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地域と市長の対話会

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畑中での意見交換全文(第5回地域と市長の対話会)

旧170号線

市民:

これは四條畷全体ではありますが、特にこの南野地区の道路事情といいますか、一番は旧170号線。あんな細い道をバスが行き来している、考えられない。普通であれば一方通行にして、バスを通さないぐらいの道です。あの道路については、一番最初に市長とお会いした時に、旧170号線について何とかしてほしいとお話したことがあります。その時の返事で1回聞いたのが、あまり府へあれもこれ要望したら、どれも通らないようになってしまうから、一本だけに絞りましたと。それで、測量に入りましたとまでは聞きました。その後、それがどうなっているのかということが一つ。

 

市長: 

ありがとうございます。今おっしゃっていただいたように、旧170号線は大阪府さんの道路になっております。大阪府さんが持っておられる道路は旧170号線以外にも、例えば四條畷高校の前の道路の停車場線、本当に広げてほしい道路はたくさんあるのですが、四條畷市として優先してお願いしているのが旧170号線で、たしか平成30年度ぐらいに大阪府に拡幅していくという方向性で同意していただきました。

いまおっしゃっていただいたように、まずは測量をし、道路周辺の地権者の方へ丁寧にお話をさせていただきながら、9メートルほど道路の幅を広げ、歩道を設置すると聞いております。

令和4年2月に、ようやく道路周辺にお住いの方や、土地の所有者の方が立会いのもと、現地の説明をさせていただいて、次の令和5年度に向けて、実際に土地自体を買わせていただく交渉を始めていこうと考えております。やはり生活もあることですから、この交渉が一番難しい部分になります。この用地交渉が終われば、設計は完了しておりますので、工事に着手するという段階に入っていきます。

では、いつ完了するのか、これは用地交渉がスムーズに進めばすぐ工事着手となりますが、やはり人との交渉となり、先が読めないので具体的に何年後に完成するとは言いづらいのですが、まずは田中医院さんの信号までですが、具体的な歩道設置に至る道路拡幅設計までは済んでいる状況です。

 

市民: 

分かりました。一番気にはなるところです。それでお金もかかるし、一番難しい。今の説明でしたら9mも広げてくれる。これであれば全然違う道になって、あの道路が変われば四條畷の顔も変わるのではないかなと私は思っております。四条畷駅付近を過ぎて、四條畷学園付近を過ぎて大東市へ入ったら道路の幅が急に広がるけれど、南野地区では、道が細いままでした。ありがとうございました。

自転車乗車中のスマホ操作、歩きスマホ

市民:

提出した意見の順番が前後しますけど、歩きスマホと自転車スマホ、これ私が意見をだしました。スマホを操作しながら器用に自転車によく乗れるなと。電車に乗っても、バスに乗っても、皆さんスマホを操作してはります。電車やバスは座っているのだから構わないけれど、歩きスマホももちろん危ないですが、自転車スマホ、もしぶつかったら、それこそ本人も大けがするでしょうし、当てられた人も、ましてや高齢の人であれば下手したら命を落とすかもしれないぐらい危ない行為です。

前に市長が言われた歩きたばこをやめようという話、ものすごく効果があります。いまたばこを吸いながら歩いている人はほとんど見ないでしょう。私の記憶では、それまでは普通に10人いてたら8人までたばこを吸っていました。それがいまやほとんどゼロに近いぐらいになっています。それと同じようにいくかどうかは分かりませんが、たばこはまだ煙害だけだけど、自転車のスマホは、命に関わる事故にもつながりかねないということで、警察の管轄になるでしょうけど、地域としても声をあげて、何らかの方法でそれをやめさそうと。自転車でスマホの操作をしているのは若い子たちですよ。年寄りにはできない芸当なので、学生とかだと思います。

 

市民:

たまに見かけますが、自転車に乗りながらスマートフォンを見て、イヤホンで音楽を聞いている人がおります。極端に言ってしまえば、目と耳を塞いでいるので何も認識できない危険極まりない状態ですよね。

 

市長:

おっしゃっていただいた、歩きたばこに関しては、あれは平成30年、31年度ぐらいだったと思いますが、条例を制定いたしました。市のいろいろなルール、市役所職員の行動に関するルールなどは、私の最終的な決裁と承認で作ることができますが、市民の皆さんに行動の制限をお願いする場合は、市がつくれる最上位のルール、条例をつくらなければなりません。

おっしゃっるとおり、歩きスマホや、自転車に乗りながらのスマートフォン操作を規制するとなると、もちろんそれは条例級のルールを作る必要がありますが、何が難しいかといいますと、たばこであれば吸い殻等がございますので、注意した時に隠しようがないですが、スマートフォンの場合は、見てなかったと言われたら、見ていたという証拠がない。見回りの人間を配置しても、たばこと違って、見ていた見てない論争がおこり、おそらく決着がつきませんので取り締まるのが非常に難しく、警察さんも手をこまねいていらっしゃると思われます。

