難しいかなと、なるべく地域の方と行政で役割分担をさせてもらえたらいいのかな、というふうに思ってます。

道路の拡幅

市長:

あと、雁畑線なんですけど、確かに今回地域を回らせていただいた中で雁畑線が喜ばしくないという意見は実は初めて聞いたので、でもそういう方も当然、いらっしゃるとは思うんですけども、あれはやっぱり今、四條畷市を東西に移動する道というのが163号、次が南野1号線っていう、畷高の前大通りのファミマからずっと田中医院さんまで抜けていく細い道があるんですけども、あれしかないんですね。あれはなかなか危険で、広げるのも非常に難易度が高い。家を買収していかないと無理なので。

そうなってきた場合に、確かに近隣の方々に、一定前の道の方が静かでよかった、みたいなことがあるかもしれないんですけど、市全体としてはあの雁畑線というのは、東西をつなぐ非常に大事な、市が唯一道を広げるという意図をもって進めている事業はあれだけなんです。雁畑線だけ。

ご指摘の通り、雁畑線っていうくらいなので、畑中まで伸ばしていくって、これまだ計画ありまして、ただ、あれ伸ばしていくと旧170号線ですね、あのさとから駅に向かっていく道、あれ府道なんですけど、あれに突き当たったときに、今の旧170号が非常に狭いです。あの状態で雁畑線がくっついちゃうと、とんでもない渋滞がおきてしまって、交通渋滞してしまうんです。

なので、まずは川本さんまでいかせていただいてますけど、あれが、旧170号の拡幅ができたのちに雁畑線を伸ばしていくっていうのが、市が持ってる雁畑線を延伸させていくと言う当初の計画。それが市としてやらせていただいてる、都市計画道路というものになるんですけども、これに関してはですね、やっぱり東西をつなぐ貴重な道路として今後も計画自体は前に進めさせていただけたらなというふうには思ってます。

河川の清掃

市長:

河川の話をやっぱりいただいていて、特に外環を挟んで西側に住居、住まいがある地域の方々から多いんですけど、四條畷の河川、岡部川があって清滝川があって江瀬美川があると思うんですけど、これが、例えば江瀬美川とか、畷高の近く通ってるところですね、小さな小川みたいに見えますけれども、淀川と一緒の一級河川になるんです。なぜかと思いますよね。一級河川になってしまうと、市は手出しできないんですよ。府の管轄になってしまうんですね。

でもなんであんな小さな小川がって思うじゃないですか。一級河川にはルールがいくつかあって、そのうちの1つに、2つ以上の市をまたぐ川っていう条件があるんです。どんなに小さい川でも、あれ寝屋川市までたどり着いてしまってるんです、最後に少し。なのでその時点で一級河川に格上げされてしまって、市じゃなくて府にお願いするっていうものになってしまってて、そこの砂とか生えてる木とかの処理とかが、なかなかうまく進まないっていうような状況にはなってるんですね。これは実は結構問題だと思っていて、例えば、畷高の北のところの道とか、狭いじゃないですか。あそこをずっと外環までの道とかを、例えばあの川を暗渠化といって道に広げることができたら、非常に利便性が上がったりするんですけど、それも、あれが市の川だったら実はできるんです。

ただ、府の川になると、府にお願いするとなるんですけど、それを認めないみたいな話になってきたら前に進まなくて、今、市役所の前の道、あそこは清滝川、あれも一級河川なんですけど、川が、府が持ってるのか市が持ってるのかというので、うまく進んでないっていう状況はあって、実はこれを何年も昔から、主としては、どうか一級河川から二級河川に格落ちさせてくれないかっていうお願いをずっと府にしてるんです。そうすれば自由に扱えるものになるので。やってるみたいなんですけど、長年の要望が叶ってないみたいなんです。