今回、地域の皆さんとの対話会は本日で18地域めとなりますが、自転車のマナーについては、それこそスマートフォンのこともそうですし、車道の逆走や危険な走り方をする、信号無視など、かなりのご意見がでています。これはモラルの問題なのかもしれないですが、自転車の運転マナーに関する啓発について、もう少し強化できないかというご意見は、本当にたくさんの地域からいただいております。特に四條畷高校の前の道路は自転車の通行が多く、周辺地域の方からは自転車のマナーに関するご意見をかなりいただきました。

条例になりますと基本的に取締りが非常に難しいです。警察に注意されると、やはり我々も背筋が伸びる心持ちになります。警察への働きかけもあるでしょうが、市としてできることはやはり啓発の部分になりますので、そういうことは良くない行動であるということを市としてどう啓発していくのかを考えていきたいです。罰則等、良い案がございましたらお知恵をおかりしたいですが、具体的にどうすべきかはいまのルールの中では非常に難しいと思っています。

 

市民:

いや、それ、いけますよ。例えば、ここの地区で一番困っているのがごみの不法投棄です。特に南野郵便局前のゴミ収集場所への不法投棄がひどかったので、監視カメラをつけました。防犯カメラというのでしょうか。防犯カメラを設置すると、不法投棄が格段に減りました。

なので、子どもの通学路に防犯カメラがあるでしょう。それを利用すれば、それこそ見ているか見ていないかは一目瞭然です。ゴミを不法投棄されて誰かわかっていても、証拠がなかったら警察もどうしようもないです。ところが、防犯カメラを設置して録画すれば、絶対の証拠になりますので、通学路の防犯カメラはもう相当数行き渡っていますので、それらをうまく活用していけばいいのではないかと思います。100%はもちろんできませんけれども、でも半分にできたらすごいことです。

四條畷市、特にここの地区の子どもは中学校が遠くなって、学校までの通学路には、街灯と防犯カメラをできるだけつけてほしいと、私もやかましく言いました。不審者もおりますのでね。相当数設置していることを聞いていますので、そういう意味ではあっちこっちに防犯カメラが行き渡っているので、いくら隠してもカメラに映っているので、その辺りは心配ないのではないかと思います。これは私の見解で、警察は警察の見解がまたあるでしょうから。

空き家

市民:

この地区にも空き家というのがありまして、家がごみ屋敷の状態で、猫の住処になっていたりしていて、近所の方が掃除されていたりしています。一度改善してもらうように言いに行った人がいますが、取り壊すにもお金がないのでできないと言われたまま放置されています。家主はわかっているので、行政の方から何かできないのでしょうか。近所の方はすごく迷惑だと思います。

 

市長:

ありがとうございます。空き家については、いまお話いただいた空き家もそうですし、四條畷市にはたくさん空き家が存在しております。

市の生活環境課のほうで把握している数としては300弱ぐらいになりますが、それぞれをA,B,Cとランク付けしております。Aはまだ人が住める状態の空き家、BはAよりも劣化してきている状態の空き家、Cは今にも倒壊しそうで、台風や気象状況の変化、災害などで近隣に悪影響を及ぼす可能性がある空き家で、それぞれランク分けをしております。

空き家についても、やはり所有者さんがおられますので、市が勝手に処分や取り壊すのは難しいですが、近隣の方のお声やご迷惑になる状態であれば、順次、持ち主に対して、取り壊しまではできなくても通知などで、適正な維持管理をお願いする働きかけはおこなっております。

どこの空き家がCランクに該当しているかは、個人情報の関係でお教えすることはできませんが、現在、四條畷市内にCランクの空き家は10件ほどございます。

このCランクの空き家に関しては、通知をしてもなかなか改善が図られない場合、不動産などを取り扱う専門家や法律の専門家がおられる委員会の中で検討していただきながら、段階的に通知の内容を厳しくしていきます。何度通知をしても改善されず、かつ近隣のお住いの方などに多大な影響を与える可能性がある場合は、行政代執行法という、個人が所有される家屋を行政が持ち主の代わりに取り壊すことができるという法律がございますので、この法律に基づき、持ち主にかわり危険な空き家を取り壊し、かかった費用を持ち主に請求します。

ただ、ご想像いただきたいのですが、これはとても強い権力の行使でして、言わば個人の建物を行政がある日突然取り壊すということは、一般的にはあり得ないことです。私有財産を守るという権利よりも公共の福祉を優先させたい場合に、幾つかの手順を踏めば行政代執行をおこなってもよいということになっております。どこが該当するかはお伝えできませんが、実際には10件ほどが対象物件となっており、行政代執行の検討段階の空き家もございます。

おっしゃっていただいた空き家につきましては、老朽化の進行度、住めるかどうか、倒壊の危険性についての判定などをすることについては難しいですが、猫の住処になっている空き家などは市の生活環境課が敷地内に入らない範囲で何らかの対策はしているようです。ただ、最低限、持ち主さんで改善していただくように何度も何度も働きかけをおこなっている状況です。

 

市民:  

みんな知っているとは思いますが、人が住めるような状態ではない。持ち主さんも放置しているような状態だけど、近隣の人は不衛生だしすごい迷惑になっています。

あとごみ屋敷。長らく家をあけておられることもあって、この持ち主さんもなかなか片づけられていない。

 

市長:

個人の権利に関することについて、私の口からは非常に発言しづらいですが、敷地内には入れませんが、敷地周辺部分についてはご本人の同意も得まして、生活環境課で臨時家庭ごみという形で収集をさせていただいたことはございます。量でいうとおよそ2tダンプカー2台分ほどであったと聞いております。ただ、敷地内には入れませんので、少なくとも敷地外に出ている部分は対応させていただきました。土地の所有権云々について、私の口からの発言は差し控えさせていただいと思います。

 

市民:  

市長が話しにくいことばかり言ってますね。でも、市長を困らせたいのでなくて、我々が困っている。

 

市長:

そうですよね。

田原地域を走る自動運転車両

市民:  

それと、田原の自動運転。あの自動車のことを少し教えてほしいです。

 

市長:

四條畷は、だいたいの形でいうと横の楕円形に近い形で、東南の方向に少し突き出たような形をしております。国道163号線が東西に走り、その163号線と直角に交わる形で外環状線、JR線が南北に走り、JR線の図でいう右側、東側に山がありまして、この山を越えたら、田原地域があります。

市が走らせている公共交通には2種類あり、一つが田原とJR四条畷駅を結ぶコミュニティバス。これは、さきほどおっしゃっていただいた大きな赤いバス5台が往復して走っています。

もう一つが、2年前から実証運行という形ではありますが、小型の乗り合いデマンドタクシーというものを、南野地区や岡山東の山手側に走らせております。

田原地域は、歩いて駅に行くのが難しい地域になりますので、これはどうしても公共交通が必要となってきますが、運転手の担い手不足などの関係で、5台のバスにかかる費用が年々上がってきており、年間で2億円に近いぐらいの費用がかかり、市の中でもとても大きな事業の一つです。ただ、田原にお住いの方からは、それでももう少し便数を増やして欲しいというお声が当然あります。

少し前のデータにはなりますが、四條畷市は、1人当たりの公共交通に費やす予算額が、近隣の市と比べると既に5倍近い額になっておりますので、これ以上便数を増やすことはなかなか難しい。

現在、大型のコミュニティバスは、田原地域の南側の緑風台やさつきヶ丘から、田原台の8丁目や9丁目を巡って、四条畷駅まで到達している。ですので、田原の中を1巡するだけでも時間がかかってしまい、往復にも時間がかかります。

いま実証運行をおこなっているのは、その大型バスの中継、基地となる場所と四条畷駅を直通で結んで、基地を起点に田原地域内を巡る別の巡回ルートのようなものがあれば、大型バス自体の往復は数多くできるので、バスの台数を増やさなくても便数が増やせる、また地域の人は地域の中を移動できる。そういう考えでこの取り組みを進めています。。

田原台は新しく開発された地域になりますから、西部地域と違って道路などが比較的広めに整備されているエリアも多く、自動運転であれば、運転手の確保等の予算問題も解消していきますから、国や府から補助金、企業からのご寄附をいただきながら、先般10月、地域内の自動運転車と各地域を電気自動車がデマンド型で走る実証実験を始めました。

将来的には交通のハブ化を目指して、何とかこの先の未来も田原地域とJRをつなげるような取組みをしていくという意味で、自動運転車の実証運行の取り組みをすすめております。国の補助金をいただいて実証実験をおこなっており、次年度以降の本格的な導入にむけて進めていけたらと思っております。

 

市民:

道路の運行はもちろんですが、その自動車自身の性能はどういうものなのでしょうか。

 

市長: 

自動運転自動車についてはタイプがいくつかございますが、自動車自体は、例えていうならば大きめのゴルフカートのような形の車です。車体にはセンサーが備わっておりまして、事前に田原地域の地図を全てデータ化して取り込み、センサーの働きで運転手さんがハンドルを持っていなくても止まったり、曲がったり、車を避けたりすることができます。緊急停止ボタンなどを操作するために地域のボランティアの方に運転手席へご乗車いただいておりますが、基本的に運転はしてはおりません。

 

市民: 