ただお声が多いっていうことは事実なので、雑草の処理とか、暗渠化してしまえばそういうのもなくなるので。これに関しては、私としてもどこまでできるか分からないですが、これまでは建設課としてのお願いで府に言ってたことを市としてお願いし、そして格上げしていくことによって、少しずつ対応できないかなというふうに思っています。ただ、当面府の管理である間は、改修工事とか、さらうとかいうのは1回川として作ったものをもう一回改修しなおすというのは、これは大阪府の管轄ということは、大阪府はたくさん川を管理してますので、緊急性の高いところからしか予算がつかないみたいですね、まだ整備が行き届いてないとか。一応の完成を見てるところをさらに改修するっていうのは、やっぱり優先順位としては低くならざるを得ないっていうのが実情です。ただ、これは絶えず市としてはお願いし続けていく。これお願い一回やめると、諦めたんだなと思われてしまうので、これは絶えず府に言うというのができる限界。それと同時に、二級河川にしてもらえないか、というお願いと、これを重ねていってなんとかつなげていくというところです。

通学路の整備

市長:

あとこの雁夜北町の関電前の通学路にグリーン帯っていう、市の道路の、道路っていうのはご案内の方がたくさんいると思うんですけど、道路って4種類ございまして、国道、例えば163 号、あとは府道、これが先ほどの旧170号とか畷高の前の停車場線とか。そして市道ですね、市の道路。あと、わたくし道の私道です。市が手出しできるのは市道の部分なんですけども、この市道に対しては、四條畷としての2つの計画がございまして、道路の維持管理計画と言うのと、交通安全プログラムっていう2つの計画があるんですね。維持管理計画っていうのは、名前の通り市の道路で、ちょっと通行量が多いとかいろんなものをポイント化して、順次古くなったところをきれいにしていく。これが維持管理計画。

もう1つは交通安全プログラムといいまして、建設課の職員とPTAの方で通学路を歩いて、ここは特に危険で歩車分離しないといけない、グリーンベルトを引くべきだ、みたいな所を全部リストアップして、危険度が高い順に整備して、順に整備していっているというようなものがあるんです。このご指摘いただいたこの2番は、この交通安全プログラム上に乗っているところなので、計画進んでいくうちに必ずこれが整備されます。

ただ、その道路の整備っていうのは、例えば1000万円の工事をしようと思うと、国から500万入ってくるんです。もう半分は市のお金で。社会資本交付金というんですけど。ただ、考え方としては、来年例えば、うちは1000万やりたいから国に500万円を要求してるんですけど、当然国も昨今厳しいので、これが300万円とかになったりするんですね。ならば、市としては600万円分の事業になってちょっと400万円分事業が遅れたりするんです。これはこれで国からしっかりお金をもらえるように、私もつい先々週ぐらいですね、国交省の大臣のところ行ってきて、四條畷の道の狭さをこんこんと訴えて、なんとかお金をと言いながら、これはこれでまた仕事なんですけど。なので、2番に関しては順次計画上でやらしていただいているというようなことになります。

江瀬美川の清掃

市民:

雁屋北町の今一番小さい河川が今もあるんですね。それが水の流れがものすごい少ないんです。これ地域の方が夏そこに水たまりができて蚊がわいて。畷高の南側のあたりは水の流れができてる。うまいこと軽減できていて。それを江瀬美川も同じようにできないか。

市長:

これ建設課にも確認させていただきたいんですけど、その流れが速くなることでと思うんですけども、その管轄がね、今度また現地確認させていただいたらと思うんですけど、これがまず市の川なのか府の川なのかで全然対応が変わってくるので、ちょっとまた正確に場所を教えていただいてご相談させていただければと思います。

子どもの遊び場

市民:

今ちょっと話を聞いてて関心持ったのは、地域でできることは地域で、それを市がバックアップしていくっていう話、子どもの遊び場のところで出てきたと思うんですけど、ということは、その利用の仕方、つまり、地域で責任もって当番出して子供遊ぶ時間帯に、誰か役で行くとか、そういうことについては、別にOKということですか?

市長:

実際に、今は市が持ってるものなので、それは今すぐできないですけども、今そのために公園のあり方を検討するっていうのをまさに始めていて、地域ごとに実は差があると思っていて、ボール遊びできる公園みたいなお声がない地域も当然あるんです。そういう地域の方に対して、やってくれ、というのだと、それはおかしなことになってくるので、やっぱり地域地域ごとで、この地域はやっぱりボール遊びできる公園とか、身近なそういう思い切り羽を伸ばせる公園が少ないけど、今はルール上ダメになっている。

けれど、なんとか地域としては使えるように、という声があれば、市としてこの管理の権利ですね、これを譲渡するというところをルール化していく必要があると思ってるんです。今まさにその制度設計を着手と言いますか、研究と言うか、他市に事例がありますので、それをどうしていくべきかというところを、やらせていただいて。今っていうわけではないんですけど、今そのルール作り。