そういう自動車、私がテレビでよく見かけるのは日産自動車。それは電気で自動運転という、画面で見るだけではよく分からないですが、すごい車があるんだと認識しておりました。田原の自動運転の自動車は、どなたがどんなふうに造られたのか分からないですが。

 

市長:

自動運転の車というのは先進的なもので、一般的なゴルフカートを改良する形で自動運転の機能を装備させる車を名古屋大学さんが研究・開発されております。その車を四條畷市で導入して実証実験をおこなっております。ただ、現在は実証運行なので、来年度、それを正式に導入するかどうかはまだ決まってはおりません。

 

市民: 

そうですね、やはり地域によっては、西側はわりとバスなども利用できますが、田原の人はやはりそういうのができたら助かるだろうなとは思いますが、西側から見たら、少し遠いところのものを見ているような感じです。

 

市長: 

確かにそうですよね。事前にいただいたご意見は以上でしょうか。まだまだ時間はございますので、その他何かご意見等ございますか。

学校運営協議会・青少年指導員

市民:

学校関係のほうで。現在、学校評議員というのがなくなって、CS、学校運営委員会というものが四條畷中学校をモデルに立ち上がって、今年1年、いろいろな協議をしてきました。たぶん今月から田原中学校、西中学校でも立ち上がっていくとは思いますが、やはりすこやかネットが、畷中校区では現在も活動しております。その中で、活動経費というのが絶対的に必要なのですが、このCSに関して予算がないんです。地域で広めていこうと思ったら、やはりお手紙を出さないといけない。学校の子どもさんに関しては、忍小、畷小、畷中はお便りで、CSのこういう形が立ち上がりましたという案内はさせていただきましたが、活動するにあたっては、地域の方々に協力をお願いするお手紙が出せないというのが現実です。

今年1年やっていて、来月にやろうとしているわけなのですが、やはり地域に広めるためにはどうしても予算というのが必要になってきます。教育委員会のほうに聞いたら予算はゼロと。田原中、西中もゼロ。四條畷市内全部の3中学校で活動をしていく中で、子どもたちのため、学校のためって言われるけれど、予算がないのに何をしろというのか、その予算についてお聞きしたい。

あと、青少年指導員もここ何年かは活動していないですが、いままで持っていた予算がもう底をつき始めて、昔のボランティアさんの部分でA、B、C、Dというランクに分けられていて、その部分で残っている部分があるのでしょうけど、一応市長さんからの委嘱という形で青少年指導員は活動しておりますが、もう予算が底をついてきている状態です。予算がもらえなくなると活動もできないという形にはなってきます。

そこで、予算がない、予算がないと言われているので、申し訳ないですが、そこら辺を少し詳しく教えていただければ。

 

市長:  

ありがとうございます。1点目の学校運営協議会の件ですが、これは文部科学省が数年前に全国一律に導入することとしました。いまおっしゃっていただいたように、本市としては、もともとすこやかネットさんなどに様々な活動をしていただいており、これまで培ってきた在り方に対して、国から言われた新しい制度を何とか導入していかなければならなくなったため、両方の制度が一体にまとまっていない、そういう過渡期にあろうかと思っています。

いま予算のご意見をいただきましたが、そもそも予算として上がってきている記憶もなく、教育委員会でも、今年度新たな試みとしておこなっている最中で、どれくらいの予算が必要になってくるか予測できないので、おそらく今年度に予算をあげているのだと思います。、少なくとも最後の予算査定は私も確認いたしますが、この学校運営協議会費用というのを見た記憶がないですね。

 

市民:  

そうなんですか。

 

市長:

ですので、おそらく今回のようなご意見を受けて、教育委員会としても予算を上げていかなければならないと気づき、今年度、予算を要求しているのではないかと思います。

 

市民:  

いえいえ、最初から予算がないと運営できないよというのは言っています。

 

市長:

ありがとうございます。従前の学校評議会制度いうのは基本的には市議会議員さんのように、運営を評議員さんにしっかりとチェックしていただくという考えですが、学校運営協議会は共につくり上げていこうというニュアンスに近い制度かと思っています。

コロナ禍の直前に国からこの制度を進めていくよう言われておりましたが、コロナ禍に突入し、学校のほうも感染症対策や、1人1台のパソコン導入など複数の事業を同時に進める中で、非常に業務が煩雑になり、行き届かなかった部分もあろうかと思っております。

ただ、これは前に進めていかなければならない事業ですが、教育委員会のほうも説明不足や準備不足の面などあったかと思います。

これについては、地域の方にご協力をお願いするにあたり、まずはどういう制度か知っていただかないと協力も得られないと思いますので、そういった面も含めて、今後のさらなる対応を私も含めて一緒に考えさせてください。

2点目の青少年指導員さんにつきましては、事務局機能そのものが条例、規則、要綱、言葉が難しいですが、ルール上、市の青少年育成課で担うとなっております。この数年来、団体事務の見直しをおこなっておりますが、青少年指導員さんの位置づけについてはこれまでと何ら変わりがないので、予算上の措置について変化はないかと思います。

 

市民:

そうなのですか。

 

市長:

はい。ですので、増額をした、減額をしたという記憶もございませんので、いまおっしゃっていただいた予算不足については、事務局の青少年育成課に、こういう予算が足りていないなど積極的にお伝えいただいて、予算として計上していただく形になろうかと思います。

 

市民:

先月の理事会のときに、みなさんが予算について発言されていまして、青少年育成課のほうで出してくれというのは言いました。できたらそこら辺の部分、どうしても必要経費という部分では予算がいただけたらというのでお願いします。

 

市長:

ありがとうございます。他の地域でもやはり議論になりましたが、四條畷市自体が、犯罪発生率や交通事故発生率など、他の北河内の市と比較しますと低い水準にあります。これはやはり青少年指導員さん、防犯委員の皆さん、地域の皆さんの多大なるお力添えで、そういうまちと認識されている部分がございます。また青少年育成課からどういう議論があったのか聞いておきます。ありがとうございます。

旧東小学校・旧南中学校

市民:

すみません、よろしくお願いします。3点ほどお聞きしたいです。

少年野球をやっている関係で、一つは東小の跡地と南中の跡地をどうするのかということと、青少年コミュニティー運動広場ですが、市長も来られて見ていただいてますし、いつも文句を言っているのでご存じだとは思いますけど、もうグラウンドがガタガタで、整備をすると石ころがどんどん出てくる。そのうち誰かケガするじゃないかと思っているので、今後どうされるのか。先ほどから予算がないというのも聞いてはいますが、その辺を踏まえて、今後どうなるか、そのことを聞きたいです。よろしくお願いします。

 

市長:  

ありがとうございます。全て関連したお話でしたので一括でご説明いたします。

まず現状、市内の公共施設、市役所など様々な施設がおよそ築40年、50年と経過してきており、何らかの大きな改修をするか、建て替えをしなければならない時期にさしかかっております。それがまず一つ。

東小学校、南中学校につきましては、地域の皆さんと様々な対話をさせていただいて、学校教育環境を考えたときに、少人数の規模では学校運営などを継続させるのが難しい側面もあり、地域の皆さんにご理解をいただいて、平成30年度末をもって廃校とさせていただきました。その節については、様々、意見交換や、ご協力をいただきましたことを改めてこの場をお借りしてお礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

その上で現在、旧東小学校・南中学校となっているわけですが、まず、四條畷の各エリアに指定避難所というのがございまして、小中学校や総合センターなどが指定されておりますが、皆さんご案内のとおり、どうしても山裾側は土砂災害警戒区域となっておりまして、一定土砂災害を止める工事等も大阪府さんにしていただいておりますが、やはり大きな災害が起こるかもしれないという観点から、この旧東小学校・南中学校跡地エリアには、何とか早く避難所機能を含めた、例えば体育館やコミュニティーの機能を持った施設、これを我々としては建てていきたいという思いで進めております。

青少年グラウンドや市民グラウンドが市域の偏った場所にあるのも問題かと思います。市が掲げている目標、未来予想図としましては、市民グラウンドはそのまま残しつつも、青少年グラウンドを、旧東小の場所に校舎等も含めて青少年グラウンドのような形できれいに整備をさせていただく、旧南中エリアに体育館機能、避難所等機能を含めたコミュニティーの場、そして公園のような場所の整備する。そうしますと、現在の青少年グラウンドの部分は、タイヤ公園がすぐ横にありますので一体的に活用して公園のようなものにしていけば、四條畷市内の各小学校区ごとに、比較的大きめの公園を配置できます。いまその方向性で進めているというのが南中学校跡地、東小学校跡地、青少年グラウンドの考え方です。もちろん石ころの問題は、その場その場で対応させていただくのですが、根本的な対応としては、同じ場所にある2か所のグラウンドを、何とか南北に1個ずつ整備していきたいというのが、いま考えている大きな方向性になります。

とてもいい質問をいただいきましたが、市としてはそういう計画をつくって進めていきたいところですが、現在、市議会で特別委員会が立ち上がっておりまして、この公共施設をどうしていくかというところを議論されております。議会のほうで一つの事柄を集中的に議論する際は、この特別委員会というものを立ち上げて集中的に議論される。現在の市議会議員の皆さんの任期がこの春までですから、議員の皆さんの任期中に一定の結論を出していくとお聞きしておりますので、この春までには一定の答えが出る予定です。もしかしたらもう一年さらに集中的に議論されるとなれば分からないですが、結論が出されましたら、我々としては、すぐにでも予算を上げて、まずは南中学校部分に着手いたします。こちらに体育館・避難所機能等ができれば、東小学校部分に取りかかれますので、新たにきれいなグラウンドができる年数が見えてくるのですが、行政としては議会の議論を注視している状況です。ありがとうございます。