別にすべてのコミュニティがそれに手あげる必要もないと思っていて、やるべきだと思われる自治会はやっていただいたらと。全ての公園を鳥カゴみたいに覆うみたいなのも考え方としてはなくはないと思うんですけども、本当にそれって健全なのかなって思うんですよ。まちのどこを歩いてても何か、かごに覆われた公園があるって、檻の中で遊んでるみたいじゃないですか。それなりに費用もかかりますし。やっぱりそうでない形のあり方をめざすって言う意味ではおっしゃったようなやり方でルール化を進めてるというようなところで。

市民:

今のお話を聞いてたら、近い将来というよりも、それができるのはかなり遠い将来か。

市長:

それは、今回で10地域になるかなと思うんですけれども、行政としてね、制度化とかルール化と言うとですね、だいたい皆さん5年とか10年先を想像してくださるんですけども、なんと言うか、予算的なものが必要なこと、道路の整備とか、これは確かにかかります。財政シミュレーションと一緒にやらないと、やったもののお金足りなくなった、では責任者として責任取れないので。

ただ、今みたいなお話っていうのは予算上の話ではないんですね、どちらかと言うと。さらに言うと、管理権をお願いするということは、公園の草抜きとかはシルバー人材センターにお願いしているんですが、一箇所減ればそれだけ委託金が市としては減るということなので、財政的にはプラスに働く。その分管理してもらう分の費用っていうのはお支払いすることにはなると思うんですけど、なので、5年10年みたいなスパンで考えてるわけではないです。実施に至るまでに、そうですね、私は今でもう11カ月たちましたが、いま研究を始めているので、来年度内か、あるいはその次の年度内には、制度としてね、確立できるように。ただ、これをしていく場合は、その制度っていうものに申請いただく場合には、地域の中での総意っていうのも当然必要になってくると思うので、それと抱き合わせると、やっぱり時間としては2、3年はみないとなかなか難しいのかなと思います。

市民:

市長さんの四條畷の活性化の大きなポイントに、人口増を掲げられていると思うんですね。子どもさん達も楽しめるように。そういう中で、遊び場がない、キャッチボールもできないのが現状ですよね。だから、私からしたら話を聞いてたらそういう場所提供するというのは、かなり優先課題じゃないかなと感じたので意見させてもらいました。

公共施設の再編

市長:

ありがとうございます。優先課題だからこそ、力を入れさせていただいてると言いますか、四條畷市の、弱点と言いますかね、厳しいなあと思う点の1つに、空いてる市有地があんまりないっていうのがございまして、結構、都心部から離れた自治体なんかは、広大な土地とか市有地を持ってたりするんですけど、四條畷市って一定売却してキャッシュに換えてきていたりして、実はなくて。

ということは、公園整備するのに、用地を買収して、公園ぐらいの用地って億単位になるんですね。土地を買おうと思ったら。そこまでっていうのはなかなか難しいので、今みたいななるべく協働でっていう形を。

ただ、いま公共施設の再編というのに取り組んでおります。これはどうしても劣化具合を考慮した場合に、やっぱりそれぞれの公共施設の在り方を考えていかなければならない。今年から、すべての建物、公共施設に関して、すべて劣化具合というのを診断しております。どういうことかというと、総合センターとかも含めて、建物によってはリフォームしてながらえさせるというのが安いのもあれば、いっそ潰して建て直すほうが長期的にみたら財政的にはプラスに働くものという、2種類あるんです。それを知らないまま、建て替えたり改修したりっていうのは、将来世代への財政責任として私は無責任だと思うので、今、すべての建物について柱のコンクリートをくりぬいて、劣化具合を調べたりとか、たたいてどれぐらいになってるのか調べたり、目視も含めてです。全公共施設の劣化具合を調べています。このデータが来年の上半期中に出そろうんですね。すべてのデータが。

その後、全て学校も含め た公共施設の劣化具合が分かった上で、それぞれ、もうこれ はつぶさないといけないとか出てくるんですね。なら、新しく建てないといけないと。保育所とかでもかなり古いものもありますので、それを考えていくときに、再配置というのは出てきます。学校も含めて。