子どもの学力

市民:

直接我々の日常生活に直結した問題ではないですが、市の発展から見ると、大きな問題だと思う点で気になる点が一つございます。それは四條畷市の子どもたちの学力なんです。大阪府はとりわけあまりよくないほうで、47都道府県の中でも下、後ろのほうですね。その中でも、さらに四條畷市はほかの市町村に比べてうんと下、下位の方だということで、ここ何年間かずっとそういう状態が続いております。そういうことで、市長をはじめ教育委員会のほうは、それに対してどのように考えていただいているのかというのをお聞きしたいと思います。

 

市長:

ありがとうございます。とても大事なお話かと思います。全国学力調査というのがございまして、それを基にした平均点、いわゆる偏差値が、大阪は最下位の次ぐらいですので、その中でもさらに四條畷は下位にはなります。偏差値や平均点というのは全体をならした値が出てきますが、教育委員会としてもう少し詳しく分析してみますと、四條畷市の学力平均が低い理由は2種類あるようです。

1点目が学校以外の塾や自宅での学習時間が少ないということ。学力調査と一緒に生活実態調査のようなアンケート調査も同時におこなっています。他市と比べて四條畷市の子どもたちの顕著な特徴として、自宅ないしは塾、要は学校以外で勉強する時間が1日30分未満であると答えた子どもの割合がとても高い。これが特徴の一つです。生駒市さんなどと比べると倍以上の開きがあります。要は、学校で勉強していても、自宅等で学習する習慣がつけられていないというのが一つ。これが教育委員会の大きな課題となっています。コロナ禍になり、令和2年度に子どもたちに1人1台のタブレット型パソコンを整備ししましたが、今年度、さらにAI型ドリルというものを導入しました。それはどういうものかというと、問題集だとすべての子どもが同じ問題を解くことになりますが、やはり自身で問題をといて進められる子どももいれば、つまずきを感じる子どももおります。AI型ドリルであれば、問題を解いて正解であればマル、不正解であればバツがつき、マルが多い子どもには徐々に難しい問題を出題し、バツが多い場合は復習問題を出題するなど、AIが自動で問題をつくって採点もしてくれる。3、4千万円ほどかかりましたが、子どもの学習意欲を高める目的と、保護者から問題集を買い与えられなかったとしても、自宅で自分一人でも学習に取り組めるような仕組みをとり入れて、何とか自宅学習時間を伸ばすことを目指しています。

もう一つの特徴が、いわゆる学力高位層が少ない、よくできると言われる子が少ない。学力高位層が増えれば、平均が上がりますが、よくできると言われる子たちの数が少ないので、平均すると偏差値が低いと出てしまいます。

もちろん、いわゆる学力に課題があるお子さんの自宅学習支援も必要ですが、市としての偏差値を上げていくために、実は学力高位層への働きかけも大事になってきます。今回AI型ドリルを導入した理由として、学力が高いお子さんに対しては難しい問題がどんどん出てくる仕組みだからです。学校の先生も、クラスに比較的よくできる子と課題がある子がいれば、課題がある子に注力しがちですので、よくできる子は、どちらかというとクラスで先生からあまり勉強の指導を受けれない状況になりやすい。そういうことを防ぐため、また学力高位層を増やすためにも、AI型ドリル等を活用していきます。もちろんそのドリルに頼りきりではなく、授業の仕方や改善には継続して取り組んでおります。今回の学力調査で四條畷市の課題が非常に明確となりましたので、その課題の解決に向けて尽力していきたいと思います。

ですので、いまおっしゃっていただいたように、結果として学力は決して高くないと。ただ、これらの取組みの成果が1年では出ないでしょうけど、2年、3年と継続して取り組んだ時にどういう効果が出るのかというのを、ぜひ楽しみにと言うとプレッシャーになりますが、ご期待いただければと思います。

図書館支援員

市民:

ありがとうございます。そのことに付随してというか、お礼なんですが、各小学校、中学校の図書室に学校支援職員さん、司書の方を置いていただきました。一番最初は田原で実施されたようなのですが、そうしたら、たちまち子どもたちが図書館に、本に興味を持って、利用が非常に増えたという話を聞きまして、それでその結果、教育にどんなふうに作用するか、一等いい方向に進むと思いますが、そういうことの調査報告もしていただけたらすごくありがたいと思います。