すると、これまではやっぱり行政の責任の強さから、案・計画を1個作って練り上げて、みなさんにご説明するというのがこれまでのスタンスだったんですけど、それではなかなか難しい。まちづくり根本にかかわってくるところなので、私としてはデータが出そろった時点で、いろんなバリエーションが考えられる、例えば、これは潰してこっちに集約化させたらこの土地は空くけれど、この土地の活用の仕方はどうだろうかとか、いろんなパターンが考えられるので、それをこういうふうな形で、地域の皆さん含めて意見交換をさせていただきながら計画を策定していきたいなと考えています。それを考えた場合に、それは2、3カ月では当然結論出ないんです。やっぱりあらゆる地域があって、あらゆる地域の方と意見交換すれば、これ1年ぐらいかかります。

なので、平成30年度の上半期にデータが出揃い、意見交換させていただいて、公共施設、学校も含めて、再配置が決まれば、これどうしても余ってくる土地って出てくるんです。なるべく集約していくというのが国の方向性なんです。公共施設の床面積を減らせば国から交付金が入るっていうシステムなので、なので使われてないところは、一定使われているところとまとめていくと、市有地っていうのは空きが出てきます。こういうところにそれこそ本当に伸び伸び遊べる公園を作るっていうのも一つでしょうし、そうじゃない別の施設を建てるっていうのも一つでしょうし、それをやっぱり地域の皆さんと考えながら決めていくっていうのが、31年度中にやりたいなと。なので本格的に、何か整備をしていくってなればその31年度までの、計画の中で地域の皆さんと決めていく。今ある公園の中のルールっていうものに関しては、今言ったみたいな制度化をして、地域と市の間で協議しながら進めていくっていうので、なるべく力を入れて、子育て世代の方が移り住んでもらえるように整えていきたいなというのが、今のご意見に対するお答えになるかなと思うんです。

市長のビジョン

市民:

市長選挙やったときに、このまちを変えたいということで出られましたね。実際に市長になられて、11カ月現状等を勉強された中で、市長自身、四條畷のまちをどういうまちにしたいかというビジョンを確立されたかどうか、聞かせて欲しいです。

まだ地域の声を聞いた上じゃないと、そういう確立はできないと思うのですけども、なるべく早い時期に、やっぱり市長としてのビジョンを持ってもらいたい。

市長:

ありがとうございます。ビジョンと言いますか、ビジョンというのは私としては比較的、明確かなと思っていて、先程お話しさせていただいた、20代、30代、40代の子育て世代の方がここを選びたくなるっていうところに四條畷をもっと引き上げていくっていうのが、これが大方針なんですけれども、そこに至る道っていうところでいくと、色々この職に就かせてもらう前に、地域を回らせていただいた時に、結局、どれとこれとこれとあれ、どれをやるんだと、もっと明確にあれやるこれやるって言ったらどうだ、というようなご意見をたくさんいただいたんですけど、確かに、10年20年ぐらい前ですかね、30年前っていうのは、人口増えていっていた時代で、どんどん日本全体が景気上昇していく時代で、要は国からお金が入ってきて、これをどう使うかっていう時代だったんですね。どんどん来るものをどう使っていくかという時代は、あれやる、これやるという市長としてのリーダーシップは非常に大事だと思うんですけど、今は逆で、今あるものの中で何をあきらめて、どれを見直していってどこに予算をつけていくかというこういう時代なんですね。やるための伸びしろはなくて、やっぱり未来を見据えた場合に、縮小っていうものと、力点を入れるという、これを同時にやっていかなければいけない時代だと思ってます。

その上で、私は29の年齢ですけど、確かに、私としてこれやりたい、あれやりたい、というのは実際結構あります。こういうものを作ったらどうかとか、こういうのやってみたらどうかとか。でも、やっぱり何かを見直すとか、やめるとか、そのお金を使って何に変えるという時に、これは、強いリーダーシップで進めていくというよりは、今回みたいな形で、ここに関してはどうかやめるっていう方向で考えさせてもらえないかとか、その分ここを強化させてほしいとかというのを、やっぱり、お声に即した形やっていかないと、なんでだ、となると思うんですね。

そういう意味では、大きいビジョンの方向性としては先ほど申し述べたみたいな子育て世代が住むようなまちにして、これは大方針としてあります。そのうえで職員提案制度が増えていったり、あるいは、若手チームの、若手でプロジェクトチームをやっているっていうのは、一番現場に近い職員が市民のお声を聴いてこれをやるべきだという意見が、市として取り組めるような、私としては経営者なので、それをやっていく。自分1人の発意よりは、多くの人のアイデアが集まるほうがいいと私は思っているので、そういう組織づくりもやりますし、実際の地域の方のお声が反映されるように、職員の中で唯一、選挙で選ばれて市の中で働いてるのは僕だけです。ということは、私が果たすべき役割っていうのは、318名に対して、市民の声、市民の感覚、地域の声、これを市役所の中にしっかりフィードバックしていくっていうのが仕事なので、どちらかというといただいたご質問に対して、これを作ってこういうふうにして、とお答えできたらいいなと思うんですけども、大方針が達成されるように地域の声を私としてしっかり受け止めて、それが政策に反映されるような組織を作っていく、ということこそが、私の思い描く、それが回り始めたら行くべき方向に向かっていくんじゃないかなと言うのが、私の思う、市長としてのビジョンかなと。

市民:

それも含めて、信託されたのだから、自信もってやってください。

市長:

ありがとうございます。

地域からの要望の取り扱い

市民:

せっかく要望書を出してるわけでしょう。で、その中で今日話をできたのは本当に限られた数ですよね。だから、今後こういう要望が出たことに対する回答が、できる分はつけておいてもらったほうが、話が進みやすいと思いますし、聞きたいことの時間が限られてるので、聞くことできなかったので、今後そういうような要望をしておきます。

市長:

ありがとうございます。実はですね、複数の地域から、こういう要望は出すけれども、その後どうなってるのかが一切わからないというお声がたくさんいただいてるんですね。これ別にこれまでをどうこう言うつもりではないですけども、実際では1ヵ所にまとまってデータが市の中にあるかというと、実はないんですね、課ごとに管理をしているので。

私があえてこういうふうな地域としてのお声をいただいたのは、これ今回18地区全部データとして持っているわけで、例えば、空き家のことだったら、空き家の計画というのは来年度でき上がるんですね。そういうふうに今これは計画で、着手中で何年度に完成するとか、例えばコミュニティバスだったら、京阪バスと31年度末までの契約になってるので、それに32年度からの新制度に向かって地域の人も交えた会議体というのを作って前に進めてるんですね。そういうことをいただければ、18地区それぞれのお声に対して、いま全部回答ができる状態に統一させていっていただいて、先ほど広報誌とかHPというふうに言わせていただきましたけれど、そこでしっかり、いただいたものに対してご回答できるっていうような形にさせていただきたいというのが今回の趣旨で、動画も撮らせていただいてるんですけども、言った言わない論争になると嫌なんで、動画を撮らせておいてもらおうかなと思っているという状況です。

これがなるべく、こういう形でいただいたものに関しては、見えるようにさせていただければ、と思ってます。なかなか歯がゆいお答えしかできないもので。府の川のこととかについては、やっぱり長期ビジョンになってくるのですぐとはならないんですけど。

終わりのあいさつ

今回、来させていただきまして、これで終わりというわけではなくて、これから地域の皆さんと一緒にやっていくことが四條畷にとって一番重要だということが分かって、ようやく私も11ヶ月働いて、だいぶ1年ぐらいが経って大体の市の仕事の流れというのは掴めてきたっていうのと、新しく来た副市長もようやく機能し始めているというのがあるので、ようやくこう、外に出る時間が作れるようになったというか。

本来であればね、着任してすぐに出られたらベストかもしれないですけれど、そこはちょっと1年生ということで許していただきたいのですけれど。これからどんどん外へ出ていかせていただいて。今日は、地域の皆さんとの地域のことについての対話でした。これからは例えば、公共施設の再編をやるっていうときは、公共施設をどうしていくべきかというテーマでもやらせていただきたいですし、いろんな市の重要テーマごとにやる対話会、意見交換会があれば、地域のみなさんとやらせていただく対話会がある、というふうな形でどんどん地域に出させていただければと思うので、お忙しい中とは思うんですけれども、また、ぜひ次回もご参加いただけたら心からうれしく思います。もしご質問がなければこれで終わらせていただければと思います。本日は本当にありがとうございました。