というのは、青少年指導員さんなどには予算がないとおっしゃっていましたが、そういう教育のところに若干の予算をつけていただいたからこそ実現したのだと思います。 

時間もなくなってきましたが、私が自身の子育てのとき、1年生のときの担任の先生が、おうちに帰ったら、なんでもいい、10分間でいいから、あなたが本を読んでおうちの人に聞いてもらいなさいという指導をされました。それで、その先生は毎月学級新聞を作っておられてましたが、入学時の子どもたちの表現能力と、夏休みの直前の学級新聞の表現、もう全然違いました。それで私、ああ、本当に本の力ってすごいなと実感したのですが、四條畷市のほうでは一応そういうことにも力を入れてくださっておりますので、ありがとうございます。感謝します。

 

市長:

ありがとうございます。図書館支援員さんの件につきましては、この5、6年で徐々に拡大し、たしか2年ほど前に全小中学校への配置が完了いたしました。

私もすべて見学させていただきましたが、おっしゃるとおり、やはり支援員さんがおられると、特集コーナーを作っていただいたり、子どもの興味を引きやすい学校図書館造りをしていただいたりと、明確に貸出し冊数が増えている状況にございます。

あとは、読書が国語力の点数につながってくるのではないかというお話かと思います。四條畷市では、子どもの読書については、読書推進に関してだけの計画を立てております。学力と結びつけて考えてはおりませんが、やはり本に興味を持つ、望ましい読書時間がどれぐらいか、そういうことを指標としています。読書の推進が、国語力にどうつながっているかというところまでは情報としてはございません。今日ご意見をいただいきましたので、国語力と読書推進がどう関係しているのかなどを含めて、分析できるかどうか教育委員会のほうに伝えておきます。

予算のことをおっしゃっていましたが、図書館支援員さんもそうですが、現在、学校設備に相当予算をかけており、やはり学ぶ環境というのは大変重要だと考えております。例えばエアコンに関しても、自治体によってはまだエアコンがついていないところもありますが、四條畷は普通教室、特別教室、体育館と、現在すべて新しい空調設備を設置しております。おそらく大阪府内でもそんなところほとんどないかと思います。やはり熱中症などの事故が多くみられるようになった昨今、非常に大事なことかと思います。また、トイレの洋式化についても、この数年で大きく進んできております。

我々ができるのは、やはり学びの場としての環境整備の部分になります。教育委員会には学校の先生の指導などを頑張っていただきたいと考えています。ただ、先生たちが全て手書きで作業されていた業務をなるべく効率化するための校務支援システムを導入するなど、先生方の働き方の改善に関する部分にはなるべく積極的に、もちろん実現できるように予算措置をしてきたつもりです。もちろん足りない部分もあるかと思いますが、やはり今の子どもたちがこの未来の四條畷市を支えてくれるわけですから、引き続き教育の分野にはなるべく惜しまず予算を使っていきたいと考えております。ありがとうございます。

 

市民:  

今、タブレット学習の話が出ました。それはそれで今の時代に絶対必要なものです。例えば、今日のこの集まり、一斉メールで連絡しました。以前は、はがきでお知らせしていました。そうしたら、去年の決算報告、予算案の説明、そのときには理事の承認が要りますから、休まれたら困ると思って、そうしたら出席率がすごくよかったんですよ。用事のある人が1人欠席されたぐらいで。だから、実は今日の案内をハガキにしようか、一斉メールにしようか悩みました。大勢来たからどうこうじゃないけれど、せっかくの機会。市長とお話しできる機会は、そうそうないので、できればこういう集まりには出られたほうがいいのではないかなと。

それと、もう一つは予算の話、最初に聞いた時の本当にひどい状態から今や有数のところまで四條畷市がなったと。会長会のときに、私が話した部分ですけど、7,500円のみんなで頑張ろう商品券、もう皆さん届きましたか。

 

市民:

私は届いてないな。

 

市長:  

まだ届いてないですか。そろそろ届くのではないかと思いますが。

 

市民:  

私は他市も同じように来たものと思っていました。他の市の人たちの状態を知っていますか。四條畷は総額7,500円です。ある市は、6,500円。なおかつマイナカードがある人は4,000円を持っていって6,500円の券をもらう。マイナカードがない人は5,000円を払って、6,500円の金券をもらうと、こんなことを聞ききました。それですごく驚きました。先ほども最初に予算の話をされてましたが、財政状態がひどい状態からここまで良くしてくれた、もちろん色々な人の協力があっての上ですけど、やはりそこをリードされた市長の手腕、これは認めてもいいのではないかと思います。

もう一つ、ある市は6,500円で、なおかつ1家族2枚だけ。四條畷は9月在住であれば全員でしょう。そういうことを知らなくて、他の市の話を聞いてときにすごいな四條畷と。ほか市のことは細かく知りませんが、やっぱりそういうことはハンデがあるみたいですよ。四條畷は一律全員なので、これは感謝してもいいのではないかと思います。

すごく嫌な思いもされたのは知っています。予算をカットして、カットされたところはすごく文句を言いますよね。だけど、それをしないとどうにもならない状態、本当にひどい状態やったと聞いていますので、また今日お話しを聞かせていただいて、私は今日ここへ来れてこれだけでもよかったと思います。ありがとうございました。

 

市長:  

ありがとうございました。商品券事業は、皆さんの手元に冊子の形でお届けしておりますが、どういうデザインにするか、どう発送するのかなど、やはり準備や事務作業が大変です。本日、商品券事業の責任者が後ろに控えておりますが、今の話をうかがって、苦労のかいがあったと感じてくれているのではないかとい思います。年末年始、何かと入り用かと思いますので、ぜひ積極的にご活用いただきたいです。ただ、お金の扱いになりますので、郵便局さんから手渡しで受け取っていただく形になるかと思います。家におられない場合、不在票などがはいっていたりしますので必ず届くかと思います。

せっかくの機会ですので、まだ意見を言えていないとか、言い足りなかったとか、ございませんか。

自宅療療養者等生活支援

市民:  

娘が八尾におりますが、感染者が多いときだったので、食事というか、買物にも行けず、保健所にもつながらなくて、1週間、10日、そのままつながらないままという形でしたが、知人の議員さんにお伝えしたら、即保健所につながったという感じ。ただ、食事が1人分だけしかもらえなかった。四條畷市は、即食事も届けてくれるので、それはすごいなと。娘は、何日間もかかって、買物にも行けない、子どもたち、小さい子にお菓子も与えられないという状況の中で、四條畷はそれだけ即お食事がもらえたということで、それはすごいなと。今後もそういうことってつながっていくのですか。

 

市長:  

ありがとうございます。今おっしゃっていただいた自宅療養者支援制度というのは、基本的に大阪府さんの事業ですが、保健所さんが忙しいとなかなか届かないとか、最短でも3日、4日かかかるということがあったので、市としては、やはりそれだと、その3日、4日の間、食材や備蓄などがなかったら困ると考え、何とかなるべく翌日には食材等をお届けできるよう対応いたしました。市の職員に管理栄養士がおりますから、栄養面も考えて食材等を箱に詰め、なるべく翌日にお届けできるようにいたしました。第7波のときは大変な数だったのですが、なんとか翌日のお届けに間に合わせようと、シルバーさんなどのお力も借りながら、職員総出で箱詰め作業をいたしました。小さい市なので何とかすることができたのだと思います。

第7波で想定より予算を使いましたので、この間の議会で増額しました。まずはこの3月ぐらいまでをめどに、第8波が来ても耐えられるような形で整備しております。

 

市民:  

ありがとうございます。コロナに関わる仕事、一応感染する確率の高い仕事なので、どうしてもやっぱりそこら辺が心配になります。主婦が寝込んでしまうと買物にも行けない状況で、四條畷はその場で即対応してくれるということでありがたいなというのは、今後も8波、9波、10波と来る可能性はあるので、そこら辺も含めて今後、続けていただきたいです。

 

市長:  

ありがとうございます。この事業も、保健センター主管でおこなっております。先ほどの商品券同様、相当さまざまな困難を抱えながら事業をおこなっております。いまおしゃっていただいたようなお言葉をいただけると励みになりますので、ぜひ伝えさせていただきます。ありがとうございます。

 

市民:

すみません、意見ではないですけど、今日参加させていただいて本当によかったなという思いがありました。先ほどの方もおっしゃっていましたように、平成の初め頃ですか、夕張に次いで2番が四條畷だというほどの赤字続きで大変という話を聞いた中で、今日、最近は財政が健全化されてやりやすくなってきたという話を聞いて安心しました。お話しさせていただいて喜んでおります。市長のおかげだと思いますけど、お若いですので頑張っていただきたいと思います。ありがとうございました。

 

市長:  

ありがとうございます。20数年にわたって、相当いろいろと至らない点も多々ありましたし、私としても反省すべき点は多々あるのですが、やはり先人方々、市民の皆さんもそうですし、市職員も含め、皆さんのご協力で今の状態があると思っています。今の我々の責務は、この状態を次の世代にしっかりと残し続ける。やはりどこかの世代で取り崩してしまうのは、無責任ですので、何とかいい状態を次につないでいけるように今後も頑張っていきたいと思います。引き続き、こういった対話会などで貴重なご意見を聞かせていただきながら市政運営をさせていただければと考えております。

もしほかになければ、これで終わらせていただきますが、よろしいでしょうか。

では、改めまして、平日の夜の出づらいお時間にご参加いただきましてありがとうございました。これで終わらせていただきます。ありがとうございました。